上を向いて歩こう
杏さんをお迎えして、『月イチゴロー』アカデミー賞SP&『近未来便利グッズ13』をオンエア!!
「今夜のスマステーションは、時代の最先端を行く近未来グッズを紹介します!まるでSF映画に出てくるようなグッズだったり、いろんな困ったことをすぐに解消してくれる便利グッズだったり、たくさん出てくるので一緒にチェックしましょう!そして『月イチゴロー』!『月イチゴロー』今回は、全作品アカデミー賞にノミネートされた作品を集めてみました!稲垣吾郎VSアカデミー!!どうなるでしょう?」。初登場、女優の杏さんをゲストにお迎えしたスマステーション。特集は、『月イチゴロー』&『不便な時代にさようなら!今すぐ買える!近未来便利グッズ13』の2本立てでお送りしました。
オープニングで香取編集長が言っていたとおり、5作品すべてがアカデミー賞のノミネート作品となった『月イチゴロー』。ラインナップは、英国史上初の女性首相の半生をメリル・ストリープ主演で描いた『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』、S・スピルバーグ監督が、戦場に送られた一頭の馬とその飼い主である青年との友情と奇跡を描いた大作『戦火の馬』、マリリン・モンローとの秘密のロマンスを映像化した『マリリン 7日間の恋』、白人女性とメイドの黒人女性の人種差別を乗り越えた友情物語『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』、アメリカ大統領選の内幕を描くジョージ・クルーニー監督作『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』の5作品。この中から稲垣吾郎さんが1位に選んだのは『戦火の馬』でした。「子どもから大人まで、誰が見ても感動できる映画。素晴らしかった!」と吾郎さん。香取編集長は、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』にも強く心をひかれたようです(『編集後記』参照)。
『近未来グッズ13』は、そのタイトル通り、近未来的なテクノロジーを現実のものとしたかのような、驚きのグッズを紹介しました。テーブルの上に出現した光のキーボードで楽々文字入力できる『マジックキューブ』、香取編集長&杏さんも興味津々だった最大10人が同時に操作できる55インチの巨大タブレット『X-info Table』、360度全部を撮影できる驚きの近未来グッズ『GoPano micro』などをご紹介しました。
次週3月17日の放送は回転ずし大手3社比較をお送りします。ゲストはKis-My-Ft2のみなさんです。ご期待ください!!
こんなグッズがあったら便利なのに…なんて思っていたものが現実に!? 驚きの機能を持つ最新の便利グッズを集めました!
SmaSTATION!!特別企画
不便な時代にさようなら!今すぐ買える!近未来便利グッズ13
(1)あっという間にテーブルがキーボードに!
マジックキューブ
スマートフォンでメールを送るとき、画面が小さいため、文字を打ち間違えて困ることありますよね。このマジックキューブがあれば、テーブルの上に出現した光のキーボードで楽々文字入力ができるのです。実はこのグッズ、下から目に見えない赤外線が出ており、センサーが指との距離をこの赤外線で測ることで、どの文字を打ったのかを認識しているのです。重さもたった80グラムとコンパクトなので、オフィスはもちろん、カフェなどどんな場所でも使えます! ※対応機種はご確認ください。
(2)自宅や会社で本格簡単ヘッドスパ!
モンデールヘッドスパプラス
ちょっとした仕事の合間に、簡単に疲れを癒せるグッズがモンデールヘッドスパプラス。気持ち良さの秘密は、多彩な動き。首のつけ根にもみ玉が、そして頭頂部と目の周りにはエアバッグがあり、それらがリズミカルに動き、気持ちよく頭部全体を刺激してくれるのです。また、首の付け根のもみ玉はヒーター内蔵で温かいため、気持ちよさも格別!
(3)自動で楽々調理の頼れる相棒!
ロボステア
これからは、料理はロボットとするのが常識!ロボステアは、乾電池式で、動きの強さを3段階で調節することできるため、使い道は様々。ソース作りの他に、スープの温めなおしや、チーズフォンデュなどあらゆる料理で大活躍!また、簡単に洗うことができるのもうれしいポイント。料理好きにぴったりの楽しい相棒です。
(4)紙資料いらずのエコな会議!
