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#573(2014.12.20 OA)

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キャッチボールしたっけ、吾郎ちゃん?

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ゲストに尾上松也さんをお迎えして老舗が生み出した最新進化形スイーツベストセレクション8&ムービージャッジをオンエア!!

番組初登場!尾上松也さんをお迎えしたスマステーション。特集は、『老舗が生み出した最新進化形スイーツ ベストセレクション8』&稲垣吾郎さんの『ムービージャッジ』をお送りしました。
老舗と呼ばれる名店が、その名声に甘んじることなく新たに打ち出した最新スイーツをご紹介した『最新進化形スイーツベストセレクション8』。松也さんがスタジオで生試食したメニューを振り返っておきましょう。冷やして食べるくりーむパンで人気の『八天堂』から登場したのは、電子レンジで温めて食べる『くりーむパンあんバター』。しっとり柔らかく焼き上げたパン生地に、バター、北海道産小豆を使用した粒あん、そしてさらに、特製の生クリームという3種類の味をひとつずつ手作業で注入。トロトロに溶けだしたバターの塩味とクリームのコク、あんこの甘さが絶妙にマッチします。長野県善光寺で七味唐辛子を販売する『八幡屋礒五郎』が生み出したのは『七味マカロン』。七味唐辛子で使われている七つの素材をひとつずつ使用。スイーツとしては珍しい唐辛子や山椒など、他では味わえない不思議な味わいのマカロンです。このほか、松也さんには『八海醸造』の名酒『八海山』を使用した『大吟醸和三盆バウムクーヘン』、『うなぎパイ』の『春華堂』から登場した『coneri』なども試食していただきました。
『ムービージャッジ』はお正月映画対決!本多孝好さんの同名ベストセラーを、行定勲監督が、三浦春馬さん主演、中国のトップスターとして注目を集めるリウ・シーシー、圧倒的人気を誇る台湾のスター、チャン・シャオチュアンの共演で映像化した『真夜中の五分前』と、重松清さんの最新小説『アゲイン』を、大森寿美男脚本・監督、中井貴一さん主演で映像化した感動のヒューマンストーリー『アゲイン 28年目の甲子園』の対決となりました。どちらも見ごたえ十分の素敵な作品だったようですが、「映画としての面白味はすごく『真夜中の五分前』にあるんですよ。突拍子もないですし。だけどやっぱり、(スマステは)全国放送でしょ?多くの方にすすめるんだったら、やっぱり『アゲイン 28年目の甲子園』でいいでしょ」というのが稲垣さんのジャッジでした。「どちらも見て良かった」と吾郎さんもおっしゃっているので、みなさんも是非、劇場でチェックしてみてくださいね。
次回12月27日は、2014年最後の放送です!ゲストに市川海老蔵さんをお迎えして、『年末年始に使いたい!最新アイデア便利グッズSP』をお送りします。ご期待ください!!

日本人に愛され続ける老舗が進化を続け、ジャンルの壁を越えて新たなスイーツを続々生み出しているのをご存知でしょうか?その歴史に甘んじることなく、老舗が打ち出す新境地が、いま大注目されています!というわけで、今回は老舗が生み出したそんな最新進化系スイーツをご紹介します!!


SmaSTATION!!特別企画
老舗が生み出した最新進化系スイーツ ベストセレクション8



(1)大人気くりーむパンがこの冬、ホカホカに進化!
■八天堂■
くりーむパン あんバター 220円

パンの常識を覆し、冷やして食べるパンとして誰もが知るくりーむパン『くりーむパン カスタード』(210円)でお馴染み、広島県・三原市にある老舗・八天堂は、いまから81年前、昭和8年(1933年)に和菓子店として誕生しました。そんな和菓子店で初めてパンを販売したのが現在の3代目。人気のあったくりーむパンに特化することで売り上げを伸ばし、今では全国に店舗を展開。くりーむパンだけで最大で1日4万個以上を売り上げます。そんな八天堂が新たに生み出したのが『くりーむパン あんバター』。冬限定の商品として今までとは真逆の発想に挑戦したこのパンは、電子レンジで15秒間温めて食べるパンです。これまでのくりーむパンと同じようにしっとり柔らかく焼き上げたパン生地に、バター、北海道産小豆を使用した粒あん、そしてさらに、特製の生クリームという3種類の味をひとつずつ手作業で注入。温めることによりトロトロに溶けだしたバターの塩味とくりーむのコク、そしてあんこの甘さが絶妙にマッチします!こちらのあんバターは広島の本店のほか、品川駅構内にあるエキュート品川サウス店などでも販売(2015年2月末まで)されています。




