『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』、ハンカチ片手に見てください!
3DCG映画『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』公開!!“チーム・ナキ”の山寺宏一さん、阿部サダヲさんをお迎えして『元気をもらったボーカリスト ベスト15』を発表!!
「本日、私、香取慎吾が声優として声をつとめさせていただきました映画『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』が公開されましたぁ!!やったー!!とっても感動できる温かい映画です。涙も飛び出る3DCGアニメーション――明日の予定が決まっていない方、是非、映画館へ!!そして、今夜のスマステーションは、聴くだけで元気がでるボーカリストベスト15を発表します!さあ、果たして1位は誰でしょう!?」。香取編集長とともに『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』で声優を務めた“チーム・ナキ”から、山寺宏一さん、阿部サダヲさんをゲストにお迎えした2011年最後のスマステーション。特集は、『元気をもらったボーカリスト ベスト15』です! 『元気をもらったボーカリスト ベスト15』は、日本の音楽シーンを彩るスーパー・アーティストが勢ぞろい(ベスト15に入らなかったものの、小林克也さんによるセレクトも最高!)。ここでは、ベスト5を振り返っておきましょう。第5位は、ザ・ブルーハーツの甲本ヒロトさん。香取編集長主演ドラマの主題歌となった『人にやさしく』も名曲でした!第4位は、ZARDの坂井泉水さん。優しく透き通った美しい歌声、前向きになれる歌詞が幅広い世代から支持されました。第3位はDREAMS COME TRUEの吉田美和さん。圧倒的な歌唱力を誇る、日本を代表するボーカリストです。『何度でも』は東日本大震災の被災者支援のため、1ヵ月限定で無料配信されました。第2位はオープニングで阿部さんも名前を上げていたウルフルズのトータス松本さん。大ヒットを記録した9枚目のシングル『ガッツだぜ!』に元気をもらった方も多いのでは?そして第1位は、桑田佳祐さん。今回は、東日本大震災から半年後の9月10・11日、被災地を応援するために、宮城で行われた貴重なライブ映像をご紹介しました。編集長もおっしゃっていましたが、音楽の力ってやっぱりスゴイですよね。 2011年のスマステーションは今回が最後となります。2012年の放送は1月14日から。お楽しみに!!
最近、なんとなく元気が出ない…と感じたら、元気をくれるボーカリストの曲を聴いてみませんか? スマステーションでは、全国のみなさまにアンケートを実施し「元気付けられた」アーティストベスト15を決定! 名曲とともにご紹介します。
スマステーション特別企画
「元気をもらったボーカリスト ベスト15!」
第15位 忌野清志郎 (RCサクセション)
2009年5月にこの世を去ったロックバンド、RCサクセションの忌野清志郎さん。日本ロック界のカリスマとして数々のアーティストに多大な影響を与えてきました。元気をもらったところは…?「いつでも心の奥底から全力で歌う清志郎さんの姿に、自分も頑張ろうと勇気づけられていました」というご意見が届きました。2008年2月、闘病生活から復帰し行われた「忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館」でも、感動の勇姿が見られます。
第14位 aiko
やわらかでキュートな歌声、そしてまるで自分のことを歌ってくれているような身近に感じる歌詞が若い女性を中心に支持されているaikoさん。元気をもらったところは…?「片想いのアルバイト先の先輩が私の知り合いと付き合う事になったと聞いてガックリ…。で も、aikoさんの曲を聞いてフッ切ることができました」というご意見もいただきました。
第13位 福山雅治
アーティストとしてまた役者として活躍する福山雅治さん。彼の低く響くやさしげな歌声が包容力を感じさせるなど、女性からの支持が圧倒的。元気をもらったところは…?「初めての告白はフラれてしまったけど、福山さんの声に癒され徐々に元気が出ました」というメールも。
第12位 小田和正
澄み切ったハイトーンボイスで歌い上げるストレートな愛の歌詞で、多くのファンを魅了。また、89年に解散したオフコース時代の曲も多くの方が「元気をもらった」と支持を集めました。元気をもらったところは…?「いつまでも変わらず愛を歌い続ける小田さん。大切なのは『愛』だと感じ、勇気づけられています」というご意見をいただきました。
