オレはすき焼きが好きだ!
米倉涼子さんをゲストにお迎えして、
明日できる『家レシピ』付き!
全国めちゃ売れご当地鍋を一挙紹介!!
すっかり年末恒例となった?米倉涼子さん(5回目のご登場!)をゲストにお迎えした11月最後のスマステーション。特集は「明日できる『家レシピ』付き!全国めちゃ売れご当地鍋ベストセレクション」をお送りしました。
全国的にはそれほど知られていなくても地元では大人気!というご当地鍋をご紹介した今回の特集。お家で作るときのスペシャルレシピ付きでお送りしました。兵庫県淡路島のめちゃ売れご当地鍋は「玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶ」。温泉旅館「淡路島うずしお温泉うめ丸」で1日408人前も売れたというこの鍋の秘密は、トロっとクリーミーに溶けた玉ねぎ出汁。淡路島特産の甘味の強い玉ねぎを豪快にカットし、鍋に敷き詰めていきます。ここに、昆布と鰹でとった出汁を加え、柔らかくなるまで1時間ほど煮込みます。あとはミキサーにかけ、トロトロ状態にすれば、出汁は完成。淡路島の名物である鯛をしゃぶしゃぶ用に薄くスライスし、チーズフォンデュのように熱々の玉ねぎ出汁に絡めて食べるのです。プリップリの鯛に絡みつく甘い玉ねぎフォンデュは相性抜群!京都市からは「肉なべ千葉」の「肉なべ」が登場!こちらの鍋、まずは、キャベツ、玉ねぎ、もやしを盛り、しょうが、にんにくのおろしやチップを乗せます。そこにトッピングされるのが、山のように盛られた肉!牛バラ、豚バラ、センマイ、ハツなどのこだわりに肉を湯通ししてアクと臭みをとり、混ぜ合わせ、これでもかと盛り付けるのです。ここに、豚のあばら骨の先の部位、バラ先軟骨、白ねぎ、にんにく、ひき肉を10時間近く煮込み、甘い白味噌で仕上げた出汁をかけ、最後に九条ねぎを添えれば完成。仕上げにお客さんの目の前でこしょうをふりかけ、火を通せば、見た目からは想像できない繊細で優しい味わいに。東京・浅草からは、「浅草一文」の「江戸ねぎま鍋」をご紹介。“ねぎま”とは、ネギとマグロのこと。使われるのは、メバチマグロのカマトロのみ。そこにねぎが入るのですが、これが、その名も「千寿葱」と言われ、大変重宝されているこだわりの極太のねぎ!この千寿葱に出汁が吸い込みやすいよう丁寧に切り込みを入れ、一口サイズに切っていきます。それを、干ししいたけ、昆布、みりん、たまり醤油でとった、シンプルな割り下でいただきます。やわらかくなったマグロのトロは、口の中でとろけ、得もいわれぬおいしさ! さらにトロから出た旨みを吸って、柔らかく煮込まれた千寿ねぎも甘味が口いっぱいに広がり、贅沢な味わいになります。このほか米倉さんには、富山県・朝日町「栄食堂」の「たら汁」なども試食していただきました。
次回12月5日の放送は「今年のヒットが全部わかる!2015年ヒットランキング」をお送りします。ゲストはピースのおふたりです。ご期待ください!!
全国的にはあまり知られていないのに、その地元では超当たり前の、「めちゃ売れご当地鍋」。その鍋は、他の地域では味わえない美味しさと珍しさと魅力がいっぱい。どんな鍋が登場するのでしょうか?
SmaSTATION!!特別企画
明日できる「家レシピ」付き!
全国 めちゃ売れご当地鍋ベストセレクション
セレクション1
味の決め手は手作り鶏油!
50年以上愛されているソウルフード鍋!
