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#635(2016.4.30 OA)

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夢を見るヒマがないくらい爆睡

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安田顕さんをお迎えして、
老舗和菓子VS黒船洋菓子!
絶品デパ地下スイーツウォーズ2016春をO.A.!!

ゴールデンウィーク真っ只中、4月最後のスマステーションは、ゲストに番組初登場!安田顕さんをお迎えしました。特集は『「老舗和菓子」VS「黒船洋菓子」絶品デパ地下スイーツウォーズ2016春』です。
デパ地下のスイーツ通が絶賛する、伝統の技を受け継ぐ老舗和菓子と、斬新なアイデアを生かした黒船スイーツを一挙にご紹介した今回の特集。ここでは、安田さんがスタジオで生試食してくれたメニューを振り返っておきましょう。伊勢丹新宿店にある「ユーゴ・アンド・ヴィクトール」は、フランス・パリ7区に本店があり、創業6年ながら、その卓越した技術やデザイン性から、「ルイ・ヴィトン」「ディオール」などのブランドとコラボ。日本でも「クロエ」とコラボしたショコラが販売されるなど、今、大注目のお店です。そんなユーゴ・アンド・ヴィクトールの人気スイーツが「ショートケーク フレーズ」。アーモンドの風味が特徴的な、フランス生まれの長方形の焼き菓子・フィナンシェを丸くくり抜き、その生地を型に入れてイチゴを並べてクリームを流し込んでいきます。これをフィナンシェでフタをしたら、フランス産のオレンジ、クレモンティーヌで作ったオレンジクリームを乗せるのです。イチゴの酸味とはまた違ったオレンジクリームの味わいが、全体を絶妙なバランスで引き締めます。864円と高価なのも頷ける贅沢スイーツです!地下鉄駅から徒歩1分という利便性の高さもあり、1日あたり、およそ3.5万人から5.5万人が来店する日本橋三越本店のデパ地下の絶品老舗和菓子は、「榮太樓總本鋪」の「名代金鍔」です。榮太樓總本鋪の創業は江戸時代の1818年。スーパーなどで売られている「榮太樓飴」や缶入りの「みつ豆」なども有名ですが、もともとは日本橋の魚河岸などで、屋台で菓子を売っていたといいます。その時の屋台の人気商品が金鍔で、今なお、当時の作り方を受け継いでいます。ここ日本橋三越本店では、職人さんがその場で焼き上げて販売しているのですが、その美味しさのポイントは香取編集長&安田さんもビックリの生地の薄さ!小指の先くらいの大きさの小麦粉のタネにあんこをのせ、均等に、破けない程度の薄さまで伸ばしながら餡を包んでいきます。左手をろくろのような要領でくるくる回しながら生地を回転させ、右手で小麦のタネに餡子を詰めていく、まるで魔法のような職人技です。仕上げにごま油をひいた銅板で両面をさっと焼き上げていき、最後に専用の型を使って形を整えれば完成!皮が薄いので僅かに噛むだけで、あんこの小豆が口の中でほどけ豆の味がストレートに伝わってきます。このほか安田さんには、東武百貨店 池袋店「仙太郎」の「ぼた餅」、銀座三越「フレデリック・カッセル」の「ミルフイユ・ヴァニーユ」なども試食していただきました。
次回5月7日の放送は「1日100食以上売れている!めちゃ売れワンコイングルメSP」をお送りします。ゲストは東出昌大さんです。お楽しみに!!

今、各地のデパ地下で、伝統の技を生かした「老舗和菓子」と斬新なアイデアで新風を吹き込む「黒船洋菓子」の、スイーツバトルが勃発中。そこで今回、デパ地下スイーツ通が、今食べたい大人気の老舗和菓子と、黒船洋菓子をそれぞれ厳選し、ご紹介します!


