SmaTIMES

Backnumber

#409(2011.3.5 OA)

  • トップニュース
  • トクベツキカク
  • シンゴ5
  • ゲストトーク
  • オオシタアナ
  • ヘンシュウコウキ

『八王子』よりも『ウィリアム王子』の方がいい!やっぱりスゴイ!!

トップニュース

はやぶさ、コーヒー値上がり、英語必修化、民主化運動… 知らないと恥ずかしい!ニュースキーワードを解説!

タカアンドトシのおふたりをゲストにお送りした今週のスマステーション。タカトシのおふたりといえば、特集はもちろん『知らないと恥ずかしい!ニュースキーワード』です。2011年春の最新ニュースキーワードを、池上彰さん、森永卓郎さん、尾木直樹さん、おおたわ史絵さん、栗山英樹さんら豪華解説陣が分かり易く教えてくれました。
東京〜新青森間を最高時速300キロ、およそ3時間10分で結ぶ最新の新幹線が、今日3月5日(土)にデビューした『はやぶさ』です。注目はやはり、先頭車両に18席のみ設けられた『グランクラス』。"新幹線のファーストクラス"ともいわれるこのサービス、普通席が1万6870円なのに対し、グランクラスが2万6360円と特別料金になっていますが、乗車中に豪華なお弁当やドリンクのサービスまであり人気を集めています。当分の間、チケット争奪戦が続きそうですよね。
ことしの4月から、小学校では英語の授業が必修化されることになりました。諸外国に比べて、英語教育が遅れているといわれている日本。脱・ゆとり教育へと舵を切った教育改革を象徴する大きな話題のひとつですが、尾木先生がおっしゃっていたとおり、小学校の先生のなかで、英語の教員免許を持っている先生が5%と少ないこと、また、60%以上の先生たちが英語教育を負担に感じ、自信がないと答えるなど、懸念材料も。
一方、プロ野球でことしもっとも注目を集めているのは、昨年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターに入団した斎藤佑樹投手。高校時代は早実のエースとして、駒大苫小牧の田中将大投手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)に投げ勝ち優勝、6大学でも1年生の時から大活躍し、リーグ戦や選手権の優勝などに貢献した斎藤投手だけに、プロの世界でどんな活躍を見せてくれるか、期待は高まるばかりです。ほか、『子ども手当』問題や、エジプトやリビアで起きた反政府運動などについても解説しました。詳細は、特集コーナーで。
さて、次週3月12日の放送は、『100円ショップの人気商品ベスト20』をお送りします。ゲストは山瀬まみさんです。お楽しみに!!

毎回、大好評の「ニュースキーワード」。今回も、今"知らないと恥ずかしい"話題のニュースを詳しく解説します。さらに、今回は、池上彰さん、森永卓郎さん、尾木直樹さんなどなど、豪華な解説陣が登場。詳しく、わかりやすく解説してくれますので、見逃せません!


スマステーション特別企画
知らないと恥ずかしい!ニュースキーワード2011春


(1)東北新幹線「はやぶさ」デビュー!

東京、新青森間を最高時速300キロ、3時間10分程度で結ぶ最新の新幹線「はやぶさ」。デビュー初日の3月5日(土)の座席の予約が40秒で売り切れるなど、大きな話題となりました。人気の秘密は、新しく設けられた「グランクラス」。料金は東京・新青森間で、普通席が16870円なのに対し、「グランクラス」は26360円。しかし、乗車中に、豪華なお弁当やドリンクサービスなどがあり、旅を満喫することができるのです。新幹線の運行により、青森にも新観光スポットが続々と誕生!新青森駅の中にある「あおもり旬味館」では、B級グルメとして全国的にも有名になりつつある「黒石つゆ焼きそば」や、青森出身の作家・太宰治の好物だった、たけのこやわかめをふんだんに使った、「太宰らぅめん」などを味わうことができます。そして、昨年12月、青森駅の目の前に新しくできた「A‐FACTORY」。ここには、青森の食材やグルメが集結。全国でも有名なチーズケーキ「朝の八甲田」や、青森県産のりんごを使った炭酸飲料「シードル」は、通常、めったに見られない樽から作られる様子を見学することもできます。さらに、隣にある「ねぶたの家ワ・ラッセ」では、大迫力のねぶたの展示を一年中見ることが。みなさんも、ぜひ一度、「はやぶさ」で青森観光をしてみては。




(2)コーヒーが値上がり!

