今日、映らなくても、
スタッフ仮装しててもよかったね。
髙橋大輔さんをお迎えして
フィギュアスケート衝撃事件映像ベストセレクションをオンエア!!
ゲストに番組初登場!氷上の貴公子こと髙橋大輔さんをお迎えした10月最後のスマステーション。特集は、「フィギュアスケート衝撃事件映像ベストセレクション!」をお送りしました。
フィギュアスケート界の歴史に残る事件を、貴重映像とともに振り返った今回の特集。本日のゲスト・髙橋さんにも、お茶目な事件がありました。2009年、フィンランドで行われたフィンランディア杯。当時、すでに世界のトップスケーターだった髙橋選手ですが、前年の練習中に靱帯断裂などの大ケガに見舞われ長きに渡るリハビリを余儀なくされていました。およそ1年ぶりに迎えたこの復帰戦では、日本から駆け付けた多くのファンも見守るなか、ケガの影響を感じさせない見事なジャンプや世界一美しいと言われるステップを披露しました。そしていよいよラスト。スピンの後、最後にポーズを決めるだけ、というところで、シューズの刃が氷に引っかかりまさかの転倒!思わぬフィニッシュに恥ずかしそうな髙橋選手のはにかむ姿に会場からは大歓声が巻き起こりました。この転倒以外は完璧な演技を披露した髙橋選手は、ショートプログラムで1位を獲得。そのまま復帰第1戦を見事優勝で飾りました。
フィギュアの歴史を変えたと言われるのが、伊藤みどり選手。1991年にドイツで行われた世界選手権。伊藤選手は、女性選手として世界で初めてトリプルアクセルを決めたまさにフィギュア界のレジェンドでした。そんなすさまじいジャンプ力を持つ彼女だからこそ起こった衝撃の事件がありました。演技スタート後、なんとコンビネーションジャンプの一発目がものすごい飛距離となり、二発目のジャンプでリンクの外へコースアウト!すぐさま戻り、演技を再開しましたが、ご本人いわく、壁がなかったためまだリンクがあると勘違いしてしまったそう。この一件がもとで、リンクの角のカメラのスペースにはクッション製の壁が設けられるようになったといいます。番組ではこのほか、フィギュアスケート界を揺るがした、トーニャ・ハーディング選手とナンシー・ケリガン選手のライバル争いが引き起こした大事件や、羽生結弦選手、浅田真央選手に起きた珍事件もご紹介しました。
次回11月5日の放送は、「日本人も知らない…!?日本の魅力を再発見!外国人がわざわざ集まる人気スポット2016」をお送りします。ゲストは松田龍平さんと真木よう子さんです。ご期待ください!!
先日行われたグランプリシリーズアメリカ大会では、宇野昌磨選手が見事優勝!今後、12月のグランプリファイナルへ向け、盛り上がりを見せるフィギュアスケート。そこで今夜は…氷上の貴公子、髙橋大輔さんとともに、華麗なるフィギュアスケート、その歴史に残る驚きの事件の数々を貴重映像満載で紐解いていきます!
SmaSTATION!!特別企画
フィギュアスケート衝撃事件映像ベストセレクション!
セレクションNO.1!
アイスダンスの演技中に見事に決まった!
美しすぎるプロレス技!
事件が起こったのはポーランドで行われたヨーロッパ選手権。それはイタリア代表、ファイエラ・スカリペアの演技中に起こりました。フェデリカ・ファイエラさん(女性)、マッシモ・スカリさん(男性)が出場していたアイスダンスは、氷上の社交ダンスとも言われ、男女の息の合った演技が重要とされています。ここまでの得点でトップと10点以上差をつけられてしまった彼らは、起死回生の大技にすべてをかけることに。それは女性が男性を逆さまに抱えたまま滑る逆リフトという大技でした。ところが、そこで事件が起きたのです!オリンピックの出場経験もある彼らは序盤から息の合ったダンスで会場を魅了!そしていよいよ大技「逆リフト」を披露しようとしたその時、女性が男性を抱えきれず、男性は頭から氷上に叩き付けられました。まさに、プロレス技の「パイルドライバー」が見事に決まってしまったのです。果たして男性は大丈夫なのでしょうか?なんと何事もなかったかのように素早く立ち上がり演技を続行!その後も息の合った演技でそのままフィニッシュ。幸いなことに男性に大きなケガはありませんでしたが、やはりこの大技失敗が響き順位は6位に終わってしまいました。
セレクションNO.2!
