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#687(2017.6.17 OA)

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超絶渋い豊さん、
憧れの男性像

トップニュース

水谷豊さんをお迎えして
世界中から選りすぐった!
衝撃のスゴ技パフォーマンスを大特集!!

ゲストに水谷豊さんをお迎えした今週のスマステーション。特集は「世界中から選りすぐった!衝撃のスゴ技パフォーマンス映像ベストセレクション10!」をお送りしました。
アメリカで結成されたBANDALOOP(バンダループ)というダンスグループがパフォーマンスを披露するステージは、何と高層ビルの壁面!ビルの屋上にロープを結び、ロープにぶら下がったダンサーが壁面でダンスをするのです。その様子は地上に備え付けられたカメラで撮影されます。今回のステージは、アメリカ・ボストンにある17階建てのオフィスビル。パフォーマンスには、独特の浮遊感があり、ビルの壁面に反射する空の景色が、より一層非日常感を高める映像でした。イタリアで有名な大型オーディション番組に出演したのは、日本人の岡田とも子さん70歳。優雅な着物姿で登場した岡田さんは、審査員たちの前でオペラを学ぶためにイタリアに渡ったこと、その後現地で結婚したことなど自身の半生を語ります。その後、パフォーマンスが始まった瞬間、会場中が度胆を抜かれることになります。「今夜は、みなさんのために新しいことを用意しました。それを評価していただければ、と期待しています」と述べたとも子さんは、着物の帯に手をかけます。そして、始まったのが何とポールダンス!ハイレベルかつアクロバティックな大技を次々と披露すると、会場の観客も思わずスタンディングオベーション!この番組に出演後、とも子さんはラスベガスにも招待されその技を披露するなど、一躍時の人となりました。日本のELEVENPLAY(イレブンプレイ)というダンスカンパニーを立ち上げたのは、話題の振付師のMIKIKOさんです。Perfumeの振付だけでなく、ライブの総合演出も担当し、昨年大ブームを引き起こした星野源さんの「恋」の振り付けを考案したことでも有名な彼女。そして、彼女の名を世界に知らしめたのが、昨年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式。今や日本を代表する振付師となりました。今回、Perfumeのステージの映像表現なども手掛ける「ライゾマティクスリサーチ」とともに、アメリカのオーディション番組で超絶パフォーマンスを披露。浮遊するドローンを、女性ダンサーたちが操っているような不思議な演出は審査員からも絶賛されました!スタジオに登場し、超絶パフォーマンスを披露してくれたのは、アメリカを拠点に活躍するブレイクダンサー・大野愛地さん!所属するダンスチーム「Quest Crew(クエスト・クルー)」が出演した「アメリカズ・ベスト・ダンス・クルー」という番組で見せたパフォーマンスが、昨年度、テレビ界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞で、傑出した舞台芸術に贈られる「OUTSTANDING CHOREOGRAPHY」賞を受賞!現在のアメリカでもっとも勢いに乗るダンスチームとして、各地のイベントやライブに引っ張りだこに。そんな大野さんが得意とするのが…ヘッドスピン!噂が噂を呼び、「芯が折れないシャーペン」をPRするCMにも出演しました。CMと同じように、スマステのロゴマークの円をヘッドスピンをしながら描くという大野さんのパフォーマンスを目の前で見た水谷さん&香取編集長も「いやぁスゴイ!!」「パーフェクトですよ!」と絶賛されていました。
次回6月24日の放送は「向井理VS尾野真千子 男子ランチVS女子ランチ」をお送りします。お楽しみに!!

今夜のSmaSTATION!!は世界中から選りすぐった衝撃のスゴ技パフォーマンス映像を一挙紹介!本日のゲスト水谷豊さんが監督を務めた「TAP -THE LAST SHOW-」の超絶タップダンスに勝るとも劣らないオンリーワンのスゴ技ばかりです!


SmaSTATION!!特別企画
世界中から選りすぐった!
衝撃のスゴ技パフォーマンス映像
ベストセレクション10!


