SmaTIMES

Backnumber

#358(2016.11.5 OA)

  • トップニュース
  • トクベツキカク
  • シンゴ5
  • ゲストトーク
  • オオシタアナ
  • ヘンシュウコウキ

“おじさん”と言われても、そこまで抵抗がなくなってきた。
やっぱり39歳。

トップニュース

松田龍平さん&真木よう子さんをお迎えして、
日本人が知らない!外国人がわざわざ集まる
意外な人気スポットランキング2016秋をオンエア!!

ゲストに松田龍平さん、真木よう子さん(ともに2回目のご登場!)をお迎えした11月最初のスマステーション。特集は、「日本人が知らない!外国人がわざわざ集まる意外な人気スポットランキング2016秋!」をお送りしました!
ことし10月の時点で過去最多の2000万人を突破した訪日外国人旅行者。そんな彼らの間で人気を集めているスポットを専門家のアンケートをもとにランキング化した今回の特集。そこには、日本人が知らない意外な姿がありました。ここでは、トップ3を振り返っておきましょう。第3位は東京・新宿の「らーめん桜花」。こちらのお店は、横浜で行列の出来るつけそば専門店「めん創桜花」の店主が、昨年の9月に新たにオープンしたラーメン店。しかし、このお店、普通のラーメン店ではなく“ハラール”のラーメン店なのです。ハラールとは、イスラムの教えで「神に許されている」という意味のアラビア語。つまり、このお店では、イスラム法において食べてもいいとされている食材をつかった料理が出されているのです。様々なハラールメニューが並ぶなか、特に人気なのが「スパイシー ハラール ラーメン」(1,700円)。シジミと魚醤の旨みを凝縮した醤油ダレに昆布、生姜、ネギ、シイタケ、そして、鯛の頭や中骨をたっぷりと加え、そこに酸味の強いイタリア産トマトと糖度の高い日本のトマトを加え、2種類の唐辛子を加えたスープを注ぎます。麺は自家製の細麺。辛味豆腐のエスプーマを盛り付け、トッピングにヤングコーン、味付け卵、そして、スチームコンベクションオーブンを使って、水分を残すように低温調理した鶏肉のグリルを乗せれば完成。鯛の旨味が凝縮したスープと、ピリっと辛い唐辛子が後を引く美味しさです。第2位は佐賀・鹿島市「祐徳(ゆうとく)稲荷神社」。商売繁盛、五穀豊穣などを願う人々が、年間300万人も参拝に集うこの神社、実はタイの映画やドラマの撮影地になったことで一気に知名度がアップし、多くのタイ人が訪れるようになりました。2014年にタイで大ヒットした映画『タイムライン』に祐徳稲荷神社が登場すると、翌年には、なんと佐賀をそのまま舞台にした恋愛ドラマ「STAY Saga〜わたしが恋した佐賀〜」が全4回にわたり放送されました。このドラマは、ほぼ全編を佐賀県で撮影していて、タイにおける佐賀県、そして祐徳稲荷神社の人気はうなぎのぼり。日本政府が外国人観光客を増やす目的で、2013年にタイやマレーシアから日本への入国ビザを大幅緩和。これを受けて、佐賀県は、時にはタイを訪れて直接アピールするなど素早く動いた甲斐あって、映画やドラマ撮影の誘致に成功したのです。そして第1位は島根・安来市「足立美術館」でした。こちらは、昭和45年に実業家の足立全康によって創設された美術館。日本画、陶芸を中心に所蔵品は1500点におよび、なかでも近代日本画の巨匠、横山大観の作品は、「紅葉」や「雨霽(あめはる)」をはじめ国内有数のおよそ120点を所蔵。これだけでも十分に訪れる価値はあるのですが、この美術館にはもうひとつ大きな目玉があります。それは、5万坪にも及ぶ、広大で美しい日本庭園。アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の「日本庭園ランキング」で13年連続1位を獲得。2015年には、外国人入館者数が年間およそ2万5000人を突破するまでになったのです。今回のランキング、みなさんはいくつご存知でしたか?
次回11月12日の放送は「実際に住んでいる人に聞いたら驚きの回答が!2016年住んでみたい街ベスト10大調査SP」をお送りします。ゲストは小栗旬さんです。お楽しみに!!