誰もが待ちわびた!
髙橋大輔、感動の復帰戦のラストに…
2009年、フィンランドで行われたフィンランディア杯。「氷上の貴公子」と呼ばれた髙橋大輔選手の演技中に起こりました。当時、すでに世界のトップスケーターだった髙橋選手ですが、前年の練習中に靱帯断裂などの大ケガに見舞われ長きに渡るリハビリを余儀なくされていました。多くのファンが待ち望むなか、およそ1年ぶりに迎えたこの復帰戦、その演技の最後にちょっとお茶目なある事件が!復帰後、初の演技となるショートプログラム。日本から駆け付けた多くのファンも見守っていました。ケガの影響を感じさせない見事なジャンプ!さらに世界一美しいと言われる髙橋選手の真骨頂、ステップは…ブランクがあるとは思えないキレ味。この時を待ちわびた会場のファンからは大きな手拍子が起こっていました。そしていよいよラスト。スピンの後、最後にポーズを決めるだけ!ところが、そのポーズの瞬間、シューズの刃が氷に引っかかりまさかの転倒!思わぬフィニッシュに恥ずかしそうな髙橋選手でしたが、はにかむその姿に会場からは大歓声が巻き起こりました。最後に転倒してしまったもののそれ以外では完璧な演技を披露した髙橋選手は、ショートプログラムで1位を獲得。そのまま復帰第1戦を見事優勝で飾りました!
セレクションNO.3!
テレビ中継中に、一か八かの賭けに出た!
まさかのチャレンジに全米が総立ち応援!
事件が起こったのは、全米フィギュアスケート選手権、ペア・フリー!井上怜奈・ボルドウィンペアの演技中にそれは起こりました。井上選手は、日本代表として2度オリンピックに出場後、アメリカ国籍を取得!その後ボルドウィンとのペアでアメリカ代表としてトリノオリンピックに出場するなど輝かしい成績を収めています。そんなふたりは、全米中に中継されていた演技直後のリンクで、最高の瞬間を迎えることになったのです。ペアを組んで8年というベテランのふたりは、息の合った見事なコンビネーションを披露!そしてフィニッシュも見事に決め演技は終了!観客の大歓声に応えるふたり…すると、ここで事件が起こりました。なんと、ボルドウィンさんが井上さんにプロポーズしたのです。実はふたりはプライベートでも恋人同士として知られていて、会場内は興奮に包まれました。井上さんの答えはイエス!全米中が見守るなかで行われたサプライズプロポーズは見事に大成功!井上選手の目には涙が光っていました。演技後のインタビューでプロポーズについて聞かれたボルドウィンさんは、「君がいなかったら僕のキャリアはあり得なかった。残りの人生を君と過ごしたい。結婚してくれるかい?」とプロポーズしたことを明かしました。それに対して井上さんは「イエス」と答えたとも。ボルドウィンさんはさらに「怜奈にイエスと言ってもらえたのは最大の勝利だよ。スケートはまあまあだったけど、これからずっと彼女と一緒にいられるのだからね。ぼくにとっては、とても大切なことだよ」とコメント。全米が祝福するなか、ふたりは見事第2位となりました。ちなみに、ふたりは現役引退後、お子さんも生まれ、現在も幸せに暮らしているそうです。
セレクションNO.4!
世界中に中継されたオリンピックで、
無言のにらみ合い!