味処さぶろうべい 藤江店「とり白菜」(1人前550円)
今年3月、北陸新幹線が開通し、すでにその利用者は600万人を突破。そんな石川県・金沢市の“めちゃ売れご当地鍋”が、「とり白菜」だといいます。金沢駅から車でおよそ10分のところにある「味処さぶろうべい」に、オープンするやいなや、次々とお客さんがやってきます。席はあっという間に埋まり、みなさん「とり白菜」を注文。こちらで1日に324人前も売れた、金沢市で大人気のとり白菜とはどんな鍋なのでしょうか。石川県では、鶏と白菜を使った鍋がよく家庭で食べられていて、こちらのとり白菜は実に50年以上も愛されています。まず、歯ごたえのある親鶏のムネ肉に、醤油、一味、白こしょう、みりんで下味を付けます。そこに、石川県産の白菜をたっぷりと入れて炒める汁なしの鍋なのですが、その味付けにヒミツがあります。それは、鍋の底に注がれる「鶏油」なる黄金に輝く油。鶏油とは一体何なのでしょうか?特別にその仕込みを見せてもらいました。運ばれてきたもの…実はそれは全て親鶏の皮。その量、なんと150kg以上。この大量の皮を全て鍋に投入し、たっぷりとお湯を入れかき混ぜながらじっくりと煮込みます。すると、徐々に油が浮いてきました。そこから煮込むこと4時間。この鶏の皮から抽出した鶏油で炒める事で鶏肉の旨みと白菜から出た水分が油と合わさり、香ばしい香りと、さっぱりとした味わいに。これを、特製の甘辛醤油ダレに、卵を交ぜ合わせてすき焼き風にしていただきます。噛めば噛むほど旨みを増す鶏肉はやみつきになること間違いありません。
◆明日できる「家レシピ」
お店の方に、家でとり白菜を作る場合のポイントをこっそりと教えてもらいました。ポイントは、鶏油を何で代用するか?店長の豊嶋さんは、すき焼き用の牛脂やスーパーでも売っている鶏皮で代用できるといいます。まず、すき焼き用の鍋、もしくはフライパンを用意。鶏のムネ肉に、お好みで下味を付けます。そして、切った白菜を、鍋いっぱいに盛り付けます。あとは、強火でさっと炒め、すき焼きダレと鶏ガラスープに合わせた特製ダレに生卵を落として食べれば、クセになる美味しさです。
セレクション2
トロトロに溶かした濃厚玉ねぎ! 新感覚鯛しゃぶ!
淡路島うずしお温泉 うめ丸「玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶ」(コース/1人前5,940円)
兵庫県・淡路島。淡路島といえば、世界三大潮流(ちょうりゅう)のひとつ鳴門海峡の渦潮が有名。そんな淡路島の“めちゃ売れご当地鍋”が「玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶ」なるもの。新神戸駅から車で明石海峡大橋を渡り、山道を走る事およそ1時間15分。見えてきたのが、温泉旅館「淡路島うずしお温泉うめ丸」。
宿泊客はもちろん、食事に来た日帰りの利用客でも楽しめる人気の旅館。個室はもちろん、大広間もご覧の賑わいを見せていますが、そんなみなさんのお目当ては、玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶだといいます。1日408人前も売れたというその鍋はどんなものなのでしょうか?地元に愛される秘密は、トロっとクリーミーに溶けた玉ねぎ出汁。使用しているのは、淡路島特産の甘味の強い玉ねぎ。なぜ淡路島の玉ねぎは甘いのでしょうか?それは、淡路島伝統の「吊り下げ」のおかげ。およそ1ヵ月間干すことで、独特の甘さと柔らかい食感が引き出されるのです。そんな淡路島産玉ねぎを豪快にカットし、鍋に敷き詰めていきます。ここに、昆布と鰹でとった出汁を加え、柔らかくなるまで1時間ほど煮込みます。あとはミキサーにかけ、トロトロ状態にすれば、出汁は完成。淡路島の名物である鯛をしゃぶしゃぶ用に薄くスライスし、チーズフォンデュのように熱々の玉ねぎ出汁に絡めて食べるのです。プリップリの鯛に絡みつく甘い玉ねぎフォンデュは相性抜群です!
◆明日できる「家レシピ」
お店の方に、家で玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶを作る場合のポイントを教えてもらいました。「鰹と昆布で出汁をとってその中に玉ねぎを入れてゆっくり炊き、出汁の味を染み込ませてそれをつぶして食べればOK」(女将の藤川さん)。通常の玉ねぎ2個をスライスし、鰹と昆布でとった出汁を加えます。やわらかくなったら、玉ねぎを取り出し、まろやかにするため牛乳30ccを加えペースト状になるまでミキサーにかけます。甘味が足りないと感じた場合ははちみつを加えると良いそうです。あとは、お刺身用の鯛で、おいしく食べられます。
セレクション3
肉の街 京都が生んだ!豪快かつ繊細な新ご当地鍋!
