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#544(2014.4.26 OA)

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言いたいことがあり過ぎて、頭がまとまらなくて、
最後の「さあ、あっという間のエンディングです」って
言葉がまとまらなかったのは初めてです!

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水谷豊さん&成宮寛貴さんをお迎えして、
永久保存版!『相棒』の名シーンベストセレクション!!

国民的人気ドラマ『相棒』から、水谷豊さんと成宮寛貴さんをお迎えした今週のスマステーション。特集は『ほとんど見たことがないあなたも楽しめる!永久保存版!相棒の名シーンベストセレクション』をお送りしました。
2000年に放送がスタートし、現在12シーズンまで製作されている国民的ドラマ『相棒』。主人公はご存知、水谷さん演じる杉下右京です。東大を卒業しキャリアとして警察庁に入庁したものの、切れすぎる頭脳と頑固な性格ゆえ上層部から煙たがれ、警視庁の窓際部署「特命係」に追いやられた人物です。これまで杉下右京の相棒を務めたのは3人。初代相棒は、寺脇康文さん演じる熱血漢の亀山薫。2代目相棒は、及川光博さん演じる警察庁でエリート街道を歩んできた神戸尊。そして、3代目の相棒が、成宮さん演じる、交番勤務から憧れの刑事になったばかりの純粋で正義感あふれる"カイト"こと甲斐享です。番組では、杉下右京と3人の相棒たちの名シーンを軸に、右京の意外な一面などもクローズアップしました。実は足が超速くて、携帯メールを打つのも超速い上に、英語もペラペラでピアノも上手い右京さん、ステキです!そんな右京がカイトと相棒になったのは2012年10月10日放送の『聖域』。旅先の香港で偶然右京に出会ったカイトは、そこで起きた事件の捜査を行うことになったのですが、刑事としてはまだまだ未熟だった彼は何かにつけて右京から説教されることに。それでも、カイトの純粋な正義感を気に入った右京は、彼の父親であり、警察庁ナンバー2である警察庁次長(石坂浩二さん)に特命課への配属を頼んだのです。「成宮さんのスゴイところは?」という質問に関して水谷さんは「若いんですけど、底が見えないといいますか、色がたくさんあるような感じです。普通はイメージを決められるんですけど、それがなかなか決められないような…。そういうところがいいですね」とおっしゃっていました。一方、成宮さんは、初めて水谷さんと出会ったとき「水谷豊さんってどんな人なんだろう、と気になって、いろんなプライベートのことを聞きまくったんです。何でも教えてくれるんですよ。だけど、最終的に『あれ?豊さんってどういう人なんだろう?』って、結局わからなくなっちゃうんです」とおっしゃっていました。『相棒-劇場版III-』は現在公開中ですので、そちらも是非チェックしてください!!
次回5月3日の放送は、『スマシプ!実はここまでやってましたスペシャル!』『ゲストのリアクションが良かったグルメ&グッズランキング!』をお送りします。お楽しみに!!

今や説明不要の国民的ドラマである水谷豊さん主演のドラマ「相棒」。これまで放送となった全228話の中から「相棒」ファンはもちろん、「相棒」初心者も楽しめる超貴重なシーンやエピソードをご紹介します!


SmaSTATION!!特別企画
『ほとんど見たことがないあなたも楽しめる!永久保存版!相棒の名シーンベストセレクション』


「相棒」とは?
2000年に放送がスタートし、現在12シーズンまで製作されている大ヒット刑事ドラマ「相棒」。主人公は水谷豊さん演じる杉下右京(すぎした・うきょう)。東大を卒業しキャリアとして警察庁に入庁。しかし、切れすぎる頭脳と頑固な性格で上層部から煙たがられ、警視庁の窓際部署「特命係」に追いやられているのです。そんな杉下右京の相棒は、これまでに3人。初代相棒は、寺脇康文さん演じる元警視庁捜査一課で刑事をしていた熱血漢の亀山薫(かめやま・かおる)。2代目相棒は、及川光博さん演じる警察庁でエリート街道を歩んできたクールでプライドが高い神戸尊(かんべ・たける)。そして、3代目の相棒が、成宮寛貴さんが演じる交番勤務から憧れの刑事になったばかりの純粋で正義感あふれる"カイト"こと甲斐享(かい・とおる)です。

