全国に662店舗、うどん業界1位の店舗数を誇る｢丸亀製麺｣。ここで食べられるのは本格讃岐うどんで、北海道産の小麦を使用し毎日各店舗で製麺作業を行っています。この打ち立ての美味しい麺が手ごろな価格で食べられる、と大人気となっているのです。また好きな天ぷらをトッピングして、自分なりにアレンジできるのも人気のポイント。そんな丸亀製麺は、今年だけで130店舗以上開店するというすさまじい躍進を遂げています。そんな丸亀製麺、全662店舗で集計した最新人気メニューランキングを見てみましょう！

開発を担当しているのは、開発部3年目の森達也さんたったひとり。実はうどん業界最大手の丸亀製麺では歴代、開発はひとりで担当してきました。そうすることで、意思の疎通によるミスを最小限に抑えられ、メニューや味により責任感を持つようになる、といったビジネス哲学からです。以前、ホテルでシェフとして働いていた森さんは、その経験と熱意を買われ3年前に開発担当者に大抜擢されたのです。その期待に応え、今年期間限定で発売された｢オリーブとトマトの冷かけうどん｣は、ヒット商品となりました。そんな森さんが考案するのは、来年発売を予定の牛肉を使ったうどんといなり寿司2種類の全部で3品。森さんが開発したメニューを審査し最終判断を決定するのが、株式会社トリドール代表取締役・丸亀製麺社長の粟田貴也さんです。一代で丸亀製麺を業界最大手にまで成長させた粟田社長、その舌をうならせることはできるのでしょうか？まずは竹の子とみぶなをご飯に混ぜ、あげを裏返して巻いたいなり2品の試食。粟田さんの反応は…？残念ながらこの日の試食ではいなり2品はここでは採用となりませんでした。続いては牛肉を使ったうどん。こちらも何度もダメを出され、今回で3回目の試食です。試食した粟田さんは…、ついにOKを出しました！こうして森さん考案の牛肉を使ったうどんは商品化に向けて動き出しています。

第3位｢ちくわ天｣(1個100円)
本場讃岐ではうどんのサイドメニューとしては超定番のちくわ天。伝統に裏付けされたおいしさが人気の秘密です。

第2位｢かしわ天｣(1個120円)
実は元々、焼鳥居酒屋として創業した丸亀製麺。そのノウハウを生かし秘伝のタレに鶏ムネ肉を漬け込んで揚げた鶏の天ぷらは、やわらかくジューシーな味わいが大人気です。

第1位｢野菜のかき揚げ｣(1個130円)
サクサクの食感が人気のこちらのかき揚げ。その美味しさの秘密は、側面に穴が開いている特製かき揚げ器で作られています。タマネギなどの野菜を特製かき揚げ器に入れる事で、油が対流しなかで衣が固まらないふんわり、サクサクの仕上がりになるといいます。この他にも、ごぼう天、ハムカツなどオリジナルサイドメニューを出している店舗もあるので、色々な店を巡るのも楽しいですよ！

1992年、東京・杉並に1号店を出店し、今や名物となったニンニクとんこつラーメンで人気が爆発しました。そんな｢らあめん花月嵐｣には、店ごとに｢特、上、並、劣、悪、害、滅｣と7段階のランクが付けられていて、店舗入り口にランクを示したシールが貼られています。この格付けは1ヵ月ごとに更新され、一番下の滅になったら契約解除という厳しい決まりがあるのです。このランク付けをしているのは選び抜かれた審査員たちなのですが、各店舗が恐れるのは8人の仮面バイザーと呼ばれる覆面調査員。お客さんになりすまし、調理、接客、テーブルなどの掃除、店内の温度などを細かく抜き打ちチェックして店のランク付けを決定しているため、お店は一時たりとも気を抜けないのです。ちなみに11月度、最高位の｢特｣ランクは248店舗中、2店舗という厳しさ。その｢らあめん花月嵐｣全248店舗で集計した、最新人気ランキングを見てみましょう！

開発にあたっているのは、｢ラーメンマエストロ｣と呼ばれる4人。なかでもリーダーの井上さんは開発一筋10年、これまで期間限定ラーメンおよそ100作すべてを作り上げてきた新商品開発のエキスパートです。そんなリーダーの井上さんが今回、発案したのが｢冷やしラーメン｣。来年夏に向けた新メニューを既にこの時期から提案しているのです。まずは麺選び、用意された6種類の麺のなかから井上さんが選んだのは、らあめん花月嵐でも定番の中太ストレート麺。そして、スープはしょうゆベースのスープに決まりました。こうして来年夏に向けて開発した冷やしラーメンの第1弾が完成！次はいよいよ社員による試食会です。試食する社員たちからは、厳しい意見が上がり、井上さんの顔も曇りがちに。ちなみに、この日だけで40人の社員が試食しました。試食時に書き込んだアンケートを見せてもらうと、手厳しい意見が目立ちました。本来なら、このあと社長が試食し販売の承認を得るのですが、残念ながら今回はそこまで至りませんでした。こうした厳しい審査を通り、今月5日から発売された新メニューが薬膳火鍋ラーメン｢天地｣。朝鮮人参など10種類の香辛料をじっくりと煮出したスープに白菜、豚バラ、ネギ、ニラ、クコの実、袋ダケを煮込んで盛りつけた、素材の旨味が詰まった一品となっています。