第11位 中島みゆき
中島さんが歌う「地上の星」は、NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌。サラリーマン世代など、多くの大人たちの支持を得ました。ちなみに中島さんは、デビュー27年目の2002年のNHK紅白歌合戦に初出場。黒部ダムからの生中継でこの「地上の星」を披露しました。この影響か、その後この曲はオリコンのシングルチャートTOP100に174週連続ランクインという驚異的な記録を打ち立てました。元気をもらったところは…?「中島みゆきさんの歌は、暗い印象を持たれがちですが、落ち込んだときに聞くと何故か逆にガンバっていかなくては、という活力を与えてくれます!」というメールが届きました。
第10位 大黒摩季
大黒さんというと、パンチの効いた歌声とパワフルなイメージが先行しがちですが、実は自身が手がける歌詞は恋愛に対する女性の繊細な心情を綴っていて同年代の女性に多くの勇気を与えています。元気をもらったところは…?「社会人になってすぐ、遠距離恋愛をしてたけど、『ら・ら・ら』を聞いて寂しさを乗り切ることができました」というご意見も。ちなみにこの曲は、95年に放送された中居正広さん主演のドラマ『味いちもんめ』(テレビ朝日系)の主題歌としても話題となりました。
第9位 槇原敬之
今までのアルバムの総売上枚数はおよそ1140万枚で、男性ソロアーティストとして歴代1位を記録しています。そんな槇原さんの最大のヒット曲は、累計167万枚を売り上げた「どんなときも」。91年レコード大賞新人賞も受賞しています。元気をもらったところは…?「同棲していた彼女と別れたばかりのとき、偶然ラジオでマッキーの曲が流れてきてハマりました。それ以来、良い時も悪い時も励まされています!」とのご意見が。2010年には、デビュー20周年を記念して日本武道館にて、オーケストラと100人のコーラス隊、そして観客が一体となったコンサートも行いました。
第8位 桜井和寿(Mr.Children)
夢への前向きな言葉や時には社会的なメッセージも織り込んだ歌詞を柔らかな声で歌い上げ、男女問わず幅広い年齢層から支持されているMr.Childrenの桜井さん。累計230万枚のセールスで96年の年間シングル売り上げ1位を獲得した「名もなき詩」。元気をもらったところは…?「まるで私の気持ちを分かってくれるように歌ってくれている桜井さんの歌声に癒されながら、毎日家事に励んでいます」というご意見も多数いただきました。Mr.Childrenとしての今までの売上は、およそ5500万枚。日本のミュージックシーンの第一線を走り続けています。
第7位 松任谷由実
70年代から一線で活躍し“ユーミン”の愛称で親しまれる松任谷さん。元気をもらったところは…?「私が初めてユーミンを聴いたのは中学生の頃。今では夫と娘の3人で大のファン!一緒にコンサートに行って元気をいっぱいもらっています!」とのご意見をいただきました。松任谷さんは、今年の年末のNHK紅白歌合戦に出場が決定。個人での出場は初となり「春よ、来い」を披露する予定です。
第6位 稲葉浩志(B'z)
1988年にギター・松本孝弘さんとともにB'zとしてデビュー。元気をもらったところは…?「稲葉さんのセクシーでのびやかな歌声にどんなに落ち込んでても自然とテンションが上がります!」というメールをいただきました。B'zとしての国内でのCD総売り上げが、およそ8000万枚という日本最高記録を更新し続けています。
第5位 甲本ヒロト(ザ・ブルーハーツ)
1987年に「リンダリンダ」でメジャーデビュー。圧倒的な存在感と情熱的でパワフルな歌声で、またたく間に若者たちの心をわしづかみにしたのが、甲本ヒロトさん率いるザ・ブルーハーツです。元気をもらったところは…?「受験や告白など、ここぞ!というときにはヒロトの歌声を聴いて自分を奮い立たせていました」というご意見をいただきました。そんなブルーハーツの13枚目のシングル「夢」は、2002年放送の香取さん主演のドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)の主題歌に起用され話題になりました。
第4位 坂井泉水(ZARD)