セレクション(1)
ステージはビルの壁面!
空飛ぶダンスパフォーマンス!
BANDALOOP(バンダループ)/アメリカ

アメリカで結成されたBANDALOOP(バンダループ)というダンスグループ。彼らがダンスを披露するステージは何と、高層ビルの壁面!ビルの屋上にロープを結び、ロープにぶら下がったダンサーが壁面でダンスをするのです。その様子は地上に備え付けられたカメラで撮影されます。今回のステージは、アメリカ・ボストンにある17階建てのオフィスビル。パフォーマンスには、独特の浮遊感があります。

【映像スタート!】
重力の影響を感じさせない、ゆったりとしたダンスが始まります。ビルの壁面に反射する空の景色が、より一層非日常感を高めます。ダンサーたちには、どのような世界が見えているのでしょうか。ダンサーの目線で撮影された映像を見ると、そこには驚きの世界が広がっていました。




セレクション(2)
70歳の日本人女性にイタリアが震撼!
まさかのポールダンスパフォーマンス
岡田とも子/日本

続いてパフォーマンスを披露するのは、日本人の岡田とも子さん70歳!舞台は、イタリアで有名な大型オーディション番組。とも子さんは優雅な着物姿で登場しました。審査員たちの前でオペラを学ぶためにイタリアに渡ったこと、その後現地で結婚したことなど自身の半生を語ります。その後、パフォーマンスが始まった瞬間、会場中が度胆を抜かれることになります。一体、とも子さんはどんなパフォーマンスをしたのでしょうか?

【映像スタート!】
審査員に「何を披露するのか教えていただけますか?それともお楽しみにしますか?」と聞かれたとも子さんは、「今夜は、みなさんのために新しいことを用意しました。それを評価していただければ、と期待しています」と述べます。そしてとも子さんは、着物の帯に手をかけました。そして、始まったのが何とポールダンス!ハイレベルかつアクロバティックな大技を次々と披露すると、会場の観客も思わずスタンディングオベーション!これにとも子さんは「ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べると、興奮した審査員が「あなたは一体何者なの?素晴らしいわ!」と話します。この番組に出演後、とも子さんはラスベガスにも招待されその技を披露するなど、一躍時の人となりました!




セレクション(3)
全世界が泣いた!
感動の影絵パフォーマンス
Attraction(アトラクション)/ハンガリー

ハンガリーの劇団Attraction(アトラクション)!彼らのパフォーマンスは…影絵です。一躍脚光を浴びたのが、2013年に出場したイギリスのオーディション番組「Britain’s Got Talent」。半年間にわたるオーディションを勝ち抜き、イギリス出身以外の出場者として初めて頂点に立ったのです。今回、紹介するのはその中でも特に評判が高かったパフォーマンス!自分たちの肉体、そして光と影を自在に操り、3分という時間の中で、ひとりの女性の一生を描いています。

【映像スタート!】
ふたりの男女が出会い恋に落ち、結婚。子供が生まれますが、夫は戦地へ…というもの。この番組出演を機に世界中から出演オファーが殺到し、ハンガリーを代表するパフォーマンス集団となりました!




セレクション(4)
あの振付師MIKIKO(ミキコ)が放つ
コンテンポラリーダンスとドローンの
衝撃コラボパフォーマンス
ELEVENPLAY/日本

日本のELEVENPLAY(イレブンプレイ)というダンスカンパニー。立ち上げたのは、話題の振付師のMIKIKOさんです。Perfumeの振付だけでなく、ライブの総合演出も担当し、昨年大ブームを引き起こした星野源さんの「恋」の振り付けを考案したことでも有名な彼女。そして、彼女の名を世界に知らしめたのが、昨年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式。今や日本を代表する振付師となりました。今回、Perfumeのステージの映像表現なども手掛ける「ライゾマティクスリサーチ」とともに、アメリカのオーディション番組で超絶パフォーマンスを披露し観客を驚かせました。

【映像スタート!】
浮遊するドローンを、女性ダンサーたちが操っているような不思議な演出。色とりどりの光を放つドローンは、完璧にコンピューター制御され、まるでダンサーと意思が通じあっているかのように動きました。会場からは割れんばかりの大歓声が起こりました。審査員たちは「他の惑星にいるような気分だった。今までこんなものは見たことがない!」と言い、全員が「合格」を付ける最高の結果となりました!