昨年、外国人観光客の来日数が過去最多の1900万人を突破!そして今年は10月の時点で、2000万人を突破!早くも過去最高記録を更新しています。そこで、スマステーションでは、海外からの旅行事情に詳しい専門家にアンケートを実施。外国人観光客に人気の意外なスポットをランキングにしました!


SmaSTATION!!特別企画
日本人が知らない!
外国人がわざわざ集まる、意外な人気スポットランキング 2016秋!


第9位!
東京都内をカートに乗って爽快観光!
東京都・品川区「マリカー」

東京都・品川区。京急・北品川駅から歩いておよそ3分のところにある建物に、次々と外国人観光客がやってきます。お店の中を見てみると…何やらみなさん、様々なコスチュームに着替え始めました。そして、お店を出た一行は、駐車場へ。これから一体何が始まるのでしょうか?みなさんが乗り込んだのは、公道を走ることができるカート。これに乗って観光を楽しむというものらしいのですが…。【だから外国人に大人気!】人気の理由は、東京をいつもと違うアングルで観光できること。観光バスとは違い、視線が低くしかもオープンな広い視野で東京が体感できる、と外国人観光客から人気なのです。今回、アメリカから来たグループに密着してみました。「爆走ベイエリア お台場コース」、「東京タワーコース」、「目立ち度No.1渋谷コース」、「たっぷり満喫 渋谷&お台場コース」と4種類あるコースのなかで彼らが選んだのは、爆走ベイエリア お台場コース。品川を出発してレインボーブリッジを渡り、お台場、東京タワーをおよそ2時間で回るコースで、価格は8,000円。気分を盛り上げるコスチュームは無料でレンタルでき、アクションカメラや無線機、スピーカーなどは、有料オプションとして借りることができます。日本人なら普通運転免許、海外から来た人は国際運転免許などが必要となります。早速、スタッフにカートの操作方法を教わり、午後5時、いよいよ出発。ベテランスタッフが先導してくれます。まず一向が向かったのはお台場。全車、オートマチック車なので、運転も簡単。車高が24cmと低く、地面すれすれを走っている感覚なので、体感速度は相当なもの。低い目線から見る東京は、大迫力で、いつもと違う風景に映ります。お台場に到着すると、レインボーブリッジを背景にスタッフが記念撮影をしてくれます。再び走り出し、次の目的地へ。日が暮れだしたレインボーブリッジからの景色はまさに絶景。この夜景が、ツアーでは特に人気なのです。続いてやってきたのは東京タワー。ここでも、記念撮影をしたみなさんは再び走り出し、東京タワーを背に、六本木交差点を通過しゴール地点の品川へ。ちなみに、SNSに撮った写真や動画、コメントやレビューなどを投稿すると料金が安くなるサービスも(※爆走ベイエリアお台場コースのツアーの場合は2,000円割引)。平日の夕方や休日は混み合うため、事前予約をオススメします。




第8位!
100頭以上のキツネが放し飼い!
宮城県・白石市「宮城蔵王キツネ村」

宮城県・白石(しろいし)市。宮城県南部蔵王連峰のふもとに位置する白石市の白石駅から車でおよそ20分。見えてきた施設に、次々と外国人観光客がやってきます。東京から3時間かけてやってきた、という人もいる、わざわざ行ってみたくなるスポットが「宮城蔵王キツネ村」です。外国人に広まったきっかけは、インターネットに投稿された動画。イギリスの新聞サイト「Daily Mail」で取り上げられたり、人気YouTuberのレイチェル&ジュンが撮影した映像が200万回も再生されるなど注目が集まり、それを見た外国人たちが日本を訪れる目的のひとつにするようになったのです。それにしても、なぜキツネが外国人の間で人気なのでしょうか?【だから外国人に大人気!】昔から童話や絵本にも登場し外国人には親近感のあるキツネ。今年上映されたヒット映画『ズートピア』でも、メインキャラクターにキツネが登場していたほど。しかし、野生のキツネは「エキノコックス」という寄生虫に感染している可能性もあり、触るのも危険。そのためキツネが放し飼いにされている施設は世界的にも珍しいのです。こちらの施設のキツネは、全て人工繁殖で育てられたもので、その数100頭以上。「キタキツネ」をはじめ、全身真っ白の「ホッキョクギツネ」、全身真っ黒の「ギンギツネ」など全6種類のキツネが飼育されています。生まれた時から人間に接しているため人に慣れていて、間近で見たり、写真を撮ったり、エサをあげることもできるのです。さらに、キツネを膝の上に乗せて抱っこする抱っこ体験も開催しています(※高校生以上のみ触れることが可能。抱っこ体験は1人400円(1分))。