SmaSTATION!!特別企画
「老舗和菓子」VS「黒船洋菓子」
絶品デパ地下スイーツウォーズ2016春


☆1回戦!<老舗和菓子>
とにかくかわいい!パリパリ最中に毎日空輸される餡がぎっしり!
鈴懸「鈴乃最中」(1個108円)

その老舗和菓子があるのは、1933年開店の「伊勢丹新宿店」。2014年の売り上げは2,584億円と、全国のデパートの中でも圧倒的な1位を誇ります。そんな伊勢丹新宿店のデパ地下は、地下1階の1フロアで、広さはおよそ4,000㎡、テニスコート15面分。現在およそ160の店舗が軒を連ねます。ジャン=ポール・エヴァン、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベなど、海外の名店が日本初出店の場所として手を組むことも多く、伊勢丹新宿店でしか展開していない独自ブランドも多数。そんな激戦区、伊勢丹新宿店で不動の人気を誇る老舗和菓子「鈴懸」があるのは、地下鉄B3出口側の入り口を入ってすぐ!ほぼ毎日店頭に行列ができている、こちらのお店の絶品デパ地下スイーツが「鈴乃最中」です。鈴懸は創業93年、福岡・博多に本店を構える老舗。創業者、初代・中岡三郎氏は工芸菓子の第一人者として、1996年に「現代の名工」にも選ばれた菓子作りの名人。鈴乃最中は毎日店頭奥の厨房で、福岡からやってきた職人が1つ1つ手作り。人気の秘密は、鈴を模したその見た目のコロっとしたかわいらしさだけでなく、最中の中身にあるのです。それは、毎日空輸される、甘さ控えめで香り豊かな餡!北海道・十勝産の契約農家で特別に栽培された小豆を使い、創業以来93年間変わらない製法で手作りされる餡は、最高級もち米、「こがねもち」で作られた最中の皮との相性を考えて、粒の立ち具合、水分量など、すべてが計算しつくされて、炊かれています。そのため、地元福岡の工場でしか作ることが出来ず、毎日、東京におよそ50kgもの餡が空輸されてくるのです。差し入れや贈り物には、竹の籠に入った「すず籠」がおすすめ。開けた時に並ぶ鈴の形の小さな最中…そのかわいさに、喜ばれること間違いありません!こちらの鈴乃最中、関東で手に入るのは伊勢丹新宿店のデパ地下だけです!




☆1回戦!<黒船洋菓子>
高価なのには理由がある!
パリNo.1のフィナンシェでできたリッチなショートケーキ!
ユーゴ・アンド・ヴィクトール
「ショートケーク フレーズ」(1個864円)

一方、黒船洋菓子があるのも、同じく伊勢丹新宿店。そのお店、「ユーゴ・アンド・ヴィクトール」は洋菓子店が数多く並ぶエリアの真ん中あたりにあります。こちらのお店の絶品デパ地下スイーツが、「ショートケーク フレーズ」です。ユーゴ・アンド・ヴィクトールの本店はフランス・パリ7区にあります。創業からわずか6年ながら、その卓越した技術やデザイン性から、「ルイ・ヴィトン」、「ディオール」などのブランドとコラボ、日本でも「クロエ」とコラボしたショコラが販売されるなど、今、大注目のお店なのです。そんなユーゴ・アンド・ヴィクトールが作ったショートケーキとは?創業者の1人で、来日していたシェフ・パティシエ、ユーグさんが特別に作り方を見せてくれました。まず、焼き上がった生地に特徴が。実はフィナンシェなのです。フィナンシェとはアーモンドの風味が特徴的な、フランス生まれの長方形の焼き菓子。ユーゴ・アンド・ヴィクトールのショートケーキは、スポンジではなく、フィナンシェを使うのですが、このフィナンシェ、実は、フランスの情報誌「フィガロ・スコープ」の、『パリの美味しいフィナンシェ ランキング』にて1位を獲得した、パリNo.1を誇るもの。アーモンドの豊かな香りと、濃厚なバターの味わいが特徴のフィナンシェを丸くくりぬいていきます。その生地を型に入れ、そこにイチゴを並べます。このショートケーキの形は丸。使われているイチゴはシェフ厳選の計5つ。そしてそこにクリームを流し込んでいきます。クリームにはたっぷりのバニラがプラスされていて、風味豊かで実に濃厚。これをフィナンシェでフタをします。さらにこだわりは尽きず、何か黄色いものを乗せました。フランス産のオレンジ クレモンティーヌで作った、オレンジクリームです。イチゴの酸味とはまた違ったオレンジクリームの味わいが、全体を絶妙なバランスで引き締めます。パリNo.1のフィナンシェに、イチゴ、バニラ、オレンジが競演!864円と高価なのも頷ける贅沢スイーツです!