セレクション(5)
前人未到!?パラシュート
なしのスカイダイビング!
Luke Aikins(ルーク・エーキンス)/アメリカ

アメリカのLuke Aikins(ルーク・エーキンス)さんは1万8000回以上のスカイダイビングの経験を誇り、映画のスタントマンとしても活躍する、スゴ腕のスカイダイバー。そんなルークさんが今回、一世一代のある挑戦を行います。通常絶対必要な、あるものを使わないスカイダイビングなのですが、一体、何を使わないのでしょうか?それは…パラシュート。上空およそ7600mからパラシュートなしで降下し、地面に設置された30m四方のネットに着地するというもの。最高速度は時速190km以上!失敗すれば、当然、即、死につながる超危険なパフォーマンス。命がけの挑戦です!

【映像スタート!】
時は、2016年7月30日、舞台はアメリカ・カリフォルニア郊外です。ルークさんは「2年間、訓練を積んできた。人生をスカイダイビングに捧げ、常に挑戦してきた。今週は、ずっと吹いていなかったのに、今日は風が強い。風との戦いになる」と、決意を固め、高度7600mまで移動します。地上では妻のモニカさんを含め多くの友人たちが見守ります。そして、飛行機から大空へ飛び出したルークさん!ぐんぐん急降下していきます。不測の事態に備えて一緒に飛んだ周りのサポートメンバーとは違い、ルークさんの背中にはパラシュートは装着されていません。30m四方の大きさのネットは、上空から見れば豆粒のようなもの。落下速度は、最高、時速190km以上。ネットではなく、地面に落ちてしまえば、即、死につながるのです。さらに、落下時の衝撃に耐えるため、ネットには必ず背中側から仰向けに着地する必要があります。高度1300m。ここで、サポートメンバーのパラシュートが開きます。もう、周りには誰もいません。ルークさんは、ネットに向かって落ちているのでしょうか?ルークさんの目線カメラで見ると、肉眼でネットを確認できました。しかし、落下時の衝撃に耐えるため、背中から着地するはずが、ルークさんは、まだ腹ばいのまま!このままでは、大けがをしてしまう可能性があります!間一髪のところで、着地寸前で体制を入れ替え、背中から着地し見事成功!まさに命がけのスゴ技パフォーマンスでした!




セレクション(6)
驚異のテクニック!トランプさばきの達人パフォーマンス!
Zach Mueller(ザック・ミューラー)/アメリカ

アメリカのZach Mueller(ザック・ミューラー)さんは、そのカードさばきがものすごいと、インターネットを中心に、噂が広まり人気沸騰!昨年には日本のクレジットカードのCMにも出演しています。

【映像スタート!】
ザックさんが操ると、カードは自ら意思を持つかのように宙を動きます。もちろんタネも仕掛けもないこのパフォーマンスは、「Card」と、芸術的な手腕という意味の「Artistry」を組み合わせてカーディストリーと呼ばれています。もともと、マジシャンがマジックの合間に観客を飽きさせないパフォーマンスとして楽しまれていましたが、今ではそのパフォーマンスだけが独立、ひとつのジャンルとして急激に進化を遂げています。ザックさんの総動画再生数は1100万回を超え、世界中から仕事のオファーが殺到しているそうです!




セレクション(7)
衝撃アイデアのミュージックビデオ!
完全に計算された4.2秒!
OK Go(オーケーゴー)/アメリカ

アメリカの人気バンドOK Go!彼らの特徴は、毎回アイデアの限りを尽くして作られるミュージックビデオ。これまでに発表されたビデオの総再生回数は3億回以上!彼らを有名にしたのは、CGを使わず一発撮りで撮影されたミュージックビデオの数々。例えば「I Won't Let You Down」は、日本でロケが行われ、総勢2324人による、傘を使った一糸乱れぬ一発撮りビデオ。さらに、特殊な飛行機を使い、無重力のような状態で撮影されたものなど、人々の度胆をぬくような斬新なミュージックビデオを発表してきました。そんな彼らの最新作が、日本語で“一瞬”を意味する「The One Moment」。