第7位!
ふわトロ玉子天ぷらに外国人も並ぶ!
東京都・杉並区「天すけ」

東京都・杉並区。JR・高円寺駅から歩いておよそ3分のところにある一軒のお店に行列が。並んでいるのは日本人と思いきや、なかには外国人の姿が。一体彼らのお目当てとは…?こちらは、1987年創業の天ぷら屋さん。店内はカウンター席のみで、ピーク時には行列が出来る人気店です。そんなお店のランチメニューで、圧倒的人気を誇るのが玉子ランチ(1,300円)。ゴマ油とコーン油をブレンドして、あっさりとした仕上がりになるように揚げられた大ぶりのエビ、野菜、かきあげなど計7種類の天ぷらをいただける大ボリュームのメニューです。しかし、外国人に人気の理由はそれだけではありません。【だから外国人に大人気!】人気のヒミツは天ぷらと一緒に出される、玉子天丼。ご飯の上に、トロットロの半熟卵の天ぷらが乗っているのですが、これが「食べたことのない食感」だと、外国人の心を捉えて離さないのです。この卵天ぷらを作れるのは、こちらでは店主の栗原さんだけといいます。いったいどうやって作るのでしょうか?卵を鍋に割り入れると…後ろを見ずに殻を後ろの殻入れに放り投げました。あるときは壁にツークッションさせ、あるときは両手で、見事なノールックシュートを次々に決めていきます。今では、このパフォーマンスも含めて、この店の名物になっていますが、見世物として始めたのではなく、元々は鍋から目を離さず素早く調理するためにやっていたもの。さらに、生卵は衣をつけずに油の中にいれるので、衣をつけた箸の振り具合を3段階に調節し、小・中・大の揚げ玉を作り出し、これを卵にまとわせているのです。こうすることで、複雑な食感が生まれるのだといいます。あとは、半熟の状態に仕上がるように絶妙なタイミングを見計らって油から出します。最後は、ご飯に乗せ29年間継ぎ足してきた甘辛い秘伝のタレをたっぷりかければ完成!サクッとした衣を割るとトロっと黄身がとろけ出し甘辛のタレとの相性は抜群です。こちらは、常に混み合っているため、気になる方は早めの時間に行く事をオススメします。




第6位!
トリップアドバイザー(外国人に人気の日本のレストラン2016)堂々の1位!
岐阜県・高山市「平安楽」

岐阜県・高山市。名古屋や長野を起点として、飛騨高山、北陸を巡るルートは、「サムライルート」とも呼ばれ、世界遺産・白川郷の見学もできると、外国人が日本をめぐる新しい観光ルートとして今、人気急上昇中。高山市を訪れる外国人の数も年々増えているといいます。そんな高山駅から歩いておよそ5分のところにある建物に、次々と外国人観光客がやってきます。一体、彼らのお目当てとは…?こちらは、昭和38年に創業した老舗の中華料理店。メニューにもチャーハン、ラーメン、焼き餃子などいわゆる一般的な中華料理が並んでいますが、カウンターに座っているのは、ほとんどが外国人!女将の古田さんは、「全くもって選ばれる理由が私たち自身にはわからないんですよね。なぜ?」と首をかしげますが、このお店は紛れもなく、世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が選ぶ外国人に人気の日本のレストラン2016で1位を獲得したお店なのです。そこには、外国人の心に響くある秘密が…。【だから外国人に大人気!】外国人のお客さんが「料理が美味しいし、女将が素敵だわ」というように、人気の理由は女将さんの最高のおもてなし。こちらで接客を担当する女将の古田直子さんは、外国人のお客さんが来ると流暢な英語でもてなし、さらには食物アレルギーを持つお客さんへの対応もばっちり。女将さんは、メニューに使われている食材を熟知しているのはもちろん、栄養士の資格まで取得しています。ベジタリアンの方には、メニューから肉を抜いたりする対応をしてくれるだけでなく、調味料まで植物性のものを使ってくれるなど、まさにジャパニーズ「お・も・て・な・し」の精神にあふれたお店なのです。