実は最近、多くのものが値上がりし、私たちの生活に影響を与えています。まずは、ガソリン。昨年11月から徐々に値上がりし、現在、1リットル139円に(2/28現在 石油情報センター調べ)。中東情勢の不安などから、今後さらなる値上げが予想されています。そして、値上がりの波は、コーヒーにも。キーコーヒーは今月からレギュラーコーヒー製品の価格を平均15%値上げ。UCC上島珈琲もおよそ20%、ネスレ日本も「ネスカフェ」などを平均11%値上げするといいます。値段が上がった原因は、コーヒー豆の国際価格の高騰。世界中の投資家が、異常気象などで値上がりしていたコーヒー豆に投資したため、ここ1年で価格が倍近くまで高騰したのです。さらに、同じような理由で、私たちの食生活に欠かせない大豆や砂糖、小麦、カカオ豆などの農作物の値段も上がりはじめているといいます。そんななか、値下げを発表したのが、映画館。TOHOシネマズは、今春から「TOHOシネマズ宇都宮(栃木)」「TOHOシネマズ緑井(広島)」「TOHOシネマズ長崎(長崎)」「TOHOシネマズ与次郎(鹿児島)」「TOHOシネマズ甲府(山梨)」「TOHOシネマズ上田(長野)」「TOHOシネマズ高知(高知)」の7つの劇場に限り、試験的に値下げを実施。大人は現在の1800円から1500円に、18歳未満は1000円になるといいます。今後、ほかの劇場で値下げするかは、未定だといいます。




(3)ついに、ロキソニンが薬局に登場!

風邪や歯が痛いときなどにお医者さんにもらっていた薬が、今年から処方箋なしで薬局で買えるようになったのをご存知ですか? それが、すでに100万箱以上を売り上げている「ロキソニンS」です。では、どうしてロキソニンが、市販されるようになったのでしょうか。医師のおおたわ史絵さんによると、そこにはふたつの大きな理由があるといいます。そのひとつは、セルフメディケーションの広まり。セルフメディケーションとは、「自分で自分の体の健康を管理し、治療すること」。最近、薬局の薬で自分の体を治す、などというこの考え方が広まりつつあることが、ロキソニンの市販化を後押ししたのです。そしてもうひとつが、国の財政難による医療費の削減。例えば、病院で診察を受け、処方箋をもらってロキソニンを手に入れる場合、私たちの支払いは1356円になり、国が一部を負担している残りの医療費は3164円となります。(※国民健康保険 3割負担)ところが、薬局で市販の「ロキソニンS」を買えば、私たちの支払いは薬代のみのため680円で済みます。もちろん、国などが負担する医療費も発生しません。つまり、私たちが、同じ薬を薬局で市販薬として購入するだけで、国などが負担する医療費が減るのです。このような理由で、市販化されることになったロキソニン。しかし、便利なだけではなく、もちろん注意点も。副作用のリスクや、ほかの薬との飲み合わせといった問題も無視できません。購入の際に、薬剤師の説明をしっかり受けることも義務ですし、服用する個人が自己責任の下で飲むということも忘れてはいけません。




(4)小学校で英語の授業が必修化!

今年の4月から小学校5、6年生で、1週間に1時間程度の英語(外国語)の授業が設けられることに。一体、どうして小学校で英語が義務化となったのでしょうか?法政大学教授で、教育評論家の尾木直樹先生によりますと、第一の理由は、日本の英語教育の遅れのため。例えば、韓国では1997年、中国でも2001年から初等教育下での英語の導入がはじまっていますが、日本は遅れをとっています。ちなみに、TOEFLという英語試験での世界ランキングでは、日本は155ヵ国中、134位という結果になっているといいます。第二の理由は、小学生の英語力の差を均等にするため。実は、すでに97%の小学校で、英語の授業は導入済み。しかし、年間で1時間しかやらないところもあれば、小学校1年生から毎週のようにやっている学校もあるといった具合に、バラバラだといいます。そのため、学力を均等にするため、4月から一斉導入となったのです。そして、第三の理由は、4月に改訂された「学習指導要領」に関係があるといいます。今回、学習指導要領が改定されたのは、実に9年ぶりのこと。これからの教育のテーマは、「脱ゆとり教育」とされていて、授業時間も30年ぶりに278コマも増えるのです。そんななか、単に詰め込むのではなく、もうひとつレベルを上げていこうということで、英語の必修化が決まったのです。