(2)七味唐辛子の七つの味から生まれたスイーツ
■八幡屋礒五郎■
七味マカロン 1286円

全国でも屈指の知名度を誇るお寺、長野県・善光寺。その善光寺土産として人気なのが、印象的な入れ物でも有名な七味唐辛子・七味唐からし 缶入り(14g・370円)。この七味唐辛子を販売する老舗・八幡屋礒五郎の創業は今から278年前の享保21年。時の将軍吉宗により享保の改革が行われていたころ、創業者である初代勘右衛門が江戸から持ち帰った七味唐辛子を売りだしたのが始まりと言われています。そんな八幡屋礒五郎が新たに生み出したのが『七味マカロン』。なんと、七味唐辛子で使われている七つの素材をひとつずつ使用。スイーツとしては珍しい唐辛子や山椒など、他では味わえないマカロンです。たとえば唐辛子味の場合、バタークリームは、実際に七味に使われるのと同じ唐辛子を混ぜ合わせたオリジナルクリームを使用。全て手作業で、ひとつひとつ丁寧に作られています。バタークリームの濃厚な甘みと共に広がる唐辛子のピリッとした辛みがなんとも癖になる不思議な味わい!この七味マカロンは善光寺の目の前にある本店のほか、お取り寄せもできますので興味のある方は是非!




(3)八海山を使った贅沢な大人のスイーツ
■八海醸造■
大吟醸和三盆バウムクーヘン(小一箱) 3456円

お酒好きならだれもが知る日本酒の有名銘柄『八海山』を製造する全国でも有数の老舗・八海醸造は、いまから92年前の、大正11年、新潟県南魚沼市で創業されました。八海山の数ある銘柄の中でも特に人気なのが『大吟醸八海山』(720ml/4579円)。日本酒の製造においてもっとも重要なポイントが、麹造りです。日本酒用に育てられた山田錦という最高級の酒米を蒸し、そこに肝となる麹菌を振り掛けていきます。こうして完成した麹と蒸米、酵母を3度にわたり混ぜ合わせ、およそ30日間発酵、これをろ過してできた原酒をタンクで1年間熟成することによりようやく完成するのです。職人が丁寧に作り上げたその味はすっきり端麗で和食にぴったり。そんな八海醸造が新たに開発したのが『大吟醸和三盆バウムクーヘン』。高級砂糖である和三盆をふんだんに生地に練り込み、表面に大吟醸八海山を使った砂糖掛けをあしらった贅沢な大人のスイーツです。こちらは、八海山が展開する千年こうじやコレド室町2店での限定販売。食べやすい輪切りサイズも販売されています。




(4)85年間愛され続けるあの『くろ玉』が洋風に進化
■澤田屋■
キャラ玉 3個入り648円

年間500万個を売り上げる山梨県甲府市のご当地スイーツ、『くろ玉』(4個入り 540円)を作り出した老舗和菓子店・澤田屋は、明治44年から続く伝統ある老舗。昭和4年に発売した『くろ玉』が大ヒットし、その地位を確固たるものにしました。くろ玉の特徴は真っ黒でつやつやの球体という他にはないその独特な形状。えんどう豆を煮詰めたうぐいす餡の中に北海道産のえんどう豆の粒も加えこの餡を丸く成型、沖縄産の黒糖と北海道産小豆を混ぜ合わせて作った羊羹で外側を薄く包み込んだのです。そんな澤田屋が新たに生み出したのが『キャラ玉』。伝統のくろ玉を洋風に進化させたのです。表面に使用しているのが、自家製のキャラメルの羊羹。生クリームに天然のバニラビーンズを加えるところから始まり、煮詰めた水飴と混ぜ合わせて作ったキャラメルソースと餡をブレンド。中には、山梨県北杜市名産のサツマイモ『明野金時』で作った、特製の餡を使用。これをくろ玉で長年培った技術で包み込むのです。サツマイモ餡とキャラメルが見事に合わさりながらも甘すぎず、あっさりとした口当たりです。こちらは、山梨県内に12店舗ある澤田屋の直営店で販売されています。




