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#694(2017.8.19 OA)

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スター街道まっしぐら
突っ走れ!広瀬すず

トップニュース

広瀬すずさんをお迎えして、
明日すぐ行ける!全国ローカル鉄道の旅
ベストセレクション5をオンエア!!

ゲストに広瀬すずさん(番組初登場!)をお迎えした今週のスマステーション。特集は、「明日すぐ行ける!全国ローカル鉄道の旅 ベストセレクション5」をお送りしました。
スマステスタッフが実際に乗車して、ローカル鉄道の魅力を取材した今回の特集。スタジオでは、広瀬さんにご当地絶品グルメの試食もしていただきました。JR五能線は、秋田県のJR東能代駅から青森県のJR川部駅までを結ぶ、全長147.2kmのローカル線。世界自然遺産・白神山地を眺めながら、日本海の海岸線をひた走るこちらの路線で大人気の「快速リゾートしらかみ」に乗り込みました!最初のお楽しみポイント・能代駅での停車時間はおよそ7分。その間ホームでお客さんたちが楽しんでいるのはバスケットボールです。ここ能代市には全国大会制覇通算58回を誇るバスケットボールの強豪校・能代工業高校があり、街全体で盛り上げているのです。駅のホームでフリースローを行い、見事入れば記念品として秋田杉で作られた特製のコースターが贈呈されます。ウェスパ椿山駅には、モノレールに乗って行ける白神山地を一望出来る展望台やガラス作り体験が出来る工房などがあります。そして、ここから送迎バスに乗りおよそ5分のところにあるのは「黄金崎不老ふ死温泉」。この温泉の自慢は日本海が目の前に広がる海岸線と一体化した絶景の露天風呂。夕暮れ時には日本海に沈む夕日を眺めながら入浴することも可能です。深浦駅では、昨年4月に町役場内にオープンした「役場マグステ食堂」で深浦町のご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」(1,500円)を味わえます。
千葉県の中程に位置する上総中野駅と大原駅の間を結ぶのがいすみ鉄道・いすみ線。こちらの路線でなんといっても話題なのは、沿線の14駅中13駅が無人駅だということ!上総中野駅を出発して、最初のお楽しみポイントとなる東総元駅に到着。道の駅「たけゆらの里おおたき」で味わえるのは、その名も「たけゆら定食」(880円)。大多喜町の名産をふんだんに組み合わせたこちらの定食は、角切りにしたタケノコを、ジャガイモやひき肉とともに混ぜ合わせ、パン粉を着けて揚げた特製のタケノココロッケやタケノコの唐揚げ、さらには肉汁たっぷりのイノシシ肉のメンチカツなど、大ボリュームの定食となっています。上総中川駅からのどかな田園風景の中をのんびりと歩くことおよそ30分のところにあるのは、いすみポッポの丘にある「カフェTKG」。TKGとは、たまごかけご飯の略。こちらは養鶏場が直営する、たまごかけご飯の専門店なのです。名物の「たまごかけご飯」(562円)は、放し飼いのニワトリが産み落とした“庭先たまご”と呼ばれる卵の濃厚な味わいが最大の特徴。またこちらのお店では、いすみ鉄道や銚子電鉄などの使われなくなった本物の車両をオーナーが買い取り展示しており、そこで食事をすることもできます。番組ではこのほか、愛媛県のJR宇和島駅と高知県にあるJR若井駅を結ぶローカル線・JR予土線や、静岡県の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ全長わずか9.2km、片道の所要時間21分という岳南鉄道線などもご紹介しました。
次回8月26日の放送は「世界の感動サプライズ動画」をお送りします。ゲストは有村架純さんです。お楽しみに!!

