八王子の農家のお嫁さんたち１５名が市内の３箇所で開いている農産物の直販所・八王子プリンセスマーケット。その一員である小俣さんの畑では、青菜類を中心に年間およそ３０種類の野菜を手掛けています。農薬は使わず、あくまで手作業が中心。八王子プリンセスマーケットでは、畑見学会を開き、農業についての知識を深めたり、焼死者交流会で料理教室などを開き、農作物にたいする理解を深めてもらうなどの活動を積極的に行っています。

都内でも屈指の野菜産地、ここ清瀬市。ニンジン、サトイモ、ゴボウは東京一の収穫を誇っています。そんな中、今もっとも注目されているのが大根。清瀬市の農家では、葉付きサラダ大根をブランドにしたいと努力しています。その特徴は、根の部分が短く、葉っぱまで食べられ、核家族にピッタリの使い切りサイズ。また、葉っぱの方は、普通の大根の２倍の栄養価があるそうです。清瀬市の農家では、この大根を知ってもらおうと、おすすめレシピ集やカレンダー作りなども行っています。

東京のイチゴ栽培は、一年を通じて生産できる「純ベリー２」の生産を行っている八王子の農家、日野市のイチゴ研究会、そして世田谷区などごく一部。そんな中で練馬区でイチゴの栽培を２０数年行っているのが内堀さんの農園。市場から近いため、ギリギリまで畑で完熟させたものを出荷することが出来ることから、内堀さんのイチゴは味が良いと評判です。東京には梨やブドウなどのように既にブランド化された果物があります。練馬区でも平成６年から「促成イチゴ栽培」を導入。ブランド化をめざして生産農家も増えています。