(5)夜のお菓子が、おしゃれなディップスタイルに
■春華堂■
coneri 12本入り 648円

静岡県浜松市のお土産として誰もが知る定番お菓子『うなぎパイ』(12本入り 891円)で知られる老舗・春華堂は、明治20年、和菓子店として創業。当時は甘納豆などを販売していましたが、昭和36年に販売されたうなぎパイは、半世紀以上にわたり変わらぬ味を守り続け、今や年間で8000万本、およそ70億円もの売り上げを誇る、ロングセラーとなっています。そんな春華堂が新たに開発したのが『coneri』。まったく新しいスタイルのこのスティックパイの特徴は、特製のソースとともにディップスタイルで味わうというもの。ソースはオレンジチョコレートや、地元浜松の名産を使用した桜えびタルタルソースなど、全部で6種類の味から選ぶことが可能。さらにパイ生地にもプレーンやしょうがなど6種類の味があるため36通りもの味の組み合わせを楽しむことができます。こちらのコネリは、ことし7月、春華堂が浜松にオープンした『nicoe』内にある専門店で販売中です。




(6)和と洋の異色のコラボレーション!
■やまだ屋■
宮島アントチーズ 3個入り1080円

広島の代表的なお土産として抜群の知名度をほこる『もみじ饅頭 こしあん』(1個85円)を長年作り続けている広島県宮島の老舗・やまだ屋は昭和7年創業。定番の粒あんやこし餡だけでなく、チョコや抹茶、レモンなど16種類もの豊富なラインナップを誇ります。そんなやまだ屋が新たに生み出したのが『宮島アントチーズ』。その名前の通り、もみじまんじゅうで培った和の素材『あん』と洋の素材『チーズ』の異色コラボで生まれた和洋折衷スイーツです。チーズクリームと特製の白あん、地元の名産であるイチジクの特製ジャムを加え、180度のオーブンでおよそ30分焼き上げれば完成。しっとりとしたチーズケーキと白あんの柔らかな甘みにイチジクの酸味が絶妙にマッチ!ほかにも抹茶味やパイン味など、計3種類の味を楽しむことができます!この宮島アントチーズは宮島にある本店などで購入できます!




(7)チョコでコーティングされた洋風煎餅!
■富士見堂■
ショコラビター 4枚入り 290円

年間30万枚を売り上げる人気の揚げ煎餅『白ほおばり』(15枚入り 598円)を販売する東京都葛飾区の富士見堂は、昭和25年の創業から64年間、昔ながらの煎餅を職人たちの手で作り続けている老舗。中でも人気商品である白ほおばりは、生地に北海道産の一等米であるうるち米から作った米粉と水のみを使用。これを通常の煎餅の半分、5ミリほどの薄さに切り分けて丁寧に乾燥させ、180度に熱した菜種油で一気に揚げていきます。仕上げにダシをきかせた甘めのしょうゆで味付けすれば完成。そのまま食べてもおいしいのですが、別添えの山椒塩を振り掛ければ、お米の豊かな甘みと醤油の香ばしさ、山椒の風味が合わさり病み付きになること間違いなしです。そんな富士見堂が新たに生み出したのが『ショコラビター』。自慢のうるち米で作った四角い煎餅生地を200度の窯で香ばしく焼き上げ、国産丸大豆醤油でしっかりと下味をつけます。ここに、ベルギー産の最高級クーベルチュールチョコレートをたっぷりとかけコーティング。チョコレートの苦みの中に、お米の甘みと醤油の塩味という煎餅特有のおいしさがマッチしたスイーツです。こちらは葛飾にある本店のほか、東京駅グランスタ内の店舗などで購入することができます。