単なる移動手段ではなく、乗るだけで忙しい日常を忘れ、ゆったりと流れる時間に癒されると今大注目のローカル鉄道。感動の絶景はもちろん、その土地ならではの絶品グルメ、さらには、車内イベントまで!スタッフが実際に乗車して満喫した、ローカル鉄道ならではのお楽しみポイントをご紹介します。


SmaSTATION!!特別企画
明日すぐ行ける!全国ローカル鉄道の旅
ベストセレクション5


セレクション(1)
世界遺産&日本海を一望!
今大人気のリゾート列車!
秋田県〜青森県 JR五能線

JR五能線は、秋田県のJR東能代駅から青森県のJR川部駅までを結ぶ、全長147.2kmのローカル線。世界自然遺産・白神山地を眺めながら、日本海の海岸線をひた走るこちらの路線のお楽しみポイントは、5つ。スマステーションでは、この路線で大人気の今年4月に運行開始20周年を迎えた「快速リゾートしらかみ」に乗り込みました!リゾートしらかみは全席指定、景色がよく見える大きな窓とゆったりとした座席、さらには座敷のようにフラットシートにできる半個室タイプのボックス席を備えた大人気の鉄道です。列車は田園地帯を抜け、最初のお楽しみポイントがある能代駅へと到着。この駅での停車時間はおよそ7分。その間ホームでお客さんたちが楽しんでいるのが…なんと、バスケットボール!なぜバスケットボールかというと、ここ能代市には全国大会制覇、通算58回を誇るバスケットボールの強豪校、能代工業高校があり、街全体で盛り上げているのです。駅のホームでフリースローを行い、見事入れば記念品として秋田杉で作られた特製のコースターが贈呈されます(※リゾートしらかみ1号・3号のみ。12月〜3月は休止)。フリースローに挑戦できるのはひとり1回まで。列車に乗り遅れないようご注意を。能代駅を出た列車はひた走り、いよいよ青森県に突入。ここでふたつめのお楽しみポイントが。ここでは五能線の中でも特に美しい絶景を楽しむことができます。リゾートしらかみでは、うれしいことに絶景ポイントに入ると、写真を撮りやすいように列車のスピードをゆるめてくれるのです。さらに列車は走り、やがてウェスパ椿山駅へと到着。こちらの駅には、モノレールに乗って行ける白神山地を一望出来る展望台やガラス作り体験が出来る工房などがあります。そして、ここから送迎バスに乗りおよそ5分のところにある、次なるお楽しみポイントへ。着いたのは、「黄金崎不老ふ死温泉」(立ち寄り入浴:大人600円、子ども300円)。この温泉の自慢が露天風呂。日本海が目の前に広がる海岸線と一体化した絶景の露天風呂となっています。夕暮れ時には日本海に沈む夕日を眺めながら入浴することも可能です。さらにリゾートしらかみの乗車証明書を提示すると、入館料が200円割引(子どもは100円引き)になるサービスもあります。ウェスパ椿山駅を出た列車は海岸線をひた走り、続いてのお楽しみポイントがある深浦駅へと到着。こちらでは、4年前に登場するやいなや大きな話題となり、町全体で累計16万食を販売している大人気のご当地グルメを堪能することができます。なかでも特に注目のお店があるのが、なんと町役場!昨年4月に役場内にオープンした「役場マグステ食堂」です。ここで味わえるのは、深浦町のご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」(1,500円)。ここ深浦町は、青森県一の本マグロの水揚げ量を誇っているのです。全国的に有名な大間のマグロは冬が旬なのに対し、深浦のマグロは“夏マグロ”と呼ばれ、今がまさに旬!深浦マグロステーキ丼は、深浦で水揚げされた天然本マグロを片面焼きや両面焼きなどお好みの焼き加減に自分で焼き、わさびしょう油、辛味噌、BBQソースという3種のタレ、「深浦産長いも丼」、「錦糸卵の丼」、「マグロ節の丼」という3種の丼を好きなように組み合わせて食べるというもの。初めての方におすすめなのは、片面焼きにしたマグロを、辛味噌ダレにからめ、錦糸卵丼にのせて食べる組み合わせだそうです。深浦駅を後にしたリゾートしらかみの続いてのお楽しみポイントは走行中の列車内から。ここで楽しめるのが、その名も「ふれあい販売」(リゾートしらかみ1号・2号で土曜・日曜に開催。都合により実施されない場合があります)。列車内で地元の方たちがご当地名物を販売しているこちらのイベントで深浦駅から鯵ヶ沢駅間で購入できるのが、鯵ヶ沢名物「イカメンチ」(400円/※リゾートしらかみ1号・2号、第2・第4日曜日限定)。青森県は全国でも有数のイカの名産地で、ここ鯵ヶ沢町にはイカのカーテンが立ち並ぶ、通称“焼きイカ通り”があることで有名。地元スーパーで、イチから手作りされるイカメンチは、ゲソを包丁で細かくたたき、たっぷりのタマネギやニンジン、パン粉等と混ぜ合わせ、それをしゃもじの上で小判型に整えておよそ5分ほど揚げれば完成!コリコリとしたイカの食感と旨味を存分に味わうことができます。さらに、リゾートしらかみ(5号・6号は除く)では、ふれあい販売のほかにも青森県が誇る伝統芸能、津軽三味線の生演奏など列車ごとに様々な車内イベントが行われています。列車は、そのまま終着駅である川部駅へと到着し五能線の旅は終了です。リゾートしらかみで途中下車する場合は、秋田・青森間を2日間自由に乗り降りできる五能線フリーパス(大人3,810円/子ども:1,900円)と指定席券(520円)を組み合わせるのがお得です!




