今週のテーマ

写真の魅力


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2006年 8月28日(月) 放送分


写真・映像の総合美術館

今週の東京サイトは東京都写真美術館から様々な施設、写真を通じて写真の魅力をお伝えします。今日は恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館の施設、企画展の告知などをご紹介します。

JR恵比寿駅から徒歩7分。洗練された佇まいの恵比寿ガーデンプレイス。その一角にあるのが東京都写真美術館です。写真と映像に関する、日本唯一の専門美術館として、1995年に開館以来、企画展の開催や、作品収集を行っています。収蔵する作品の中には、世界で初めて撮られたカラー写真もありました。併設されている図書館にも貴重な資料がたくさん収められています。写真は、今では入手困難になっている「ザ・ディサイシブ・モーメント」つまり決定的瞬間。後生の写真における表現法に大きな影響を与えた傑作です。







2006年 8月29日(火) 放送分


水中の神秘に迫る

恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館で、開催されている「中村征夫写真展」に出展中の水中写真家中村征夫さんにご自身の撮った写真について語っていただきます。

現在、東京都写真美術館では、海の神秘を伝える企画展が行われています。水中写真家の第一人者、中村征夫さんが40年のキャリアで撮り貯めた、世界中の海の写真218点が展示されています。生物の愛くるしい表情や、自然の雄大さ、不思議な魅力が宿っています。こちらは今回、中村さんが特に力を注いだというコーナーからの写真。世界中のサンゴが地球温暖化で枯れていっているそうです。海を見つめ続けてきた中村征夫さんの写真には、環境のささいな変化が克明にとらえられています。








2006年 8月30日(水) 放送分


海で出会った命の息吹
わが国初めての写真と映像に関する総合的な専門美術館として開館した東京都写真美術館。そこで開催されている「中村征夫写真展」。昨日にひきつづき中村征夫さんに、写真に対する思いや、情熱などを語っていただきます。

現在、東京都写真美術館では海中写真家・中村征夫さん写真展「海中2万7000時間の旅」が話題をあつめています。一瞬の命の輝く瞬間が撮りたいとおっしゃる中村さん。海の生き物の決定的瞬間を捉えた中村さんの写真には、美しいだけでなく、ユーモアたっぷりの写真もあります。海中は、驚きと感動に満ちあふれた別世界です。秋田県の自然の中で育った中村さんは、子供の頃から培った生命への探求心が、写真を撮る源になっているといいます。40年の歳月をかけた、中村征夫さんのライフワークを、ぜひ、あなたも体験してみてはいかがでしょう?                                                 




2006年 8月31日(木) 放送分

世界が見つめた写真

写真と映像という2つの専門分野を総合的に扱うユニークな美術館・東京都写真美術館。そこで開催されている「世界報道50周年記念展 絶望と希望の半世紀」。この企画展の注目のポイントをご紹介します。

世界で起こった出来事を写真で伝えるフォトジャーナリズム。その時代に、最も人々に印象と感動をあたえた報道写真を選ぶ世界報道写真展。この写真展では、衝撃的なニュースや時代を伝えた雑誌を中心に、年代別にわけてフォトジャーナリズムの歴史を振り返ることができます。この写真は、アメリカの政治風景を描き出すように依頼されて撮られた写真。大統領候補と一般人の写真を並立に並べることで、政治をつくるのは国民である、というメッセージを発信しています。この展覧会に展示されている作品には、人々の悲しみ、そして希望がいっぱい詰まっています。





                                                                                                                                                                                               

2006年 9月1日(金) 放送分



写真が伝えてきた時代

東京都写真美術館から、写真の魅力をお伝えしてきた今週。今日は、現在開催中の「世界報道50周年記念展 絶望と希望の半世紀」から、注目すべき写真を学芸員の方に解説していただき、写真の力・魅力について教えていただきます。

激動の50年。世界の報道写真は何を伝えてきたのか・・・。時代ごとにニュースや時代風景を伝えてきた雑誌。この写真は世界を変えた写真。ベトナム戦争とは無関係の村・ミライでアメリカ兵が行った殺戮を伝えたものです。この報道がなされて、ベトナム戦争を続けて正しいのだろうかと反戦ムードのきっかけを作ることになった一枚です。言葉だと伝わらないものが、写真だと全世界の人を動かすこともあるのです。たった一枚の写真が、世界を変える・・・・。それがフォトジャーナリズムなのです。









 

 



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