(8)硬さが魅力の大阪名物が新食感洋風スイーツに!
■あみだ池大黒■
pon pon coco 411円

一説によると奈良時代には既に食べられていたとも言われる伝統の和菓子「おこし」の一種『岩おこし』を作り出した大阪の老舗・あみだ池大黒は、11代将軍家斉の時代である文化2年(1805年)に大坂に誕生。全国からお米、水飴、砂糖など当時貴重だった食材の数々が運ばれていたのを受け、初代小林林之助が考案した岩おこしは、お米を細かく砕き、炒ったものにゴマを加え、煮詰めた水飴に黒糖や、生姜を加えた特製のみつを大量に流し込み混ぜ合わせながら焼き上げます。それをローラーで平らに押し固めていくと冷えた水飴が固まり、独特の硬さを生み出すのです。そのあみだ池大黒が新たに生み出したのが『pon pon coco(ポンポン ココ)』。熱した窯に水飴、チョコレート、さらに生クリームを加え、そこにお米で作った特製のパフを投入、これを手作業でひと口大の大きさにちぎっていくことで、固めすぎず絶妙な隙間を作り出します。これにより、おこしでありながら軽やかな食感を実現しているのです。味付も「うきうきドライフルーツ」をはじめ「きゅんきゅんいちごミルク」「ぜつみょうスパイスカレー」など、岩おこしの硬派なイメージを覆す、楽しい全12種類の中から選べるのでお土産にも最適です。こちらは大阪高島屋などで購入することができます!


年末歌舞伎ステーション

今回が番組初登場の尾上松也さんに続いて、2014年最後の放送となる来週は市川海老蔵さんをお迎えするスマステーション。この番組ならではの豪華リレーですよね。というわけで今週の格言です。「松也さんからの海老蔵さん、という。それこそ老舗な(笑)日本の文化から、2週連続でゲストに来てくれるという。嬉しいことですね!海老蔵さんも面白い方ですけど、松也さんも最近テレビでよくお見かけして、面白いな、と思っていたので。やっぱり、舞台で輝く方はどこか人を惹きつける魅力があるんですよね。場所の違う、バラエティーとかテレビの世界に来ても魅力的なんですよね。松也さんとはスマステーションでは初めてですけど、他の番組ではご一緒したことがあって。でも、そんなに何度も何度もというわけじゃないのに、一気に距離を縮めてくれる方で…。また是非、遊びに来てほしいですね」。

稲垣吾郎さんが話題の映画2本を見てどちらが面白いかをジャッジするコーナー。今年最後となる今回は、お正月映画対決!ジャッジするのは、三浦春馬さん主演の『真夜中の五分前』と中井貴一さん主演の『アゲイン 28年目の甲子園』の2本です。稲垣さんが軍配を上げるのは?


<今月の映画>
『真夜中の五分前』VS『アゲイン 28年目の甲子園』

<Movie data>

真夜中の五分前

2014年
原作:本多孝好
監督:行定 勲
出演:三浦春馬、リウ・シーシー、チャン・シャオチュアンほか
●12/27より丸の内TOEIほか全国ロードショー

本多孝好による同名ベストセラーを、『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が映像化した恋愛ミステリー。主演は、『永遠の0』やドラマ「僕のいた時間」などで輝きを増し、話題作『進撃の巨人』の主役としての期待も高まる三浦春馬。共演は、中国のトップスターとして注目を集めるリウ・シーシー、圧倒的人気を誇る台湾のスター、チャン・シャオチュアン。
<STORY>
時計修理工のリョウ(三浦)は、ルオラン(リウ)という美しい女性と出会い惹かれていく。ルオランには、ルーメイ(リウ)という双子の妹がいて、彼女にはティエルン(チャン)という婚約者がいた。実は、ルオランもティエルンを密かに愛していて、ルーメイに嫉妬を感じていた。リョウは、そんなルオランを優しく受け止め、ふたりは少しずる距離を縮めていくが…。