今や、運動会など応援ソングの定番ともなっているZARDのヒット曲「負けないで」。元気をもらったところは…?「小学6年生の時、引っ越しで離ればなれになる私のために同級生が『負けないで』を歌って励ましてくれました。今でもこの曲で元気をもらっています!」というご意見をいただきました。この曲は、1993年放送の松雪泰子さん主演ドラマ『白鳥麗子でございます!』(テレビ朝日系)の主題歌に起用され話題に。その後も、爽やかで透き通る歌声明るく前向きになれる歌詞が幅広い世代から支持を受けています。
第3位 吉田美和(DREAMS COME TRUE)
ソウルフルで伸びのある歌声で、アップテンポからバラードまでを歌いこなし、親近感を感じさせる歌詞で幅広い世代の女性から支持を受けているDREAMS COME TRUEの吉田美和さん。1992年発売の5thアルバム『The Swinging Star』は、日本初の売り上げ300万枚という記録を樹立!元気をもらったところは…?「悲しい事があった時や落ち込んだ時は、『何度でも』を聴いて『ネバーギブアップ!』と自分を奮い立たせています!」というご意見をいただきました。この「何度でも」は、東日本大震災の被災者応援のため1ヵ月限定で(着うた)無料配信されました。
第2位 トータス松本(ウルフルズ)
9枚目となるシングルこの「ガッツだぜ!」でボーカリスト・トータス松本の名を一躍世に知らしめました。解放感ある歌声と飾らない単純明快な歌詞が魅力的、とあらゆる世代から支持されています。元気をもらったところは…?「真っすぐに歌うトータスさんの歌い方が大好きです!聴いているだけで幸せになります!」というメールをいただきました。名前のトータスは、陸亀という意味。松本さん自身が陸亀が好きなため、この名前にしたといいます。
第1位 桑田佳祐
独特なハスキーボイスで歌い上げる日本を代表するボーカリストといえば、この人。元気をもらったところは…?「宮城でのライブに行かせてもらいました。会場全体がひとつになって気分はもう最高! 元気をもらいました! 来てくれた桑田さんに感謝です!」というご意見をいただきました。東日本大震災から半年後の9月10日、11日、被災地を応援するため宮城で行われたライブは、桑田さんにとって食道がんから復帰後初めての本格的ステージとなりました。「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜」と題されたライブには、2日間で1万6000人のファンを動員。ご当地ソングである「青葉城恋唄」のカバーからライブをスタートさせ、自身のソロ曲を中心に全27曲を熱唱。2時間40分のステージを通じ、ファンを励ましながらも、自身の元気な姿もアピールしました。
番外編:小林克也さんのセレクト
◆渡辺美里
1986年リリースの「My Revolution」のヒットで、一躍スターダムに。強くて自立した女性を象徴するようなマニッシュな雰囲気と、伸びやかな歌声で人気に。
◆YUKI(JUDY AND MARY)
少女のように甘くキュートながらパワフルな歌声が最大の魅力。パンク/ロック調のバンドサウンドとの相性もバツグンで、男女ともから熱烈な支持を得る。
◆吉岡聖恵(いきものががり)
1999年に結成された3ピースバンドのボーカル。アップテンポなダンスナンバーから、ミディアムやバラードまでを歌いこなせる歌唱力に老若男女のファンが。
◆大塚愛
15歳から作詞作曲をはじめるなど経験を重ね、2003年に「桃ノ花ビラ」でメジャーデビュー。テンポがいいキュートな歌声と、独特の語感をもった歌詞が人気。
◆Superfly・越智志帆
圧倒的な声量と歌唱力が最大の特徴。2010年発表の「タマシイレボリューション」は、同年のNHKのサッカーテーマソングに起用。ワールドカップ中継なども盛り上げた。
◆斉藤和義
1994年にリリースした4枚目のシングル「歩いて帰ろう」のヒットで注目を集める。温かみのあるフォーキーな歌声と、誰にでも共感できそうな日常的な歌詞に支持が。
◆奥田民生(ユニコーン)「大迷惑」
「ユニコーンの曲は聴いていて楽しくなります。特に再結成後初のシングル『WAO!』は、40歳過ぎてもまだまだやれる!と思わせてくれる大好きな曲です!」(阿部サダヲさん)
◆草野マサムネ(スピッツ)
繊細でやさしい歌声で「ロビンソン」「チェリー」など多数のヒット曲を輩出。美しく郷愁を誘うような歌詞にもファンが多い。
ことし最後のスマステを迎えられるなんて、思ってなかった。
