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#532(2014.1.18 OA)

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試食なしで、スタジオ無臭

トップニュース

片岡愛之助さんをお迎えして、
未知の世界・深海に暮らす摩訶不思議な生き物たちを大特集!!

番組初登場、片岡愛之助さんをお迎えしたスマステーション。特集は『極限状態に生きる生物研究の第一人者、長沼毅先生が選ぶ!不思議すぎる深海生物ベスト15』をお送りしました。
ことし1月、富山、新潟で相次いでダイオウイカが発見され、大きなニュースとなりました。昨年には国立科学博物館で開かれたダイオウイカの特別展『深海』の入場者が59万人を突破するなど、空前の深海ブームが起きています。ここでは、長沼毅先生がセレクトした摩訶不思議な深海の生き物たちのベスト3を振り返っておきましょう。第3位は、生きた化石と呼ばれる『シーラカンス』。1938年に生きている姿が発見され話題を集めたシーラカンス。その大きな特徴はヒレです。「ヒレをよく見てみると普通の魚にはない関節があるんです。これは魚と陸に上がる両生類の中間的な進化を示しているんじゃないかと思われます」と長沼先生。沼津港深海水族館では世界で唯一、シーラカンスの冷凍標本を展示しています。第2位は世界最大のダンゴムシ『ダイオウグソクムシ』。三重県の鳥羽水族館で飼育されているダイオウグソクムシは、与えたエサを一切食べない絶食状態でなんとことしで6年目に突入したというニュースも大きな話題になりましたが、グロテスクな見た目に反して人気はとても高く、沼津港深海水族館の売店で販売されている数多くの深海生物グッズの中でも売り上げナンバーワンを誇るのが等身大ダイオウグソクムシのぬいぐるみだそうです。そして第1位はもちろん、『ダイオウイカ』。最大で18m以上ともいわれるその巨体は古来から伝説とされてきました。発見例の少なさから長年その生態は謎に包まれていたのですが、日本の調査チームが小笠原諸島沖の海域で初めて撮影に成功し、大きな話題となりました。その体の中でも特に注目すべきは生物界最大の目。巨体を維持するのにはそれだけの餌が必要になるため、深海の暗闇でも餌を探しやすいよう、目が大きく発達したと考えられています。香取編集長&愛之助さんも、フウセンウオやメンダコの愛らしさに癒され、タカアシガニの脱皮や世界中を驚かせたダイオウイカの映像など、数々の貴重映像に興味津々でした。
次週1月25日の放送は、『最新キッチン便利グッズ&家電』をお送りします。ゲストは松たか子さんです。お楽しみに!!

今年1月に富山、新潟と相次いで発見されて大きなニュースとなったのが巨大な深海生物ダイオウイカです。昨年には国立科学博物館で開かれたダイオウイカの特別展の入場者が59万人を突破し話題となりました。そして今、このダイオウイカがきっかけで空前の深海ブームが到来しているのです。深海という未知の世界に暮らす、多くの謎に包まれた摩訶不思議な生物たちの不思議な生態に迫ります!解説は、極限状態に生きる生物研究の第一人者、生物学者の長沼毅先生です。


SmaSTATION!!特別企画
極限状態に生きる生物研究の第一人者、長沼毅先生が選ぶ!
不思議すぎる深海生物ベスト15


第15位
頭が透明な謎の珍魚!
デメニギス

2004年に世界で初めて撮影されたという珍魚、デメニギス。しっぽの部分を見ると普通の魚とあまり変わらないように見えますが、実はこの魚、頭にある驚きの特徴を持っているのです。それが、頭がスケルトンなこと。そう透けているのです!さらに、透明な頭部の中にある緑色に光る部分が目なのですが、この目にも不思議な秘密が…。普段はエサとなる獲物の影を探すために上を向いている目ですが、いざ食べる瞬間には口元を確認するため前方に移動するのです!ちなみに一見、目のような器官は鼻に相当する部分だそうです。




第14位
天から舞い降りた天女の異名を持つタコ
ムラサキダコ

今回、島根県で撮影された貴重な映像を入手!そこには一見、普通に見えるタコが…。体長約40cmほどのそのタコの名は、ムラサキダコ。実は、突然その姿を豹変させるタコなのです。長沼先生は「このタコは天女!きれいなんですよ」と言います。天女とは古来より伝わる神の使いで、羽衣と呼ばれる服を身にまとい空を自在に飛び回ったとされる女性。このタコが天女とは、一体どういうことなのでしょうか。実はこのムラサキダコ、まるで天女の羽衣のようなマントを持っているのです。しかも、このマントにはある秘密が!「羽衣みたいに脱げるんです。捕食者に襲われたときにパッとそれを外して敵の目をくらませる、敵にそっちの方を追わせるような感じですね」と長沼先生が言うように、マントが外れるのです。ちなみにマントを広げたときの大きさは、1m以上にもなるそうです!