第3位｢ニンニク豚めし｣(280円)
げんこつらあめんの旨みの秘訣である秘伝のたれに、じっくり漬けたニンニクを香ばしく炙りチャーシューと和え熱々ご飯にのせ、最後に刻みネギをまぶした一品。

第2位｢餃子｣(5個入り300円)
肉と野菜の旨みをギュッと閉じ込めた餡と、歯触りのよい皮が自慢です。

第1位｢鉄板イタめし｣(醤油バター味／500円)
熱々に熱した鉄板にご飯、刻みチャーシューとネギ、バターと卵を入れ、特製の醤油ダレをかけた後、お客さん自ら混ぜて食べる一品。ラーメンを注文しないで、これだけを食べにくるお客さんもいるほど、人気の商品です。

1974年に長崎1号店を開店以来、着実に店舗数を増やしていき現在全国528店舗を展開。日本最大のちゃんぽんチェーン店｢リンガーハット｣。ちなみに、ラーメンとちゃんぽんの違いは、ラーメンはスープと麺・具材を別々に作るのに対し、ちゃんぽんは全部一緒に煮て麺に旨みを染み込ませるというもの。麺と一緒に美味しい野菜が沢山食べられる、と女性に大人気のお店となっているのです。新鮮な野菜にこだわっているというリンガーハットですが、野菜を加工しているのは静岡県と佐賀県にある自社工場のみ。この2ヵ所だけで、528もある店舗に新鮮な野菜が届くのでしょうか？全ての食材を国産にこだわり日本全国40産地の農家と契約しているリンガーハット。その静岡工場に潜入すると、大量のキャベツが届いたところでした。こちらの工場では1日10トン、およそ300店舗分のキャベツを加工しています。届いたキャベツは芯が一気にくり抜かれ2分の1にカット、その後、幅1.5cm、長さ10cmにカットされるのですが、ここまでの工程がキャベツが工場に届いてからたったの30分で行われるのです！その後、洗浄され水分を取り除き梱包されたキャベツは各店舗に配送。この加工の早さのおかげで、全店舗へ毎日新鮮な野菜が届けられているのです。また、ちゃんぽんに欠かせないもやしは、工場内で栽培され、こちらも毎日10トン出荷されています。それではリンガーハット528店舗で集計した最新人気メニューランキングを見てみましょう！

リンガーハットでは商品開発チーム部長7年目の川内辰雄さんを中心に、新メニューの開発を行っています。毎月5品ほど新メニューを開発するのですが、採用されるのは3ヵ月に1品程度という厳しさ。川内さんが今回、新メニューとして考案したのは、オリジナル豚骨スープにヘルシーな豆乳を加え、寒い季節にしか収穫できない糖度が高く甘い霜降り白菜を使った季節限定メニュー。アクセントにゆずのしろだしがかけられ女性をターゲットにしたヘルシーなちゃんぽんとなっています。そんななか現れたのは、新メニューの発売を決定する株式会社リンガーハットの米濱和英会長。早速、考案した霜降り白菜ちゃんぽんの試食が開始されます。口数の少ない会長に緊張は高まりますが、会長は今回の新メニューを気に入ってくれました。無事に会長の承認を受けた｢霜降り白菜ちゃんぽん｣は、来年発売される予定です。

第3位｢めんたいチーズぎょうざ｣(290円)
パリパリ食感の薄皮の餃子にとろとろのチーズとめんたいをかけた女性に人気の一品。

第2位｢チャーハン｣(320円)
チャーハン用の米を炊くときに特製のタレとベーコンを一緒に入れるため、ベーコンの脂分が米をコーティングし炒めた時にパラパラに仕上がり、さらに米自体にも味がしみこみ易くなるという効果もあるといいます。そして、炊き方にも大きなこだわりが！なんと60台の炊飯器を使い10合ずつ炊き分けているのです。大釜ではなく小分けにすることで味のばらつきを防げるうえ、ご飯が余った場合も無駄にする量を最小限にとどめることが出来るのです。炊き上がったご飯に溶き卵を混ぜ、醤油ベースのたれで味付けパラパラに炒めてから急速冷凍し、作りたての味を封じ込めて店舗に届けられています。

第1位｢ぎょうざ｣(250円)
シンプルな餃子がサイドメニュー1位にランクイン！具材にニンニクを使っていないのでランチにも気軽に食べられると人気となっています。