肉なべ 千葉「肉なべ」(1人前1,944円)
京都府・京都市。1年間に実に5000万人以上が訪れる世界的観光都市、京都の“めちゃ売れご当地鍋”が「肉なべ」なるもの。京阪本線祇園四条駅から鴨川を渡り、風情ある先斗町を歩く事およそ7分。見えてきたのが「肉なべ千葉」。オープンと同時に次々とお客さんが入り、あっという間に満席になりました。見ると、その全員が肉なべを食べています。1日に110人前も売れるという肉なべとは、どんな鍋なのでしょうか?
こちらの鍋、まずは、キャベツ、玉ねぎ、もやしを盛り、しょうが、にんにくのおろしやチップを乗せます。そこにトッピングされるのが、山のように盛られた肉!意外と知られていませんが、実は京都は一世帯当たりの牛肉消費量が全国2位という肉の街!5年前に出したこの肉なべの店も、様々な雑誌で特集を組まれるなど、瞬く間に超人気店となり、今や肉なべは「京都の新ご当地鍋」と言われるまでになりました。使われるこだわりの肉は、牛バラ、豚バラ、センマイ、ハツなど。これを、湯通ししてアクと臭みをとり、混ぜ合わせ、これでもかと盛り付けるのです。さらに、出汁にもこだわりが。豚のあばら骨の先の部位、バラ先軟骨、白ねぎ、にんにく、ひき肉を10時間近く煮込みます。そして決め手は、甘い白味噌。全国的には馴染みの薄い白味噌も、京都ではお雑煮も白味噌で作るなど、まさにソウルフードとも言うべき味噌なのです。
最後に、九条ねぎを添え、仕上げにお客さんの目の前でこしょうをふりかけ、火を通せば…見た目からは想像できない、繊細で優しい味わいとなるのです。もちろん女性にも大人気で美味しくて夢中で食べてしまった、という女性もいるほどです。鍋のシメには、中細の乾燥麺に、玉ねぎ、にんにくなどの香味野菜、唐辛子、豆板醤を和え、鍋に豪快に入れた、旨辛そば(648円)がオススメです!
セレクション4
札幌のしゃぶしゃぶは、牛でも豚でもなく、ラム!
北国の味 北海しゃぶしゃぶ「ラムしゃぶ」(食べ飲み放題コース/1人前4,850円)
北海道・札幌市。札幌と言えば、今が旬のサケやカキなど、様々な海の幸を堪能できるグルメの街。そんな札幌市の“めちゃ売れご当地鍋”が「ラムしゃぶ」なるもの。すすきの駅のすぐ隣のビルの7階にある「北国の味 北海しゃぶしゃぶ」。オープンすると、ひっきりなしにお客さんが入ってきてあっという間に満席に!その全員がラムしゃぶを食べています。1日に308人前も売れたというラムしゃぶとは、どんな鍋なのでしょうか?使用するのは、ニュージーランド産、生後半年の高級ラム肉。これをスライスしていくのですが、ポイントはその薄さ。1枚1枚手早くスライスしていくその薄さはなんと0.5mm!このギリギリの薄さを実現するために冷凍のままスライスしていきます。これだけ薄くすることで、ラム独特の臭みを感じさせず、同時に口当たりの良い柔らかい食感も生み出しているのです。もうひとつのポイントはタレ。酒、みりん、醤油を合わせたものに、およそ20種類の野菜や果物などで作ったジュースを加えた醤油ダレ。それを一斗缶でじっくり半年間寝かせるのですが、そのレシピは企業秘密。薄くスライスされたラム肉にタレがよく絡みフルーティな味わいで食べられちゃいます!
セレクション5
トロに合わせるのは、目利きが選ぶ超貴重極太ねぎ!