X-info Table
「X-info Table」は、最大10人が同時に操作できる55インチの巨大タブレット。様々な資料を同時に見たり、大きくしたりできるのはもちろんのこと、資料に手書きで書き込みをすることも可能。みんなで同じ資料を見て議論ができるので、紙資料を大量に用意する必要もなく、とってもエコ。インターネットの画面を見ることができるのはもちろんのこと、別のモニターに資料を送ることもできます。
(5)突然の停電でも慌てず行動できる!
マジックバルブ
地震などの災害時に突然起こる停電。いざというときほど慌ててしまって、懐中電灯をどこに置いたか分からなくなること、ありますよね。これからの時代は、照明として使っていた電球が、いざという時には、懐中電灯として使えるのです。実は、この電球、充電池付のLED電球。普段は照明として利用できますが、非常時には取っ手を伸ばして、懐中電灯としても3時間程度利用できるのです。LEDなので明るさも十分!ソケットに差し込んでいる状態で勝手に充電してくれるので、不意の停電にも安心です。
(6)カチカチのアイスでもサクッと今すぐ食べられる!
アイスクリームスプーン
冷凍庫から出したばかりのカチカチのアイスクリームでも簡単にすくうことができるこのアイスクリームスプーン。その秘密はスプーンの素材・アルミニウム。熱伝導率の高いアルミニウムを素材に使うことで、手の体温が一瞬にしてスプーンに伝わるため、アイスを溶かしながらすくうことができるのです。
(7)リモコンいらず!?進化した次世代エアコン!
大清快 ボイス NDRシリーズ
「パンパンパン!暖房!」といった手拍子と声だけで動くエアコンがこれ。音声で動く秘密は、ボイスセンサー。これが言葉に反応し、ワイヤレスでエアコンの運転をコントロールしているのです。ちなみに手拍子をしてから言葉で指示するのは、テレビの音などに間違って反応しないようにするため。このセンサー、設定温度を変えることもできるほか、「風量弱く」「除湿」など、様々な言葉に反応する優れもの。もちろん、出かける際には、「停止」と簡単に声だけで運転を停止することができるので、便利です!
(8)どこでも大画面が楽しめる夢のゴーグル誕生!
シースルーモバイルビューアー「モベリオ」
ゴーグルをかけるだけで、どこでも大迫力の映像が楽しめるのがこのモベリオ。映像の入ったメモリーカードを付属のコントローラーに入れるだけで、ゴーグルに映像が映し出されるという仕組みで、110インチ程度の大迫力の映像も体験できます(※7m離れた壁を見る場合。体感サイズには個人差があります)。また、周りの景色が透けて見えるので、外でも、会話をしながらでも、映像を楽しむことが可能です。
(9)すぐにお湯が沸くスピードスター!
スーパー湯〜マッハ
冷たい水のタンクをセットしてボタンを押すと、何と、たった5秒で熱々のお湯が出るスーパー湯〜マッハ。秘密は、ヒーター内蔵のらせん状の管にあります。水がすこしずつ、ヒーターで温められたらせん状の管を通り、その間に沸かされるという仕組み。かかる時間、わずか5秒!またこのグッズ、必要な分だけをその都度沸かしているので経済的です。
(10)どこからでも携帯で操作!
アイリモコン
家の外から携帯電話でエアコンを操作できるのがアイリモコン。外の携帯電話からの指示を、インターネットを通してアイリモコンがキャッチ、あらかじめ覚えさせておいたリモコンの信号をエアコンに向かって出す仕組みです。このグッズを使えば、エアコンだけじゃなく、照明やテレビも携帯電話ひとつで操作できます!※対応機種はご確認ください。
(11)360度ぜんぶ撮れちゃう、近未来グッズ!
GoPano micro
みんなで動画を撮るとき、上手く全員が映らなくて困ることがありますが、このグッズなら、360度パノラマの動画を撮ることが可能!必要なのは、iPhoneとそれに取り付けるGoPano micro。特殊な円形のレンズが、360度の景色をパノラマのように撮影。それも動画として、360度全部を録画してくれるのです。さらにこのグッズ、会議のときに使えば全員の発言が録画されているので、議事録代わりになって、便利です!
(12)簡単置くだけ充電!