そこで、スマステーションでは、現在、すでに英語の授業を導入している東京・目黒区立 上目黒小学校を取材! そこでは、担任の先生と外国語指導助手と呼ばれる外国の先生が一緒になって英語の授業を行っていました。この日は、好きなスポーツや動物を英語で聞く授業。確かに子どもたちは、楽しみながら英語習っていましたが、今回の必修化には不安もあると尾木先生は言います。それは、小学校の先生のなかで、英語の教員免許を持っている先生が、5%と少ないこと。最近の調査によると、60%以上の先生が、英語教育が負担だ、自信がない、と答えているというのです。この点が、懸念されているといいます。




(5)今年のプロ野球は斎藤佑樹投手に注目!

昨年のドラフト1位で北海道日本ハムファイターズへのプロ入りを果たし、一躍大注目の斎藤佑樹投手。斎藤投手といえば、甲子園のマウンドで、汗をハンカチでぬぐう姿から、「ハンカチ王子」との名が付いたことでも有名です。そんな斎藤投手目当てで、沖縄のキャンプ地にファンが殺到するなど、異例のブームとなっていますが、実際、どのくらい凄い投手なのでしょうか。スポーツキャスターの栗山英樹さんによると、ポイントはふたつあるといいます。ひとつめは、斎藤投手が、田中将大投手(現東北楽天ゴールデンイーグルス)に投げ勝って甲子園優勝を決めたこと。栗山さんは、当時、田中投手一辺倒だった甲子園の雰囲気のなか、決勝戦で引き分け再試合とし、翌日も登板して勝利した斎藤投手にはピッチャーとしてのすごさがあると指摘。そして、もうひとつは、トレードマークのハンカチをたたむクセにあるというのです。斎藤投手は、ハンカチをお尻のポケットにしまう際、きれいにおりたたんでいました。それは、きれいにたたまないと、お尻がごわごわして気持ちが悪いからだというのですが、これこそがピッチャーに向いた資質だというのです。ピッチャーは、バッターの表情、風向き、空気の流れといった細かい変化を感じ取らなければいけないため、ハンカチひとつの状態が気になるという斎藤投手は、ピッチャーとして勝ちやすい資質を持っている、と分析します。公式戦の開幕は、今月25日。斎藤投手の活躍に注目しましょう。




(6)子ども手当てがなくなる!?

昨年、民主党のアイデアではじまった「子ども手当」。対象の子どもに、月額13000円が支給されるというものですが、最近、この手当を巡り、何かと騒がしくなっています。経済アナリストの森永卓郎さんによると、この制度が今年3月に終ってしまうからだといいます。実は今、民主党政権は、新しい子ども手当を作ろうとしています。支給額は3歳未満が20000円、3歳から中学終了までが13000円というもの。子ども手当は、もともと今年の3月末までの期間限定でしたので、民主党が新しい法案を通して更新しないと、終わってしまうのです。そんな子ども手当、どこが問題なのでしょうか。そもそも、2009年の民主党のマニフェストでは、国庫負担で支給すると決めていたものなのに、実際は、地方自治体に支給を要請しているのです。これは話が違う、と地方自治体から反対の声が次々に上がっています。事実、来年度の子ども手当の予算でも、合計2兆9356億円のうち、5549億円は地方の負担となっています。さらに、野党も強く反対しているため、3月末までに新しい子ども手当の法案が成立するのは、非常に微妙だといわれているのです。では、もし子ども手当法案が通らなかったら、どうなってしまうのでしょうか。その場合、子ども手当が実施される前の制度であった「児童手当」が復活するといいます。しかし、その場合、支給額が半減以下となることも。また、子どもを持つ家族の税金を減らす扶養控除という制度も、子ども手当の導入に伴って無くしているため、子どもを持つ家族の家計はさらに、厳しくなることに。果たしてどうなるのか、今後のニュースに注目しましょう。




(7)今年のグルメのキーワードは「横丁」!?