☆2回戦!<黒船洋菓子>
思わず見入ってしまうパフォーマンス!
まるで宝石のようなカラフルキャンディー!
パパブブレ
「フルーツミックス」(480円)

その黒船洋菓子があるのは、1954年開店の「大丸東京店」。東京駅直結という地の利を生かし、東京だけでなく、全国から1日10万人以上が来店します。そんな大丸東京店のデパ地下の現在の店舗数はおよそ80で、毎日およそ8万人が訪れます。そう、大丸東京店を訪れた10万人のうち、およそ8割がデパ地下に立ち寄るという、まさに大人気デパ地下なのです。今回の絶品黒船洋菓子があるお店は、東京駅八重洲北口方面から歩いてくると左手に見える常に人だかりができている「パパブブレ」。そのお店の絶品デパ地下スイーツが、「フルーツミックス」です。パパブブレは、スペインのバルセロナで2002年に創業したキャンディー専門店。人気の秘密は、店頭でキャンディー作りの一部始終が見られること!目の前で楽しめるとあって、ひとたびパフォーマンスが始まると、すぐに人だかりが。これからチェリーのキャンディーが作られます。まず、寸胴鍋からアツアツの飴を作業台に流し込みます。飴の温度は160℃、重量は14kg。次に色づけです。ヘラを使いながら、飴の一部に、赤、緑と色をつけます。ある程度固まったところで色のついた部分を切り取ったら、色のついたベースが3つ完成。時には、冷たい空気に触れると一瞬で固まる飴の性質をいかした楽しいパフォーマンスも。「よいしょー!」と言いながら、飴を引っ張ると、なにやら壁のフックにかけ、伸ばしながらまたフックにかけました。これは、飴に空気を入れるとても重要な工程。これで、飴がどんどん白っぽく、フワフワになっていき、この工程が口に含んだ時の食感を決定づけるのです。3ヵ所ある作業台は、常温、温かい、冷たいと、それぞれ温度が違います。これらをうまく使いながら、これからキャンディーに仕上げていくのです。温かい作業台で、それぞれのパーツを練って組み上げます。そして、作業台の上で転がしながら、大きな筒状の飴に!
この時の直径およそ25cm。ここからどうやって細くするのでしょうか?温かい作業台で飴を丁寧に伸ばしたら、常温の作業台で転がしながら一気に冷やして固めるのです。そして、カンカンと音を立てながら切っていきます。これにて完成!パフォーマンスの後には毎回試食を行っているので、出来たてを味見することができます。オシャレな見た目と、サクサクとした食感にハマる人が急増中です!




☆2回戦!<老舗和菓子>
あんこなのにさわやか!まさかの大葉入りぼたもち!
仙太郎「ぼた餅」(1個260円)

