今週のテーマ

きく姫といく!下町バスツアー!

2006年 5月8日(月) 放送分


鳥にうっトリ

5月10日~16日は愛鳥週間。意外と知られていませんが、東京は野鳥の宝庫。400種類以上の野鳥を観察することが出来るんです。まずは、日本野鳥の会の安西さんに、身近にいる鳥の見分け方などをうかがいます。

東京都は山、里、川、島など環境が多様で、都道府県の中でも野鳥の種類が多い方です。また小笠原諸島には、ここにしか生息していない「メグロ」、伊豆諸島にしか生息していない「アカコッコ」など貴重な野鳥も暮らしています。そんな東京都のとりは「ゆりかもめ」。白くて愛らしい野鳥です。鳥の見分け方は図のように身近な鳥の体の特徴を憶えておくこと。例えばスズメにはほっぺたに黒い斑紋があることを憶えておけば、似たような鳥と比較する事ができます。ところで、近年問題となっている鳥インフルエンザですが、野鳥から人間に感染した例はありません。ご安心下さい。


 



2006年 5月9日(火) 放送分


東京のとりビア

愛鳥週間にちなんだ今週の東京サイト。今日は鳥に関するとりビア(雑学)を日本野鳥の会・安西さんにうかがいます。ツバメはなぜ人気があるところに巣をつくるの?鳥が羽毛を毛繕いする理由は?など、興味津々な話がうかがえました。

日本野鳥の会の安西さんが持ってきてくれた、野鳥のくちばしの模型。もし野鳥がわからなくても、くちばしの形から、何を食べているかがわかります。木の実や種を噛んで割って食べる野鳥は太いくちばし、サギなどの細長いストロー型は、泥や水中の生物を食べるため。鴨のようや平べったいくちばしは、水ごと餌をすくってたべるための形です。ところで、鳥には歯がありません。餌は丸飲みされることが多く、焼き鳥でお馴染みの「砂肝」で、飲み込んだ砂を使い、食べ物を潰す組織があるのだそうです。

 




2006年 5月10日(水) 放送分


恋する野鳥
本日は、鳥の求愛行動について探ります。外見を派手にして、メスにアピールするオス鳥など、鳥の世界では結婚相手選びの主導権はメスにあり、オスはメスに選んでもらうために頑張っています。また、野鳥の子育ての話についてもうかがいます。

初春から夏にかけて、鳥は恋に落ち、繁殖期を迎えます。そんな中、おしどり夫婦の例えでも有名なオシドリは、一足早く、2月頃にやってきます。オスが外見の派手さをアピールし、メスに求愛。集団の中で自分をアピールする、いわば「合コン」を行います。ところで、おしどり夫婦の例えですが、実はオシドリの恋愛は繁殖期だけで、次のシーズン前には別れてしまうのだそうです・・・。また、変わった子育てをするのはカッコウ。カッコウは、卵を他の鳥の巣にあずける鳥として知られています。親がいない間に他の鳥の巣に卵を生みつけ、数を合わせるため、他の鳥の卵を捨ててしまいまうのです!これを「托卵」と言います。カッコウの雛はモズに育てられ、本当の親を追って東南アジアへ渡っていきます。




2006年 5月11日(木) 放送分

鳥のトリコ

実は都内でもたくさん見ることができる野鳥。渋谷区にある明治神宮は都心にありながら、別空間のような自然溢れる場所。ここで行われる「探鳥会」を取材、参加者の皆さんと一緒に、明治神宮内の野鳥を観察します。

緑豊かな山の中でバードウォッチングとおもいきや、姫がやってきたのは渋谷区にある明治神宮。鳥を観察するのには、まず耳でどこにいるのかを確認することも大切だそうです。一年ほどすると、鳥の声がわかるようになるそうです。ここ明治神宮は、30種類以上の野鳥が観察できるバードウォッチングのスポットで、日本野鳥の会の方々がボランティアとして、野鳥の魅力を解説しておられました。取材中、一行が何かを発見したようです。見つけたのはキツツキの仲間「コゲラ」。愛鳥家達の視線をあつめる訳は、餌の昆虫を探す独特の動きだそうです。




2006年 5月12日(金) 放送分



野鳥の楽園

遙か数千キロを旅して日本にやってくる渡り鳥。そんな渡り鳥たちが羽を休める場所が都内にもあるんです。それが、都立東京港野鳥公園。ここには林や池などが設置され、約120種類もの野鳥が観察できます。

都立東京港野鳥公園は、鳥が暮らせる環境を守りたいといという地元の人々の運動がきっかけで誕生した公園。ここで、鳥図鑑などの挿絵を描くプロの画家だった谷口さんにお会いして、鳥の絵の描き方をおしえていただきました。鳥を上手に書くコツは、輪郭。タマゴを二つ描き、肉付けしていき上手な鳥の絵が描けました。この東京都野鳥公園の干潟で栄養を補給した渡り鳥たちは、遠いシベリアなどへ旅立っていきます。私たちのためにも、野鳥のためにも、いつまでも残しておきたい自然がここにはありました。







 




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