2006年、イタリアで開催されたトリノオリンピック。それはバーバラ・マルガリオペアの演技中に起こりました。バーバラ・フーザル=ポリさん(女性)、マウリツィオ・マルガリオさん(男性)のペアは、2001年に世界選手権でイタリア人初となる優勝、翌年のソルトレイクオリンピックでは、イタリア人初の銅メダルを獲得するなど当時、世界でもトップクラスの実力を誇っていました。その後、一度引退するも06年、母国で開催されたトリノオリンピックのために復帰、会心の演技を披露したその場所で事件が起こったのです。そこまでの演技で見事首位に立ち母国の大声援を受けるふたり。悲願の金メダルを目指し、いよいよ演技がスタートしました。息の合ったキレの良いダンスを披露し、難しい大技も見事に成功!完璧な演技を披露しこのまま終えれば母国での金メダル獲得か、と思われた時、まさかの転倒!なんとフィニッシュの直前で男性が女性を支えきれず転倒してしまい、そのままフィニッシュへ。その後、ふたりの間に重苦しい空気が流れ、母国の大声援がまるで聞こえないかのように、怒りをあらわにし男性をにらみつける女性。女性の怒りには理由があったのです。実は、前回のオリンピックの時にも金メダルを目前にして男性が失敗していたのです。その後、点数を待つ間も対照的なふたりのテンション。この失敗が響き、残念ながらメダルの獲得はなりませんでした。この衝撃のにらみ合いは世界中に中継され、一回の演技にかけた気持ちが伝わってくる、と大きな話題になりました。
セレクションNO.5!
インドから夢と情熱を持ってやってきた!
ひたむきに踊り続ける姿が胸を打つ!
今年9月、横浜で行われたジュニアグランプリシリーズ(日本大会)。女子では本田真凛選手の活躍などが大きな話題となりましたが、男子で話題を集めたのがこの大会初出場となる14歳のクリシュナ・サイ・ラフール・エルリ選手。ジュニアグランプリシリーズでは、フィギュアスケートの普及を目的に、1ヵ国1名までの推薦が与えられるのですが、エルリ選手はフィギュアがあまり盛んではないインド代表として出場。エルリ選手の自宅のあるハイデラバードという街にはスケート場がなく、2ヵ月に1度、およそ2時間をかけスケート場に向かい、練習しているのです。この日行われたショートプラグラムの演技では、ここまでトップの選手が80.53という高得点をマーク。対するエルリ選手は、大観衆の前で演技をするのはこれが初めてだといいます。しかし、彼の演技は大きな話題を呼びました。本格的にフィギュアスケートを始めてまだ8ヵ月というエルリ選手は、少々ぎこちない動きながら懸命に演技を続け、初めてのジャンプは失敗に。それでもその後、ひたむきに演技を続けるエルリ選手に、観客からは大きな手拍子が。エルリ選手の振り付けは、自身が考えたもの。転倒を繰り返しながらも、笑顔を絶やさず演技を続けいよいよ迎えたフィニッシュでは…残念ながら最後は転倒してしまいましたが、それでもその顔には笑みがありました。ちなみに得点は、3.02というわずかなものでしたが、彼の姿はフィギュアスケートの楽しさを改めて教えてくれる、と世界中で大きな話題となりました。
セレクションNO.6!
フィギュア界最大にして最悪…
ライバル争いが引き起こしたまさかの大事件!