【映像スタート!】
何とこのミュージックビデオは、わずか4.2秒の一発撮りで撮影されているのですが、曲の長さは3分以上あります。どうやってその尺を埋めたのでしょうか?それは…映像の超スロー再生。スロー再生前の映像を見ても、何が何だかよく分かりません。そこで、同じ映像をスロー再生してみると、メンバーがめくる本がパラパラ漫画のようになり、ちゃんと歌に合わせて歌っているのです。次々と爆発が起き、色鮮やかな液体が宙に舞い上がります。スロー再生した時に音楽とぴったり合うように、200分の1秒単位でコンピューター制御された仕掛けが次々と動いているのです。このビデオは公開直後から話題沸騰!現在までに4300万回以上の再生を記録しています。




セレクション(8)
この男に怖いものはないのか!?
イケメンパフォーマーの衝撃スゴ技!
Alexander Magala(アレクサンダー・マガラ)/モルドバ

モルドバ出身のAlexander Magala(アレクサンダー・マガラ)さんは、俳優のような端正なルックスに鍛え上げられた肉体、そして剣を丸呑みするなど、自分の身体を使ったハードなパフォーマンスが特徴!今回のパフォーマンスのために用意されたのは、ポールと電動ドリル。一体、どんな衝撃パフォーマンスを披露しようというのでしょうか?

【映像スタート!】
黒い布を巻きつけ自らの視界を絶ったマガラさんは、そのままポールの上へ登っていきます。ここでポールの下に用意されたのは…するどい電動ドリル!視界が遮られている中、いったい何をしようというのでしょうか?何とポールを伝わる感触と、自身の経験だけを頼りにポールを滑り降り、ギリギリのところで寸止めに成功しました。マガラさんは2014年のソチオリンピックの開会式にもパフォーマーとして参加するなど活躍の場を広げています!




セレクション(9)
天井カメラとスクリーンを駆使した!
独創的なダンスパフォーマンス!
Another Kind of Blue(アナザー・カインド・オブ・ブルー)/オランダ

オランダを拠点に活動するダンスカンパニーAnother Kind of Blue(アナザー・カインド・オブ・ブルー)。世界各地の一流ダンサーによって構成されているこのグループは、他に類を見ない、斬新な演出が特徴です。まず舞台は、床と壁がどちらも映像を映し出せるようになっています。正面からの映像に加えて上からの映像も撮影するため、カメラが舞台の天井にも設置されています。舞台上のダンサーはふたつのスクリーンを駆使しながら踊り、床に映し出された映像に合わせて踊る場合は、天井のカメラがその様子を壁のスクリーンに映し出します。こうすることで観客側からは何とも不思議な光景が繰り広げられるのです。テクノロジーとアートを融合させた演目が話題を呼び、オランダのみならずヨーロッパ全域で人気が拡大しています。




セレクション(10)
2016年エミー賞受賞!
世界が認めたスピンボーイ!
大野愛地/日本

日本人の大野愛地さんは、アメリカを拠点に活動するブレイクダンサー!所属するダンスチーム「Quest Crew(クエスト・クルー)」が出演した「アメリカズ・ベスト・ダンス・クルー」という番組で見せたパフォーマンスが、昨年度、テレビ界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞で、傑出した舞台芸術に贈られる「OUTSTANDING CHOREOGRAPHY」賞を受賞!現在のアメリカでもっとも勢いに乗るダンスチームとして、各地のイベントやライブに引っ張りだこに!そんな大野さんが得意とするのが…ヘッドスピン!噂が噂を呼び、「芯が折れないシャーペン」をアピールするCMにも出演しました。そんな大野さんが、カナダでのパフォーマンスを終え、緊急帰国!スタジオで超絶パフォーマンスを生披露してくれました。


豊さんからいただきました!
「夢は叶う」

ホテル建設に続く夢シリーズ?の第2弾でしょうか。水谷豊さんの初監督作品『TAP -THE LAST SHOW-』に刺激を受けた香取編集長は…。というわけで今週の格言です。「夢を追い続けて、それを叶える映画でもあるんですけど、初監督で、40年の構想。ボクも『いつか映画の監督やってみたいな…』って、どのくらいかな…10代後半、20代くらいに、イキがったように思っていました(笑)。でも、あるときからそうじゃなく、自分が映画に出演させてもらえるようになって…。ただ、その思いはまったく消えてなくなったわけじゃないから。あ、でも構想してないですね(笑)。構想してないとダメですね。構想したくなる時も来るのかな?『面白かったよ!』っていう、豊さんの初監督の話を聞くと、『ああ、やってみたいな…』って久々に思いましたね」。


水谷豊さん
長くひとつのことをやると、新鮮味がなくなることもある。
でも、慎吾ちゃんはそれをまったく感じさせない。

5回目となる本日のスマステーションはいかがでしたか?