エアボルテージ
ケーブルを使わなくても携帯電話の充電ができるのがこのグッズ。充電するときは、パッドの上に携帯電話を置くだけ。必要なのは、エアボルテージと専用の携帯カバー。充電の秘密は、パッドと携帯カバーに内蔵されたコイル。このコイルがパッドに接することで、携帯カバーに電流が発生し、充電される仕組みとなっているのです。※対応機種はご確認ください。
(13)非常時にも役立つ
圧縮タオル
この白い石鹸サイズのグッズは、特殊な機械で繊維を傷めずにギリギリまで圧縮することで元の大きさの4分の1程度まで小さくした圧縮タオル!タオル以外にも、Tシャツ、軍手などをまとめて圧縮した非常用7点セットも!いざというとき役立つこと間違いなしです!
もうボクらは映画を超えた生活をしているのかもしれない
『編集後記』でも言及しているように、近未来グッズが大好きな香取編集長。その構造にも興味津々でした。というわけで、今週の格言です。「そろそろ映画を超えているのかもな、っていう気になってきました。今日紹介して『何これ!?』って言ったものとかも、1万円切る値段で買えるものだったりするんですよ。大きいタブレットの300万円というのもあったけど、ほとんどは何千円っていう感じだから、もう生活の何かを省いて買う、っていうような次元でもなく、欲しいか欲しくないか、っていうところで、この近未来グッズを手に入れられる時代なんですよね。近未来の"近"って何なんだろう?近いのか、あるのか、もう未来なのか…。10年後を見てみたいですよね。逆に、近未来SFとか言ったら、もっと先を描かないとダメなのかな。それとも、グルグル回って、次の近未来映画は時代劇なのかもしれない(笑)」
香取さんのランキング
1位:戦火の馬
2位:マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
3位:ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
4位:マリリン 7日間の恋
5位:スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜
今月の「月イチゴロー」は、"アカデミー賞スペシャル"と題して、アカデミー賞ノミネート以上の大作をラインナップ。それでも、独自路線を行くのがこのコーナー。アカデミーとは一味違う、稲垣さんならではの評価となりました。
稲垣さんのランキング
1位:戦火の馬
2位:マリリン 7日間の恋
3位:マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
4位:ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
5位:スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜
月イチゴロー イナガキベスト5!アカデミー賞スペシャル
<アカデミー賞6部門ノミネート>
戦火の馬
2011年(アメリカ映画)
原作:マイケル・モーパーゴ
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリスほか
●丸の内ピカデリーほかにてロードショー
戦火を生き抜く馬の出会いと別れ スピルバーグ監督が贈る感動の大作
スティーブン・スピルバーグ監督が、第一次世界大戦を舞台に、軍により最前線に送られた一頭の馬とその飼い主の青年の友情と奇跡を、美しい映像で描いた感動のドラマ。原作は、マイケル・モーパーゴの同名児童文学。
<STORY>
第一次大戦前夜のイギリスのとある牧場で、一頭の仔馬が誕生した。その馬は、少年アルバート(アーヴァイン)の家にやってきて、ジョーイと名付けられた。ジョーイは、アルバートの愛情を一身に受けていたが、開戦後、軍へと売られてしまう。
-イナガキコメント-
子どもから大人まで、誰が見ても感動できるというのは、こういう映画を言うのでしょうね。素晴らしかった。スマステでは、堂々の1位です!