1994年アメリカ・デトロイトで行われた全米選手権。その事件は、トーニャ・ハーディング、ナンシー・ケリガン、というふたりの女性選手のライバル関係から始まりました。当時、ハーディング選手は、アメリカで唯一、大技のトリプルアクセルが飛べるトップスケーター。一方のケリガン選手は、アルベールビルオリンピックの銅メダリスト。ふたりは、たったふたつしかない次のリレハンメルオリンピックの出場枠をかけて争うライバル同士でした。大方の予想では、ケリガン選手が大本命、ハーディング選手は当落線上かと思われていました。ところが、オリンピック代表を決める、全米選手権を翌日に控えたケリガン選手が練習を終えた直後に、事件は起こりました。なんと、ケリガン選手が何者かに右ひざを殴打される事件が発生。負傷した彼女は全米選手権の欠場を余儀なくされたのです。大会本番ではライバル不在のなか、ハーディング選手が見事な演技で優勝!念願のオリンピック出場の切符を手にしました。ところが約2週間後、事件は思わぬ進展を見せます。事件現場を捉えた防犯カメラの映像から、犯人のひとりが逮捕されました。その人物はなんと、ハーディング選手の元夫だったのです。これによりハーディング選手が元夫に頼んでケリガン選手を襲わせたのではないかと噂され、全米中の疑惑の目が彼女に向けられました。しかし、当の本人は一貫して疑惑を否定。連日報道によるバッシングが続き、フィギュア界から追放しようとする動きも出るなか、ハーディング選手はオリンピックの出場権を主張し続けたのです。結局、決定的な証拠が見つからず、ハーディング選手はそのまま、二枠ある代表のひとりとして、リレハンメルオリンピックに出場。この時、もうひとりの代表として選ばれたのはケリガン選手でした。暴行による負傷のため、全米選手権は欠場せざるを得なかったものの、過去の功績を考慮し、特例で出場を果たしたのです。依然、ふたりの対決に注目が集まるなかさらなる事件が起こったのは、ハーディング選手の演技中のことでした。順調な滑り出しを見せたハーディング選手でしたが、最初のジャンプを失敗しメダルが絶望的な状況になってしまいました。すると、その後ハーディング選手は再び世界中を騒がす行動に出ました。なんと、演技をやめ泣き出したのです。そのまま審査員席の前へ行き、靴のヒモの不具合を主張し演技のやり直しをさせてほしいと訴えたのです。会場が騒然とするなか、彼女の要求が認められ特別に演技をやり直すことに。そして順番を繰り下げて迎えた再演技ではジャンプを成功!満面の笑みを浮かべて演技をフィニッシュしました。対するライバルのケリガン選手もケガをしていたにもかかわらず、気迫の演技を披露!そんなふたりの勝負は、ケリガン選手が銀メダルを獲得。対するハーディング選手は、8位という結果に終わり、悲劇のヒロイン、ケリガン選手の勝利で幕を閉じました。その後、プロへと転向し解説者となったケリガン選手に対し、ハーディング選手は暴行を加えた元夫による証言などにより追い詰められ、オリンピックが終わると、保護観察付き執行猶予3年、500時間の奉仕活動、罰金10万ドルなどの有罪判決を受け、フィギュアスケート協会からも追放。その後は、プロボクサーとしてデビューするなど悪女のイメージを負いながら、波乱の人生を歩みましたが、今はケリガン選手にも謝罪したそうです。
セレクションNO.7!
フィギュアの歴史を変えた!
国民的人気の選手のジャンプ力!
1991年にドイツで行われた世界選手権。事件は、当時世界中から注目を集めていた日本人スケーター・伊藤みどり選手の演技中に起こりました。伊藤選手は、女性選手として世界で初めてトリプルアクセルを決めたまさにフィギュア界のレジェンド。最大の武器はそのジャンプ力で、高さも飛距離も男子のトップ選手に引けを取らないほどでした。そんなすさまじいジャンプ力を持つ彼女だからこそ起こった衝撃の事件がありました。演技スタート後、なんとコンビネーションジャンプの一発目がものすごい飛距離となり、二発目のジャンプでリンクの外へコースアウト!すぐさま戻り、演技を再開しましたが、ご本人いわく、壁がなかったためまだリンクがあると勘違いしてしまったそう。通常ではありえない、伊藤選手の驚異的なジャンプ力ならではの事件。ちなみにその後、リンクの角のカメラのスペースにはクッション製の壁が設けられるようになったといいます。まさにフィギュアの歴史を変えた伝説の事件でした。
セレクションNO.8!
前代未聞!
オリンピックで見せた意地の禁止技!!
