今週のテーマ

今こそ男女雇用平等



2006年 6月26日(月) 放送分


活き活きとした職場つくり

様々な職場で働く女性が増えた現在、男女共に、その個性と能力を発揮して働くことが出来る男女平等参画社会の実現が強く求められています。今月、6月は「男女雇用平等推進月間」です。今週は男女雇用平等の現状について考えます。

少子化や高齢化社会が進み、働く社会にも様々な影響が出ています。そこで、大切なのが働きやすい環境づくり。特に、働く女性にとって一番の問題は、出産や育児。そこで、育児や介護に関する法律の見直しが進められています。4月には、育児・介護休業法が改正されました。今まで、子供が1歳になるまで育児休業を取得できたのが、今度は、1歳6ヶ月まで取得できるようになりました。また、連続して3ヶ月取得することが出来たものが、分割でも延べ93日まで介護休業を取得出来るようになりました。


 



2006年 6月27日(火) 放送分


求められる女性の能力

2004年10月、日産自動車株式会社では、カルロス・ゴーン社長の提案により「ダイバーシティ・ディベロップメント・オフィス」という組織が設立されました。「多様性の推進と女性の能力活用」を支援するこの組織について取材します。

ダイバーシティとは日本語で言うと「多様性」。性別や国籍、文化の違いなどを活かす事が、会社にとっても競争優位になると考えています。その活動として、キャリアアドバイザーを置き、女性のキャリアアップのためのアドバイスが行われたり、研修を行い管理職の育成に取り組んでいます。日産では、ダイバーシティを取り入れた結果、女性管理職の数が、確実に増えているそうです。ゴーン社長の改革の風は、ここにもしっかりと吹いていました。

 




2006年 6月28日(水) 放送分


パートタイマーの現状
労働法で短時間労働者と定義されているパートタイマー。正社員に比べて働く時間が短いだけで、法律上は労働者にかわりません。しかし、女性が多い雇用形態だけに、出産や育児に関しての問題も・・・ 。

小森さんは子育て中にパート勤めをし、しかも社会保険労務士の資格も所得したという努力家です。現在は、なんと常務取締役。こちらの会社には、パートタイマーの店長さんも。60店舗中なんと、23店舗がパートタイマーの店長さんだそうです。退職金以外、待遇は、社員とほとんど同じ・・。みなさん、働きやすいスタイルを自分達で選んでいるそうです。仕事は毎日の積み重ね。そうやって培ってきて能力を流出させたくないと語る、小森さんでした。




2006年 6月29日(木) 放送分

育児をサポート

本日、姫が訪ねたのは老舗の総合卸売商社。従業員1000名のうち女性社員が700名と、圧倒的に女性の多い職場です。そのため、こちらでは女性社員への充実したサポートが行われてきました。

エトワール海渡が運営する社内の「エトワール保育園」は、昭和53年に開園した日本で最初の社内保育園。その後、社内保育園は数を増やし、現在では都内に144を数えるまでになっています。社内保育園誕生のきっかけは、結婚・出産で退社する女性社員が多かったため。優秀な女性社員に会社に残ってもらうために開園しました。ちなみに保育料は無料で、おやつ代のみ。保育士6名と調理師1名のスタッフがサポートしています。また、こちらでは「時短勤務」システムも導入。家庭と仕事を両立する女性にとって、ゆとりあるワークバランスがとても大切なのです。




2006年 6月30日(金) 放送分



介護休業の充実

昨年の「育児・介護休業法」は未だに全ての企業へ浸透してはいないようです。そんな中、パートでも社員でも利用できる独自の制度を設け、介護休業の充実を図っている、大手スーパーマーケットがありました。

多くの女性が働く、大手スーパー。こちらで働く彦野さんもそのひとり。勤務10年のベテランパートタイマーです。実は彦野さん、3年前に母親の介護のために8ヶ月の介護休業をとった経験があります。無理してでも同じ場所に戻れればと思ったり、辞めなきゃいけないと悩んだそうです。結局、会社の介護休業制度を利用して、介護に専念できたことが、職場復帰につながりました。働く女性をサポートする社会づくり。それには、すべての男女が平等に協力し合うことが必要です。







 




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