第5位!
日本の文化「風呂敷」に外国人が殺到!
東京都・渋谷区「風呂敷専門店 むす美」

東京都・渋谷区。明治神宮前駅から歩いておよそ7分のところにある建物に、次々と外国人観光客がやってきました。一体彼らのお目当てとは?こちらは、京都の老舗ふろしき専門メーカーの山田繊維が原宿にオープンしたショップ。店内にはオーソドックスなものから、従来の風呂敷のイメージを覆すようなモダンでカラフルなものまで、500種類以上の風呂敷が揃う、専門店ならではの品ぞろえ。しかし、なぜ風呂敷が外国人に人気なのでしょうか?【だから外国人に大人気!】日本人には風呂敷の使い方といえば、モノを包んで運ぶものという固定観念がありますが、外国人にとっては、スカーフに使ったりテーブルクロスに使ったりと、無限の可能性を持った美しい布なのです。外国では中々見られない独特の色使いやパターンが、古くて新しい日本を感じさせてくれる上に、お土産として、軽くてかさばらないと、外国人の間で人気に火が付きました。お店では、風呂敷本来の「包む」という使い方にもこだわっていて、基本のお弁当の包み方から、ハンドバッグとしての使い方まで丁寧に説明してくれているしおりを無料で用意。もちろん英語版もあります。さらに、お店では、直接、包み方を教わる事が出来るのです。今回、風呂敷の包み方を教える講師・山田悦子さんにパーティーに持っていくときのワインの包み方を教えてもらいました。今回教えてくれるのは「ビン2本包み」。まず、2本のビンを外側に向け、風呂敷の中央に寝かせて置きます。この時、ビンの底と底の間を少しあけておくのがポイント。次に、風呂敷の端をビンにかけ平行に巻いていきます。巻き終わりの角を瓶の真上にして、その角をびんの底で挟むように2本のビンを立てます。この時、ビンの底に間が空いていないと、うまく立てる事ができません。最後に上をしっかり結べば、ビン2本包みが完成。みなさんも、色々と試してみてはいかがですか?




第4位!
路地裏のディープな商店街!
東京都・武蔵野市吉祥寺「ハモニカ横丁」

東京都・武蔵野市。吉祥寺駅北口を出てすぐの細い路地にある商店街に、次々と外国人観光客がやってきます。こちらは、もともと終戦後の闇市があった場所で、飲食店を中心に百軒もの店が軒を連ねる様子が、ハーモニカの吹き口のようだったことから「ハモニカ横丁」と呼ばれるようになりました。しかし、何故都心から離れた吉祥寺の小さな横丁に外国人が集まるのでしょうか?【だから外国人に大人気!】そう、吉祥寺近くには、外国人に人気な三鷹の森ジブリ美術館がある上、ホテルの多い新宿や渋谷からも電車1本で行け、さらに、羽田空港や成田空港からもバスが出ているなど、日本に滞在する外国人にとって、意外と行きやすい場所なのです。そんな吉祥寺で、レトロでディープな日本の文化が楽しめると、外国人の間で口コミが拡がっているのが、ハモニカ横丁。なかでも特に賑わいを見せるのが「やきとり てっちゃん」。店内を見てみると、あちらこちらで外国人観光客が楽しそうに飲んでいます。こちらでは、およそ30種類の焼き鳥が目の前でずらりと焼かれ1本110円からとリーズナブルに楽しめます。焼き鳥の味はもちろんだが、人気の秘密は、オープンな雰囲気。老若男女の楽しそうな声がいつも響いている店内では、もはや言葉の壁などないのです。地元の日本人と気軽に触れあえて、楽しく飲めると、外国人旅行者に口コミで人気が広まりました。ちなみに、ハモニカ横丁で静かにお酒を楽しみたいという外国人に人気なのが、立ち飲み居酒屋「ポヨ」。ふらりと一人で飲み食いして帰るという、シブい外国人も多いそうです!