セレクション(2)
「なにもない!」がそこにはある!
都心からわずか1時間15分でいける、
無人駅だらけのローカル鉄道!!
千葉県 いすみ鉄道・いすみ線

千葉県の中程に位置する上総(かずさ)中野駅と大原駅の間を結ぶローカル列車。列車が通る静かな森の中の様子が、世界的に有名なムーミンの世界観と重なると、実際にコラボしたムーミン列車も有名です。しかし、なんといっても話題なのが、沿線の14駅中13駅が無人駅だということ!そののどかな雰囲気が、絵本の世界に迷い込んだかのようだと大人気なのです。さらには3月頃には菜の花が美しく咲くだけでなく、桜や新緑など、季節ごとに美しい沿線風景を楽しめることでも有名です。こちらの路線のお楽しみポイントは3つです。早速、いすみ線に乗り込み、上総中野駅を出発しましょう!最初のお楽しみポイントがある東総元(ひがしふさもと)駅に到着。無人駅から歩いて22分ほど。やってきたのは道の駅「たけゆらの里おおたき」。ここで味わえるのが、その名も「たけゆら定食」(880円)。大多喜町(おおたきまち)の名産をふんだんに組み合わせたこちらの定食は、地元の方々が手作りしたもの。角切りにしたタケノコを、ジャガイモやひき肉とともに混ぜ合わせ、パン粉を着けて揚げた特製のタケノココロッケやタケノコの唐揚げ、さらには肉汁たっぷりのイノシシ肉のメンチカツなど、大ボリュームの定食となっています。早ければお昼過ぎに売り切れてしまうこともあるので、気になる方はお早めに!そして列車は続いてのお楽しみポイントがある、上総(かずさ)中川駅に到着。ここからお目当てのスポットまで歩くことおよそ30分。のどかな田園風景の中をのんびりと歩き、見えてきたのは、いすみポッポの丘にある「カフェTKG」。TKGとは、たまごかけご飯の略。こちらは、養鶏場が直営する、たまごかけご飯の専門店なのです。名物の「たまごかけご飯」(562円)は、放し飼いのニワトリが産み落とした“庭先たまご”と呼ばれる卵の濃厚な味わいが最大の特徴。毎朝とれたての新鮮な卵をいただくことができるのですが、人気の秘密はそれだけではなく場所にもあるのです。こちらのお店では、いすみ鉄道や銚子電鉄などの使われなくなった本物の車両をオーナーが買い取り展示、そこで食事をすることができるのです。お腹もいっぱいになったところで、列車は森の中を進み、いよいよ終点の大原駅に到着。ここで最後のお楽しみポイントへ。やってきたのは、その名も「海老屋」です。数々のメディアで取り上げられているこちらの人気店で食べられるのは、伊勢エビ!実はいすみ市の伊勢エビは、日本有数の漁獲量を誇っているうえ8月から漁が解禁となるため、今まさに街全体が盛り上がりを見せているのです。そんな海老屋の看板メニューが「伊勢海老天丼」(3,024円)。獲れたばかりの伊勢エビを氷水ですぐさま活き締めにし、これをそのまま冷凍。冷凍することで1年中提供できるだけでなく、身の甘みがより増すといいます。使用されるのは縦に半分に切ったエビが3本。つまり、豪快に1.5匹分の伊勢エビを使用しているのです。これを180℃の油でカラッと揚げ、開業以来継ぎ足している甘めに仕上げた特製ダレを掛ければ完成。プリプリに詰まった伊勢エビの食感と甘めのタレの相性は抜群!さらにお味噌汁も頭を豪快に入れ、伊勢エビの出汁と味噌の旨味が存分に味わえる一杯となっています。そんなお楽しみいっぱいの、いすみ線に一日乗り放題の「フリー乗車券」のお値段は1,000円(子ども500円)。気になる方はぜひ出かけてみては?