ことしも香取編集長からいろいろな名言が飛び出したこのコーナー。2011年最後の格言です!「終わった後に、スタジオで『ことし1年、お疲れ様でした。来年もがんばりましょう!』とスタッフのみなさんに声をかけましたが、やっぱりことしは…スマステで言うと10周年というのもあったんですけど、やっぱり震災があって、あのときって、ことし最後のスマステーション、とかっていうようなことを考えられるような余白は心になかった。『メリークリスマス!』って言えるなんて思っていなかった。ホントに、震災のあった日本はまだまだこれからだと思うんですけど、この年末に、少しでも前向きな言葉を言えるいまがあるんだな、と…。このまま来年を迎えて、『ハッピー・ニューイヤー』という言葉から先へ先へ、みんなと一緒に進んでいきたいなと思っています。いつまでも下を向いていないで、少しでも笑顔でいたりすることが次へのステップになるのかな、というのを今日、感じました。ホントに、こんな日が来るなんて思っていなかったから。今日の歌の特集じゃないけど、スマステも映画の公開もそうですけど、エンターテインメントを通して、少しでもみなさんの心が晴れやかになる日が作れたらな、と思います」。
ヒロトさんは、世界一カッコいいロックンローラーです(山寺さん)
元気をもらえるって大事。僕もそんな俳優になりたい(阿部さん)
元気をもらえるボーカリスト特集、おふたりともノリノリでご覧になっていましたね。
山寺:いやぁー、楽しかったです。楽しくってあっという間でした。
阿部:マイクの音声が入っていると気付かなくて、家にいる気分でずっとしゃべっちゃっていました(笑)。
山寺:あんなに一流のボーカリストの歌がギュッと濃縮されているんだから、凄かったですよ。僕は個人的に、(甲本)ヒロトさんが大好きなんです。ブルーハーツもいいですけど、今はクロマニヨンズが大好きです。震災以降に出たシングルには、本当に勇気と元気をもらいました。今日1位だった桑田佳祐さんが宮城でライブを行った場所は、僕の出身地の町なんですよ。ですから、あのライブの模様はブルーレイで見ましたが、号泣しました。1位と5位に僕の大好きなおふたりが入っていたので嬉しかったです。
阿部さんがお好きだというトータス松本さんも、2位にランクインしていました。
阿部:やっぱりいいんですよね。元気をもらえるって大事なことなんだと思いました。トータスさんだけでなく、ほかの方の歌を聴いていても凄くいいなと思いましたから。僕も、俳優として元気を与えられるような俳優になれたらいいですよね。
阿部さんは、甲本さんの歌が流れた瞬間、飛び上がっていましたね!
山寺:あれは、先を越されたね(笑)。
阿部:そういう気分になるんですよね。
山寺:ヒロトさんは、僕と同世代なんだけど、今もあの動きをしますからね。ブルーハーツのときより今はさらにスリムになっているくらいだし、まったく動きが衰えていないんですよ。
阿部:わかります。なんなんですかね、あのスリムさは。
山寺:世界中見ても、あんな人はいない。世界で一番カッコいいロックンローラーだと僕は思います。でも、音楽って本当に凄いよね。
阿部:ワンフレーズを聴いて、グッと持っていかれたりしますからね。でも、自分もバンド(グループ魂)やっていますけど、今日のVTRを見て、観客がいるなって思いました。こんなに入るんだって(笑)。
山寺:いやいや、グループ魂だって何千人って集客するんだから凄いよ。
今日は、舞台挨拶からご一緒だったという香取さんとはいかがでしたか?
山寺:僕は10年くらい前にご一緒したんですが、またこうやって同じ作品をやって、スマステーションにも呼んでもらえるとはという感じです。声優やっていてよかったなと思いました。今日は、天才・阿部サダヲさんともご一緒できて…。
阿部:はい?
山寺:声優業界に来ないでほしいんです。この人、声優をやったら絶対にうまいのはわかっていましたから。もう二度とやらないでほしい(笑)。
阿部:そんな…やりたいです(笑)。僕は、今回の山寺さんの現場は拝見していませんが、今日、舞台挨拶で影マイクでアニメのキャラを演じるという場面があったんですが、その切り替え方を見て驚きました。香取さんもそうなんですが、すぐに役になれるんですよね。あれは凄かったです。勉強にもなりました。
さて、『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』がついに公開となりました。まだ見ていない方に向けてメッセージをお願いできますか?
阿部:映像のきれいさや3DCGも凄いんですけど、シンプルながらストーリーがいいんですよ。みんな知っているような昔話ですから、日本人に染み込みやすいんだと思います。そこが、年齢を問わずに感じていただけると思いますので、たくさんの方に見ていただきたいですね。
山寺:これぞ、メイド・イン・ジャパンだ!と世界に誇れる作品になったと思いますので、本当に見なかったら損しますよ。ですから、ぜひ!