第3位!
外国人観光客も安心の旨辛ハラールラーメン!
東京都・新宿区「新宿御苑 らーめん桜花」

東京都・新宿区。「新宿御苑前駅」から歩いておよそ2分のところに、何やら人だかりのお店を発見!様々な国から外国人が集まっているようですが、こちらの方々にはある共通点があるといいます。こちら「らーめん桜花」は、横浜で行列の出来るつけそば専門店「めん創桜花」の店主が、昨年の9月に新たにオープンしたラーメン店。しかし、このお店、普通のラーメン店ではなく“ハラール”のラーメン店だといいます。ハラールとは、イスラムの教えで「神に許されている」という意味のアラビア語。つまり、このお店では、イスラム法において食べてもいいとされている食材をつかった料理が出されているのです。オーナーのマシュリク和智さんが、「7年ほど前に日本に来たマレーシアの友人が、宗教上の理由で食べれるものがないと聞き、そこからイスラム教について勉強しました」と話すように、ハラールについて6年間勉強。それだけではなく、自身もイスラム教徒に。こうして、イスラム教徒の方にとって、より安心できるラーメン店が誕生したのです。もちろん、味も本格的。様々なハラールメニューが並ぶなか、特に人気なのが「スパイシー ハラール ラーメン」(1,700円)。シジミと魚醤の旨みを凝縮した醤油ダレに昆布、生姜、ネギ、シイタケ、そして、鯛の頭や中骨をたっぷりと加え、1時間ほど煮込み、そこに、酸味の強いイタリア産トマトと糖度の高い日本のトマトを加え、2種類の唐辛子を加えたスープを注ぎます。麺は自家製の細麺。辛味豆腐のエスプーマを盛り付け、トッピングにヤングコーン、味付け卵、そして、スチームコンベクションオーブンを使って、水分を残すように低温調理した鶏肉のグリルを乗せれば完成。鯛の旨味が凝縮したスープと、ピリっと辛い唐辛子が後を引くおいしさ!イスラム教徒ではない日本人にもファンは多いといいます。スープには鯛の旨みが溶け出しているので、残ったスープをご飯に注いで、鯛茶漬け風にして楽しむ人もいるそうです!




第2位!
佐賀県の神社がタイで大ブレイク!
佐賀県・鹿島市「祐徳(ゆうとく)稲荷神社」

佐賀県の西南部に位置する鹿島市。有明海に面した自然豊かな町にある長崎本線「肥前鹿島駅」から車でおよそ10分。何やら神社の入り口のようですが、そこに次々と外国人観光客がやってきます。そのほとんどがタイから来た観光客だといいます。一体、どういうことなのでしょうか?こちらは、京都の「伏見稲荷大社」や愛知の「豊川稲荷」、茨城の「笠間稲荷神社」などと並び称される、人気の稲荷神社。商売繁盛、五穀豊穣などを願う人々が、年間300万人も参拝しに集うといいます。外国人観光客からも人気なのですが、なぜタイ人が圧倒的に多いのでしょうか?そこには意外な理由がありました。【だから外国人に大人気!】実はここが、タイの映画やドラマの撮影地になったことで一気に知名度がアップしたのです。2014年にタイで大ヒットした映画『タイムライン』に祐徳稲荷神社が登場すると、翌年には、なんと佐賀をそのまま舞台にした恋愛ドラマ「STAY Saga〜わたしが恋した佐賀〜」が全4回にわたり放送されました。このドラマは、ほぼ全編を佐賀県で撮影していて、タイにおける佐賀県、そして祐徳稲荷神社の人気はうなぎのぼり。それにしても、なぜこの佐賀県の神社が、タイの映画やドラマのロケ地に選ばれたのでしょうか?理由は単純で、佐賀県が海外の観光客にもっと訪れてほしいと、タイの映画会社や、映画監督にアピールしたからなのです。日本政府が外国人観光客を増やす目的で、2013年にタイやマレーシアから日本への入国ビザを大幅緩和。これを受けて、佐賀県は、時にはタイを訪れて直接アピールするなど、素早く動いたのです。その甲斐あって、タイの映画やドラマ撮影の誘致に成功。そして、映画やドラマをみたタイの人たちが、こぞって祐徳稲荷神社にやってきたのです。