今年既にブームの兆しを見せているグルメのキーワードといえるのが、「横丁」。横丁といえば、さまざまなお店が並ぶ、昔ながらの飲食街のことです。昨年オープンした東京・浜松町の「ギンダコハイボール横丁」は、その名のとおり、全国におよそ300店舗を展開する有名な「築地銀だこ」のたこ焼きとハイボールを一緒に楽しめてしまうお店。ここでは、たこ焼き以外にも、やきそば、鳥のから揚げ、串かつ、そしておでんなど、お酒のお供にぴったりな料理が勢ぞろい! 気楽な立ち飲みスタイルなので、会社帰りにフラッと立ち寄る人も多いといいます。そして、もう一店舗が、昨年9月にオープンした「渋谷肉横丁」。その名のとおり、なかには16店舗ものお肉料理の専門店が! ここで、人気の肉料理をいくつか紹介しましょう。まずは、「肉の楽園」の「霜降りハンバーグ」。最高級の黒毛和牛のみを使って肉汁たっぷりの半生に仕上げた、贅沢な逸品です。「牛タンYOSHIO」の「極上牛タン」は、網で焼いた極厚の牛タンで、噛む度に幸せになる、ぷりっぷりっの食感が自慢! そして「居酒屋いっき」の名物が、「スタミナ焼き」。実はこの料理、鹿、ワニ、ダチョウという珍しい肉を豪快に鉄板で焼いたもの。不思議な食感にファンも多いといいます。最後は、「にく求(きゅう)」の「一本ホルモン」。全長50センチのホルモンを豪快に網で焼く人気メニューで、まん丸と弾力のある和牛のホルモンは、トウガラシにつけて食べると、おいしさ倍増。肉好きの方、必見のスポットです。

そして、グルメといえば、進化系キャンディーもブームになっています。昨年12月に原宿にオープンした「キャンディーアーティザンズ」では、イラストや文字などが入った、カラフルでおしゃれなキャンディーが大人気。さらに、こちらでは、店内でキャンディー作りを見学することも。めったに見られないキャンディー作りの様子に、子どもも大人も釘付けになってしまうそうです。また、オリジナルデザインもオーダーでき、記念日などに人気だといいます。そして、もう一店舗。昨年、東京・自由が丘にオープンした「ドクタージョンズ・キャンディーズ」。アメリカ生まれのこちらのお店のキャンディーは、食べると、口の中の虫歯菌を抑えてくれると言われています。この、オレンジ味のキャンディーの秘密は、リコリスという名のハーブ。漢方薬などにもよく使われるこのハーブのエキスに、虫歯菌を抑える働きがあるといわれているのです。アメリカでは、多くの歯科医院で販売されているこのキャンディー。日本でも80ヵ所もの歯科医院で販売されているといいます。





(8)エジプトやリビアで何が起こっているの?

今年の1月、北アフリカではじまった反政府デモの動きは、瞬く間に各地に飛び火。大規模な反政府デモは、30年間も独裁政治を行っていたエジプトのムバラク大統領を辞任に追い込み、政権崩壊という結果をもたらしました。デモの動きはさらに拡大し、リビアでは内戦状態に発展、バーレーンやイエメンなどの国でも反政府デモが活発化しています。ちなみに、今、エジプトに観光で行くことはできるのでしょうか。テレビ朝日外報部長の長田氏によれば、カイロの近くにあるピラミッドの周辺は、デモが激しかった頃は封鎖されていましたが、現在は、その封鎖も解けているといいます。とはいえ、日本からのツアーもキャンセルが続くなど、観光客はあまり戻っていないそうです。行きたい人は行っても構いませんが、あくまでも自分の判断で、という状況だといいます。それにしても、そもそも、今回の一連のデモはなぜ広まったのでしょうか。ジャーナリストの池上彰さんの解説です。