対する老舗和菓子店があるのは、1962年開店の「東武百貨店 池袋店」。池袋駅直結という立地から、都内だけでなく埼玉などからのお客さんも多く訪れます。そんな東武百貨店 池袋店のデパ地下は、地下1階と2階の2フロアで、店舗数は2フロア合わせておよそ240。都内最大規模を誇っています。そんな中、絶品老舗和菓子店の「仙太郎」があるのは地下一階、東武東上線池袋駅駅側の入口から入ってすぐの場所。連日、人だかりが絶えません。そんな仙太郎の絶品デパ地下スイーツが、「ぼた餅」です。仙太郎は創業130年を誇る、京都の老舗和菓子店。その素朴で誠実な味に、全国でもファンが多い老舗です。そんな仙太郎には先代から受け継がれている一つの言葉があります。それが、「身土不二(しんどふじ)」というもの。「自分の生まれ育った風土がはぐくんだものが一番体になじみやすく、すなわち美味しい」という意味で、この言葉を守り、仙太郎では京都近郊の原材料にこだわった菓子作りを続けています。ぼた餅に使われるもち米は主に京都の自社農園で育てられたもの。使う直前に胚芽を残すように八分づきに自社で精米。こうすることで口に含んだ時の食べごたえがよく、そして何より体に優しいのです。さらに、蒸し上がったもち米に加えられるのが大葉!意外な組み合わせですが、これもまた、体になじむものこそ美味しいとする身土不二の精神なのです。もち米を包み込むつぶ餡には、京都・丹波の大納言小豆、きなこは丹波黒豆のみを使用。こちらも地元・京都産にこだわっています。




☆3回戦!<黒船洋菓子>
ミルフィーユの理想郷!76時間かけて作るパイ生地!
フレデリック・カッセル
「ミルフイユ・ヴァニーユ」(1個778円)

次なる黒船洋菓子があるのは、1930年開店の「銀座三越」。銀座4丁目交差点に位置し、日本のみならず海外からのお客さんも多い銀座三越のデパ地下は、地下2階3階の2フロア。現在の店舗数は、およそ130です。今回の絶品黒船洋菓子があるのは、「フレデリック・カッセル」。その絶品デパ地下スイーツが、「ミルフイユ・ヴァニーユ」です。フレデリック・カッセルは1994年にフランス・パリ郊外に創業。創業者のフレデリック・カッセルは現在、世界最高峰の洋菓子協会「ルレ・デセール」の会長を務めるスーパーパティシエ!そんなフレデリック・カッセルのミルフィーユは、2010年、フランスパティスリー連合主催のコンテストで「ベスト・ミルフィーユ」に選ばれた一品なのですが、No.1たるゆえんは、実に76時間かけて作るサクサクパイ生地。フランス産の小麦粉を使った生地は、この時点で既に24時間寝かせたもの。ここにフランス政府認定のシャラント・ポワトゥー産の最高級・無塩発酵バターを包み込み、3つに折ります。そして、これを伸ばします。この作業を2回繰り返したら、一旦2時間寝かせます。この工程を繰り返すこと、なんと3回。つまり6回織り込んだら、今度は24時間寝かせるのです。生地を伸ばしてからもさらに24時間。なんと、トータル、実に76時間以上、生地を織っては寝かせるのです。なぜそこまで寝かせるのでしょうか。生地を練り続けると「グルテン」というたんぱく質が生まれます。これが増えすぎると、生地を分厚く、固くさせてしまい、何層にも生地を重ねていくミルフィーユには大敵となるのです。そのため、織り込み作業をするたびに寝かせることで、グルテンの働きを抑えているのです。通常はかけることが難しいこの膨大な手間暇によって、ほかでは味わえない独特のパリパリ感を実現しているのです。焼き上がったパイ生地は、実に729層!さらに、フレデリック・カッセルには、ある異名が。それは、「バニラの魔術師」。クリームには、最高級のタヒチバニラを使用。豊かな香りが特徴のバニラはサクサクのパイ生地にベストマッチ。理想形とも称される完ぺきなミルフィーユ、ほぼ手作業で、非常に手間暇がかかるので、大量生産は不可能!現在国内で買うことができるのは銀座三越だけです!