<アカデミー賞2部門ノミネート>
マリリン 7日間の恋
2011年(イギリス/アメリカ映画)
原作:コリン・クラーク
監督:サイモン・カーティス
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー、エディ・レッドメインほか
●3/24より角川シネマ有楽町ほかにてロードショー
マリリン没後50年で鮮やかに映像化 ある男が胸に秘め続けたスターとの恋
今なお愛され続けている世紀のスター、マリリン・モンローの、秘密のロマンスを映像化。マリリンが主演した映画『王子と踊り子』の第3監督だったコリン・クラークが、40年余、自分の胸だけに秘めてきた7日間の恋がよみがえる。
<STORY>
セックス・シンボルと称えられたマリリン(ウィリアムズ)は、新作映画『王子と踊り子』の撮影中、監督らからの厳しいダメ出しで精神が不安定になっていた。そんなとき、世話役となった第3監督のコリン(レッドメイン)のやさしさに触れ…。
-イナガキコメント-
映画化するような恋じゃない!でも、ミシェル・ウィリアムズがかわいい!これだけで許して(笑)。マリリンはやっぱり素敵だったんだね。
<アカデミー賞主演女優賞&メイクアップ賞受賞>
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
2011年(イギリス映画)
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマンほか
●3/16よりTOHOシネマズ日劇ほかにてロードショー
メリル・ストリープの演技に絶賛! 英国史上初の女性首相の半生記
男勝りの決断力と政治手腕で"鉄の女"の異名を取った、英国初の女性首相の知られざる素顔と家族のかかわりを軸に描いた伝記ドラマ。サッチャー首相役を演じたメリル・ストリープは、アカデミー賞主演女優賞に輝いた。
<STORY>
孤独な晩年を過ごす86歳のサッチャー(ストリープ)は、ふと自らの人生を振り返った。父親の影響で政治家を志すようになった彼女は、やさしい夫・デニス(ブロードベント)の支えを得て、家庭を持ちながら政治への意欲を燃やしていき…。
-イナガキコメント-
メリル・ストリープの演技を見に行こう、これに尽きる映画。首相としての時期、母親である姿、認知症を患う現在までの演じ分けが素晴らしい。
<アカデミー賞助演女優賞受賞>
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
2011年(アメリカ映画)
原作:キャスリン・ストケット
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサーほか
●3/31よりTOHOシネマズシャンテほかにてロードショー
白人女性とメイドの黒人女性の人種差別を乗り越えた友情物語
キャスリン・ストケットの全米ベストセラーを映画化したヒューマンドラマ。人種差別が根強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、勇気ある行動で世の中に波紋を投げかけた白人女性とメイドとして働く黒人女性たちの友情の軌跡を綴る。
<STORY>
作家志望のスキーター(ストーン)は南部の上流階級の出身で、黒人メイドの存在は当たり前だった。しかし、大人になり白人社会のなかに置かれたメイドたちの立場に疑問を抱くように。彼女はメイドたちにインタビューを試みるが…。
-イナガキコメント-
60年代アメリカ南部の人種差別がテーマという重めの題材にしては、タッチが軽い。コミカルに描かれているところがあまり好きではなかった。
<アカデミー賞1部門ノミネート>
スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜
2011年(アメリカ映画)
原作:ボー・ウィリモン
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマンほか
●3/31より丸の内ピカデリーほかにてロードショー
アメリカ大統領選の実態を描く ジョージ・クルーニー監督&出演作!
大統領候補の広報官として手腕を振るった若者が、スーパーチューズデー前夜に予測不能な運命の巡り合せに遭遇、転がり落ちていく様をスリリングに描いた政治サスペンス。自らも大統領候補役で出演する、ジョージ・クルーニー監督作。
<STORY>
正義感あふれる若き野心家スティーブン(ゴズリング)は、アメリカ合衆国大統領を目指すモリス(クルーニー)の選挙キャンペーンを牽引する広報官。天下分け目のオハイオ州予備選が迫るなか、彼は敵陣営から極秘面会を持ちかけられ…。
-イナガキコメント-
ジョージ・クルーニーは、軽快なコメディーテイストの映画をやっていればそれだけでいい。こういう社会派ドラマをやる必要はないのでは。
今回の「月イチ」は、新企画"アカデミー賞"スペシャルでした。
面白かったですね。少なくともアカデミー賞にノミネートされた作品のなかで見比べるっていうのが新鮮でしたし、大作が多かったので、単純に楽しめました。現在公開中のものは、劇場で見られたのもよかったですね。今回の5作品はどれも力強さがあったので、劇場で見て損はないと思います。
アカデミー賞での評価と、「月イチ」での評価が違うのも面白いところでした。
まあ、そういうコーナーなんでね(笑)、特に世の中の評価も気にせずに選ばせていただきました。人によって好みや趣向は違うから、アカデミー賞での評価がイコールすべての人の高評価にはつながらないわけで…。そこは、自分の好みで吟味するってことが大事ですよね。あと、今回はやっぱり女優さんが際立っていましたね。
『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズは大絶賛でしたね。
とにかくかわいかったし、上手く演じていたとも思います。マリリン・モンローは、没後50年ってことですけど、そのくらい時間が経っていたのがよかったのかな、とも思います。
堂々の1位は、『戦火の馬』でした。改めて魅力を教えてください。
一言で言うと、見やすい。2時間半の長さなんだけど、4つくらいの話に分けられているので展開があって飽きないし、映画を見る人の心理をちゃんとついているんです。すべてが計算され尽くされた極上のエンターテインメント、と言っていいと思います。
そして、稲垣さんの近況で気になったのは、花粉症になられたということですが…。
突然だったので驚きました。なんか耳鳴りがするんですよね。ドラマのほうはもう少しで終わりなんですけど、いつもと違った環境で大勢のキャストと共演できたっていうのが楽しかったですね。それにしても、花粉症、早く治らないかな(笑)。
杏さん
次回は、「今に活かせる歴史ネタ13」とかどうですか(笑)?