映画『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』公開中
香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲほか
歌には癒し効果があります。みなさん、歌いましょう!
ゲストの阿部サダヲさんもおっしゃっていましたが、今日紹介された曲、私も全部歌えました! 嬉しくて、忘年会気分で歌っちゃいました(笑)。どの方もパワフルでキラキラしていて見ていたら本当に元気をもらった気になりましたが、なかでも一番グッと来たのは、ブルーハーツの甲本ヒロトさんです。VTRが始まった瞬間に「来たー!!」って。彼らの曲は、決してオーソドックスではないんだけど、やさしいし人間らしい感じがするのがいいんですよね。私は、趣味で合唱をやっていて年末にそのメンバーと第九を歌うので、今、練習の真っ最中なんです。そこで感じたのは、歌には人を癒す効果があるということ。聴くのもいいですが、歌うとスッキリするんですよ。歌うことで救われたり元気をもらえたりすることはあると思いますので、みなさんもぜひ歌いましょう!今年は本当に大変な一年で辛い思いをされた方がたくさんいらっしゃると思いますが、もしかしたら歌うことが明日への活力になるのでは、と感じています。そして、香取さんが声優を務めた『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』がついに公開となりました。この作品の最大の魅力は、人間にとって一番大事なことがシンプルに描かれていること。閉塞感があるのに、情報はあふれる世の中でも、「これさえ忘れなければ大丈夫だろう」というメッセージが描かれていて、いい涙が流せる上質な作品です。山寺さん、阿部さんはもちろん、香取さんの声優ぶりも素晴らしいですので、ぜひ、劇場でご覧ください。今年も一年、ありがとうございました。みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。
「歌の力って何なんだろう?」って考えさせられました
◆まず『friends -フレンズ- もののけ島のナキ』が公開されまして…。とっても素敵な…作品やストーリーはもちろんなんですけど、CGアニメーションというところで、海外のCGアニメーション好きなボクとしては、日本が作った大きなCGアニメーション作品に参加できたことが嬉しいです。今日、舞台挨拶のあと、軽い打ち上げがあって、そこで話したんですけど、自分は声のお仕事で、2日くらいしかやってないんですよね、2年前に。でも、山崎貴監督はもちろん、八木竜一監督は6年間、ホントにこのお仕事だけをやり続けて…。おふたりの思いが詰まった映画なので、参加できて本当に良かったです。
◆ボクも最近知ったんですけど、「是非3Dで!」っていろんなところで言っていたんですけど、3Dの方が断然多いみたいで…。3Dをまだ見たことない方は、是非、この作品を一発目にしてほしいです。ガンガンくるだけじゃなく、ゆったりとした中で3Dを味わえるし、奥行き感とかも凄くキレイです。
◆いま知ったんですけど、山寺さんと阿部さんは、この番組が宣伝活動の最後っぽいです(笑)。明日もボクは舞台挨拶があるんですけど、「じゃあ、明日!」って言ったら、おふたりとも「明日?」みたいな(笑)。「いや、明日はいない…」「ああ、そうですか…」「じゃあ、これで最後ですかね?」という会話をいまさっき、しました(笑)。
◆ボーカリスト特集は、ホントに元気をもらいました。番組でも言いましたけど、歌の力って、よくあるフレーズだと思うんですけど、今日はホントに1時間、歌の力を感じた。歌の力、って軽く言うだけじゃなくて、「歌の力って何なんだろう?」って考えさせられるような…。そのボーカルの人の声なのか、波長なのか…詩の内容だけじゃなくて、その詩をこの人が歌っているから胸に響くんだな、っていうのを凄く感じました。
◆だから、ライブに行きたくなりました。海外のアーティストが来たとき、どこか自分がライブをやるときのための勉強じゃないけど、そういう気持ちで見に行ってて…。見ながらメモったりしますからね。「こんな登場の仕方か…」とか。そういう見方のライブは何度もあるけど、今日みたいに…といっても、「変だな」と思いながら言ってたんですけど、自分がステージにいるとき、お客さんはああいう顔をしてくれているんだけど、お客さん側にいて、ああいう笑顔になりたいな、って思ったんです。仕事を忘れて、ね。