☆3回戦!<老舗和菓子>
有名料亭の絶品おもたせ!プルップルのれんこん菓子!
紫野和久傳「西湖(せいこ)」(1本270円)

対する老舗和菓子があるのは、1925年開店の「松屋銀座店」。銀座で愛される老舗ながら、屋上にスケートリンクを設置したり、インターネットラジオ局を開局するなど先進的な取り組みも行っている、そんな松屋銀座店のデパ地下は、広さはおよそ2,500㎡、テニスコート9面分。現在の店舗数は、およそ130です。また、日本酒売り場は銀座地区最大級の450銘柄を揃えます。今回の絶品老舗和菓子があるお店は「紫野和久傳」。その絶品デパ地下スイーツが、「西湖」です。1870年、京都・京丹後に創業した料理旅館「和久傳」が、後に京都市内で料亭として開業。その流れをくみ、おもたせの専門店として誕生したのが紫野和久傳です。有名料亭生まれの西湖はいかにして誕生したのでしょうか。料亭で季節のお椀だねの一つとして、れんこんのでんぷんから作った蓮粉(はすこ)が使われていました。そんなある日、「この蓮粉を生かして、何か料亭らしい菓子が作れるのでは…」と思いつき、試行錯誤の末、蓮粉と高級砂糖の和三盆を合わせて練り上げたものを、笹の葉でくるんだ、全く新しいれんこん菓子が生まれたのです。これが料理の最後のお菓子としてふるまわれるようになり、評判が評判を呼び、西湖はおもたせとして商品化されるに至ったのです。人気の理由は、笹の清涼感と香り!この笹によって、見た目の涼しさだけでなく、ほんのりさわやかな香りをまとうことができるのです。




☆4回戦!<老舗和菓子>
江戸職人の究極の技!薄すぎる生地に熟練技が冴え渡る!
榮太樓總本鋪「名代金鍔(なだいきんつば)」(1個249円)

その老舗和菓子があるのは、「日本橋三越本店」。江戸時代の延宝元年、創業343年を誇る、老舗中の老舗、三越の本店です。そんな歴史ある日本橋三越本店のデパ地下は、地下鉄三越前駅から徒歩1分という利便性の高さもあり、1日あたり、およそ3.5万人から5.5万人が来店。そんな中、今回の絶品老舗和菓子がある「榮太樓總本鋪」は、地下鉄銀座線口から入り左に進み、全国銘菓が揃う菓遊庵を右に曲がった先にあります。そんな老舗の絶品デパ地下スイーツが、「名代金鍔」です。こちら、榮太樓總本鋪の歴史も古く、創業は江戸時代の1818年。現在、創業198年を迎える老舗です。スーパーなどで売られている「榮太樓飴」や缶入りの「みつ豆」なども有名ですが、もともとは日本橋の魚河岸などで、屋台で菓子を売っていたといいます。その時の屋台の人気商品が金鍔で、今なお、当時の作り方を受け継いでいます。ここ日本橋三越本店では、職人がその場で焼き上げて販売しているのです。その美味しさのポイントはこの生地の薄さ!どうすればこれほど薄くできるのか、と思うほどの薄さです。実演してくださるのは職人歴およそ40年の田中幸男さん。小麦粉のタネは、最初、小指の先くらいの大きさ。この上にあんこをのせ、均等に、破けない程度の薄さまで伸ばしながら餡を包んでいきます。左手をろくろのような要領でくるくる回しながら生地を回転させ、右手でタネに餡子を詰めていく、まるで魔法のような職人技!通常、金鍔は餡を固めたうえで水にといた生地をまとわせるのですが、榮太樓總本鋪の金つばは、他ではマネできない、この熟練の職人技によって、不動の地位を作り上げてきたのです。仕上げにごま油をひいた銅板で両面をさっと焼き上げていき、最後に専用の型を使って形を整えれば完成!皮が薄いので僅かに噛むだけで、あんこの小豆が口の中でほどけ、豆の味がストレートに伝わってきます。




☆4回戦!<黒船洋菓子>
カリッ!フワッ!しっとり!の本場ベルギーワッフル
メゾン・ダンドワ
「ブリュッセルワッフル」(1個430円)