杉下右京と相棒との名シーンセレクション! <亀山薫>編

(1)相棒誕生の瞬間
相棒preseason第1話
「刑事が警官を殺した!? 赤いドレスの女に誘惑され…
死体に残る"4−3"の謎とは?」2000.6.3 放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

それは、2000年に放送された連続ドラマが始まる前の、土曜ワイド劇場での枠で放送されていた時代の記念すべき第1話。警視庁捜査一課の刑事だった亀山薫は、偶然指名手配犯に遭遇。取り押さえようとするも、逆に人質になってしまうのです。そんなとき、薫の携帯電話が鳴ります。電話の相手は、薫と面識のない特命係の杉下右京(水谷)でした。その後、2人は機転の利いたコンビネーションで事件を解決。しかし、人質になってしまい、それがテレビで全国中継されるという大失態を演じた薫は左遷。特命係に配属されることに。そこで右京と初めて顔を合わせるのですが、当時、右京はある意外な仕事をしていました。それはなんと、違法アダルトビデオのチェックでした。驚く亀山に、特別に命令があれば何でもすると答えた右京。こうして右京と初代相棒・亀山のコンビが誕生したのです。




(2)2人の距離がグッと縮まった瞬間
相棒season1 第10話
「最後の灯り」2002.12.11放送
脚本:櫻井武晴 監督:大井利夫

ある日、突然何者かに襲われた亀山は、道端で意識を取り戻します。ふらふらの中、海辺へ行くと、そこには、同じく負傷した右京の姿が。足をケガしていて動けない右京は、亀山に自分を置いていくよう促しますが、亀山はそんな右京をおんぶしたのです。ぎこちないながらも、お互いを信頼しあう相棒の絆が垣間見られた瞬間でした。




(3)初代相棒・亀山薫と最後の握手
相棒season7 第9話
「レベル4〜後篇・薫最後の事件」2008.12.17放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

ある事件がきっかけで訪れた外国の子どもたちに、日本語を教える約束を守るため、警察をやめることを決意した亀山。しかし、そのことをなかなか右京には伝えられずにいました。そんな亀山の様子に右京は気づきます。そこへ、事件が発生!右京と亀山は事件解決に奔走します。その最中、亀山は電話で右京に、これが自分の右京との最後の事件になると思う、と告白。その後、事件を解決した2人。ついに亀山は、退職のことを話し出しますが、右京はすでに退職の理由を察知していました。外国の子どもたちに、日本語と何よりも正義を教えてやりたいと真剣に話す亀山。右京はその思いを受け止めました。こうして右京は、最初の相棒の前途を祝福し送り出したのです。


杉下右京の意外な一面セレクション!



(1)足が超速い!
相棒season8 第1話
「カナリアの娘」2009.10.14放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

運動が苦手そうに見える右京ですが、実は足がものすごく速いのをご存じでしょうか。走って逃げる犯人をおいかける右京。見事な走りを披露しました。




(2)携帯メールを打つのも超早い!
相棒season4 第19話
「ついてない女」2006.3.1 放送
脚本:古沢良太 監督:和泉聖治

機械にうとそうに見えて、実は右京は携帯メールを打つのもものすごく早いのです。しかも、独特の打ち方で長文を書いていたこともseason7の 第11話「越境捜査」(2009.1.14 放送)で判明しました。




