今週のテーマ

地震対策 2007

2007年 1月15日(月) 放送分


すぐそこにある危険

首都直下型地震が発生した場合、負傷者16万人のうち、およそ34%が家具の転倒によるものだと予想されています。防災グッズを使って、自宅で簡単にできる家具の転倒防止対策をご紹介します。

今回、ご協力いただいたのは、世田谷区にお住まいの丸山さんのお宅。現在、夫と姑さんの3人住まいです。丸山さんがもっとも心配しているのは、キッチンでの対策。まず、チェックが入ったのは、備え付けの食器棚。地震でガラスが割れて飛び散ったり、扉が開いて食器が飛び出してくる恐れがあります。ガラス飛散防止フィルもは、サイズに合わせてきって、必ず部屋側のガラスに貼りましょう。こうすれば、ガラスが割れても部屋の中に飛び散りません。






2007年 1月16日(火) 放送分


震度6、その時どうする?

本日は、家にいるときに大地震が発生した場合の対処法や、地震後に役立つグッズなどをご紹介していきます。また、池袋防災館で地震の揺れを体験し、消火器の使い方を学びます。

夕方6時、台所で夕食の準備をしている時に、地震が来たという設定。その時、震度6の強い揺れを感じたらどうしますか?火にかけてある鍋から離れているのがポイントです。姫は、いきなり火を消して50点でした。主婦歴30年の丸山さんのチャレンジも同じく50点でした。二人とも50点だったのですが、その理由は?強い揺れを感じるとガスは自動的に止まるので慌てなくても大丈夫。無理して止めようとして、ひっくり返った料理などでやけどをする方が危険なのだそうです。大きな揺れを感じたら、まずテーブルの下に隠れて身を守りましょう。








2007年 1月17日(水) 放送分


本当に必要なものを
大地震が起こった後、数日間は水道、ガス、電気などのライフラインが止まってしまう可能性があります。援助が来るまでは自分で生きていかなければなりません。震災後の備えとして日頃から用意しておきたい物をご紹介します。

非常用の持ち出し袋だけでは、チョッと心細い、震災後の備え。阪神・淡路大震災では、ガス全面復旧まあで、84日、水道90日、電気7日の困難な生活がつづきました。人間の体のおよそ75%は水分だと言われています。5%の脱水症状でも体調が悪くなります。必要な水分量はひとり一日約3リットル。公的な支援までに3日かかると予想されているので、その分を確保しておきたいところです。食料も同じく一人3日分のご用意を。最近は、水を注ぐだけでご飯ができる保存食もあるので、自分の好みに合わせて選び、保管しておきましょう。






2007年 1月18(木) 放送分

家までサバイバル

いつ発生するかわからない大地震。本日は、外出先で地震が起こった場合の危険な点や、身を守るための方法をご紹介します。また、交通機関が停止している中、自力で帰宅するために指定されている帰宅支援道路やサポートを行う場所などをご紹介します。

外出先の繁華街などで、大地震にあった場合は、看板やガラスなどに注意しましょう。更に震度6の強い揺れだと、その場で動くことができなくなってしまいます。そんな時は、身の回りにあるもの、例えばカバンなどで頭を守り、低い姿勢をとりましょう。大きな揺れは1分程度でおさまるので、落ち着いて、まずは自分の身を守りましょう。震度5以上の地震の場合、鉄道等、ほとんどの交通機関が止まってしまい、392万人が帰宅困難者になると予想されています。東京都では、16の幹線道路を帰宅支援道路に指定。また、都立学校やガソリンスタンド、コンビニなどが水道やトイレ、情報を供給してくれる事となっています。そして、大地震の後は携帯電話が繋がりにくくなります。そんな時は、災害用伝言ダイアル「171」を利用しましょう。






                                                                                                                                                                                               

2007年 12月19日(金) 放送分



地域で守る!

江戸川区のなぎさニュータウンでは、「自分達の住む街は自分達で守る」ために防災会を組織しています。防災会オリジナルの布担架や、彼らの独自の取り組みや、防災訓練の様子を取材しました。


1300世帯が暮らす「なぎさニュータウン」。スムーズな救出を行うには、情報確認が大切。そこで、阪神・淡路大震災の時に、家の玄関に残された家族へのメモがヒントとなり、このシートを発案。このシートを住民が避難するときに使えば、動作確認の手間が大幅に減ります。また、電気、ガス、水道のチェック欄もあり、2次災害予防の効果も。さらに連絡欄で家族の居場所も確認できます。12年前に起きた、あの未曾有の大震災が「なぎさニュータウン」防災会発足のきっかけとなったのです。











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