第13位
4億年前から生き続ける深海の生きた化石
オウムガイ

日本の海にもいて「生きた化石」と呼ばれる神秘の生物がオウムガイです。名前の由来は、貝の形がオウムのクチバシに似ているから。そんなオウムガイが持っている貝殻には秘密があります。「ひとつの貝殻に見えるんだけれど、中はたくさんの小さい部屋に分かれているんです。水が入っている部屋もあればガスが入っている部屋もあり、こういった水とガスの割合を変化させる事によって浮かんだり沈んだりする事ができるんです」と長沼先生。およそ4億年前から姿形が変わっていない生きた化石。ちなみに貝ではなく、イカやタコの親戚だそうです!




第12位
胴体およそ10cmなのに全長7m!?
ミズヒキイカ

海に関するあらゆる事を研究している「海洋研究開発機構」。そこが所有する世界屈指の有人潜水調査船「しんかい6500」が今から16年前にインド洋の深さおよそ2300mの場所で撮影した映像がこちらです。潜水船に乗り込んだ研究者の前に突然現れたのはイカ。胴体はおよそ10cmほどですが、しかしその足の長さはなんとおよそ7m!ミズヒキイカというこのイカは、一体なぜこんなに長い足を持っているのでしょうか?しかしこのイカの捕獲例が少なく生態の多くも謎に包まれているため、その理由もまだ明かされていないといいます。




第11位
まるでネオン!虹色に輝く深海クラゲ
クシクラゲ

「この深海生物はとってもきれい!僕は美しいと思いますね」と長沼先生が言うのは、虹色に輝くクシクラゲ。なんとも幻想的な光が特徴ですが、実はこのクラゲ自分の力で光っている訳ではなく、潜水船の照明を反射しているのだといいます。先生曰く「クラゲの体には筋にそって小さい反射板が並んでいるんです。その小さい板をウェーブのように動かすと泳げるんです。だからクラゲ本人は光を反射させているつもりはなく、泳いでるつもりなんです」とのこと。このクシクラゲは、日本の近海にも多数生息しているそうです!




第10位
海底でじっと立っている珍魚
イトヒキイワシ

長沼先生が「この魚はほかの魚にはないあるものを持っている。その姿がまた凛々しい」というイトヒキイワシの姿が撮影されたのは深さ2800mの深海。一見、普通の魚のようですが、実はこの魚、普通の魚にはないあるものを持っているんです!それが長い足、しかも3本もあり、その足で海底にじっと立っていることから別名、サンキャクウオとも呼ばれているのです。しかし、一体なぜ海底に立っているのでしょうか?長沼先生は「エサがくるのを待つとともに、つがいの相手を待っている」と言います。エサの少ない深海で生き抜くためには、極力エネルギーの消費を抑える必要があります。そのため、このイトヒキイワシは無駄な動きをせずじっと立ち尽くしているのです。もちろん、身の危険を感じれば素早く動きますが、安全が確認されれば再び立ち尽くすといいます。




第9位
太古から生きるエラが特徴の古代ザメ
ラブカ

「サメというのはそもそも古いタイプの魚といわれていますが、中でも一番古いサメがこれです」と長沼先生が言うのは、1億5千万年以上前から姿を変えていない古代のサメ、ラブカ。かわいらしい名前に反して恐ろしい顔をしたこのサメの最大の全長はおよそ2m!特徴はそのエラです。「エラの中にさらに枝分かれしたヒダがいっぱいある。これは水中の酸素を効率よくとりこむためなんですよ」と先生も言うように、一説によると太古の昔、海中の酸素がなくなってしまったことが何度もあり、そうした過酷な環境の中で生き抜くためにエラが発達したともいわれています。ちなみにラブカは発見数が少なく飼育もとても難しいため、水族館では未だ5日以上展示した記録がないそうです。




