今週のテーマ

放課後の子供の居場所

2006年 5月29日(月) 放送分


理想の遊び場

親が仕事を終えて買ってくるまでの間、子供達はどこで、何をして過ごしたらよいのでしょうか?小学生への調査によると「自宅で過ごす」が最も多く、「公園や広場」「友達の家」の順番になっています。しかし、公園や広場などの公共の場に不安を感じる親達も・・ 。

今、子供達が安全で安心して遊べる場所が求められています。また、減っているのは、場所だけの問題ではなく、子供達の時間のゆとりも失われていると、専門家は指摘しています。社会は、大人は・・、子供達のために何をなすべきなのでしょう?東京都では、区市町村と連帯して、それぞれの地域にある施設を活用した子供の居場所づくりを支援しています。


 



2006年 5月30日(火) 放送分


学童クラブは、今・・・

八王子市立弐分方小学校の低学年240名。そのうち76名が利用している学童保育所をご紹介します。授業が終わってからの数時間、子供達の遊び場であり、居場所になります。特に決められた時間割はなく、みんながのびのびと遊んでいます。

現在、東京都内にはおよそ1400の学童クラブがあり、待機児童は、ここ数年増えています。もともとは、共働きなどの家庭の支援として、誕生した学童クラブ。そんな学童クラブにも変化があらわれています。実は、こちらの学童クラブを運営しているのは、民間企業。認証保育園としたスタートした民間企業が委託を受け、放課後の学校で子供達の遊びの場を見守っているのです。

 




2006年 5月31日(水) 放送分


図書室で地域の大人と・・・
今日ご紹介する子供達の居場所は、図書室。杉並区立方南小学校の図書室は「たけの子くらぶ」と名付けられ、放課後5時まで子供達の居場所として開放されています。また、ここは地域の大人と、子供達のふれあいの場ともなっています。

ここは子供達の遊び場となっているだけでなく、地域の大人達と子供達のふれあいの場にもなっています。都内の小学校では、児童数の減少によって使われなくなった教室を「余裕教室」として使用するなどの、学校施設の有効活用が進んでいます。こちらの図書館開放は、教育コーディネーターによって、学校と地域への呼びかけで実現しました。年の差を越えた交流が、子供達の成長に大きな影響を与えているようです。




2006年 6月1日(木) 放送分

商店街も一役買ってます

今日ご紹介するのは、商店街の空き店舗を利用してつくられた子育て支援施設や、商店街の集会所を利用し、地域の方々と協力し、月に2度だけ中高生が企画・運営を行う喫茶店です。

こちらは、地元商店街の集会所を利用した喫茶店。運営しているのは、中高生委員会の面々。彼らにとってここは、社会体験の場所であり、かけがえのない居場所となっています。中学生、高校生の思春期の頃は、地域の大人達と喋るのが苦手になりがち。そこで、商店街の吉橋さんが仕掛け人になり、この試みがはじまりました。普段の学校生活では体験できない接客業や、地域の大人達との交流。参加している中高生達には、貴重な体験になるでしょう。




2006年 6月2日(金) 放送分



小さな駄菓子屋の大きな輪

児童館などに務めていた経験を活かし、現在は遊びのプランナーとして活躍している高橋さん。そんな高橋さんが自宅を駄菓子屋に改造! ここは子供達にとって小さなアミューズメントパークです。

ここは子供達のパラダイス。高橋さんが自宅を改造した駄菓子屋は毎日、ごらんのように大盛況。それもそのはず、商品はどれも格安なものばかり。中には、お金を持ってこなくても、ここに遊びに来る子供もいました。オープンは8年前。数え切れない子供達が、この駄菓子屋「たかさんち」に足を運びました。そんな子供達を一人一人見守ってきた高橋さんは、こどもの成長をみられるのが嬉しいといいます。安全で安心な子供の居場所づくり、地域や社会全体で取り組んでいく大きなテーマです。







 




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