今週のテーマ

ワーク・ライフ・バランスの実現



2006年 3月13日(月) 放送分


働き方・・・買えてみませんか

働く女性が増えると少子化へ…。そんな見解に待った!をかける事例が北欧にありました。そのポイントは女性が育児のために仕事を辞めるのではなく、働き方を変えることに事にあるようです。その背景にあるのが「ワーク・ライフ・バランス」という考え方です。

一平成16年度、日本の出生率は、15年度に続き過去最低となる1.29人を記録。更に、東京都をみると、全国最低の1.01人!その要因の一つが女性をとりまく子育て環境。そんな中、デンマークでは、日本より働く女性の比率は多いのに、出生率は日本よりも多い、1.76人。その背景にあるのが「ワーク・ライフ・バランス」。仕事と家庭生活の両立、という考え方です。東京都では「次世代育成支援東京都行動計画」を発表し、ワーク・ライフ・バランス社会の実現を呼びかけ、取り組みを進めています。






2006年 3月14日(火) 放送分


働きながら子育ても・・・

結婚や出産で有能な人材を手放すのは企業としても大きな痛手です。そんな女性社員たちが安心して働ける環境作りが、重要になっています。そんな中、ある大手化粧品会社では、他の企業の社員も利用できる保育施設を運営しています。

今回取材した、大手冷凍食品会社では、在宅勤務制度や、時間短縮勤務制度を設け、女性が子育てと仕事を両立できる環境が整えられていました。そして、そこに勤務する並木さんが、会社帰りに寄ったところが、写真の保育施設。ここは大手化粧品会社が運営する保育施設。ここでは、自社の社員だけでなく、並木さんのような他社の社員も利用できます。結婚、出産後も女性社員が働ける環境を、という思いから設けられました。






2006年 3月15日(水) 放送分


身をもって体験しました
育児・介護休業法が施行されても、企業の男性社員の方々はほとんど利用されていないのが現状のようです。そんな現状のなか、国内大手の事務機器メーカーに勤務の末永さんは、会社の制度を利用し育児休職を実現させました。

温かい家族団らんのひととき・・。仕事から帰って、我が子と遊ぶお父さん、末永さん。奥さんも仕事をお持ちです。一見、よく見られる夫婦共働きの4人家族ですが、末永さんは、育児休職を利用して、夫婦で子育てをしました。末永さんが、一ヶ月の育児休職を取得したのは、長男・廉太郎君が生後11ヶ月を迎えた時でした。男性の育児休職は、当時まだ珍しかったとか。同僚の協力と、会社の制度がなければ、育児休職の実現はなかったといいます。昨年、4月、末永さんは長女・透子ちゃんの誕生と同時に2度目の育児休職を取得。奥さんも産休を利用して、2人で育児を分担しています。






2006年 3月16日(木) 放送分

地域で子育てします

子供の突発的な発熱。そんな時、保育園に代わって100%預かってくれる団体があります。働く親のための病児保育サービスを行うNPO法人フローレンス。発想の原点は、地域のベテランママたちの力を借りるということでした。

朝、お母さんやお父さんが仕事に出かけるときに、お子さんが突然体調不良に・・。こんな時、NPO法人フローレンスの会員になると、その会員さんの近所に住んでいる子供レスキュー隊員と呼ばれる保育スタッフが自宅にやってきてくれます。保育サポーターは、子育て経験者なので安心です。さっきまで泣いていた子供も、おばあちゃんと孫のように!その秘密は、保育サポーターは、会員と事前交流をし、子供が慣れてから預かるからです。詳しくは下記のリンクへ!



NPO法人 フローレンス ホームページ




2006年 3月17日(金) 放送分



未来を見据えて

最終日の今日は、早稲田大学と慶応大学の女子学生ら15人が所属するキャリアデザインサークルのメンバーに集まっていただきました。就職を控え、会社の選択や、男女の家庭での役割などを座談会形式で話し合っていただきます。

意欲的な彼女たちは、女子学生だけで構成するキャリアデザインサークルのメンバー。自分達の就職後の姿を、在学中から描く試みに取り組んでいるサークルです。彼女たちがサークルのテーマである就職を考える際のキーワードは「自分らしさ」だといいます。この日は、今週の東京サイトのテーマである「ワーク・ライフ・バランス」について、話し合っていただくということで、男性代表として、東京理科大学の大学院生にも参加していただきました。彼女たちが思い描く、将来の自分自身と理想の社会。実現はそう遠くないのかもしれません。







 




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