<池上彰さんの解説>
今年の1月、エジプトで、あっという間にムバラク大統領が政権を失い、大きなニュースになりました。そして今、リビアでも、カダフィ大佐に対する反対運動が起きて、内戦状態のようになっています。ですが、反政府デモのきっかけは、これらではなく、チュニジアだったんです。昨年末、チュニジアで、無職の若者が商売をしたいと思い、露店で野菜や果物を並べていました。そこへ、警察官が来て、無許可を理由に商品を全部没収してしまったんです。彼はその現状に絶望して、焼身自殺をはかり、今年になって亡くなったんですね。これが報道されますと、仕事がない若者たち、そして、警察の横暴に苦しんでいる人たちが一挙に立ち上がったんです。チュニジアでは、何10年にも渡って独裁政権が続いていましたので、それに対する不満が一挙に盛り上がって、ベンアリ大統領が国外に逃亡。それがアラブ各国に報道されると、「みんなが立ち上がれば、独裁政権を倒すことができるんだ。じゃあ、我々もやろうじゃないか」といって、エジプトが立ち上がったら、あっという間に政権がひっくり返った。これが、さらに、リビアにも飛び火したということなんですね。

それにしても、今回の一連のデモは、どうしてこれほどまでにすぐに広まったのでしょうか。その秘密は、あるサービスとメディアにあるといいます。

チュニジアで反政府運動が広がったのには、インターネット、ツイッター、さらにはフェイスブックで広がったと言われています。確かに、そういうものもありましたが、これらの中東の国々では、読み書きが出来ない人もいますし、フェイスブックやツイッターをやったこともないという人も大勢いるんですよ。そういう人たちが一気に立ち上がったきっかけというのは、実は、テレビだったんです。それが、アルジャジーラというテレビ局。これは、カタールにある衛星のニュース専門チャンネルなんです。このアルジャジーラからの電波を受けて、周辺各国にアラビア語放送が流れるんですね。このそれぞれの独裁国家というのは、国の中のテレビ局をすっかり政権が握ってますから、政府に都合のいいことしか報道されません。それに対して、アルジャジーラは、いわゆる欧米型の自由な報道をするテレビ局なんですね。きっかけはネットだった、しかし、それをここまで大きくしたのはテレビ局の力、だったんです。

ちなみに、これらのデモは、私たちの生活に影響はあるのでしょうか?

遠い国の話だから関係ないと思うかもしれませんが、そうではないんですよね。デモが起こった国には、原油産出国が多いんです。リビアも石油が大量にとれますし、あるいは、こちらサウジアラビアもですね。そして、バーレーンやイランも。こういうところで大量の石油が取れ、日本もそこから輸入しているわけですね。これだけの暴動が起きたりすると、石油がとれなくなってしまうんじゃないか、輸出できなくなるんじゃないかという、不安が広がります。それによって、今、石油の値段が上がっています。石油の値段が上がれば、ガソリンも上がりますし、プラスチック製品もあがります。さらにはいろいろな食べ物も、みんな石油を使って運ばれてくるわけですから、ありとあらゆるものが、これから値上がりしてくる恐れがあります。そして、石油の値段が上がると、景気に悪影響が出るという思いから、株が値下がりする可能性があるわけですね。株が値下がりしてきますと、経済全般に悪影響がある、つまり、2重にも3重にも影響が出てきて、これからの私たちの暮らしがかなり厳しくなる可能性がでてきているんです。





聞き逃さず立ち止まり、ひとつ、大きくなる…

ベン・ジョンソン、カレー、ウィリアム王子…今回も素晴らしい解答&ツッコミを展開してくれたタカトシのおふたり。というわけで、今週の格言です。「聞き逃しそうになるんですけど、そこでグッと堪えて立ち止まることによって、興味を持ってそれを調べてみたりして、またちょっとでも大きくなれれば…。そのためにも聞き逃しちゃいけないのが『コモドオオトカゲ』ですね(笑)。前回からそうですけど、何となくニュアンスはわかるけど…っていうネタじゃないですか。まあ、どうでもいいことって言えばどうでもいいことなんですけど(笑)、ちょっと気にはなるじゃないですか。そんなときに、聞き逃さないで、ボクはちゃんとどんなヤツなのかっていうのを調べようと思ったんです(笑)。そこでひとつ知ることによって、次に同じボケをしてきたとき、映像ももっとはっきりしてくるというか。なんとなく、で通り過ぎる、っていうのは良くないですよね。そう、まさに今日の『ニュースキーワード』なんかそうじゃないですか!知っているようで知らないこととかは、知ったフリをしないで、さらに調べたりすることによって、いま生きていることに自信が持てるというか。耳にしたこととかはあって、何となくはわかるけど、聞かれると答えられない、っていうキーワードを解説した今日のスマステのように、コモドオオトカゲのこともボクはちゃんと知っておきたいな、と思いました」。