浅草 一文「江戸ねぎま鍋」(1人前1,800円)
東京・浅草。つくばエクスプレス浅草駅から歩いておよそ3分。見えてきた「浅草一文」には、すでにオープンを待つお客さんが。午後5時の開店後間もなく、1階の座敷、個室はもちろん、2階の大広間もお客さんで賑わいを見せます。そのみなさんのお目当てが「江戸ねぎま鍋」なるもの。1日で90人前が売れるという浅草で大人気の“めちゃ売れご当地鍋”とはどんなものなのでしょうか?ねぎま鍋の“ねぎま”とは、ネギとマグロのこと。使われるのは、メバチマグロのカマトロのみ。そこにねぎが入るのですが、これがこだわりの極太のねぎ!実は、日本で唯一、長ねぎのみを扱う市場「千寿葱市場」があり、こちらには「葱商」と呼ばれるねぎの鑑定人が、その日各農家が持ち寄った選りすぐりのねぎの中から、特に出来が良いものを目利きして出荷するのです。その最高品質のねぎは、その名も「千寿葱」と言われ、大変重宝されています。そして、この浅草一文のねぎま鍋のねぎは全て、この千寿葱を使用しているのです。千住葱を出汁が吸い込みやすいよう丁寧に切り込みを入れ、一口サイズに切っていきます。それを、干ししいたけ、昆布、みりん、たまり醤油でとった、シンプルな割り下でいただきます。やわらかくなったマグロのトロは、口の中でとろけ、得もいわれぬおいしさ!さらにトロから出た旨みを吸って、柔らかく煮込まれた千寿ねぎも甘味が口いっぱいに広がり、贅沢な味わいになります。
◆明日できる「家レシピ」
お店の方に、家で「ねぎま鍋」を作る場合のポイントを教えてもらいました。出汁は、水、みりん、醤油、砂糖少々、そして昆布で出汁をとる代わりに昆布茶でもOKだといいます。そこに、スーパーでも売られている“筋っぽい”マグロをあえて用意。ねぎは、できるだけ太いものを選び、切り込みを入れるのがポイント。あとは、お好みの野菜を一緒に鍋に入れれば完成です。
セレクション6
漁師のために生まれた豪快鍋!決め手は鱈の肝煮汁!
栄食堂「たら汁」(1人前864円)
富山県・朝日町。広大な日本海と北アルプス連峰に挟まれた、自然豊かで静かな町。そんな富山県朝日町の“めちゃ売れご当地鍋”が「たら汁」なるもの。地元には「たら汁街道」と呼ばれる国道があるほど有名な鍋だといいます。早速、その国道8号線を車で走ると、突如、たら汁の看板が現れました。すると次々にたら汁の看板が。中でも特に人気だというのが「栄食堂」。お昼になるとあっという間に席が埋まり、外には行列ができるほど。みなさんのお目当ては、もちろんたら汁です。1日に153人前も売れるというたら汁とはどんな鍋なのでしょうか?
そもそもここ朝日町は、漁が盛んで鱈がよく獲れていました。そこで、漁師の妻が漁から帰ってきた夫を、温かく迎えるため作っていたのが「たら汁」。栄食堂では、そんなたら汁が、昔ながらのアルミ鍋でそのまま出されるのです。愛される理由は、漁師めしならではの、シンプルかつ豪快な鍋だから。お湯を入れた鍋に味噌を溶かすのですが、使われるのは、富山の伝統的な味噌「米麹味噌」。ここに、骨ごとぶつ切りにした鱈を頭と尻尾ごと豪快に投入。これでも十分美味しいのですが、塩で味を調えた後、最後に味の決め手となる、鱈の肝を煮た煮汁を加えるのです。肝から出た旨みが鍋に溶け込み、プリプリな鱈の身が、口の中でホロッと崩れます。栄食堂は、朝7時からやっているので、出勤前に体を温めに来る人もいるそうです。
セレクション7
鮮度抜群の馬肉を老舗秘伝の割り下で!