第8位
日本近海に棲む世界最大のカニの王者
タカアシガニ

「これぞ日本が誇る世界ナンバーワン!」と長沼先生も太鼓判を押すカニは、沼津港深海水族館で見ることができます。それこそが、カニ界のキング・オブ・キング、タカアシガニです!その大きさは最大で3m以上にもなるという、日本近海にも生息する世界最大のカニなのです。このカニの見物は、なんと6時間もかけて行う脱皮です。開始からおよそ1時間で少しずつ殻を脱ぎ始め、6時間もの時間をかけて見事古い殻を脱ぎ捨てるのです。「脱皮中は敵に襲われやすい一番危険な時間帯ですよね。もし浅い海でやったら襲われて食われちゃうから(長時間をかけた脱皮は)深海生物ならではでしょうね」と先生。ちなみにこのタカアシガニ、一生のうちでこの脱皮を何度も繰り返すそうです。




第7位
魚なのに泳ぎが苦手!超カワイイミニ深海魚
フウセンウオ

「深海生物はグロテスクというイメージがありますが、 この生物は文句なしにかわいい!ラブリーです」と長沼先生も言う、かわいい顔をしたフウセンウオ。体長わずか5cmほどの小さな魚で 北海道のオホーツク海など冷たい海に生息しています。実はこの魚、魚なのに泳ぐのが苦手といいます。ではどうやって深海で暮らしているのでしょうか。秘密はお腹!吸盤のような部分で岩にピタッとくっついているのです。また、周囲の環境に合わせて体の色を変化させる特徴も持っています。




第6位
体の半分以上のしっぽを持つサメ
オナガザメ

オナガザメという名前の通り、このサメの一番の特徴はしっぽが長いこと。最大で全長およそ8mのその半分以上がしっぽなのです。なぜこんなにもしっぽが長いのでしょうか。「ただ長いだけではなく巧みに使うんですよ」と長沼先生も言うように、しっぽ使いもお見事!魚の群れを見つけるとしっぽを振りながら静かに近づいていきます。そして十分な距離になったところで、群れに突撃するやいなやしっぽを鞭のようにしならせ一撃!これで獲物を弱らせゆっくりと補食するのです。




第5位
オスがめちゃめちゃ小さなアンコウ
クロアンコウ

アンコウ類の中では大きいほうだというクロアンコウのメス、その体長はおよそ25cmほどですが、 対してオスには驚きの特徴が!なんと、体長がメスの12分の1程度の2cmほどしかないのです。メスに比べて極端に小さいオス。なぜこんなにもオスは小さいのでしょうか。長沼先生によると「大きなメスの体にくっついて融合しちゃうんです」とのこと。このクロアンコウは交尾も珍しく、オスはメスのお腹に張り付くとそのままくっつき、最後には体ごと吸収されてしまうといいます。「精子だけ供給してあとは自分の役割を終える」と先生。同じような生態を持つビワアンコウの貴重な標本には、メスの体に小さなオスが体の一部として吸収されてしまっている姿が見られます。




第4位
東京湾に潜む悪魔と呼ばれる深海ザメ
ミツクリザメ

「“悪魔のサメ”という別名がついているくらい怖い顔をしています」と長沼先生が言うミツクリザメ。一見普通の顔ですが、その表情は瞬時に一変します。伸びる口は餌が少ない深海で出会った獲物を確実に捕らえるために進化したものだといいます。ちなみにこのサメは、東京湾の羽田沖でも見つかっているそうです。




第3位
魚から両生類へ…3億5千年前で時間が止まった生きた化石
シーラカンス

福島県いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」が、2007年にインドネシアでとらえた超貴重映像があります。3億5千万年前から変わらぬ、生きた化石といわれるシーラカンスを映したものです。シーラカンスは大昔に絶滅したと考えられていましたが、1938年に生きている姿が発見され大きな話題を集めました。その大きな特徴はヒレ。「ヒレをよく見てみると普通の魚にはない関節があるんです。これは魚と陸に上がる両生類の中間的な進化を示しているんじゃないかと思われます」と長沼先生。沼津港深海水族館では世界で唯一シーラカンスの冷凍標本を展示!幻の生きた化石の迫力を間近で感じる事ができます。