1998年の長野オリンピック。フランス代表として出場したスルヤ・ボナリー選手の演技中にそれは起こりました。彼女は当時のフィギュア界では珍しい黒人のトップスケーター。卓越した身体能力を武器に、トリプルアクセルも悠々とこなす実力の持ち主でした。何より観客を楽しませることを第一に考えていた彼女が、長野オリンピック本番のフリー演技である事件を起こしました。ショートプログラムで6位につけメダルを狙える位置にいたボナリー選手。ほとんど助走なしにダブルアクセルをするなど、すさまじい身体能力を発揮する彼女でしたが、その後に立て続けのミス。メダルが難しくなってしまいます。それでも観客にスケートを楽しんでもらいたい、という彼女がとった行動がなんとバク宙でした!バク宙はバックフリップという技で危険度が高すぎると、ルール上、禁止されているためもちろん減点対象に。とはいえ、派手な演技に会場は盛り上がりました。結果は10位でしたが、それでも、彼女のこの演技は多くのフィギュアファンの胸に刻まれました。
セレクションNO.9!
ロシアの皇帝が見せた
すごすぎるサービス精神!
日本で開催されたドリーム・オン・アイス。このアイスショーで注目を集めた、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手。羽生選手が最も憧れる選手としても有名で、トリノオリンピックの金メダルをはじめとした輝かしい成績を持ち、フィギュア界の皇帝ともいわれています。しかし、競技を離れたアイスショーでは、皇帝とは思えないコミカルな演技を披露するのです。赤いジャケットを羽織った衣装で登場し、いつもとは違うワイルドな魅力で一気に観客を魅了。セクシーな腰の動きで会場を興奮に包むと、おもむろにジャケットに手をかけて見事な筋肉を披露…と思いきや、実はそれは特注の筋肉スーツだったのです。その後もさらに服を脱ぎ大はしゃぎのプルシェンコ選手は、ついにはズボンまで脱いでしまったのです。これには会場中が大興奮!しかしパンツ一丁の姿でありながら見事なジャンプまで決め、最後までその姿でフィニッシュ!世界のトップ選手だからこそ、そのギャップがたまらないユニークな演技でした。
<番外編>
現在、日本フィギュアスケート界で大人気を誇る
羽生結弦選手・浅田真央選手に起こった
珍事件をご紹介!
羽生結弦選手編
2014年の全日本選手権。羽生選手は2位に30点以上の差をつけて見事優勝!大会3連覇を成し遂げました。そんななか、事件が起こったのは競技終了後の表彰式。3位の小塚崇彦選手、2位の宇野昌磨選手とともにトロフィーなどを受け取り、会場は拍手に包まれました。3人はファンの声援に応えるため一度トロフィーを置き、リンクへ。そして会場を後にしようとしたその時!何かに気付いた羽生選手と慌てる小塚選手。なんと、表彰台にトロフィーなどを忘れてしまったのです。完璧な演技とは裏腹なかわいらしいハプニングでした!
浅田真央選手編
2010年の世界選手権。当時19歳だった浅田選手はショートプログラムを2位につけ、このフリーの演技をミスなく演じれば優勝の可能性大!トリプルアクセルも見事に決まり、順調な滑り出しでしたが、リンクの上を良く見ると、何かが落ちています。しかし、浅田選手は激しいステップのなか、これを回避。演技中にもかかわらずその存在に気付いていたのです。そして完璧な演技を見せフィニッシュ!演技終了後、何かを拾い上げた浅田選手の手には長い棒のようなものが握られていました。それは、試合前のイベントに使用するはずだった花吹雪が入ったケース。天井の照明部分に残っていたのが、浅田選手の演技中に落下したものでした。思わぬハプニングにも動じなかった浅田選手は、この大会で2年ぶりの世界女王の座を手にしました。
静かなる大ショック!大下さん
今週のスマステーション放送直前、北海道日本ハムファイターズが広島東洋カープを破り、日本シリーズを制しました。広島出身で、大のカープファンでもある大下アナも、この結果を残念がっていたわけですが…。「大下さんが広島カープのファンだということを知りまして、会うたびに大下さんに『広島、どうなってるんですか?』って最近は毎週聞いていたんですけど、今日のスマステーション直前に、カープが負けてしまって…。もう、とんでもない大事件で、心の中は大暴れしていると思いますけど、やっぱりあの大下さんなんで…。静かなる大ショックを隠しているようで隠しきれていないのか…。ボクは、『このチームが好き』っていうのはないんですけど、大下さんの熱い思いを聞いてから、最近はスポーツニュースとかを見ても、『広島はどうなったんだろう?』『大下さんはどうなったんだろう?』と思っていたんです。今日、どうするんですかね?ひとり、飲むんですかね?あの、インドのフィギュア選手の少年が出てきたとき、大下さんがウルっとしているのがわかったんですよね。『ん?これはこの少年に対してか?もしかして、広島に対してなんじゃないか?』ってちょっと思ってしまいました(笑)」。
髙橋大輔さん
香取さんのおかげでテレビに出ているのを
忘れるくらい楽しめました。
初めてのスマステーション出演を終えての感想をお聞かせください。
香取さんにもフォローしていただいて、すごく楽しくいられました。
特集は、「フィギュアスケート衝撃事件映像」でした。ご覧になっていかがでしたか?
