今週のテーマ

みんなのための交通安全



2006年 2月6日(月) 放送分


高齢者の事故防止

警視庁の様々な取り組みもあって、全体的には交通事故が減少しました。しかし、高齢者の死亡事故は逆に増加傾向にあります。昨年、都内で交通事故で亡くなられた65歳以上の方は100人と、全体の35%を占めています。

警視庁の努力もあって、昨年の交通事故による死者は、289人と戦後2番目に少ない記録となりました。しかし、増加傾向にあるのが高齢者の事故。中でも一番多いのが、道路を横断中の事故で、昨年は69人の方が亡くなられています。そして、その6割以上が横断している側にも問題があるようです。それは、横断禁止場所での横断や、信号無視、自転車での一時停止無視などです。視力の低下や、とっさの時の判断力の低下などで、高齢者の方は事故を回避する力も低下しています。交通ルールに年齢制限はありません!高齢者の方はより慎重に、より注意深く!






2006年 2月7日(火) 放送分


Tokyo Safety Ride

風を感じて走るバイクは気持ちいいですね。いまや老若男女を問わず二輪車は便利な足として活躍しています。しかし、交通事故で亡くなる方の3割が二輪車乗車中に起こる事故だそうです。本日は、二輪車の事故対策について考えます。

都内を走るおよそ130万台の二輪車。しかし、平成17年のデータによると、都内の二輪車による事故の件数は25,000件!しかも亡くなった方が79人と、交通事故全体の27%も占めています。そこで警視庁では、二輪車事故の多い10の路線を指定して、Tokyo Safey Ride 10ロードプランを実施。10路線の指定区間でで、交通違反の指導取締が強化されています。二輪車の事故は、一歩間違うと死につながります。ライダーの皆さん、速度は控えめに!






2006年 2月8日(水) 放送分


学ぼう命の尊さ!
交通事故は子供達の未来をも一瞬にして消し去ってしまいます。子供の死亡事故は10年前に比べ減少傾向にあるものの、事故発生件数は増加傾向にあるのが現状です。子供達を交通事故から守るのは私たち大人の責任です。

少しでも交通事故を減らそうと、子供達も頑張っています!寒さに負けずに活動しているのは、渋谷交通少年団のみなさん。30年以上の歴史を持つ「東京都の交通少年団」は、今や97団体が活躍中です。これらの団体で、交通安全教育をはじめ、レクレーションなど様々な活動を通じて思いやりの心を持った交通社会人が育っています。これら交通少年団の活動は、学校教育以外での社会教育としての機会の場。子供も大人も、交通安全の願いは一つです。






2006年 2月9日(木) 放送分

自転車事故から幼児を守れ!!

幼児の交通事故で最も多きのが、自転車の転倒事故。そして、自転車走行中の事故の多くは、安全の不確認が原因で起きているそうです。そこで、本日は幼い子供達を事故から守るための対策について考えます。

自転車による交通事故死亡者も毎年50人前後に登っています。自転車は手軽で便利な乗り物・・しかし、乗れば車と一緒!交通ルールを正しく守らないと大事故につながります。自転車にお子さんを乗せるときはヘルメットを付けさせましょう。自転車の事故で意外と多いのが、幼児用の座席に乗せた子供がバランスを崩しておきる転倒事故なのです。「ハートフルメットTokyoキャンペーン」は、東京都が幼児用ヘルメット着用を推進するキャンペーン。杉並区では、そんな都の動きを受けて、区の2歳児全員へのヘルメット配布がはじまりました。また、商店街とも連携して、ヘルメットの斡旋販売を行い、ヘルメット着用を呼びかけています。





2006年 2月10日(金) 放送分



夜間の事故を防ぐ!

死亡につながる交通事故の約55%は夜間から早朝にかけて起こっています。そこで、警視庁では夜間の事故を防ぐため、「反射剤」の普及を啓発しています。本日は夜間の事故について実験を交えて検証します。

一般に黒っぽい服装の場合、車のヘッドライトを下向きにすると、約26メートルまで近づかないと姿を確認できません。白などの明るい色の場合は、見える距離は約38メートルと、黒に比べてかなり手前で確認できます。ちなみに、紺や茶などの暗い色も見えにくいのでご注意下さい。しかし、これはあくまでゆっくりと近づいた場合・・。車のスピードが速ければ当然、気付いてブレーキを踏んでもストップするまでにはある程度の距離が必要となります。そこで、警視庁が普及を進めているのが「反射剤」を用いたもの。これを身につけていた場合は、取り付け位置等によって異なるものの、約57メートル以上とかなり遠距離からの確認ができ、格段に安全性が増します。







 




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