対する黒船洋菓子があるのは、大丸東京店。そのお店「メゾン・ダンドワ」があるのは、エスカレーターを降りて右に進み、銘店ギフトコーナーを右に曲がり進んだ先。こちらの絶品デパ地下スイーツが、「ブリュッセルワッフル」です。
本店は、ベルギーの首都ブリュッセルで創業187年。伝統的なベルギーワッフルを目当てに、王室関係者もお忍びで訪れるといわれている「メゾン・ダンドワ」。ここ大丸東京店はベルギー以外、世界で唯一の店舗なのです。大ぶりでボリュームはありますが、表面はカリッと、中はフワフワしっとりとした食感で甘さは控えめ。大人気の理由は、なんといっても、その生地!バター・砂糖・卵だけでなく、香りづけのためのバニラなど、全て天然素材のみを使用。これらを秘伝の割合で混ぜ合わせます。焼き上げも1枚1枚ベルギーから取り寄せたワッフル・マシンで行います。普通のワッフルメーカーより高温で短時間に焼き上げるため、水分が一気に蒸発し、表面がカリッと仕上がるのです。さらに、かけるソースもメゾン・ダンドワではすべて手作り。一番人気はいちごのソース!フランスから輸入したいちごの果肉がそのまま入っていて、さわやかな酸味がワッフルの味わいをより一層引き立てます。




☆5回戦!<老舗和菓子>
ふわふわトロトロ!伝統椀菓子を現代風にアレンジ!
ISSUI「ふわとろ黒蜜ぷりん」(1個648円)

その老舗和菓子があるのは、伊勢丹新宿店。地下鉄につながるB3出口側の入口を入って、和菓子コーナーを直進すると「ISSUI」が見えてきます。こちらの絶品デパ地下スイーツが、「ふわとろ黒蜜ぷりん」。お重をイメージして作られた3つの器に入ったプリン、お餅、黒蜜ジュレをお好みのお椀に盛り付け、一緒に味わうというものです。このスイーツを作ったのは、創業114年の歴史を誇る老舗「新宿中村屋」。パン屋さんとして創業し、後に和菓子や洋菓子を手がけた中村屋が、その技術力を生かし、伊勢丹新宿店に誕生させたコンセプトショップがこのISSUI。実はここ、「椀菓子」の専門店なのです。椀菓子とは室町時代に茶席で客人をおもてなしするために振る舞われた、お椀・器に入ったお菓子のこと。ISSUIには現代風にアレンジされた椀菓子が多数あって、その中の一番人気がふわとろ黒蜜ぷりんなのです。ぷりんにはゼラチンではなく寒天が用いられ、とろとろの食感の中にも、独特の歯切れのよい食感を実現!お餅は究極の軽さを追求しているため、ツルッと食べられます。さらに、味わいを深める黒蜜ジュレには、香り・コクともに定評がある沖縄県産の黒砂糖を使用。一旦ゼリー状にし、そこから裏ごし、シロップと合わせることで未体験の歯触りを生んでいます。売り切れになることも多いので気になる方はお早めに店頭へ!




☆5回戦!<黒船洋菓子>
パーティーを盛り上げる鉄板スイーツ!
セバスチャン・ブイエ
「ピザ ブリオッシュ フレーズ」(1ピース270円※ホールは1,512円)

対する黒船洋菓子があるのも伊勢丹新宿店。そのお店「セバスチャン・ブイエ」は、地下鉄につながるB5出口側の入口を入って右手に進んだ先にあります。その絶品デパ地下スイーツが、今年3月に発売されたばかりで、まるでピザのような見た目の「ピザ ブリオッシュ フレーズ」です。本店はフランスの食の都、リヨン。オーナーシェフのセバスチャン・ブイエは、2004年に当時最年少で世界最高峰の洋菓子協会「ルレ・デセール」の会員に認められた実力者。このスイーツがすごいのは、見た目のユニークさだけではなく、その。しっとりと柔らかいブリオッシュ生地。ブリオッシュとはフランスで生まれた菓子パンのこと。ケーキのように甘く、そのままでも食べられるブリオッシュ生地の上に、ベリーソース、イチゴ、そしてマスカルポーネチーズにミントと一見本物のピザと見間違うようなトッピングをほどこします。
箱もピザ容器を模したもの。パーティーのお土産などに持っていけば人気を集めること間違いありません。