セレクション(3)
日本が誇る清流沿いをひた走る!
子どもも大人も楽しいユニーク列車
愛媛県〜高知県 JR予土線

愛媛県のJR宇和島駅と高知県にあるJR若井駅を結ぶローカル線、JR予土線。その特徴は、ユニークな車両の数々。まるで新幹線のような見た目と、車内に展示された模型「プラレール」が子どもに大人気の「鉄道ホビートレイン」をはじめ、フィギュアを販売する「海洋堂」とコラボした車両や、景色を存分に楽しめるトロッコ型の車両などバラエティ豊かな車両が人気を集めています。そんな予土線のお楽しみポイントは3つ。今回スマステーションでは、鉄道ホビートレインに密着しました。と、その前に、まずは出発点の宇和島駅で最初のお楽しみポイントを紹介します!やってきたのは宇和島で創業40年を誇る大人気の老舗郷土料理店で、宇和島ならではのご当地グルメが楽しめる「ほづみ亭」。こちらでいただけるのが「鯛めし」(980円)。全国的にも有名な鯛の産地である宇和島の鯛めしは、一般的なご飯と鯛を一緒に炊き上げるものとは違い、鯛の刺身に出汁醤油とたまごを絡ませご飯とともにほおばるというもの。プリプリの鯛の甘みと卵のまろやかさが合わさり、ご飯が止まらなくなる一品です。しかも、ご飯のおかわりは自由。出発前にお腹いっぱい食べたい、という方にもおすすめです。それでは、いよいよ鉄道ホビートレインに乗車。列車は宇和島駅を出発し田園地帯を走り、次なるお楽しみポイントがある江川崎駅に到着。そこから歩いておよそ9分のところにあるのが「どんぐりはうす」というパン屋さん。こちらのコンセプトは、「パン職人にはほど遠い田舎のおばちゃんの手作りパン」というもの。お店を営む佐竹智代さんと松本住香さんは、高校の同級生で今年でともに63歳。お店は来年で創業20年になるといいます。そのコンセプト通り素朴なパンが並ぶなか、一番人気なのが「四万十牛バーガー」(400円)。自家製のもっちりとしたパンに、地元のブランド牛四万十牛を使用したパテ、自家栽培したトマトなどの野菜をはさんだ手作りバーガーです。こちらのハンバーガーは、お店から歩いて6分ほどのところにある道の駅「よって西土佐」などでも販売しています。また、道の駅では、ハンバーガーのほかにも四万十川で捕れた「天然鮎の塩焼き」(300円〜)なども楽しめます。江川崎駅で降りる際にはどちらにも立ち寄るのがおすすめです!そんな江川崎駅を後にした列車は、いよいよ予土線自慢のお楽しみポイントへ。それは…日本屈指の清流、四万十川!こちらの予土線は蛇行する四万十川に沿って走っているため、場所によって右側や左側、さらには前後とあらゆる方向から四万十川を見られます。様々な表情の清流を思う存分堪能することができます。シャッターチャンスも満載です!