第2位
深海に生きる世界最大のダンゴムシ
ダイオウグソクムシ

深海に生息するのに「はっきり言ってダンゴムシの仲間です。巨大なダンゴムシです」と長沼先生も言うこの生き物。ダンゴムシといえば、体長10mmほどの小さな生物ですが、その世界最大の仲間が深海にいるというのです。それが、全長最大で40cmもなるダイオウグソクムシです。しかもこの生物はエサをほとんど必要としないという特徴が。「深海ではエサに出会うのがとても珍しい。何ヵ月も何年も食べ物に巡り会えなくてもなんとかやっていける」と長沼先生も言うように、三重県の「鳥羽水族館」で飼育されているダイオウグソクムシは、与えたエサを一切食べない絶食状態でなんと今年で6年目に突入したというニュースが新聞でも取りあげられました。グロテスクな見た目に反して人気は高く、沼津港深海水族館の売店で販売されている数多くの深海生物グッズの中でも売り上げナンバーワンを誇るのが、等身大ダイオウグソクムシのぬいぐるみだといいます。




第1位
深海ブームの火付け役!
ついに撮影された伝説の巨大イカ ダイオウイカ

「去年初めて深海で泳ぐ映像が公開されました。見た瞬間、僕もワクワクしました」と長沼先生を興奮させた深海生物が幻とも言われた巨大深海生物、ダイオウイカです。最大で18m以上ともいわれるその巨体は古来から伝説とされてきました。その発見例の少なさから長年その姿、生態は謎に包まれていたのですが、日本の調査チームが小笠原諸島沖の海域で初めて撮影に成功し大きな話題となりました。その大きな体の中でも特に注目すべきは「生物界最大の目ん玉なんです」と先生も言う目です。巨体を維持するのはそれだけの餌が必要。その獲物を深海の暗闇でも探しやすいよう、目が大きく発達したと考えられています。


もっと知りたい、人間の深いところを

深海ファンというわけではないそうですが、今回の特集にとても興味を抱いた香取編集長。“深い”つながりで、今週の格言です。「深層心理とか、とても興味があるんです。深海もいいですけど、人間の深いところには前から興味があって、いろいろ本とかを読んだりもしていて、いつかはちゃんと勉強してみたいな、と思ってたりもするんですけどなかなかそこに費やす時間はなく…。でも、ちょっと本を読んだりするだけでも面白いんですよ。心理学とか脳の回路とか、勉強したいです。深海生物、宇宙、人間の体…本当にすべてがわかっていないところに人は興味を持つんでしょうね。今日の深海生物特集を見ていると、カメラとかテレビとかがどんどん進化して…カメラももう何百万画素とか、『もう充分なんじゃない?』って思うんですけど、きっと深海を探っているチームからしたら深いところの圧力に耐えられるとか、そこでキレイに撮れるとか、そこの進化があることによって、より調査も進むんでしょうね。そういう部分も考えさせられました」。


片岡愛之助さん
楽しくて眠くなる暇もありませんでした(笑)。

初めてのスマステーションはいかがでしたか?

すごく楽しかったです。生放送でどんどん進んでいきますし、初めてで知らないことばかりでしたので、自分が出演しているんですけど家でテレビを見ているような不思議な感じもありました。

生放送に出演しながら「リフレッシュしている」とおしゃっていました。

そうですね。それは香取さんがやさしく接してくださったからだと思います。緊張することもなくリフレッシュすることができました。

深海生物の不思議を集めた特集はいかがでしたか?

いやぁ、知らないものばかりでしたので面白かったですね。香取さんも言っていましたが、タカアシガニの脱皮はすごかったです。でも、本番中にも言いましたが、脱皮したあとが気になりまして(笑)。柔らかいのかどうなのか、ぜひ教えていただきたいと思います。あとは、ミズヒキイカね。胴体が10pほどなのに脚が7mもあるという。自分自身ももちろん、お友だちの脚とからまることはないのか、と心配になりました。それから巨大なダンゴムシのような「ダイオウグソクムシ」にも驚きました。あんなのがズズズッと自分のほうに来たら怖いだろうな、と思いました(笑)。

次回ご出演されるとしたら、どんな特集を希望されますか?