桜なべ 中江「桜鍋」(1人前1,700円)
東京・三ノ輪。三ノ輪駅から歩いておよそ9分。見えてきたのが「桜なべ中江」。オープンと同時にお客さんがやってきてあっという間に満席に。みなさんのお目当てが「桜鍋」。1日に114人前売れたという三ノ輪で大人気の“めちゃ売れご当地鍋”とは?桜なべ中江は、明治38年創業の老舗中の老舗。その建物は、第2次世界大戦の空襲から奇跡的に焼け残り、文化庁の「有形文化財」にも指定されています。このお店は、馬肉を扱うことから「下町の蹴飛ばし屋」と呼ばれていました。馬は、機嫌が悪いと後ろ足で蹴とばすことこから、昔は馬肉を「蹴飛ばし」、馬肉料理の店を「蹴飛ばし屋」と呼んでいたのです。そんな名店の鍋の人気の秘密は、100年以上愛され続ける、桜色の馬肉。こちらの馬肉は、北海道生まれ九州育ちのこのお店専用のもの。その肉は柔らかく臭みがないのが特徴で、低カロリー高タンパク質で女性にも大人気。ここに、代々伝わる秘伝の調味料と江戸甘味噌をのせ、すき焼き風の割り下を注ぎます。肉が桜色になったら、食べ頃。馬肉の淡泊な味が、噛めば噛むほど旨みが出てやみつきになること間違いなしです。
<番外編>
ご当地グルメからヒントを得て生まれた“新勢力ご当地鍋”を3つご紹介!
セレクション1
博多のもつ鍋にとろろがプラス!
博多もつ鍋処 梟「雪見鍋」(1人前1,480円)
福岡県・博多区のご当地鍋といえば当然「もつ鍋」ですが、実は今、もつ鍋界に新風を吹き込む、新勢力もつ鍋があり、それが「雪見鍋」なるもの。地下鉄中洲川端駅から歩いておよそ7分のところにある「博多もつ鍋処 梟」。店内を覗いてみると、次々にお客さんがやって来て、1階席、2階席、3階の個室全て埋まり満席状態に。果たして、博多で大人気の雪見鍋とは、どんな鍋なのでしょうか?こちらのもつ鍋は、定番の醤油や味噌味ではなく昆布と煮干しなどからとった、あっさり出汁が特徴。そこに新鮮な牛もつや野菜を入れるのですが、仕上げに数種類のイモをブレンドしたとろろを加えるのです!そう、とろろを乗せるから雪見鍋。これを温める事でとろろがトロ〜ッと溶けだし、魚介のスープと混ざり合う事でまろやかな極上の出汁に。大ぶりなプリプリのもつとの相性も抜群です。
セレクション2
サクッ! モチッがたまらない! 三重県のニューフェイス鍋!
熊野地鶏 みえじん「あられ鍋」(コース1人前3,240円)
三重県・四日市市。三重県の北部に位置し伝統工芸品の「萬古焼」の土鍋は、国内シェア7割以上を占める鍋の街です。そんな四日市市のご当地グルメを聞いてみると、街の人から「あられ茶漬け」との答えが返ってきます。あられ茶漬けとは、三重県特産のあられ「田舎あられ」に塩を入れお茶を注ぐもの。ご飯は入れません。そんなあられ茶漬けからヒントを得て生まれた“新勢力ご当地鍋”が「あられ鍋」だといいます。
近鉄四日市駅から、歩いておよそ3分の所にある「熊野地鶏 みえじん」。熊野地鶏という三重県の高級ブランド鶏を使った料理の専門店です。作り方は、熊野地鶏のガラ、長ねぎ、玉ねぎ、にんじんなどの野菜を加え、昆布だしを合わせます。そこに加えるのが、熊野地方に古くから伝わるさんまから作った魚醤(ぎょしょう)「さんま醤油」。この出汁に、熊野地鶏の手羽先、もも肉を入れ三重県産の野菜をふんだんに入れます。濃厚で、トロっとまろやかな出汁と絡み合う熊野地鶏はまさに絶品。もちろんこれだけでも美味しいのですが、ここに仕上げとして大量のあられを投入!そう、こちらのお店では、三重名物の田舎あられをドバッと鍋に入れてしまうのです。入れたばかりのあられは、サクッと香ばしく時間が経つにつれて出汁が染み込みモッチリとした食感に。まさに新感覚のご当地鍋なのです。
◆明日できる「家レシピ」
ここで、お店の方に、家で「あられ鍋」を作る場合のポイントを聞くと「魚醤」との答えが返ってきました。
まず、市販の鶏ガラスープに昆布を加えます。ここでポイントとなる魚醤「さんま醤油」の代わりに、スーパーなどで売っている魚醤「ナンプラー」を少々。そこに手羽先を入れて15分ほど煮たら、鶏モモ肉とお好みの野菜を入れます。次に、いよいよあられを加えるのですが、あられはできれば色々な味が楽しめるミックス味がオススメ。揚げせんべいでも代用可能ですが、醤油味だと濃くなりすぎるため、塩味がベスト。サクサク、しっとり、あられをどのタイミングで食べるかはお好みで!気になる方は、ぜひお試しを!