懐かしい思い出が詰まった映像が多かったです。女性が男性を逆リフトして落としてしまった事件、氷上のプロポーズなんかはよく覚えていますね。プロポーズをしたペア(井上怜奈さん、ボルドウィンさん)は、僕もふたりが付き合っていたのを知っていたので、あんなふうにプロポーズできるのは男性としては憧れるな、と思いました。羽生結弦選手、小塚崇彦選手、宇野昌磨選手が全日本選手権の表彰式後にトロフィーを置き忘れた事件は知らなかったので新鮮で面白かったですね。
髙橋さんご自身のハプニングもありましたが、やはりハプニングはあるものですね。
僕も、練習中にほかの選手とぶつかってしまったり、曲が出なかったり、靴紐がほどけてしまったりと、覚えているだけでもいろいろありますし、結構、あるものだと思います。ケリガン選手襲撃事件のような事件性の高いものは、最初で最後なんじゃないかというくらいの大事件だと思いますが。
香取さんとはいかがでしたか?
何度かテレビでご一緒したことがあるんですが、本当にお話が上手ですね。ちょっとしたコメントも笑いに変えてくれますし、それでまた楽しい空気になりますので。今日は久しぶりにお会いしてじっくりお話しできたので、うれしかったです。緊張していましたが、香取さんのおかげでテレビに出ているのを忘れるくらい楽しめました。
大観衆の前で演技をするスケートとテレビだとどちらが緊張しますか?
いやぁ、スケートのほうがいいです。テレビの方が緊張します。あまり経験がないからか、いつも緊張します。
声優さんにも挑戦したいという話もありましたね。どんなキャラクターがご希望ですか?
一人ひとり能力のあるキャラクターがたくさん出てくるようなアニメで、そのキャラをやってみたいな、と思います。一番手の勇者ではなく、3、4番手のキャラ、みたいなのがいつかやれたらいいなぁ、と(笑)。
現在は「グランプリシリーズ 世界一決定戦2016」の熱戦が続いています。12月に行われるグランプリファイナルまでの今後の戦いの見どころについて教えていただけますか?