タカアンドトシさん
「今までで一番よかった」と言われて、ホッとしました…タカ
これで、出演10回が見えてきたかな、と(笑)…トシ

8回目のご出演となった今回も、回答が冴えていました。香取さんからもお褒めのコメントが出ていましたね。

タカ:こんなに調子よく行くとは、思いませんでした。いつも緊張しますが、今日は特に緊張していたので、自分のなかでは、「テンパッてたなぁ」と思ったんですが、香取さんに褒めていただけて、ホッとしました。

トシ:8回も出させていただくと、香取さんにもボチボチ飽きられるんじゃないかなっていう恐怖感があるんですけど、8回目にして「一番よかったんじゃないか」と言っていただきまして。自己ベストが出たというのは、10回目が見えてきたかな、と(笑)。

期待が高まると、プレッシャーも大きくなりますよね。

タカ:ホント、8回目で一番面白かった、と言っていただけたのは嬉しかったですね。尻すぼみになっている、と言われなかっただけでも、ありがたかったです。

タカさんの名回答もそうですが、今回は、トシさんのツッコミへの評価も高かったです。

トシ:ありがたかったですね。これは、コンビで漫才とかをやってきた賜物でしょうね。

タカ:脊髄が反応するからね。

トシ:それ、よくわかんないんだよね。

タカ:さっきは時間がなくて言えなかったんだけど、例えば卓球の選手とか、あんなスピードの動きは、脳で考えてたらできないんですって。脳で考える前に、脊髄が反応して体が動いているそうなんです。だから、一流のアスリート並みだっていう。反復練習の賜物だっていうことを言いたかったんです。

トシ:それとは違いますよ。頭で考えないといけないんでね。ボケたことを聞いてから、ツッコまないといけないんで。これは、誰でもできます。週に1回、10分の漫才を16年やれば誰でもできます。

タカ:16年やるのが難しいんだけどね。


「ニュースキーワード」にちなんで、おふたりのプライベートな"ニュース"を教えていただけますか?

トシ:我が家に、ウォーターサーバーを導入しました。お水とお湯が出てくるタンクです。しかも自動で。

タカ:それ、水はどうするの?電話すれば持ってきてくれるの?

トシ:そう。買いに行く手間がはぶけるので、助かっています。

タカ:それいいよね。ちょっとマネしたいと思います。僕のニュースといえば、1週間くらい前から、セキが出て止まらないんですよ。それが、心配で…。熱はないけど、ちょっと鼻水が出て。

トシ:花粉症じゃないの?ノドにも来ますよ。

タカ:でも、セキでないでしょ、花粉症って。なので、月曜日、病院に行こうと思っています。

トシ:長期休養とかって、ニュースにならないようにね。

タカ:はい。すいません、暗い話で(笑)。

最後に、香取さんへメッセージをお願いします。

タカ:今回、香取さんに褒めていただきましたが、それによって次回がさらに大変になると思うんですよ。ですから、今からニュースをチェックして、「こんな問題出るんじゃないか」と予習して臨みたいと思います!

トシ:今日は、ツッコミも褒めていただきましたので、ツッコミとしてはうれしい限りだったんですが、また、褒めていただけるようなツッコミを鍛えておきますので、次回、また、よろしくお願いします!

大人気のマナーコーナーが書籍化 
「マナスマブック」 
1000円 
3月26日(土) 
小学館より発売

大人気のマナーコーナーが書籍化
「マナスマブック」
1000円
3月26日(土)
小学館より発売


タカトシさんと香取さんのやりとりが面白かったです!