セレクション3
地元の名酒がビン丸ごと1本入った!
佛蘭西屋「美酒鍋」(1人前1,900円)
広島県・東広島市。こちら東広島市の西条は、灘・伏見と並ぶとも言われる日本有数の酒処。JR西条駅の周辺に8社の醸造場が建ち並ぶ、お酒好きにはたまらない街なのです。そんな「日本酒」を使った、“新勢力ご当地鍋”があるといいます。「美酒鍋」というそれは、一体、どんな鍋なのでしょうか?西条駅から歩いておよそ4分のところにある「佛蘭西屋」。こちらがオープンすると、瞬く間に席は埋まり満席に。もちろんみなさんのお目当ては、美酒鍋です。こちらの鍋、まずは豚肉、鶏肉、砂ずりを鍋で炒めます。ある程度火が通ったところで投入するのが、全国的に有名な地元の酒蔵、賀茂鶴酒造の本醸造上等酒!これを200mlほど入れ肉を炒めます。すると、アルコールは飛び、酒の旨みだけが肉に絡みつくのです。あとは野菜を入れ、仕上げに残りの酒で香りをつけ、肉と野菜の旨みを凝縮させたら完成。これをすき焼き風に、溶き卵につけて食べると格別です。ちなみに、家で作る場合に入れるお酒は、辛口の醸造酒が合うそうです。
4人前で600mlが目安です。
四季、ちゃんとして!
東京は最近急に寒くなった感じですが、考えてみればもう12月ですもんね。香取編集長がおっしゃっているように、体調管理が難しいと思われている方も多いのでは?というわけで今週の格言です。「日本の四季が…夏が急に暑くなったりとかして、暑い時期が結構続いていたと思ったら、今度は急に寒くなったりして。また暑い日が続いたりもして…。オープニングでも言いましたけどもう12月なんで寒くて当たり前なのに、急激に寒くなった感覚があったり。大分、乱れている感じがするんですよね。それによって、体の維持も難しいですよね。洋服が好きなんですけど、今日も半袖ですし(笑)。半袖にコート羽織ってちょうどういいや、っていう寒さが始まったかと思ったらそうでもなくガッツリ寒い感じとか。『じゃあ、半袖で上着1枚っていう時期ってあったかな?』と考えたらスゴイ短かった気がして…。テレビ局とかも、もう暖房なんですけど、まだ暑かったり…。もっと厚着して、それこそ服バカが洋服楽しめる時期なのに、なんだか逃しそうになるような感じが。ちょっと、日本ならではの四季をちゃんと味わわせてほしいな、と思っています」。
米倉涼子さん
1年ぶりに香取さんに会えて嬉しかったです。
また、来年もお願いします!
ここ数年、12月にご出演いただいていて、今年が5回目となりました。
楽しかったです。でも、お鍋は、温かいし、じっくり味わいたいから、もうちょっと試食の時間があったら嬉しかったです(笑)。
試食が5品ありました、鍋特集はいかがでしたか?
家で作れるレシピもあって楽しかったです。地方によっていろいろあるんだな、ってことも勉強になりました。試食も全部美味しかったですし。特に印象的だったのは、ネギたっぷりの「江戸ねぎま鍋」かな。とにかくあのネギが肉厚で美味しかったです。特別感がありましたし。嬉しかったです。あとは、だしがすごく出ていた「たら汁」も美味しかったです。お鍋でタラを食べるといえば、ポン酢というイメージがありましたけど、味噌との相性もバッチリでした。
召し上がらなかったもので試食したかったものは?
「桜なべ」かな。実は、このお店(「桜なべ 中江」)行ったことがあるんです。とても素敵なお店ですし、馬肉も美味しいので、久しぶりに食べたかったな、と思いました。
鍋は大好きとおっしゃっていましたが、普段、どんなお鍋を召し上がりますか?