初出演でしたが、いかがでしたか?
楽しんでいたら、あっという間に終わってしまったという感じでした(笑)。興味のある事柄だったので、真剣に見入ってしまいました。
今日は、「月イチゴロー」と「近未来グッズ」の2本立てでした。まず、「月イチゴロー」をご覧になった感想を教えてください。
ああいった辛口の評論をされているっていうのが、とても新鮮でした。なかなか、あそこまで率直に言える方はいないと思いますので、「稲垣さん、カッコいいな」と思いました。
稲垣さんの評論を聞いたうえで、ご覧になりたいと思った作品はありますか?
「戦火の馬」は見てみたいですね。お恥ずかしながら、今日まで知りませんでしたので。馬が好きですし、映像もとてもきれいでしたので、ぜひ見たいと思います。
「近未来グッズ」の印象はいかがでしたか?
今後、どんどん発展していきそうな新しいもの、すぐにでも役立ちそうなものがたくさんあって楽しかったです。そして、ああいうグッズはこれからどこまで進化するんだろう、と考えるだけでワクワクしました。
試してみたいものはありましたか?
360度ぜんぶが撮れるカメラは、テレビ番組と連動して旅番組を作るとかってことをしたら、一緒に旅をしている気分になれて楽しそうだな、と思いました。私が出演している映画『おかえり、はやぶさ』は3D作品なんですけど、例えば宇宙とか自分がなかなか行けないような場所にああいうカメラを持っていってもらったら、3D以上の臨場感を楽しめるんじゃないかと思いました。今後にさまざまな可能性を感じました。
香取さんとはいかがでしたか?
家で一緒にテレビを見ているくらい楽しんで、リラックスしながらご一緒できました。またいつか呼んでいただいて、まったりトークができたらいいな、と思いました。
次回来るとしたら、どんな特集をご希望されますか?
食べることが好きなので、新しいグルメものの特集とか、歴史も好きなので歴史の特集とか…。「今に活かせる歴史ネタ13」とかどうですか(笑)?
そして、杏さんご出演の「おかえり、はやぶさ」が公開となりました。見どころなど、メッセージをいただけますか?
宇宙空間を3Dで体感できますので、初めてプラネタリウムに行ったときのようなワクワク感で見ていただけると思います。お子さんはもちろん、大人の方も童心に帰って、感動したり、ホッとできたりする作品ですので、世代を問わずご家族のみなさんで楽しんでいただけたらうれしいですね。
杏 出演映画
「おかえり、はやぶさ」
公開中
杏「夢のかけら」(映画「おかえり、はやぶさ」イメージソング)収録
初のオリジナルアルバム「愛をあなたに」 4月25日リリース!
