今週のテーマ

大島紀行2006・前編

2006年 9月25日(月) 放送分


新たな魅惑を求めて

東京サイトでは、今回で3回目を迎える大島紀行。今回の大島紀行では未だ知られていない、大島の自然、食、文化など、ジャンルを問わず、様々なものにスポットをあて、2週間に渡りお送りします。

大島の知られざる新たな魅力を探し求め、姫は再び大島へやって来ました。大島へは、高速ジェット船で東京から、わずか1時間45分!快適な船旅を味わいながら到着した大島で、出迎えてくれた人は、なんと大島の藤井町長です。町長から渡されたのは、大島の魅力発見カード。裏に書かれたキーワードを頼りにいけば、新しい大島の魅力が見つかるというものです。今回の大島紀行はこのカードのキーワードをたよりに巡ります。







2006年 9月26日(火) 放送分


TSUBAKI革命

約500種300万本の椿が咲き誇る日本一の椿の島・伊豆大島。今日はそんな椿にスポットをあて、さらに椿の花を使った花びら染め、椿の実から搾りとられる椿油など、椿を使った仕事を営む人たちを取材します。

大島の特産椿油の老舗・高田精油所。こちらは四代目の高田義土さん。6年前に東京から島に戻り、家業を継ぎました。江戸時代から続く伝統的な製法にとことんこだわり、先代の教えを頑なに守り純粋な椿油を作り続けています。純粋な椿油は人の脂肪成分に近く、すぐに皮膚になじむため、サラッとしています。高い保湿力と酸化しないことから、食用・化粧用とどちらにも使えます。実は、今年4月、この精油所で一つの革命がおきました。80年間愛されてきた高田精油所の椿油。そのパッケージが一新されたのです。それは、椿油の魅力をもっと多くの人に伝えたいという、四代目の一大決心でした。








2006年 9月27日(水) 放送分


これぞ島味!
伊豆大島の名物・くさや。今回はくさやを作り続けて300年の歴史を持つ老舗をレポート。くさやの命ともいえるのが「くさや汁」。江戸時代より代々受け継がれてきた原液は、今も発酵を続けています。

藤文商店さんは、くさやを作りつづけて300年の老舗。独特の匂いを持つ特産品のくさや。その匂いの秘密がくさや汁。かつて、魚を塩水に浸して干物に保存していた時に、塩や水が高価になったことから、液を使い回したのが、その始まりと言われています。液の中で魚の成分が発酵し、ビタミン類・アミノ酸が豊富に含まれており、かつては薬の代わりにも使われたそうです。このくさや汁に、開いた魚を一晩漬け込み、天日干しをしたらできあがり。夜は居酒屋でくさやを使った料理をいただきました。くさやのくせが気にならない、この料理。焼いたくさやの身をほぐし、ゆでた明日葉の軸をマヨネーズと混ぜるだけ。明日葉の代わりににんにくの芽を使ってもOKです。




2006年 9月28日(木) 放送分

御神火ミステリーツアー〜序章〜

今日は、きく姫が藤井町長自身が大島町の秘境を案内する「御神火ミステリーツアー」に参加。手付かずの自然が残るトウシキ海岸や三原山を訪れます。また、町長に三原山噴火時のエピソードなどをうかがいます。

今回は特別に、今年5月に行われた町長自らが案内する大島の秘境ツアーを再現していただきました。そして、やってきたのがこちら。ミステリーは三原山の頂上付近にありました。三原神社の祠と鳥居です。島では古くから、三原山の噴火を「御神火」として、信仰の対象に崇めらてきました。その山の神の力が奇跡を起こしたのか、噴火の際にも、この祠と鳥居は溶岩の難から逃れたのです。この後、さらに1986年の噴火によって形成された噴火口を訪ねました。その火口の底には今もなおマグマが静かに増え続けています。






                                                                                                                                                                                               

2006年 9月29日(金) 放送分



ようこそ!地底の楽園へ

1986年に噴火した三原山。今日は、その噴火によって誕生した、洞窟や裏砂漠と呼ばれる広大な「砂漠と火山灰の平原」など、三原山の壮大な風景をご紹介。ミステリーツアーでしか見ることのできない光景に姫も感動の連続です。

地面にぽっかりと開いた小さな穴を入ると、待っていたのがこちらの光景。この洞窟は三原山の火口近くにあり、溶岩流の表面が固まり、内部のガスが噴出してできた日本で唯一のホルニト洞窟です。この洞窟は、昭和26年の噴火の時に出来ました。天井から鍾乳石のように垂れ下がって見えるのは、タデ科の植物・八丈イタドリの根です。このミステリーツアーでしか見ることのできない神秘的な洞窟ですが、一般への開放も現在、島で検討されています。この洞窟が昭和61年の大規模な噴火でも崩れなかったのも、まさにミステリーと言えるかもしれません。









 

 



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