8回目のご登場で、ますます期待値が高まるなか、タカアンドトシのおふたりは、さすがの面白さでしたね!ボケとツッコミの見事なコンビネーションは、まさに"共作"という感じでしたよね。そこに、香取さんも参戦する、という図式もおなじみとなりましたが、香取さんのツッコミが、ものすごく細かいところをご覧になっておっしゃっているのに、毎回、驚かされます。3人のやりとりがとても面白くて、今日も、笑わせていただきました。そして、ニュースキーワードは、今回も勉強になりました。さすが、豪華解説陣の解説は、わかりやすく、スッと頭に入ってきました。エジプトやリビアの情勢も、なんとなく見聞きはしているものの、そもそもの詳しいきっかけを聞いて「そういうことだったのか!」と納得しました。今後、日本への影響もありそうですし、本当に気になるニュースですね。それから、医薬品の市販化というのも勉強になりました。ちょうど、うちの近所のドラッグストアで、ロキソニンが大量に売り出されているのを見て、「なんでだろう?」と思っていたところでしたので。あれほどまでに大きい国の医療費の負担が減らせればいいですし、私たちとしても、飲みなれている薬なら市販されているほうが便利ですよね。それから、はやぶさのグランクラスにも乗ってみたい、と思いました。東北にはほとんど行ったことがないので、新しい観光地も増えているようですし、青森に行ってみたい!そして、そして、基本のマナーが簡単に学べる「マナスマブック」が、3月26日に発売になります。入学、入社シーズンですので、プレゼントにもピッタリですよ。ぜひ、ご一読ください!

全体を通してひとつになった感じが好きだったけど、最後の『木魚』はいらなかったな…

◆スマステでも人気のマナー企画が本になります!役に立つ本がまたできました!嬉しいです。役に立つって、自分にどれが合うのか、探すものじゃないですか。それがスマステ発、自分発で作ることができて、読むことができる…こんな幸せはないですよね。何か、改めてまた『ベラベラブック』を読み返したいな、という気持ちにもなりました(笑)。

◆マナーの本は…ボクも興味があって、本を探したこともあるし、ネットで調べたりしたこともあるんです。でも、細かいところとか、わからなかったりしたこともあって、どれをどうしたら正解なのか、って思ったこともあったので。これはもう、ボクの新たなバイブルとして(笑)、『ベラベラ〜』を暗記したように、これも暗記するくらい読みこんで、自分をレベルアップさせようと思っています。『マナスマブック』、3月26日発売です。みなさんも是非、チェックしてください!

◆ニュースキーワードはどれも勉強になりましたが、特に気になったのは…どこまででもくるB級グルメ的なものとして、次は『横町』か、というのが印象に残っています。渋谷のあの街はちょっと懐かしく…もう随分行ってないんですよね。昔は、NHKだったり、もうなくなっちゃったけど渋谷ビデオスタジオというところに通うために渋谷の駅から歩く、なんていうこともあったんですけど、そこに肉横町か、と…。美味そうで、楽しそうで…いろんなグルメが登場するものなんだな、と思いました。

◆解説で、久々に池上さんが登場してくれたのも嬉しかったです。スマステにはいままで何度も登場してくださったんですが、これからはジャーナリストとしての活動に専念されるんですよね? そんな時期に登場してくださって…。"スマステーションの池上さん"を見れた感じがしてとても嬉しかったです。

◆タカトシは…今日は、全体を通してひとつになった感じがあって、好きでした。でも、『木魚』はいらなかったですよねぇ…。その前まで、すべてがコンビプレーというか、最後ちょっとツッコミが遅れながらの「横取り40萬、で」「それは『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』か!」みたいなワンセットまですべてがよかった(笑)。ボクがちょっとほめ過ぎたせいか、ツッコミのコツあたりから様子がおかしくなり、ことしの新ギャクの『木魚』でボクはちょっと沈黙に入ってしまいました(笑)。

◆この形は、自然とできた形だとは思うんですけど、ボクの凄く好きな形でして、他ではやれないというか…。その流れをここまで形にできているんで、近いところでいうと、10回目を目指して…もうそろそろ、ひとひねり、ふたひねりしてもいいのかな、と思っているんですけど、タカトシには是非、これからも挑戦してほしいです(笑)。