お土産の大人感

絶品デパ地下スイーツをご紹介した今回。お土産にいただいたりしたら本当に嬉しいですよね。というわけで、今週の格言です。「お土産を持っていく、ってスゴく大人感がありますよね。ボクもそれをジワジワと感じるようになりました。いただいたときの嬉しさはもちろんですけど、ちょっと用事があって遊びに行って、『いえいえ、近くにお店があったんで。みなさんでどうぞ!』みたいな感じって、いつから始まったんだろう?(笑)。いつの間にかボクは始まっていますけど、いいですよね。それは“気持ち”だったりするから。ドラマとかの撮影現場への差し入れもする方ですけど、それとはまたちょっと違う差し入れもするんです。買い物行ったりするお店とかにもお土産持って行ったりしますからね。よく行くお店とか。いまから買い物行こうかな、っていうときに近くにお店があったらちょっと買って、『どうぞ、スタッフのみなさんで食べてください』って。だから、もう一歩踏み込みたいですね。今日紹介したお店まで買いに行く、というところまで」。


安田顕さん
次回は、大きなスプーンを用意していただけるとありがたいです(笑)。

スマステーション初出演の感想をお聞かせください。

やっぱり、生放送は緊張しますねぇ。限られた時間の中ですし、失敗できませんから。でも、美味しいものがたくさんいただけてありがたかったです。しかも、お菓子を作る工程が見られて、職人さんがどんな思いでどんなご苦労をされて作っているのかというのが分かってからいただけるというのが、とても貴重な体験でした。

試食されたなかで特に美味しかったものといえば?

どれも美味しかったですけど、金鍔かなぁ。いや、最後にいただいたプリンかな(笑)。とにかく、食べたことのないプリンでビックリしました。さわやかな味でこんなに美味しいものがあるんだなって。普段、毎日のようにスイーツを食べるタイプではないので、最近のスイーツはこんなに多様化しているのか、と驚きましたし、勉強にもなりました。試食はできませんでしたけど、れんこんを使った生菓子の「西湖」は食べてみたかった。みなさん「笹の香りがする」とおっしゃっていたのを、僕も味わってみたかったですね。

普段は、和菓子を召し上がることが多いそうですね。

和菓子、洋菓子どちらも食べますが、親しみがあるのは和菓子かもしれません。昔、うちのばあちゃんが作ってくれたでんぷん団子というのがありまして、お砂糖をかけてシンプルにいただく団子なんですけど、あれが美味しかったなぁ…。

香取さんとはいかがでしたか?

快く迎え入れてくださって感謝しています。ただ、「小さな発見」で、僕がホタルイカの話をして、チェリーボーイと言った後の香取さんの顔一発で、スベッたかのように見えたと思いますが、CMに入ったところで爆笑されていましたから。それと、金鍔の試食終わりに「今夜はこれ!」と言ったんですが、伝わらなかったようで残念でした(笑)。次回、出させていただいた時は、ちゃんと伝わるように食レポをしたいと思います。その時は、大きなスプーンを用意していただけるとありがたいです。

最後に、安田さんが声優として参加された映画「クレヨンしんちゃん」の見どころを改めてお願いできますか?

僕は、今回しんちゃんが暮らす街に引っ越してきたサキちゃんという女の子のお父さんで夢の研究者をやらせていただきました。サキちゃんは、あることがきっかけで悪夢しか見られなくなってしまった子なんです。その子を救うために、しんちゃんとしんちゃんの仲間たちが悪夢と立ち向かっていくんですが、そこに友だちとしての愛情、僕が演じる父親、そしてしんちゃんのご両親といった親の愛情など、いろいろな愛の形が描かれています。劇団ひとりさんが書かれた脚本には、感動もあれば、しんちゃんらしい笑いもあって。僕も劇場に観に行った時に、お子さんたちがすごく笑って、そして泣いてくださっていて。一つの映画で笑い声が絶えなくて、お客さんのリアクションがはっきりしているというのはしんちゃんならではだな、と思いますし、本番中にも言いましたが、胸を張っておすすめできる作品です。香取さんからも、私がやった役をほめていただきまして、またみなさんにおすすめできる大きなきっかけができました。ぜひ、劇場に足を運んでください。よろしくお願いいたします。