第1位!
スケールが段違いの日本庭園に囲まれて、貴重な日本画を愛でる!
島根県・安来市「足立美術館」

島根県・安来(やすぎ)市。島根県の東端に位置し、どじょうすくいを踊る「安来節」で有名な街。そんな安来駅から車でおよそ15分のところにある建物に、外国人観光客がどんどんやってきます。果たして、この建物になにがあるのでしょうか?こちら「足立美術館」は、昭和45年に実業家の足立全康によって創設された美術館。日本画、陶芸を中心に所蔵品は1500点におよび、なかでも近代日本画の巨匠、横山大観の作品は、「紅葉」や「雨霽(あめはる)」をはじめ国内有数のおよそ120点を所蔵。もちろん、これだけでも十分に訪れる価値はあるのですが、この美術館にはもうひとつ大きな目玉があります。【だから外国人に大人気!】それは、5万坪にも及ぶ、広大で美しい日本庭園。アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の「日本庭園ランキング」で13年連続1位を獲得。2015年には、外国人入館者数が年間およそ2万5000人を突破するほど、大人気となっているのです。全部で6種類の庭を鑑賞することができるのですが、すべての庭は「庭園も一幅の絵画である」という足立の信念のもと作られています。たとえば、こちらの、横山大観の名作「白沙青松(はくさせいしょう)」をモチーフとした庭、その名も「白砂青松庭」。なだらかな白砂の丘陵に大小の松を配置、横山大観の絵画の世界を見事に表現しています。さらに、もうひとつ人気の庭園作品が、こちら生の掛軸。これは床の間をくりぬき、そこから庭園を鑑賞するという作品。奥に広がる日本庭園を、あたかも山水画のように鑑賞できるポイントとして、外国人からも大人気なのです。しかし、この美しい日本庭園を維持するのには、膨大な労力がかけられているといいます。毎朝7人の専属の庭師によって、余計な落ち葉などを掃除するのはもちろん、少しだけ飛び出た小さな葉まで、気になる所はすべて徹底して維持・管理しています。そのこだわりはすさまじく、庭の奥に見える風景を守るために、山の一部まで購入してしまいました。このこだわりによって、いつ来ても、クオリティが変わらない景観を楽しめるのです。



番外編
100円ショップ「ダイソー」で、外国人に売れている商品の
ベスト10からセレクションでご紹介!



8位 トラベル用衣類圧縮袋L(108円)

こちらの袋に衣類を入れ、くるくると丸めていけば、中の空気が抜けて真空に近い状態になり、洋服がコンパクトな状態に。お土産を爆買いして、トランクに荷物が入らない旅行者に大人気!




3位 抹茶ミルクマシュマロ(108円)

抹茶味は、日本のお菓子の中でも外国人に根強い人気が。モッチリとした食感のマシュマロと京都の宇治抹茶を使用した程よい渋みのクリームが人気の秘密。




1位 ソーラーゆらゆらシリーズ 招き猫 白(108円)

外国人の間では日本の縁起物“招き猫”が「Lucky Cat」として人気のようです!こちらの商品は、太陽電池でゆらゆらと動きます!


やっぱり、日本好きなんだなぁ

外国人が集まる意外な人気スポットをご紹介した今回。香取編集長も初めて知るスポットばかりだったそうですが…。というわけで、今週の格言です。「本当に、アメリカの音楽に…とか、『日本ダセぇ!海外カッコいい!』みたいに思って、若かりし頃は生きていたはずなのに、日本がどんどん海外へ、とか、海外から日本に、とかってなってきたときに、『いや、日本もっといいとこあるよ』って。今日の特集を見たとき、『ああ、自分も知らないんだな』って思ったけど、その一方で、日本文化をもっともっと知ってほしいな、って思うっていうのは、やっぱり日本が好きだからなんだな、って思いました。どうして若いころって、あんなに海外に憧れるんだろうなぁ。それがあるからこそ、いま日本が好きだな、って感じられるのかもしれないけど…。海外から日本に来てくれる観光客の数は、どんどん記録更新していますけど、もっともっと遊びに来てほしいですし、2020年過ぎても、日本を好きでいてほしいです」。


松田龍平さん&真木よう子さん
真木:素敵なおかみさんがいるお店に行きたいと思いました
松田:昔、キツネに遭ったことを思い出しました(笑)

おふたりともに2度目となる、本日のスマステーションはいかがでしたか?