セレクション(4)
日本一の山、富士山がどこからでも見える!
さらには珍しい夜景電車まで!
静岡県 岳南電車・岳南鉄道線

岳南鉄道線は、静岡県の吉原(よしわら)駅から岳南江尾(がくなんえのお)駅までを結ぶ全長わずか9.2km、片道の所要時間21分というコンパクトなローカル線。その最大の特徴は、なんといっても大迫力の富士山を目の前で見られること!岳南鉄道線の全ての駅に“富士山ビュースポット”という撮影ポイントが設けられていて、10駅全てから富士山を見ることができます。さらに冬場には見事な雪化粧をした富士山を間近で見ることができます。そんな岳南鉄道線のお楽しみポイントは4つ!早速、列車に乗り込み吉原駅を出発します。巨大な富士山を目の前に捉えながら最初のお楽しみポイントがある吉原本町(よしわらほんちょう)駅へと到着。やって来たのは、駅から歩いて5分のところにある「富士山麓のピロシキ専門店3776type(サンナナ ナナロク タイプ)」。こちらは、珍しいピロシキ専門店として話題を呼んでいて、富士山の標高と同じ3776種類のピロシキの開発を目標に斬新なメニューを数多く開発しています。例えば、「愛鷹牛(あしたかぎゅう)のすき焼きピロシキ」(380円)。柔らかい肉質が特徴の静岡県が誇るブランド牛「あしたか牛」の肩ロースをタマネギとともに炒め、これを醤油や砂糖で甘辛く仕上げたシイタケや春雨、豆腐などと合わせれば具材は完成。もちろんピロシキの生地にもこだわっていて、小麦粉にきび砂糖などを加え、そこに炊いたご飯を投入します。そうすることで、モチモチと弾力のある生地に仕上がるといいます。この生地の中にたっぷり48gのすき焼きを包み込み、175℃の油でこんがりきつね色になるまで揚げれば完成!甘辛いあしたか牛の旨味と生地のモチモチとした食感が合わさり、ボリュームがありながら女性でもペロリと食べてしまうほどのおいしさになります。そして列車は富士山を横目にさらに進み続いてのお楽しみポイントへ!やって来たのはこちらの岳南原田(がくなんはらだ)駅。そこから歩いて10分、やってきたのは「金沢豆腐店」です。創業100年以上を誇る、こちらの老舗ではちょっと珍しい郷土料理を堪能することができます。それが「スイーツがんも」(170円)という甘いがんもどきなのです。古くから富士市などでおせち料理等に用いられていたという一品で、多い日にはなんと500個以上を売上げるといいます。作り方を見せていただくと、水気を切り固めに仕上げた自家製豆腐に、ニンジンや砂糖などを加えたっぷりの白ごまと黒ごまを振りかけながらよく混ぜていきます。これを花形に切り抜き、低温の油でふっくらと揚げた後、仕上げに高温の油で焦げ目を着けるようにこんがりと揚げれば完成。しっとりと甘い豆腐とカリカリの焦げ目の苦みがクセになる一品です。岳南原田駅を出た列車は、そのまま終点の岳南江尾駅に到着。ここでくつろぎポイントがあります。鉄道の旅でちょっと疲れた時にピッタリなのが、岳南江尾駅から徒歩およそ3分のところにあるお宅「カフェ花みずき」。実は、こちらは自宅をそのままお店として利用した隠れ家的カフェなのです。内装を見てみると、広々とした和室や縁側など昔懐かしい日本家屋の作りを生かし、くつろぎやすい空間となっています。お店の看板メニューである「カレー」(700円)は、どこか懐かしくて優しいまさに家庭の味です。リフレッシュしたところで、いよいよ岳南鉄道線、最後のお楽しみポイントへ。実はこの路線では夜になると全国的にも珍しいあるイベントが開催されるのです。それが、「夜景電車」です。近年、工場夜景は写真集になるほど人気が高い夜景スポットですが、実はこのあたりは製紙業が盛んで工場が数多く立ち並んでいる地域。過去にはそうした工場への貨物の運搬にも利用されていたことから、こちらの路線は工場の中まで線路が通っているのです。そのため夜になると光り輝く工場夜景の中に入っていく大迫力の景色を見ることができるうえ、さらに楽しめるよう車両内の明かりを暗くして走行してくれるという特別な電車なのです(※夜景電車の開催予定は、8月25日、9月9日、23日、10月7日、28日です)。夜景電車には、通常の電車と同じ切符で乗ることが可能です。1日乗り放題のお得な「フリー乗車券」(大人700円、子ども300円)がおすすめです!