安田顕さん 声のゲスト出演
「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」
公開中


贅沢なショートケーキを自分のご褒美に…

少し久々だったスイーツ特集。和菓子も洋菓子も大好きな私は、どれも本当にそそられました(笑)。中でも特に、と言われたらショートケーキでしょうか。丸い見た目がとてもきれいだし、スポンジではなくフィナンシェを使っているというのが新鮮で。しかも、フィナンシェ自体がすごく美味しいということなので、これは食べてみたい、と。でも、それだけでも美味しいものをクリームやイチゴと一緒に食べるのは、少しもったいないのかな、って気もしますが…。いえ、これはいただいても、自分でご褒美として買って食べたとしても間違いないですよね。さすが、フランスというセンスを感じました。フランスといえば、現地で「ベストミルフィーユ」に選ばれたミルフィーユも。76時間もかかるという手間がすごかったですね。大きくてボリュームもありそうでした。和菓子では、金鍔、プリンが気になりました。そのほか、老舗もいろいろな新しいお菓子を販売しているんですね。「鈴乃最中」という、ドラえもんの鈴のような最中もかわいくて。差し入れにしたら喜ばれそうだと思いました。それにしても、和菓子も洋菓子も、これだけバリエーション豊富なお菓子が食べられるのは日本だけじゃないでしょうか。美味しそうなお菓子の数々に、ハッピーな気持ちになりました。そして、ゲストの安田顕さんが面白い方で嬉しかったです。金鍔を食べて「今夜はこれ!」とおっしゃる方は、なかなかいないですよね(笑)。試食の時間が短くてコメントが収まらなかったりしたのが申し訳なかったですが、そこも生放送ならではの味ですよね。そんな安田さんは映画「クレヨンしんちゃん」で声優を務められているんですが、安田さんが役柄に完全にハマっていて本当に素晴らしいんです。映画そのものも、大人も楽しめるしんちゃんですので、ぜひご覧になってください!

老舗のでーんと構える強さを感じました!

◆老舗和菓子VS黒船洋菓子、いやぁ、美味しそうだったなぁ…。老舗には老舗の良さがあり、歴史も感じたけど、洋菓子はいまをときめく人たちが「今」を海外から持って日本にやってきた、という感じで。デパ地下はもちろん、それ以外のお店もスマステーションではよく紹介させてもらっていますけど、新しいところがこれだけ出来るということは、なかなかうまくいかずに撤退するようなところもあるわけで、それだけ厳しい世界で戦っているということなんですよね。そう考えると、老舗のお店はもちろんですけど、みんながよく知っているブランドの洋菓子店ってスゴイな、って改めて思いました

◆金鍔、ミルフィーユ…金鍔はスゴかったですねぇ。やっぱり、老舗のでーんと構えるその強さというか。時間と手間ひまをかけた洋菓子も美味しそうなものいっぱいありましたけど、あの職人技はスゴイですよ。プリンとかも、今風にアレンジされていたりして…強いですね

◆ボクは差し入れする方なんですけど、仕事場だけじゃなくて、ちょこっと用事があって行く先に、お菓子買っていったりするんです。でも、結構近場だったり、同じものだったり…別にあげる人が違うから同じものでもいいんですけど、自分の中で変えたい時、あと一歩、そこまで行けていないから。それこそ、「明日、○○まで行くからデパ地下まで買いに行こう!」っていうくらいにしたいです

◆安田顕さんは面白かったなぁ。まず、フォーク、スプーンで上手く取れない(笑)。先週の大泉洋さんからTEAM NACSが2週続きましたけど、おふたりとも濃いキャラクターで、しかしそれぞれ違った魅力があり…。やっぱり、長く続いているTEAMだな、とも感じました。大泉さんとは何度かご一緒していますけど、安田さんとはひとりでご一緒するのは初めてなのに一気にファンになりました。次のTEAM NACSからの刺客も楽しみです(笑)。