(3)ピアノが上手い
相棒season3 第15話
「殺しのピアノ」2005.2.23 放送
脚本:櫻井武晴 監督:和泉聖治

手先が器用な右京はピアノの腕前もピカイチ。難度が高いショパンの曲もやすやすと弾きこなしてしまうのです。




(4)英語がペラペラ
相棒season11 第17話
「ビリー」2013.2.27 放送
脚本:櫻井武晴 監督:橋本一

外国人の犯人に対して右京、そして甲斐(成宮)も、英語で追い詰めました。




(5)犬顔負けの土掘り!
相棒season11 第7話
「幽霊屋敷」2012.11.28 放送
脚本:櫻井武晴 監督:近藤俊明

誰も住んでいない屋敷で、不審な穴を発見した右京。すると右京は、怖がる甲斐を尻目にものすごいスピードで土を掘っていきました。


杉下右京と相棒との名シーンセレクション! <神戸尊>編



(1)右京と神戸が真の相棒になった瞬間
相棒season8 第19話
「神の憂鬱」2010.3.10 放送
脚本:櫻井武晴 監督:和泉聖治

及川さん演じる神戸尊が特命係にやってきたのは、2009年3月18日に放送されたseason7の最終話となる第19話「特命」でした。警察庁のエリート街道を歩んでいたにもかかわらず、なぜか特命係に配属された神戸。実はその裏には、ある目的があったのです。それは、右京の特命係が警察にとって有益な存在かどうか調査することでした。いわば、警察内のスパイである神戸に対し、右京は冷たい態度を取ります。そんな神戸が特命係に配属されて半年が経ったある日。以前、神戸が開発を担当していた極秘の新システムを巡り、2人の関係者が死亡するという事件が起こります。この事件の捜査を進める右京と神戸に対し、新システムの存在が世の中に出てしまうことを恐れた警察上層部は、2人を懐柔しようと最新システムを管理する新たな部署への配属を示唆。2人にとっては明らかに出世コースですが、それと引き換えに事件の捜査から手を引くというのが絶対条件でした。そんな好条件を蹴って、右京は事件を解決する選択をしました。一方の神戸は…自分の意思で右京についていくことを決め、2人は事件を追うことに。右京はそんな神戸に「ようこそ、特命係へ」と初めて存在を認めたかのように言います。すると神戸は、自分は半年前から特命係の一員だ、と返しました。それまでぎこちなかった2人が距離を縮めた瞬間でした。




(2)右京の信念を揺るがした神戸最後の事件
相棒season10第19話
「罪と罰」2012.3.21 放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

幼い息子を事故で無くした娘に頼まれ、女性科学者は残された体細胞から娘の体内に、法律では認められていないクローン人間を作ることに成功します。公に知られれば国際的な問題となる大事件。右京と神戸はそれを突き止めます。一方の家族もクローン人間の事実を認めます。そんなとき、神戸は右京に今回の件を見逃さないか、と提案します。しかし右京は、それを拒否。すると、神戸はクローン人間を身ごもった娘を人質にして逃走。神戸は電話をかけてきた右京に、クローン人間を作り出した博士を検挙するのであれば、自分は娘が身ごもっている子どもを始末する、と選択を迫ったのです。究極の選択を迫られた右京は、神戸を殺人犯にさせないために初めて犯罪に目をつぶりました。しかし、神戸は「犯罪は絶対に許さない」という右京の信念を曲げさせた罪悪感から特命係を去ろうと決意。右京はそんな神戸をなだめますが、そのとき人事異動の辞令が出され、神戸は特命係を離れて元の警察庁に戻ることとなったのです。


超貴重!相棒に登場した俳優セレクション



(1)渡哲也さん
相棒season7 第10話
「ノアの方舟〜聖夜の大停電は殺人招待状!
狙われた法務大臣・次の標的は豪華客船?」2009.1.1 放送
脚本:徳永富彦 監督:和泉聖治

渡さんが演じたのは、元弁護士で誠意あふれる法務大臣役。さらに2年後season10第2話「逃げ水」に、大臣を退き弁護士となって再登場。右京たちと対立するシーンもありました。




(2)岩下志麻さん
相棒season12 第8話
「最後の淑女」2013.12.4 放送
脚本:戸田山雅司 監督:橋本一

大豪邸で起きた事件を捜査しに来た右京たち。そこへ現れたのが、岩下さん演じる妖艶な女性でした。さらに右京に事件を追及されると、強固な姿勢で関与を否定。しかし、真実を明らかにされると潔く殺人を認めました。