セレクション(5)
日本の最北端へ!
見渡す限りの大自然をのんびりとひた走る!
北海道 JR宗谷本線!

北海道のJR旭川駅と日本最北端の駅であるJR稚内駅を結ぶ、JR宗谷本線。全長259.4kmを平均時速46kmほどで6時間4分もの時間をかけながらのんびりと進むローカル列車です。この路線のお楽しみポイントは4つ。早速、JR宗谷本線に乗車し、旭川駅を出発しましょう!田園地帯をゆっくりと進む中、最初のお楽しみポイントへ。実はスタッフは事前に旭川駅のキヨスクで旅にピッタリのご当地グルメ「ジュンドック えびフライ」(400円)を購入。このジュンドックは海老フライなどの具材をご飯で包み込んだもの。旭川でおよそ27年間、親しまれ続け駅のキヨスクだけでなく旭山動物園など旭川のさまざまなスポットで販売されているご当地B級グルメです。スティック状の巨大なご飯の中にえびフライやチキンカツ、ソーセージなどの具材が入っていて、片手で気軽にご飯と具材を味わえるので列車内などで食べるのにピッタリ!冷えていても美味しいですが、購入時に温めてもらうこともできます。小腹を満たしたスタッフを乗せ、列車は続いてのお楽しみポイントへ到着。やってきたのは、こちらの智恵文(ちえぶん)駅。ここで楽しめるのが…ひまわり畑です。智恵文駅がある名寄市周辺ではおよそ20ヘクタール、東京ドームおよそ4個分もの広さを誇るひまわり畑が見渡す限り広がります。そんなひまわりは、まさに今が満開です。見ごろは1週間ほどとなっているので、気になる方はお早めに!ひまわり畑を堪能したスタッフを乗せ、列車は続いてのお楽しみポイントがある音威子府(おといねっぷ)駅へと到着。ここにあるのは、わざわざこのお店に立ち寄るために下車する人も多いという、大人気の駅そば屋さん「常盤軒」。1925年創業で、なんと90年以上もの間この駅で愛され続けているのです。その最大の特徴は、真っ黒い麺!ソバの実だけでなくその周りを包む甘皮ごと挽くことによって、ソバの風味と強いコシを実現しているのです。「かけそば」は370円で、麺は「お土産そば」(400円)としても販売しています。続いてのお楽しみポイントへ向け、列車は音威子府駅を出発。線路沿いを流れる雄大な天塩川(てしおがわ)を眺めながら、列車はいよいよ日本最北の駅、稚内へと到着。ここではJRの線路の最北端を目にすることができます。ここでの最後となるお楽しみポイントがグルメ!スタッフは稚内駅限定で販売されている売り切れ必至の大人気駅弁を「ワッカナイセレクト」で購入。それが「四大かに弁当」(1,280円)です。たらばがに、毛がに、ずわいがにそして花咲がにという4種類もの北海道産のカニを存分に味わうことができる贅沢な駅弁です。続いてスタッフは稚内駅まで来たからにはぜひとも立ち寄りたいスポットへ向け駅から出ている路線バスへと乗車。バスに乗ることおよそ50分。たどり着いたのは、最北の地として知られる宗谷岬。スタッフは宗谷岬に到達した証明書を購入し、旅の全工程を終了!こちらの宗谷本線は、旭川駅から稚内駅までの乗車料金は5,400円(子ども2,700円)。雄大な北海道の大自然に触れたい方は、ぜひ出かけてみては?


もう電車に何年乗ってないだろう?

ローカル鉄道の旅、楽しそうでしたよね。電車に乗る機会はほとんどない香取編集長ですが…。「それが、乗ったんです。いつだろう……去年…一昨年かなぁ。電車に乗って、急に東京タワーに行ったんですよね。歩いている流れで、地下にどんどん行ってみて、そしたら電車があり…。久々の電車だな、と。それは、東京タワーに行くつもりで乗ったんじゃなくて、電車に乗ったんで、どこかに行ってみようと思い、東京タワーを通るな、と思い…。それで、東京タワーの近くで降りて、東京タワーに行き、展望台まで行く、という(笑)。その時の印象は、『地下鉄、超カッコいい!』と思いました。ヘンな感覚なんですけど、海外の方が電車に乗る機会が多いので、『へぇ、ニューヨークみたい!』って思っちゃって。スゴく新鮮でした。周りの人たちは、カメラとザキヤマを探してました(笑)」。


広瀬すずさん
初めてのスマステーション出演で、
ちょっと大人になったような気がしました。

初出演のスマステーションはいかがでしたか?