2年ぶりだそうですね、楽しかったです。世界中から集めた素晴らしいパフォーマンスの映像に、言葉を失うばかりでした。この番組は、いつもは、慎吾ちゃんと映像を見ながらいろいろ話をしていた印象があるんです。でも、今日は、ほとんど話ができなくて(笑)。そのくらい釘付けになって見ていました。ですから、話はまた改めて別に機会にさせていただこうと思いました(笑)。

10個のパフォーマンスの中で特に印象に残っているものは何でしょうか?

どれも素晴らしかったですけど、ハンガリーのパフォーマーの方がやった影絵でしょうか。ひとりの女性の生涯を影絵で表現していましたけど、ストーリーがあって素晴らしかったですね。やっぱり、僕らはストーリーを追う方が好きなのかな、なんて思いました。あとは、4.2秒で撮影されたミュージックビデオね。スロー再生で見ると分かるけど、4.2秒だと何が何だか分からないという(笑)。あれが、実はこういう映像なんですよ、と種明かしされた時の面白さがすごくありましたね。

日本人のパフォーマンスも光っていましたね。

70歳の女性がポールダンスをされているのを見て、人間の可能性みたいなものを感じました。だけど、日本ではそこまで話題にはなっていないんですよね。日本にもああいうパフォーマンスを見せる場があればいいのにな、と思いました。スタジオで生パフォーマンスを披露してくださった大野愛地さんもすごかったですね。目が回らないというのが、いったい、どうなっているんだろう、と思いました。あの方も、受賞されたのはエミー賞でしたよね。やはり、海外で先に評価されるという。そういう意味では、パフォーマンスのオーディション番組があるアメリカやヨーロッパはちょっとうらやましいと思いました。

あまり話す機会がなかったということでしたが、香取さんとはいかがでしたか?

長くひとつのことをやるって、何が大変かって、そこに慣れて新鮮味がなくなることだと思うんです。水ならにごるし、空気ならよどむこともあったりして。だけど、慎吾ちゃんはそれをまったく感じさせないし、いつも清々しいでしょ。それは、彼が持っているものなんでしょうね。変わった部分と変わらない部分がバランスよくあるから、いつでも新鮮なのかなって。そんなことを今日横で見ていて改めて思いました。

そんな香取さんも絶賛されていた水谷さんの初監督作品「TAP -THE LAST SHOW-」が公開になりました。改めて見どころをお願いできますか?

パフォーマーのショーを見るとそれだけで感動しますし、僕も何度かそういう経験をしているんですけど、そういう経験をして涙を流し別世界に連れて行かれた時に、ずっと思っていたタップでその世界を表現できないだろうか、とトライした作品なんですね。そもそもパフォーマーというのは、いつかスポットライトを浴びたいと思いながらそこを目指しているんだけど、日々の生活もあるし、そこにたどり着ける人はほんのわずかで。ショーを見るだけでは分からない、そんな裏の部分まで表現できた作品だと思っています。現代は、なかなか夢を持ちにくい時代ですけど、でも何かに向かって情熱を燃やしてというのは、大切なことですよね。僕自身、そうでありたいな、と思う、理想みたいなものを描きました。