(3)檀れいさん
相棒season8 第10話
「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、
消えた幻の茶器の謎…東京〜京都・連続殺人と
420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」2010.1.1 放送
脚本:戸田山雅司 監督:和泉聖治

及川さん演じる神戸の元恋人として登場したのが、のちに及川さんと結婚される檀れいさんでした。




(4)坂上忍さん
相棒season2 第10話
「殺意あり」2003.12.17 放送
脚本:輿水泰弘 監督:大井利夫

坂上忍さんが演じたのは、真面目で優秀な外科医役。長いキャリアにふさわしい演技力で見事に演じきりました。




(5)西田敏行さん
相棒 劇場版I「絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」
2008年公開
脚本:戸田山雅司 監督:和泉聖治

劇場版の第1弾では、息子をテロリストに殺害された父親役で西田敏行さんが出演。鬼気迫る演技で観客を魅了しました。




(6)研ナオコさん
相棒season10 第6話
「ラスト・ソング」2011.11.23 放送
脚本:戸田山雅司 監督:橋本一

伝説のジャズシンガーとして登場したのは、研ナオコさん。劇中で4分以上にも及ぶ圧巻のライブを披露しました。




(7)長門裕之さん
相棒season4 第1話
「閣下の城」2005.10.12 放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

元外務省の官僚を演じたのが、長門裕之さん。実の弟の津川雅彦さんと夢の共演が実現しました。お2人の迫真の演技が見るものを圧倒しました。


杉下右京と相棒との名シーンセレクション! <甲斐亨>編



(1)右京とカイトが相棒になった瞬間
相棒season11の第1話
「聖域」2012年10月10日放送
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治

成宮さん演じる3代目相棒であだ名を"カイト"という甲斐亨。交番勤務から憧れの刑事になったばかりのカイトは、旅先の香港で偶然、右京と出会います。お互いが刑事だと知った2人は、その後香港で起きた事件の捜査を行うことに。しかし、刑事としてまだまだ未熟なカイトは、何かにつけて右京に説教をされます。それでも右京は純粋な正義感を持つカイトを気に入り警察庁ナンバー2である警察庁次長のもとへ。実は、この警察庁次長はカイトの父親なのです。次長に対し右京は、カイトを特命係に配属させるよう頼むのです。やがて辞令が下りますが、この異動にカイトは猛反発。しかしこうして、「相棒」史上最も年の差のあるコンビが誕生したのです。




(2)右京がカイトをかけがえのない存在だと気付いた瞬間
相棒season11 第19話
「酒壺の蛇」2013.3.20 放送
脚本:櫻井武晴 監督:和泉聖治

ある日、警察幹部が死亡する事件が発生。その事件を捜査する右京たちは、ある国の大使館員の男が関与していると判断。そこで、男に国外逃亡される前に、身柄を取り押さえようと「領空内誘導」という飛行機を日本領空から出させない計画を立てます。しかし、警察庁次長であるカイトの父親はこれに反発。カイトへの誘導尋問で計画を聞き出し中止に追い込みます。翌日、自分の浅はかさから父親に計画をもらしてしまったことを心から謝罪するカイト。その誠実さに心打たれた右京は、行きつけの小料理屋「花の里」へ行こうと誘います。そこで特命の秘密を教えてくれ、と頼むカイトに右京は、2人だけの特命係だからそれもいいかもしれない、と笑顔を見せます。右京がカイトを真の相棒だと認めた瞬間でした。


劇場版IVかなぁ?犯人役かなぁ?