こういう時間の生放送に出演させていただくのが初めてでしたので、ちょっと大人になったような気がしました。香取さんがいてくださったので、安心するというか、心強かったです。

特集の「ローカル鉄道の旅」をご覧になっての感想をお聞かせください。

電車は乗るんですけど、ああいうローカル鉄道は乗ったことがないので、素敵だな、と思いました。(いすみ鉄道の)無人駅というのに興味がわきました。私は、もともと人混みがあまり得意ではないので、都会のようにたくさんの人がいないローカル鉄道はいいな、と思って。露天風呂(黄金崎不老ふ死温泉)も、女性用のはないのかもしれないですけど、ちょっと入ってみたくなりました。ゆったり、ほっこりできる旅ばかりで、地元(静岡県)を思い出しました。

地元といえば、静岡県の岳南鉄道もありました。

ありました!試食をさせていただいた「スイーツがんも」も、静岡でしたよね。がんももそうですけど、あんな素敵なローカル鉄道があるのを知らなかったので、新鮮でした。(工場の夜景が見られる)夜景電車も、車内の電気が暗くなるのも珍しいですし、夜景もきれいだったので、乗ってみたくなりました。

試食は「マグロステーキ丼」、「鯛めし」、「スイーツがんも」の3品でした。

マグロはステーキにできなくて、お刺身でいただいてしまって…すみませんでした(苦笑)。でも、どれもとても美味しかったです。香取さんは本当に食べられないのかな、と思っていたんですが、本当に食べられなくて。私ひとりで試食するのが申し訳なかったです。

香取さんとは、4年前にドラマで共演していたことも話題となりましたね。

ドラマ以降、年に一回くらいのペースで番組に呼んでいただいたりしてお会いしているんですけど、お会いするたびに「久しぶり」って握手をしてくださるんです。今日も、ドラマで初めてお会いした時の話もしてくださって、すごくありがたいな、と思いました。

広瀬さんにとってどんな先輩ですか?

ドラマの時は、ふたりのシーンは少なくて、先生と大勢いる生徒のひとりという関係性だったんですけど、今日は自分が主演した作品の宣伝も兼ねて出演させていただいて。しかも、「あの作品見たよ」と言ってくださったりするのが、先生に見守ってもらっているような気持ちになります。今日も、番組の最後で、私が話した香取さんが口をモグモグさせて何か食べていたというドラマの時のエピソードを再現してくださって。すごくやさしい方だな、と思いました。偉大な先輩ですけど、緊張して話せないというより、いつもやさしく接してくださって元気をいただける方です。

そんな香取さんも絶賛されていた、広瀬さんが声優を務めた映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の見どころを改めてお願いします!

岩井(俊二)監督が作られたドラマ「打ち上げ花火〜」の質感と言いますか、お芝居の生々しい温度みたいなものが、アニメーションになっても変わらずどこかにあるような作品です。香取さんがおっしゃったように絵のタッチも独特で、ちょっとクセになる感じがあると思います。そこで展開する13歳の少年と少女の純粋なまっすぐな思いを、スクリーンで感じていただけたらうれしいです。音楽も主題歌もとっても素敵です!