自分で作るときは、カツオ昆布だしにお醤油、みりん、ゆずとかで味を調えただしをベースにしたもの、鶏ガラベース、ゴマダレとかが多いですね。それでしゃぶしゃぶをしたり、お野菜を煮たりしながら食べます。洋風のお鍋は、あまり食べないですね。
香取さんとも楽しげな雰囲気が印象的でした。
いつも先導してくださって、気持ちよくラクな空気を作ってくださるので、助かります。お会いするのは1年ぶりくらいかもしれないですけど、今日お会いできてよかったです。また、来年お願いします!
最後に、いよいよ放送になります主演ドラマ「家政婦は見た!」の見どころをお願いします!
とにかく信子(米倉)がいろいろな事件を目撃しますので、その目線を追っていただければ、楽しんでいただけると思います。ぜひ、声を出して笑ってください(笑)。今回シリーズ第2弾なんですが、私にとってもしばらくすると演じたくなる役で。キャストもとても豪華ですので、ぜひ見ていただきたいと思います!あ、のっけからヘンな格好で登場しますが、お許しください(笑)。
主演米倉涼子
ドラマスペシャル
「家政婦は見た!」
12月5日(土)よる9時から放送
湯気は人を幸せにします!
鍋はまだまだ深い、と思わされる“めちゃ売れご当地鍋”特集でしたね。なんといっても、ゲストの米倉涼子さんが「ヤバい…」と吐息とともにおっしゃっていた「玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶ」が、食べてみたかったです。淡路島の玉ねぎのだしだけでも美味しそうなのに、そこに鯛のしゃぶしゃぶなんて豪華ですよね。シンプルな鍋が大好きなので、「とり白菜」も美味しそうでした。あれなら自宅でもマネして作りやすいと思いました。それから、ネギが大好きで冬なんか毎日のように食べている私としては、「江戸ねぎま鍋」も。変わったところでは、あられが入った「あられ鍋」も、米倉さんのリアクションを見ていたら美味しそうだな、と思いました。以前、スマステのご当地グルメ特集のロケで「せんべい汁」をいただいたことがあって。すいとんのようでモチモチしていて美味しかったんです。きっとあられも美味しいでしょうね。私もよく鍋は作りますが、鍋を食べると幸せな気持ちになりますよね。湯気は人を幸せにするといいますか(笑)。温泉から出てきて機嫌悪い人がいないように、湯気は人をハッピーにする気がします。心もほぐしますしね。鍋は、最後にシメで汁まで余すところなくいただけるという、日本の素晴らしい文化。今日は堪能しました。米倉さんも、楽しんでくださったようでうれしかったです。やはりこの時期に米倉さんにお会いしないと、一年は終れない気がしていましたので。主演ドラマ「家政婦は見た!」も、楽しみにしております!
どこか、シンプルな鍋に憧れがあって…
◆ご当地鍋特集、いい企画でしたねぇ。ちょうど寒くなってきて、この季節にぴったりな…。特に気になったのは…試食はなかったけど、ひとつめの白菜ととりの「とり白菜」ですね。ボクも鍋をしますけど、鍋って入れたいものだけ入れちゃったりするんだけど、どこかシンプルな鍋に憧れがあって。そのシンプルさで言うと、最後に出てきた馬肉の「桜なべ」とかも、シンプルなんだけど美味しくいただけそうな感じが良かったですね。とりとはまた違う、贅沢な鍋って感じがしました
◆ボク的な鍋のマイブームは…一時、もつ鍋のお店に行ってたことがあったんです。気づけばいかなくなって早何年…どうして行かなくなったのか、自分が行ってたお店は今でもあるのか(笑)。最近気になっていたんで
◆京都の「肉なべ」もヤバそうですね。お肉たっぷりで…。あれは、ちょっと家では作れなそうなので、お店に行っていただきたいですね。でも、ちょっとずつ…とろろをかけてみるとか、あられもその辺で売ってるものでいいのなら入れてみたらわかるかな、とか、家でも出来そうなものがたくさんあったのも良かったです。ねぎまでも、ねぎにあれだけ切り込みを入れるっていうのは、あそこのひと手間をやるかやらないかできっと美味しさも変わってくると思うので、是非試したいです
◆米倉さんは年に1度、年末に来ていただいていて…。ご本人は「いつも来ちゃってすいません」なんて恐縮してくれていましたけど、とても嬉しいです。お芝居で共演する機会はほとんどないですけど、スマステーションには毎年来てくれるので。また、来年もお待ちしています!!