松田:楽しかったです。
真木:松田龍平と一緒だったので、放送事故っぽいことが起こらないか心配していたんですけど(笑)。
松田:こっちのセリフだよ(笑)。
真木:何でよ?私はちゃんとやるんだから〜!

ちなみに、真木さんが心配されていたのは?

真木:何もしゃべらないんじゃないかと思って…。
松田:僕は、(真木が)噛むんじゃないかなって(笑)。
真木:噛みませんよ(笑)。
松田:ふたりともこういう番組に慣れていないので…。
真木:でも、私のほうができるんです!
松田:いや、俺のほうが…って、これ、面倒くさいから止めよう(笑)。

特集の「外国人に人気のスポット」はいかがでしたか?

真木:外国人の方って日本のいいところをちゃんと分かってくれているんだな、って思いました。
松田:客観的っていうか、日本人が気づかないようなところも見てくれていて。
真木:そうそう。おかみさんが素敵だったお店(岐阜の中華料理店)とか、本当によかったですよね。私も行きたいと思いました。
松田:あと、(宮城県の)キツネとかね。僕、小さいころに山でキツネを見たことがあるんです。キャンプしている時にひとりで川で遊んでいたら、キツネが出てきて目があったんです。それでお互い3分くらいジーッと見つめあって…。
真木:あははは〜!
松田:というのを思い出しました(笑)。
真木:それで?
松田:そのあと、キツネがスーッといなくなって…。
真木:そうなんだ(笑)。

おふたりが外国人に紹介するとしたら、どんな場所になりそうですか?

真木:先日、偶然、コスプレーヤーが集まるイベント会場を通りかかったんですけど、そこにいろいろなアニメのキャラの恰好をした人がいて、なかに外国人もチラホラいたんです。日本的といえば、そういう場所なのかと思いますので、そんなイベントを紹介したいですね。
松田:僕は、行きつけのバーですね。理由は…俺が飲みたいから。
真木:あはははは!外国の人が喜びそうな場所なの?
松田:いや、特に。
真木:何でよ?
松田:やっぱり、まず自分が楽しくないと、向こうも楽しくないと思いますので。だから、自分が一番居心地のいい場所にします。

香取さんとはいかがでしたか?

松田:いやぁ、面白い方ですね。雰囲気がやさしいので、しゃべりやすいです。前回も、生放送が得意じゃないからドキドキで行ったんですけど、スタジオの空気も居心地がよくてやりやすかったんです。
真木:うん。すごくやさしい方。
松田:本当はもっとしゃべりたかったんですけど、生放送はタイムリミットがあるので、そのチチチチ…という(秒を意識した)感じがあって。
真木:分かる。でも、相手をリラックスさせるオーラのある方だから、一緒にお酒とか飲んだら楽しそうだな、と思いました。

そんな香取さんも楽しまれたという、映画『ぼくのおじさん』の見どころを改めてお願いできますか?

松田:見る人を選ばないし、ゆるい笑いがずっと続く癒される映画なので、仕事に疲れた方とかに見ていただきたいですね。ハワイの景色もすごく気持ちがいいし。
真木:そう。ハワイで撮って正解、という作品だよね。ハワイのいい空気感が画面いっぱいに出ていると思います。
松田:顔面いっぱい?(笑)
真木:画面いっぱい、って言ったでしょ?(笑)。画面いっぱいに体験できると思います。
松田:だから、映画館じゃないとね。
真木:あれが日本の海だったら、ちょっと雰囲気が違ったかもね。
松田:そうね。でも、ハワイだぞ、って息んで撮ってはいないんです。ちゃんと映画として硬派なハワイを撮っているから、光や空気感まで感じてもらえると思っています。
真木:あと、私は子供たちにぜひ見てもらいたいんです。アニメ以外でファミリーで見られるものってなかなかないですから、ぜひお子さんと一緒に見て感じてもらえたら、と思っています。
松田:ぜひ、みなさんでご覧になってください。