アゲイン 28年目の甲子園

2014年
原作:重松 清
監督・脚本:大森寿美男
出演:中井貴一、波瑠、和久井映見、柳葉敏郎ほか
●1/17より丸の内TOEIほか全国ロードショー

重松清の最新小説「アゲイン」を、『風が強く吹いている』(09年)で日本映画批評家大賞新人賞・作品賞を受賞した大森寿美男が脚本・監督として映像化。元高校球児が再び甲子園を目指す、実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台に描く、感動のヒューマンストーリー。主演で46歳の元高校球児役に中井貴一。
<STORY>
元高校球児の坂町晴彦(中井)は、離婚した妻が亡くなって以来、一人娘の沙奈美(門脇麦)とも絶縁状態が続いていた。そんな晴彦のもとに、チームメイトだった松川典夫(太賀)の娘の美枝(波瑠)が訪ねて来て、松川が亡くなったと伝えた。父の遺品を整理していた美枝は、そこに松川が晴彦や高橋直之(柳葉敏郎)に書きながらも出さずにいた27年分の年賀状を見つけ、出さずにいた理由を知りたいと思い…。


<ムービージャッジ>

真夜中の五分前

<ゴロー'sジャッジ>

中国のトップスターと三浦春馬さんの共演というだけで見たいな、って感じになります。まず何がすごいって、三浦くんが全編で中国語をしゃべっていること。そこに気持ちを乗せてお芝居をするっていうのが、俳優さんってすごいと思う。でも、映画は難しかった。双子の女性ふたりがどっちなのかがわからなくなって、ワケわからなくなってくる。そういう意味では、その謎の解釈では見る人によって変わってくるので、そこをみんなで議論し合うのがこの映画の一番のチャームポイントというか、面白みなんじゃないかな、と思いました。

アゲイン 28年目の甲子園

<ゴロー'sジャッジ>

この映画がすごいのは、親子の絆、友情、恋愛といったすべての要素が含まれているところ。この映画を悪く言った人間は、「悪いヤツ」って思われちゃう。主演の中井貴一さんは、普通の人こそ意外と過去に何かがあったりするものですけど、その普通さを見せられるところがすごい。柳葉敏郎さんは、口元で演技するのがすごいと思いました。僕、できませんから(笑)。昔、ジャニーズの野球大会があったときに、香取くんとよくキャッチボールをしていたんですよ。僕たちふたりとも下手だったので、「ふたりでやれ」みたいな感じで。それを思い出しました(笑)。

◆ファイナルジャッジ!…『アゲイン 28年目の甲子園』の勝利!

ジャッジの理由
映画としての面白味はすごく『真夜中の五分前』にあるんですよ。突拍子もないですし。だけどやっぱり、(スマステは)全国放送でしょ?多くの方にすすめるんだったら、やっぱり『アゲイン 28年目の甲子園』でいいでしょ。



日本人俳優おふたりが主演の2本をご覧になっていかがでしたか?

いやぁ、ジャッジするのって難しいですよね。どっちかを選ばなきゃいけないんですから(笑)。
最近、邦画がすごく元気だと感じるんだけど、邦画を見に行くって逆に意外とハードルが高かったりしますよね。洋画は「憧れのあの人が出ているから」という理由でも見ますけど、邦画の場合は、テレビドラマで見られる役者さんが出ていたりしますから。でも、最近の邦画は、『真夜中の〜』のように中国を舞台にオールロケで撮影したりという、テレビドラマではやらないようなことをやっている気がしますし、今回の二作品は、どちらも見てよかったな、と思うものでした。このコーナーも久々だったしね(笑)。

『アゲイン 28年目の甲子園』のコメントでは、香取さんとキャッチボールをしていた、なんて昔話もありましたね。

そうそう。10代の頃ですね。懐かしかったです(笑)。『アゲイン〜』は、香取くんが見ても、もちろんほかの誰が見ても響く作品だと思います。大人がじっくり、自分の過去を振り返ったりしながらも見られる作品なんじゃないかなって。原作の重松清さんもすごいと思いました。

『真夜中の五分前』もエキセントリックではありながらも、良作だと評価されていました。

よかったと思います。行定監督も、『アゲイン〜』の大森監督も奇をてらっていないし、ギラギラもしていないし、とてもオーソドックスに作っているな、と思いました。そういう意味では、どちらもしっとりとした大人の魅力を感じさせる、比べるにふさわしい二作品でしたよね。

さて、いよいよ14年も終わりですね。今年を総括するとどんな年でしたか?