広瀬すずさん 声の出演「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」公開中

広瀬すずさん 声の出演
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
公開中


4年前の反省会で、香取さんが広瀬さんの話をされていたのを思い出しました。

先週の「島」特集、今週の「ローカル鉄道」特集を見て、ちょっと旅した気分になりました。鉄道もいろいろあっていいですね。どこも景色が素晴らしく、そのうえグルメも充実していて。まず、秋田〜青森を結ぶ五能線の「イカメンチ」。あんな美味しそうなものを食べながらのんびりと鉄道旅なんて、もう最高。途中で不老ふ死温泉に入った日には、思わず「ふ〜っ」と言いそうです(笑)。四国の予土線も気になりました。友だちが愛媛に住んでいて、学生時代に四国一周旅行をしたことがあるのを思い出しました。魚介はもちろん、美味しいものがいっぱいありますし、清流の四万十川も美しいし、四国もいいんですよね。日本人にとって特別な富士山があんなに大きくしっかり見える静岡の岳南鉄道にも乗ってみたいと思いました。北海道は、景色のスケールも違いましたよね。東京ドーム4個分のひまわり畑も圧巻でした。千葉のいすみ鉄道は、ほとんどが無人駅というのがいいですね。旅情あふれる鉄道旅、素敵でした。ゲストの広瀬すずさん、かわいかったです。番組中に香取さんもおっしゃっていましたが、4年前ドラマで広瀬さんと共演された香取さんが、スマステの反省会で「すごいコがいるんだ」と、当時まだ名前が知られていなかった広瀬さんのことを話されたんです。さすが、香取さんの人を見抜く目はすごいと改めて思いました。そんな広瀬さんが声優を務めた映画「打ち上げ花火〜」は、とってもみずみずしくてよかったです。若い方はもちろん、私世代でも「もし、あの時ああだったら…」と思うことがあってキュンときました。広瀬さんの声は役にもマッチしていて素敵でしたが、特に、歌を歌うシーンが私たち世代にドンピシャで。ぜひ、劇場でご覧になってください。

昼ビールは一番のプロの飲み方だと思う!

◆ローカル鉄道、全然知らないですね。津軽鉄道は知っていますけど…。楽しそうでしたね。お座敷の感じとか、みんなでビール飲んでる感じとか、いいですよね。電車に乗って大きい窓から景色見ながら、ビールで乾杯しながら…いいですね!

◆電車ってほとんど乗らないんですけど、ボクが知っている電車は、仕事場に向かう通勤の混んでる電車とか、どっちかというと満員電車でキツい、みたいなイメージだったりもしちゃうんだけど、それとはまったく違っていて。新幹線とかも、ゆったりはできるけど、仕事とか観光とかで目的地に向かうものじゃないですか。でも、ローカル鉄道を見ていたら、景色がいいところでゆっくり走ってくれたりとかして、それに乗っていることが観光というか。あそこで昼からビール飲んだり…昼ビールはやっぱり一番プロの飲み方だと思うので(笑)

◆駅降りて30分歩いて、とかは「えーっ!?」って思ってたけど、でも案外あっという間なんだろうな。きっと、景色見ながら「いいなぁ。空気が美味しくない?」みたいな会話をしながらふらふら歩いていたら結構あっという間かも。で、着いた先にあんな風に美味しいご飯食べられたりするんだから。鉄道が好きな方とかはたまらないでしょうね。ファミリーもたくさん映っていたけど、楽しそうでしたしね

◆広瀬すずちゃんが、ついにスマステーションにまでやってきましたね。ドラマで共演したときに、才能・オーラ…ボクは、あんまりそんな風に思う人じゃないんですけど、スゴイ泣きの芝居とか、スゴイ長ゼリフを言ったから、とかじゃなくて、ふと会った瞬間の感じで、「この子、バケモノだな」と思ったんですよね。何か、とんでもないモンスターだと思って。で、プロデューサーさんたちに、「あの子、何者なんだ?」って言ったら、「すいません!何かしでかしましたか?」みたいな感じで(笑)。「いやいや、どこの子で、いままでどんなお芝居してきたの?」って聞いたら、「このドラマが初めてなんです。ホント、すいません…」みたいな。「いやいや、そういうことじゃないんだけど…」って。それから日が経つにつれて、彼女がどんどんブレイクしていく姿を家のテレビの前で口を開けながら、「ああ〜やっぱり!」って(笑)。「そんな感覚ってホント?」って言われても構わないくらい、とんでもないオーラを感じたんですよ。だから、一緒に共演出来て嬉しいです。もう4年くらい経つんですけど、ボクが知っている広瀬すずちゃんはあの時からまったく変わってないです。あっという間でしたね。感慨深いですよ。