旅特集とかがいいかな。公演で日本全国を回っているんですけど、ほぼ劇場とホテルの往復だけなんです。下手したらそこの土地を踏んでいないんじゃないかってくらいに。行ったことはあっても知らないことばかりだったりしますので、各地の情報を教えてもらえる特集がいいですね。

香取さんとも楽しげな雰囲気が印象的でした。

やっぱり素敵ですね。そしてこのスマステーションを生放送で13年もやり続けられるというのは、本当にすごいことだと思いました。歌も映像も舞台も司会業も、SMAPのみなさんは何でもやられますけど、忙しいなかで大変なことですよね。でも、ゆったりとした空気があってそれがこの番組のいい雰囲気につながっているんでしょうね。いい番組ですね!実は眠くなったらどうしようと心配していたんですが、楽しくて眠くなる暇もありませんでした(笑)。

最後に4月から開演します主演舞台「酒と涙とジキルとハイド」について教えていただけますか?

僕と藤井隆さんが二人一役で、優香さんが一人二役なんですが…どんな舞台かわからないでしょう(笑)。でも三谷幸喜さん曰く、最近ご自身の作品で笑い倒させるというものがなかったそうなんです。だから今回は、笑って、笑って、笑い倒すようなものを作りたい、とおっしゃっていました。きっと楽しい舞台になると思います。僕自身も楽しみにしています!


深海は、めちゃめちゃ孤独な世界だと感じました。

スタッフに聞きましたが、水圧の関係で宇宙に行くより深海に行くほうが難しいんですって。長沼毅先生もおっしゃっていたように、そんな環境もあってわかっているのがほんの一部で謎が多いからこそ、深海は面白いんでしょうね。でも、面白くて不思議な生物がたくさんいるんですね。怖い顔のものが多い中、メンダコのかわいさにホッとしました(笑)。あの映像、私たちはライトに照らされたものを見るわけですけど、光のない深海ですから普通は真っ暗なんですよね。その中で捕食したり泳いだりするために、体のいろいろな部分が発達しているわけで。でも、真っ暗な中にずーっと立っていたり、何年も食べなかったりという…。めちゃめちゃ孤独な世界だと感じました。それにしても、深海って今すごいブームなんですね。そこも初めて知ったことでしたので興味深かったです。ゲストの片岡愛之助さんは、物腰の柔らかくてとても感じのいい方でした。現在歌舞伎の公演中ということで、昼夜の公演を終えて来ていただきました。大変お忙しい中でしたのに、まったくそんな雰囲気を醸し出されずゆったりとしていらっしゃるのがすごいと思いました。サービス精神も旺盛な明るい方でご一緒できて楽しかったです。三谷幸喜さん脚本の主演舞台もすごく面白そうですよね。拝見したいと思いました。

他にどんな生き物がいるのか、とかいろいろ興味が出てきました。

◆深海生物特集、面白かったですね。グルメだったり、ランキングだったりじゃない特集、ホント何年振りかっていう感じじゃないですか?久しぶりに、こういう1点集中の特集で、試食もなし、という(笑)。愛之助さんは相当試食を楽しみにして来てくれたそうですが(笑)

◆今回は貴重映像がたくさん出てきましたが、特に印象的だったのはダイオウグソクムシ。ダンゴムシの一種。6年もものを食べずに生きているって…。深海っていうのはわからないことだらけだけど、同じ地球上の生き物ということで、研究者の方たちは、そこから生態を明らかにすることによってそれを人間に生かせないか、ということを調べているのかな?だって、他の動物でもあんまり聞いたことないですよね、何年も食べないって。冬眠で、とかでもないじゃないですか。もう、地球上の生物の域を超えている感じがします

◆そこまで深海ファンではないボクですけど、こうやって改めて見てみると、もっともっと知ってみたくなりました。他にどんな生き物がいるのか、まだわからないことが多いそうですけどどれくらいわかっていないのかとか…いろいろ興味が出てきて。いまって、それこそインターネットだったりで、本当なのかウソなのかわからない情報も含めて、ひとつワードを検索したらもう、何万っていう結果が出てくるのに、足が長いイカ…ミズヒキイカのこととかはまったくわかってない。そういうところに興味がわきます。神秘的で…。やっぱり人間って、知りたいのに知ることができないっていうと、余計興味をひかれるんじゃないですかね?

◆深海生物の映像って、基本、明かりを当てて撮影してるけど、本当は真っ暗なんですよね。怖い感じもしますけどね。海、ちょっとでも深いと怖いのに、もう想像がつかない。あと、何億・何万年前とか言われると、もうわけがわからないです(笑)。