いい年でしたね。ライブを長期に渡ってやっていたから、そういうモチベーションをキープできるっていうのが。SMAPらしくいられる時間が長かったので。やっぱり、「一番SMAPらしい」といえばライブなんですよね。あとは、夏にやった「27時間テレビ」も大きかったし、SMAPらしいいい一年でしたね。

2015年の抱負をお願いします!

「SmaSTATION!!」にもう少し遊びに行けたらいいな、と思っています。来年も舞台があったりして、うかうかしているとあっという間に過ぎてしまうからなぁ…。一年が早いのって、「充実しているから」というと「マンネリしているから」というのと、二説あるでしょ。あまり早く感じ過ぎずに充実していけたらいいですね。それで欲をいえば、今年よりもさらにいい年にしたいです。

尾上松也さん
最近、モンブランにハマっていて、毎日のように食べています(笑)。

初めてのスマステーションはいかがでしたか?

いやぁ、楽しかったですね。特に今日は僕の大好きなスイーツの特集で、美味しいものもたくさん試食させていただけたので大満足です。

「老舗が生み出した進化系スイーツ」特集にはどんな印象を持たれましたか?

和菓子が洋菓子に変わっていたり、という進化が多かったですよね。進化といっても、もともと持っている伝統を基にしたうえでのことなので、それで自分の持っている物の可能性を広げるというのは素晴らしいことだと単純に感じました。

歌舞伎にも通じるものがありそうですね。

そうですね。やっぱり、ずっと続けていくためには、変化したり、進化させることも大切だと思います。しかも、この老舗のお店の方々は、本当に真剣に進化に向き合っていらっしゃって。そこがカッコいいな、とも思いました。

スイーツ男子としても知られる松也さんですが、最近のお気に入りといえば?

最近は、モンブランにハマっていて、ほぼ毎日のように食べています(笑)。ほかの番組でも言っているので面白みがないんですが、本当にモンブランが好きなもので…。モンブランが美味しそうなケーキ屋さんには立ち寄ってしまいますね。

稲垣吾郎さんの映画コーナー「ムービージャッジ」はいかがでしたか?

映画をジャッジするのは大変なことだろうな、と見ていましたが、稲垣さんのコメントを聞いて両方とも見てみたくなりました。どちらかといえば、僕は野球が好きなので『アゲイン 28年目の甲子園』に心が動いてしまいました(笑)。僕は、映画を見るのも好きなので、今後、こういう映画を特集した回に呼んでいただけたら嬉しいですね。

香取さんとはいかがでしたか?

ほかの番組でも何度かご一緒させていただき、お世話になっているんですが、今日も本当に楽しかったです。香取さんがドーンと構えていてくださる方なので、ヘンな緊張をすることもなく楽しめました。香取さんの前で試食をするのが申し訳なかったですが…。

最後に1月2日から幕を開けます「新春浅草歌舞伎」の見どころを、改めてお願いできますか?

今回は、若手のなかでも若手中の若手で構成されていますので、まだまだ未熟な部分はあると思いますが、歌舞伎を見たことがない若い世代の方にも、ご自分たちと同世代の人間が舞台に立っているというのは、入口としても入りやすいと思いますので、ぜひ一度舞台を見ていただきたいと思います。この浅草歌舞伎は、新春のご挨拶ということもあるんですが、今回はふたり一組で口上させていただき、演目のあらすじや見ていただくポイントをご説明してから見ていただくので、よりわかりやすくなっていると思いますので。よろしくお願い申し上げます!