何度かドラマの中で犯人役を演じている香取編集長。そのいずれもで、鮮烈な印象を残していることはみなさんもご存知だと思います。となれば期待するのは…。というわけで、今週の格言です。「自分も登場してみたいな、と言っていたら『踊る大捜査線』のファイナルで犯人役だったりしたことがあるので、いまここで言ったことによって、いつかこの夢も叶うんじゃないかな、と(笑)。ボクの犯人の歴史ですと、『沙粧妙子-最後の事件-』だったり、『ガリレオ』で福山雅治さんと勝負させてもらったり、『踊る〜』で織田裕二さんと勝負させてもらったり…。水谷豊さんと、勝負してみたいですね。言っておけば実現するかもしれないですから。決まってもないのに、ちょっと楽しみです(笑)」。


水谷豊さん 成宮寛貴さん
こうやって振り返ることはないので、今日は出られてよかった。(水谷さん)
VTRを見入ってしまって、ほとんどしゃべっていなかったです。(成宮さん)

「相棒」劇場版第3弾の公開を記念して、「相棒」の名シーンを振り返った本日のスマステーションはいかがでしたか?

水谷:いやぁ、見入ってしまいましたね(笑)。改めてこうやって振り返ることはないので、今日は出られてよかったです。
成宮:本当ですよね。しかも、いいシーンをまとめてくださっていたので、僕も見入ってしまいました。僕の役柄としては歴代の相棒の方の映像やエピソードは見なかったほうがよかったんじゃないか、とも思いましたが、思わず見入ってしまいました(笑)。
水谷:「相棒」は2000年から始まって、228本が放送されたわけですが、今振り返ってみると、そんなに時が経っているように見えなかったですね。僕の容姿は変わっていても、全然古い感じがしないな、と思いました。
成宮:古い感じがしない…。僕もそう思いました。

VTRをご覧になって特に印象的だったシーンを教えていただけますか?

水谷:どのシーンも僕にとっては思い出深いもので、見ながら撮影時のことを思い出しましたが、それとは別にほとんどのシーンで慎吾ちゃんが反応していて。「相棒」を見てくれているんでしょうね。それがとても嬉しかったです。だからこそ、俳優同士3人でいろんな話ができるかな、と思っていたんですが…。
成宮:見入ってしまっていて、ほとんどしゃべっていなかったですね(笑)。「相棒」はもちろん台本も素晴らしいんですけど、そのときにたどり着きたいムードというのが、その瞬間その瞬間によって違うんです。「今のこのタイミングではこうだろう」という現場の判断で、アドリブを入れて作っていくこともあって。右京さん(水谷)が庭の土を掘り始めたあのシーンがあった回は、とくにアドリブが多かったので印象的でした。あそこで、「ああ『相棒』はこうやって作っていくドラマなんだ」とわかった気がしました。
水谷:「相棒」はすごく綿密な計画の基に作られていると思いますでしょ?でも、先の計画って何もないんです。毎回、「今どうするか」ってことで監督、脚本家、出演者がたくさん話し合って作っていくんです。それが気が付いたら228本積み重なっていたということなんです。だから、いつも新鮮な気持ちがするのかもしれませんね。

おふたりと同じくVTRを「見入ってしまった」と話されていた香取さんとはいかがでしたか?

水谷:6月から舞台(「オーシャンズ11」)をやるんですよね。番組中のCMで拝見しました(笑)。楽しみですよね。さっき成宮くんとも「時間があったら見に行きたいね」と話したんですよ。
成宮:ぜひ。僕は、(共演の山本)耕史くんと(観月)ありささんとは結構仲がいいので…。
水谷:そう!?君は本当にいろんな人と仲がいいんですね。僕よりも多いよね(笑)。
成宮:いえいえいえ…。でも、ぜひ一緒に行きたいですね。それと、僕は今日慎吾さんと衣装の色がかぶってしまったんです。それで慌てて着替えたら、今度は豊さんと色が同じになって。それは「よかったな」って。
水谷:それを慎吾ちゃんに話したら、「一緒でよかったじゃない!」ってね。
成宮:そうなんです。

では最後に公開となりました映画「相棒-劇場版III-」の見どころをお願いします!

