今週のテーマ

ストップ高齢者被害

2006年 9月4日(月) 放送分


見守りで防ごう!

今だに多くある悪質商法。巧妙になっている手口と騙されてしまう原因を探ります。高齢の方は意外に被害に遭っていることに気づいていない場合が多いようです。そこで、必要なのが周りの人が見守る事です。

後をたたない高齢者を狙った悪質商法・・・。東京都の消費生活総合センターに寄せられた相談は、3万件を超え、5年前に比べて2倍近くにも増えています。中でも特に多いのが「点検商法」。屋根や床下を無料で点検すると言って上がり込み、リフォームが必要だと、言葉巧みに契約を結ばせる手口です。高齢者の方の被害は、退職金や長年貯めた老後の資金があっという間に食い物にされてしまいます!高齢者の方を悪質商法から守るには、周囲の方の見守りが大切です。







2006年 9月5日(火) 放送分


見守りネットワークで早期発見!!

今日ご紹介する例は、悪質な訪問販売の被害にあった方の例。解決できたのは周りの方のサポートがあったからだそうです。被害に遭う人を減らすためにも、周りの人が被害に遭っていないかを見守るのがポイントです。

一人暮らしの伊藤さんが、悪質業者の被害にあったのは12月30日のこと。男は「今、水にいろいろと問題があるので水の話を聞いて下さい」と上がり込み、水道水にはガンになる成分が入っていると説明。月々の支払いは7,800円。これでガンにならないのならと契約した伊藤さん。しかし、その金額は、なんと59回払いで総額47万円!年を越して、ヘルパーの方が見慣れない浄水器を発見し、値段を聞いて、消費者センターに相談をしました。伊藤さんの住む新宿区には、高齢者の被害を防ぐネットワークが組まれています。近くにいる人が見守り、異変に気づいた場合、区に通報するというシステムです。








2006年 9月6日(水) 放送分


本当にだまされていませんか?
騙されない自信があっても悪質業者は巧妙にしのびよってきます。東京都では高齢者を守るために、介護者などに被害のポイントを教える講座を開いています。その中で教わった替え歌が被害防止に一役かっているそうです。

「自分は大丈夫!」そう思っていても、実は誰もが危険と隣り合わせなのです!そこで東京都では、高齢者の身近にいる介護事業者などを対象に、被害の発見と、その対応についての講座を行っています。身近なケアマネージャーや、ヘルパーの見守りは、高齢者にとって心強い味方です。講習の中で、講師の方は「騙されたのかもしれない、と思ったときに自分のプライドが許さない。もしも気づいた時には、騙された方が悪いんじゃなくて、話に乗っちゃったのは仕方ないよね。そんな感じで、ヘルパーさんに指導していただけるように」と受講者の方達にアドバイスをしていました。   




2006年 9月7日(木) 放送分

振り込め詐欺に遭わないために・・・

振り込め詐欺による被害は未だになくなっていません。いざというときに慌てないように、警察の方が振り込め詐欺の音声テープを持って、町会を回っています。電話が来ても慌てない、振り込まない、事実確認!

今なお、止まることのない振り込め詐欺。昨年、都内での被害はおよそ2900件、およそ59億円にも及ぶ被害が出ています。今回、防犯講座が開かれた向島地区では、今年、すでに14件もの振り込め詐欺が起きています。そこで街の防犯部もついに行動開始!まずはチラシ配布作戦!更に、下町の良さを生かして一軒一軒に声かけを行っていきます。慌てず、振り込まず、事実確認!「あやしい!」と思ったら警視庁総合相談センターへ相談してみましょう!




警視庁総合相談センター

TEL:03-3501-0110



                                                                                                                                                                                               

2006年 9月8日(金) 放送分



解決はまず相談から

高齢者の健康不安につけこむ悪質業者。本日は、39万円の磁気布団を買ってしまった被害者の方が、自らの体験を告白します。何事も周りに相談してから行動すればよかったと反省。その思いを伝えます。

肝臓に持病を持つ被害者の女性。健康になれならと思い、ついつい磁気布団を買わされてしまいました。価格は39万円。厚生労働省の医療器具として認証された布団って言われて、信じ込み良い商品に出会えたと幸せを感じていたそうです。そんなある日、悪徳商法の番組を見て、自分が騙されたことに気づきました。商品も、売り込みの手口も同じでした。しかし、返品したくてもクーリングオフの期間は既に過ぎていました。結局、消費生活センターに相談した結果、「肝臓にいい」と言っているのあれば薬事法違反になるとアドバイスを受けました。結局、効能を言った、言わないという話し合いの末、業者に10万円を損料として支払い、残りの約29万円を払い戻してもらう事ができました。









 

 



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