松田龍平さん、真木よう子さん出演 映画『ぼくのおじさん』公開中

松田龍平さん、真木よう子さん出演
映画『ぼくのおじさん』
公開中


すべてが一幅の絵のような足立美術館に行ってみたい

「外国人に人気のスポット」、日本人でさえ知らないような場所が多くて面白かったです。一番行きたいと思ったのは、島根の足立美術館です。やっぱりあの庭園の素晴らしさは、ビルや電線が多い東京で体験するのは無理ですよね。お庭も背景の山まで管理されていて、すべてが一幅の絵のような。あれは実際に行って見てみないと分からないでしょうから、自分の目で見たいと思いました。それにしても、みなさん全国津々浦々まで足を延ばしていらっしゃるんですね。しかも、「あそこであれを見たい」という明確な目的を持って旅行の計画を立てられている気がして。来日が2度目、3度目という方、滞在期間も長いという方も多いのでしょうか?浅草とか京都といった定番コースが入っていないことにも驚きました。しかも、ゆったり食事やお酒を楽しんでその場にいる方とコミュニケーションを取ったり、というのもいいですよね。旅行ってそういうことが心に残ったりするものですから。逆に教えられたところがたくさんあった特集でした。ゲストの松田龍平さんと真木よう子さんは、同年代の俳優さん同士だからか、あうんの呼吸という感じでした。おふたりがご出演の『ぼくのおじさん』、すごく素敵で面白い映画でした。笑えるんですよ。松田さん演じるおじさんと甥っ子との関係がいいし、そのおじさんが一目ぼれするマドンナが真木さんという、ちょっと寅さんみたいな感じもあって。真木さんがハワイ生まれの日系4世で、彼女に会いたくておじさんはハワイに行こうとするんですけど、お金がなくて行く術がないというところも面白く描かれていて。何ともいえないいい雰囲気が醸し出されていて温かい気持ちになれる映画です。

島根の足立美術館、とっても行ってみたい!

◆外国人観光客に人気のスポット、ビックリしました。知らな過ぎて何とも言えない、というのは、嬉しいんだけど自分たちが知らな過ぎなのかな、とか、外国の人も喜んでくれるような日本のスポット、自分も知っていたいな、とか、そんな感じです。でも、東京だけじゃなくて、何時間かかけて行ったりするところもあって「そんな場所が!?」っていうのはあるんですけど、例えばパリに行ったらモンサンミッシェルまで行きたいな、とか、そんな風に考えると、自分も海外行ったときって、中心地から車なり電車なりで1時間、2時間かけて名所を巡って見たい、って思うのは普通のことですもんね。急激に外国の方が増えているせいか、「外国人が行く日本って言えば東京でしょ?」っていうのは、自分の勝手なイメージなのかな、って感じでしたね

◆ハラールのラーメンも、これからきっといろんな国の方が来てくれる日本になると、そういう宗教とか、食の部分とかで、新しいお店とかサービスが必要になってくるわけですよね。「日本はこういうルールだから…」っていうことだけじゃない日本にもなっていく。それでいろんな国の方が来てくれて、「日本、楽しかったな」って思ってくれたら嬉しいですよね

◆島根の足立美術館も、とっても行ってみたい!美術好きとしては、知らなかったことが残念。まだまだですね。でも、伝統的な日本文化が1位というのは嬉しいですよね。9位のマリカーみたいなものもあって、THE JAPANな感じの美術館が1位、というのも嬉しいですね

◆松田龍平さんと真木よう子さんは、とってもステキなコンビで。映画を見させていただきましたが、ハワイ好きとしては、ハワイが結構全面に出ている映画で…。「見る前はそれを知らなかったので…」っていう話を間にしたら、「そうだね。ハワイ推しで宣伝してこなかったから。ハワイを推そう!」みたいな感じで(笑)。直前にも、真木さんと、どっちがどうする、みたいな話をしてて、松田さんが「じゃあハワイは僕が…」って感じで(笑)。また是非、遊びに来てほしいです。