メリル・ストリープを見た夜は眠れませんでした。
私はメカに弱いので、今回の「近未来グッズ」にはビックリさせられっぱなしでした。映画の世界で見ていたものが現実に現れたようで、「こんなことになっているのか!」って(笑)。どれも試してみたかったですけど、実際にお試しさせてもらった巨大タブレットはスゴかったです!ああいうものを使って会議をしたら、みんなの集中力も増して活発な意見交換ができそうですよね。杏さんがお試しされた大画面が楽しめるゴーグルも、形からして近未来っぽくて気になりました。あれで、サッカー観戦や映画鑑賞をしたら、スゴイ臨場感なんでしょうね。映画鑑賞といえば、今回の「月イチゴロー」のアカデミー賞スペシャルも面白かったです。さすがアカデミー賞候補だけあって、5本すべてが見ごたえがありました。私としては全部が僅差のなか、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を1位にさせてもらいました。稲垣さんがおっしゃるようにストーリーは平凡なんですが、とにかくメリル・ストリープのお芝居がものスゴいんです!映画を見た夜は、ちょっと寝られないくらい感動しました。30代から86歳までを演じているんですけど、しぐさや歩き方の細部にまでわたってちゃんと年齢を表現できているんです。稲垣さんもおっしゃっていた"演じ分け"が完璧で、唸ってしまいました。主演女優賞も当然といった素晴らしさです。「戦火の馬」も馬を主人公にしてあれだけ感情移入できる作りになっているってことが、スピルバーグ監督のなせる業なんでしょうね。老若男女みんなが一緒に楽しめて同じ感動を味わえるという意味でも、文句なしにいい映画だと思いました。みなさんも、ぜひ、劇場でご覧になってみてください。
オオシタアナのランキング
1位:マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
2位:戦火の馬
3位:スーパーチューズデー〜正義を売った日〜
4位:ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
5位:マリリン 7日間の恋
馬と一緒にいた俳優さんのことを羨ましく思いました
◆吾郎ちゃん、ちょっと気張ったかな、って感じでしたね(笑)。ちょっと吾郎ちゃんの気持ちの中で「アカデミー!?」「ノミネート5本きたか!」っていうような感じがあり、アンテナ本数がいつもより立ってたような…。最初に言ってた「アカデミーだからって…」という感じの目線が大分入っていたような気はしました。でも、そんななかでの『戦火の馬』っていうのは、吾郎ちゃんの話を聞きながら見ていても、ワンカットワンカットが凄いキレイな写真のようで…。
◆そういうのってありますよね。名作とされるものとかって、映画の何時間の中でも、どこを切っても絵になる、みたいな。馬と一緒にいた俳優さんのことをちょっと羨ましく思いました。「この絵の中にいるこの人は幸せだなぁ…」って。
◆あと『マリリン 7日間の恋』!どうして2位?(笑)。『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』と『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』も気になったし…。メリル・ストリープさんは迫力があり過ぎで、お芝居が凄過ぎて、本当の彼女が想像できないような…。優しい人なのかもしれないけど、本当に怖い人なのかもしれない。そんな、見えそうで見えないところにまで人の目を持ってしまうお芝居に、少し憧れます。実際、どんな人なのか、っていうのがわからなくなってしまうような。『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』も面白そうだったんだけど意外と辛口だったなぁ。ジョージ・クルーニーも(笑)。
◆サッチャーに見えてきちゃいますよね。マリリンも。杏さんとも話していたんだけど、大変ですよね、実在する人を演じる時のプレッシャーとか。やっぱり、その人になる、っていうことは出来ないけど、より近づいたりとか、さらにその人を演じたときの自分がどれだけ深みのある人間を作り出せるか、とか…。ボクも、アニメとか漫画とかはあるけど、あれだけ世界中の人が知っている有名な方を演じるっていうのは大変なことだと思います。
◆近未来グッズは…常に近未来を追い求めたいくらい大好きなんですけど、ある程度の仕組みだったり、構造だったりっていうのは、自分の中で把握できるんです、好きなので。「あ、これはこれを応用してこうなったのか」「それにこれをプラスしたのか…」ってね。それが、360度の動画、あれはわからないですね。煙突状になっているカメラと言われているところの中がミラーっぽいというか、それで全部を映しているんだろうけど、それを取りこんだときに、中でどういう処理をしているのか…。しかも、それをiPhoneで追ったときに、しゃべったり、動いたりしている人たちが全部映ってる…。iPhoneの凄さも。どんどん生活から離せなくなってきているiPhone、これからも共に歩みたいです!
◆巨大タブレット、「コンサートの打ち合わせとかで…」っていう言い方もしましたけど…。あれは、あちらの会社の方ともちょっとお話させていただきましたけど、コンサートに組み込むこともできそうな…。踊りながら歌いながら、文字を書いたものをブワっと横に振ったときに、後ろのモニターにそれが出るとか…。次の今年のコンサートは、スマステで見た、っていうものが多く入ってくるかもしれないですね(笑)。