尾上松也さん出演
「新春浅草歌舞伎」
2015年1月2日(金)〜26日(月)
浅草公会堂
チケット発売中

新しいことに挑戦する老舗は歌舞伎に似ていますね

伝統を守りつつ、それに甘んじることなく新しいことに挑戦していく…。「老舗が生み出す進化系のスイーツ」を見ていて、歌舞伎にも通じるところがあるな、と思いました。老舗がまったく違う分野の物を作ろうとすれば、その決断はもちろんのこと、初期の設備投資とかいろいろ大変なこともあると思います。でも、そこを決断して作られたものだからこそ、どれも本当に美味しそうでしたし、老舗としての信頼も守り続けることができるんでしょうね。しかも、この機械化の時代に手作業の多いことといったら!徹底的にこだわって丁寧に作られているな、と思いました。特に食べてみたいと思ったのは、大吟醸の「八海山」を使用したバームクーヘン、くろ玉が進化した「キャラ玉」でしょうか。老舗、好きです(笑)。ゲストの尾上松也さんは大のスイーツ好きとのことで、初登場ながら楽しんでくださっているのが伝わってきて嬉しかったです。今や、歌舞伎界にとどまらずテレビの世界でも大活躍されていますが、伝統を継承していかなければいけない歌舞伎のためにも、ますます多方面でご活躍いただきたいと思いました。そしてそして、久しぶりの「ムービージャッジ」も面白かったですね。稲垣さんがおっしゃるようにどちらも良作ながら、個人的にはどちらかといえば『真夜中の五分前』をオススメしたいと思います。見ているうちに双子の女性がどっちなのかがわからなくなって翻弄されるんです。でもそのちょっと不思議な感覚に包まれるのが新しくて楽しめました。

ちょっと、勝負の時代なのかな、と感じました。

◆老舗が生み出した最新進化形スイーツは、いきなり『あんバター』が出てきて…スゴかったですねぇ。八天堂さんは、スイーツ職人的な目だけじゃなく、ビジネスとしてもサスガだな、と思いました。冷たいくりーむパンが美味しくて、でも寒くなってくるとちょっと遠のくこともあったとしたら、冬限定でこの新スイーツ…もう天晴ですね

◆ちょっと勝負の時代なのかな、とも感じます。老舗ってやっぱり老舗として居続けられるっていう場もありながらも、苦しい時代も味わいながらも…の中で、でも何とか乗り切れるというのが老舗だったりもしたのかもしれないけど、老舗が出す新しいものとか、そういうのがちょっとブームになっちゃってる感じがすると、今度、それを出してないのが「あ、ないんだ?」みたいなことになっちゃう、難しい時代でもあるんじゃないのかな、と。出さないのも老舗のプライド、みたいな感じもあるし、かといって、最近のお店と比べると、もう歴史を変えることになるわけだから。新しいお店だったら、ちょっと新商品をやってみて上手くいかなきゃ引き下がってもお店の名前に傷は残らないし、100回失敗してもひとつ当たればいいや、じゃないけど、そこから歴史が始まればいいわけですよね。でも、100年やってきて、急に変えたものが全然ダメですぐに下げたら、それもその100年の歴史のひとつになっちゃうと思うと、なかなかの勝負なんだな、と思いました

◆今日の8品は素晴らしかったですね。最後に「何だかんだうなぎパイが食いたい」って言いましたけど、新スイーツを食べたことによって、改めてその老舗の味を確かめたくなりますね。『pon pon coco』を見てたら何か『岩おこし』が食べたくなった、みたいな良い原動力に、新スイーツがなるんじゃないかな?

◆ムービージャッジ、スゲー久々感があって。久しぶりに吾郎ちゃんをスマステーションで見たな、と(笑)。中井貴一さんと柳葉敏郎さんは名優ですから『アゲイン』も面白そうだったんですけど、『真夜中の五分前』は、ありそうで聞いたことがない感じで…。想像するに、「見ているうちにホントにどっちがどっちだかわからなくなっちゃうのかな?」とか考えると面白そうだし。ただ…キャッチボールがよく分からないですね。何か、結構熱く語ってくれていましたけど、一切記憶にはありませんね。