1大会、2大会でいい位置をキープしないとファイナルには行けませんので、それが今の時代はかなり難しいジャンプが入ってきているので、なかなか両方決めるというのは難しいところなんです。そういったところで、いい調子をキープできた人がファイナルに出場できるわけですから、誰が調子が良さそうかという視点から見ても楽しいと思います。そして、グランプリファイナルに出場した選手は、その後の世界選手権でも確実にメダル圏内の選手になると思いますので、ある意味、世界チャンピオンになる人を予想する大会でもあって。それまでの戦いが良かったり、悪かったりしながら、混戦になる感じも面白いと思いますので、ぜひ注目してみていただけたら、と思います。
フィギュアグランプリシリーズ2016 ロシア大会
11月5日(土) 「男女ショート」 ごご2時
11月6日(日) 「男女フリー」 ごご1時50分 ※一部地域を除く
髙橋大輔さんは記録にも記憶にも
残る存在です。
フィギュアスケートは大好きでずっと見てきましたから、今日の特集はとても面白かったです。フィギュアは、スポーツでありながら音楽や衣装という芸術的な側面もある、希少なスポーツですよね。そんなフィギュアの衝撃事件映像を、髙橋大輔さんとご一緒に楽しめるなんて幸せなひと時でした。髙橋さんといえば、今日紹介されたフィンランディア杯はもちろん、08年に大けがをされてから、1年4ヵ月後のバンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得された時の演技が忘れられなくて。その時に使われたのが映画『道』の楽曲で、それがそれまでの苦しかっただろう“道”と重なって、アナウンス部で見ていたみんなが号泣していました。フィギュア日本男子初めてのオリンピックでのメダリストですし、記憶にも記録にも残る存在だと思っています。それから、禁止されているバク宙をしてしまったスルヤ・ボナリー選手は、自分が長野オリンピックの取材に行っていたこともありよく覚えています。同じく記憶に残ったのが、インドの14歳のクリシュナくん。自分で考えた振りを、笑顔を忘れずに一生懸命に踊る姿に泣けちゃいました。ジュニアグランプリシリーズに、普及のための推薦枠があるなんて知りませんでした。スポーツは活動を通じて人格形成や平和を目指すものでもあると思いますし、スポーツの普及がよりよい社会、よりよい世界につながっていく、それが理念なんだと思います。今後、まだフィギュアが普及していないインドで、クリシュナくんの存在がフィギュアの未来を切り開いていけたらいいな、と思いました。
髙橋選手のステップを見て、フィギュアスケートに興味を持ちました
◆フィギュアスケート衝撃事件映像、貴重な映像もありましたし、珍しく再現VTRもあって…。髙橋大輔さんはパイルドライバーの映像が印象に残っていると言っていましたが、ボクは……井上怜奈選手とジョン・ボルドウィン選手の氷上のプロポーズですかね。それこそ、フラッシュモブとか流行っていますけど、この方々にこんなことやられちゃったらフラッシュモブ、出来ないですよ(笑)。あんな全米の選手権で、そこでパーフェクトな演技を見せてくれて、その後サプライズが待っているなんて。やられちゃうというか、感動なんですけど、感動にぐったりしちゃうというか。スゴ過ぎて!
◆フィギュアスケートって、こんなに注目されるようになったのはいつの時代からだろう…ボクもそんなに詳しいわけじゃないですけど、「あ、今日フィギュアだ!」「フィギュア、もう始まってる?」ってチャンネル変えるとか…。そんな感じじゃなかったはずなんですけどね。フィギュアがどんどん人気が出てきて、みんなが「フィギュアだ!」って言い出した時に、「そんな急にフィギュアって…」って思ってた方のボクなはずなんですけど、「あれ?フィギュア始まってる?」って
◆ボクはホントに髙橋さんのステップが…。髙橋さんにもお伝えしたんですけど、フィギュアあんまり知らなかったボクが…ダンスとか踊りはずっと好きだったはずなんですけど、ダンスとステップが一致していないというか、別物みたいな感じだったんですけど、髙橋さんのステップを見たときにスゴイ興味を持って。「あ、これはダンスだ!」と。それこそ、選手のみなさんが演技の順番を待ってるときも、「髙橋はいつだ?」「あ、きた!」って感じで見ていました。髙橋さんのフィギュアが、ボクの興味を作ってくれた感じなんです。ジャンプとかも「スゴイな!」って思って見てたり、「いまの、失敗なのかどうかわかんないな」とか思いながら見ていますけど、それよりも髙橋さんのステップは気になりましたね。でもその髙橋さんが、「僕から見ても羽生選手は凄い」と。注目選手がたくさんいるので、これからも応援していきたいです
◆アニメの声優をやりたいという髙橋さん、是非テレビ朝日で実現してほしいです。「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」…どっちもいけそうですね(笑)。