水谷:社会派エンターテインメントとして見ていただいた「相棒」が「いよいよここまで来たか」と思っていただける作品になったと思っています。ただ、「相棒」らしいユーモアや楽しさも織り込まれていて、僕自身としても「新しい『相棒』にたどり着いたな」と感じています。ぜひ劇場に足を運んでいただけましたら。
成宮:豊さんがおっしゃったことに加えて、今日本が抱えている「国防」というテーマを取り上げていることがポイントだと思います。とはいっても、最後までエンターテインメントとして貫かれていて、改めて「『相棒』ってすごいな」と思いました。「すごい」って自分で言ってもしょうがないですけど(笑)。
水谷:大丈夫!いい感じがしたよ(笑)。


「相棒」が国民的作品である所以を感じることができました。

やっぱり見入ってしまいますね、「相棒」は。1時間のドラマでも2時間分くらいの内容の濃さがありますものね。その名シーンを拝見して、セリフにも聞き入ってしまいましたし、なんといってもあの緊迫感に酔いしれてしまいました。「相棒」のドラマは通常の連続ドラマの倍の6ヵ月あるんですよね。それを水谷(豊)さんは14年もやられていて。その間、どうやって緊張感や気持ちを保たれているのか、どうしても気になりまして。本番中にうかがう時間がなかったのでCM中にうかがったんです。そうしたら、やはり最初の頃はとてもきつかったそうなんです。でも、この苦しみを味わえるのは自分しかいない、と気持ちを切り替えて楽しもうと思われるようになった、とおっしゃっていて。今日も話されていましたけど、10数ページの台本を一気に撮影されることもあるわけですから、本当に大変なご苦労もされていると思うんです。でも、そんなそぶりは一切見せずに、スタッフにも共演者のみなさんにもとても優しく丁寧に接していらっしゃる方だそうなんですね。そういうものが全部作品につながるエネルギーになるのかな、と思いました。そういう意味で、今日はあらゆる面から「相棒」が国民的作品である所以を感じることができました。劇場版も素晴らしいのはもちろんのこと、最大の見どころは終盤、ある人物に接見する右京さん(水谷)とカイト君(成宮寛貴)のシーン。もう最高にしびれます!ぜひ、お見逃しなく!

聞きたいこととか、話したいことがもう溢れんばかりで…

◆『相棒』特集、面白かったです!ボクは、全部を見ているわけではないんですけど、ジワジワと、段々、どんどん好きになっていっている作品なんです。再放送のおかげもあり、結構見ているとは思うんですけど…。でも、今日はちょっとね、10年以上続けているスマステの中でも…まあ、簡単に言いますと、ここ1年くらいの間で一番ちょっとヒドかったですね。聞きたいこととか、話したいことがもう溢れんばかりで、ちょっとまとまらなかった!ここ1年…いや、ここ3年くらいでもいいかもしれない(笑)。でも、それでもヘコむわけでもなく…。そのくらいワクワクしたり、水谷豊さん、成宮寛貴さんと一緒に、『相棒』の歴史を見ることができて楽しかったなぁ、と思いました

◆あと、歴代の相棒の方々の映像を、右京さんとカイトとともに見て、その話を右京さんに聞く、って贅沢ですよね。豊さんがどんな思いでやっていたか…。寺脇さん演じる亀山との別れのシーンも…なんだろうね、あのシーンはね、『相棒』への思い入れが強いからというよりも、お芝居を少しでもやらせてもらっているボクからしたら、ドラマとして何年もやってて、寺脇さんと8年間くらい一緒にやってきたものが、「お世話になりました」という。あのシーン…ちょっとヤバかったです。しかもそれを豊さんと一緒に見れたんですから。あのシーン、「一発OKだった」とおっしゃっていました

◆豊さんが成宮さんのことを「底が見えない」とおっしゃっていましたよね。「この色かな?こんな色もあるんだ?と思っていたら、さらに違う色もあるからビックリした」って…。そうやって大先輩の方に言ってもらえるっていいですよね。歴史あるドラマに入れたからこそでもあり、羨ましいところでもあります。