水谷豊さん 監督・出演 映画「TAP -THE LAST SHOW-」公開中

水谷豊さん 監督・出演
映画
「TAP -THE LAST SHOW-」
公開中


人間いくつになっても挑戦できるものなんだ、と感動しました。

今日の「スゴ技パフォーマンス映像」特集、70歳の日本人女性・とも子さんが披露されたポールダンスと、ハンガリーのパフォーマンス集団が披露した影絵が特に好きでした。見事なポールダンスを披露されたとも子さんは、62歳から始めたそうなんです。もともと何かをやっていらしたのかもしれないですけど、人間いくつになっても挑戦できるものなんだ、と感動しました。あきらめずに挑む気持ちを忘れてはいけないと思いました。影絵も、ストーリーがしっかりあって、あれほどひとりの女性の人生を分かりやすく表現できるものなんですね。リアルなストーリーにちょっと泣きそうになりました。そして、生で挑戦してくださった大野愛地さんのパフォーマンスは、スマステーションのマークを見事にまん丸に書いてくださいましたよね。ものすごいスピードがあるのにぶれないのがすごい!さすがエミー賞は違うな、と驚きました。でも、ゲストの水谷豊さんもおっしゃっていましたけど、一体どういうことなんでしょうか(笑)。その水谷さんが初監督を務められた映画「TAP -THE LAST SHOW-」、素晴らしかったです。感動して2回拝見しました。最後の24分のタップショーが生でパフォーマンスを見ているような気分になれますので、劇場の大きなスクリーンで見た方がいいと思います。水谷監督が撮る俳優・水谷豊さんがまたバツグンに素敵で。あらゆる水谷さんを見てきているつもりでしたが、また全然違う水谷さんがいました。渋くて最高にカッコよかったです!香取さんも最後にタップを披露されていましたけど、思わず私も「やってみたい!」となるほど、豊富な表現ができるダンスなんだと知りました。水谷さんも香取さんも実体験で知っていらっしゃる「喝采」の世界を見せてくれる作品でした。

大野愛地さんのヘッドスピンは、人間を超えていますね!

◆世界のスゴ技パフォーマンス映像、やっぱりアートだったり、ダンスだったりと、そこにテクノロジー…っていえばいいのか、いろんな技術が。スクリーンだったり、カメラだったり、ドローンだったり。そこの融合がここまで来たんだな、と。それが進化している中でもひとつ上をいったものたちなのかな、と思いました

◆ボクが「スゴいクオリティーの『仮装大賞』」って言ったAnother Kind of Blueのも、ほんのちょっとしたこと…それこそ床にスクリーンを敷いてその上で踊るってありそうなんだけど、それを背景に映し出すっていうことをあまりしてないのかな。正面から撮ってて、踊ってて、映像の中で踊ってるように見える…じゃあ、カメラもう1個上から、とか

◆あと、OK Goの4.2秒のとかも、あのようなことはあっても、あそこまで突き詰めたものは見たことがないな、とか。あれって、1発でどうにか上手くいかないと大変な作業だと思うんですよ。それはもう、人間の、というか、自分たちで計算してどうにかできるレベルじゃないから、きっとコンピュータに打ち込んだタイミングだったり、カメラの動くタイミング…カメラはきっと相当なスピードで4.2秒間いろんなところを映す。それも、あれだけの速さで動けるカメラ自体がなかったのかな、と

◆そんな中で、パラシュートなしのスカイダイビングとかはダメですね(笑)。いくら1万何千回飛んでいて、もうやることない、って言っても、パラシュートをとるのはダメです。あと、電動ドリルのヤバいヤツ。あれもダメですね(笑)

◆大野愛地さんの生パフォーマンス、あのヘッドスピンはそれこそ人間を超えていますよね。「何で目が回らないんだろう?」とか、それこそスポーツとかで体の軸がブレないように気を付けたりするんだろうけど、そのレベルじゃないような…。きっと、あれだけスピードがついているから、何かがぶれた瞬間に吹っ飛んで行っちゃうんじゃないかな?首の骨折れちゃうとか…。さすがのエミー賞受賞のパフォーマンスでした。豊さんも喜んでくれて良かったです!

◆豊さんの映画も素晴らしかったです!タップをやってみたくなりました。タップ自体、あまり知らないんですよね。いろんな踊りを踊ってきたんですけど、タップってやったことなくて。何だろうな…カッコいいんですよね。ピアノがあって急に弾きだして、「ピアノ出来るんだ?」っていうカッコよさ、みたいな。普通の靴でも、音楽が流れたらタップ踏める、みたいな。「うお、何だ今の技術?」「いや、ちょっとタップやってたんだよね」みたいな。そんなカッコよさな感じが…。あと、東京タワーがいっぱい出てきていて。豊さんも好きだったみたいで。ボクが数えた限り、6回かな?それくらい映ってましたね。東京タワー好きにはたまらなかったです!!