今週のテーマ

身近な研究機関



2006年 4月10日(月) 放送分


健康と安全を守る!

4月17日~23日は東京都の科学技術週間。都内の様々な試験研究機関の研究内容と成果を知ってもらい、身近に感じてもらおうというのが主旨です。まず、最初は都民の健康をまもるために研究続けている東京都健康安全研究センターからです。

こちらは都民の健康と安全に関わる、食品や医薬品などの検査研究、監視などを行う東京都健康安全研究センター。これまでにも様々な病原体の検査法を確定するなど、公衆衛生の進歩に貢献してきました。食中毒が発生すると、原因究明のため、各保険所が同センターに検査を依頼。搬入された検体を徹底検査し、原因となった物質を突き止めます。東京都では、この結果と保健所の疫学調査を元に、食中毒を出した店舗に、改善命令などの行政処分を下します。






2006年 4月11日(火) 放送分


土木技術を知ろう!

大都市東京を形成する道路や地盤など、こららの土木に関する様々な調査、開発、技術支援を行っているのが、東京都土木技術センター。道路の表面温度を下げる保水性舗装や、アーチ橋を使っての土木技術の原理をご紹介します。

江東区にある東京都土木技術センターは、道路や河川などの土木技術を調査・開発し、建設局の事業を支援する目的で、今年4月に再編成されたばかりの組織です。姫は今回の取材で、土木技術の基礎をまなびました。画像は、姫が研究所の方と作ったアーチ橋。レンガと砂だけで出来ています。土台の上にレンガを敷き詰め、敷き詰めたレンガの間に砂を詰めました。そして、土台を抜くとご覧のようなアーチ橋の完成です。この後、姫と職員の方で上に乗りましたが、見事にアーチ橋は2人を支えてくれました。






2006年 4月12日(水) 放送分


精神医学を学ぶ!
東京都精神医学総合研究所は、心の病の原因究明と治療、予防の研究を目的をとした日本で唯一の精神医学の総合研究所です。カエルの卵を使っての遺伝子の解明研究や、ストレス検査などを取材しました。

多忙な現代社会、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまい、心の病にまで発展するケースが多く見られます。そこで、日々忙しい姫も、ストレスの検査を受けてみることに・・・。特殊な機械をつけ、脳の血流、指の発汗などをチェックし、ストレスの状態を測定。まずは、リラックスした状態での身体反応を測定、次にランダムに数字を言うなど、脳に少し負荷をかけて測定。さらに落語の事や、普段の仕事の事を考えるようにして測定しました。測定器からは、ストレスを感じていることがわかりましたが、実はそのメリハリが大切なのだそうです。リラックスしている時は、リラックスを、刺激に対しては適切な反応をしていました。リラックスすべき時にリラックス出来ないなど、自律神経のバランスが崩れ始めることで、ストレス障害が引き起こされるといいます。






2006年 4月13日(木) 放送分

生き物に触れる研究センター!

東京都農林総合研究センターでは、都民に新鮮で安全な野菜や果物、畜産物を供給するために、新種の開発や品種の改良を行っています。その中から、青梅庁舎を訪ね乳搾りを体験。科学技術週間に行われるバター作りにチャレンジします。

畜産部門を担当する青梅庁舎では、高品質、高生産の新品種の開発などを行い、農家に提供することで、東京の畜産物を発展させていく取り組みを行っています。より優れた家畜を生み出すため、膨大なデータを収集し、それを元に質の良い種をかけあわせていきます。改良には10年かかることもあるとか・・。さて、姫がチャレンジしたバター作り。作り方はとっても簡単。ペットボトルに生クリームを入れたら固まるまでひたする振るだけ。クリーム中の脂肪珠がぶつかって固まり、バターになります。ご家庭でも簡単に出来るんですよ。




2006年 4月14日(金) 放送分



環境を守る!

私たちをとりまく環境を守るため、科学的調査研究を行っているのが東京都環境科学研究所。今日は、そのなかで生活の中から出る「臭い」にスポットをあて、調査方法を研究している悪臭官能実験室を訪ねます。

私たちの生活の中で、感じる様々な臭い。臭いは臭気指数という数値で表され、不快だと感じる指数は法律で定められています。こちらでは、その計測方法を研究中です。そして、こちらの研究所が開発したのが「三点比較式臭袋(においぶくろ)法」。一般の人に公募して集まったパネルに臭いを嗅いでもらい、その結果から臭気指数を割り出すというもの。一見あいまいな方法に思えますが、臭いは人間の臭覚でしか判別できないため、これが一番確実な方法なのだそうです。この三点比較式臭袋法は、悪臭を正確に判別する方法として、国が定める悪臭防止法にも採用されています。







 




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