焼き鳥、食べたい!
上川隆也さんをお迎えして、ニュースキーワード経済編をオンエア!話題の新店舗から格安サービスまで、一挙紹介!!
「今夜のスマステーションは、2週連続でお届けしております、ニュースキーワード!今日は経済編…といっても、難しい経済とかではなく、新商品情報だったりですとか、超格安ニュース――超格安で美味しいもの食べたいな、超格安で面白いとこ、楽しいとこ行きたいなぁ、なんて情報を盛りだくさんでお送りします!」。番組初登場、上川隆也さんをゲストにお迎えしたスマステーション。特集は、大人気企画の最新版『知らないと恥ずかしい!ニュースキーワード2週連続スペシャル〜経済編』です。
東芝が12月下旬に発売を予定しているのが、メガネなしで3D映像を楽しめるというテレビ。そのしくみは、液晶パネル上の特殊なシートを通し、左右それぞれの目に角度の異なる映像を届けることで立体に見える、というものだそう。サイズは12インチ、20インチと小さめで、店頭想定価格は、12万円、24万円程度だそうです。さらに、来年の2月末には、任天堂からメガネいらずの3Dゲーム機『ニンテンドー3DS』が発売されます。ふたつある画面のうち、上画面が3Dになっているこの『ニンテンドー3DS』、価格は2万5000円で、これまでのDS向けソフトも使用できます。
一方、いま巷で大人気なのが、格安の均一居酒屋。スマステーションでは、人気の3店舗を取材し、その安さの秘密に迫りました。均一居酒屋のパイオニア的存在である『鳥貴族』は、メインのメニューを全て鶏料理に統一し、大量仕入れで安く調達することで、格安価格を実現しているそう。そして『金の蔵Jr.』は、タッチパネルによる注文や自動調理器具の導入によって人件費を削減し、全商品が270円(店舗により異なります)という安さを実現しました。また、ことし8月にワタミグループがはじめた『仰天酒場 和っしょい2』も、プリペードカードやタッチパネル式のオーダーを導入するとともに、客が自分で料理を取りに行く、という方法でメニューの7割、ドリンクの8割が税込み250円という驚きの安さを実現しました。格安といえば、次々と日本上陸を果たしている格安航空会社(LCC)や、もともと値段の安さで人気だった高速バス(ついに、東京‐大阪間がワンコイン500円というサービスも登場!)、大手生保より3割から5割も安いというインターネット生命保険なども押さえておきたいキーワードです。
経済の話、ということで、上川さんには、「一番お金を使ってしまうものは?」というメールでの質問が。すると上川さんは、「すぐに買ってしまうのは本なんです。内容を確認せず、装丁とかで買ってしまったりするんです」とおっしゃっていました。一方、香取編集長が一番お金を使ってしまうものといえば…正解は『編集後記』で。
さて、次週10月30日の放送はゲストに石原さとみさんをお迎えして、『今すぐ食べたい!最新ご当地調味料&ご飯の友ベスト10』をお送りします。『食べるラー油』に続いて新たなブームを巻き起こすのは?次週も必見です!!
先週に引き続き、今週は、新商品情報から、格安情報、さらに難しい経済用語まで…お金のこと&ビジネススペシャルです!今、知っていないと恥ずかしい"旬"な話題が盛りだくさんですから、早速、チェックしてくださいね。
スマステーション特別企画
『知らないと恥ずかしい!ニュースキーワード2週連続スペシャル』
(1)メガネいらずの3D登場!
3Dテレビに、メガネなしで見られる新商品がついに登場します。東芝が12月下旬に発売を予定していて、そのしくみは、液晶パネル上の特殊なシートを通し、左右それぞれの目に角度の異なる映像を届けることで立体に見える、というもの。サイズは12インチ、20インチと小さめで、店頭想定価格は、12万円、24万円程度だといいます。さらに任天堂が、メガネいらずの3Dゲーム機「ニンテンドー3DS」を発表。ふたつある画面のうち、上画面が3Dになっています。発売は来年2月26日で、価格は2万5000円。これまでのニンテンドーDS向けソフトも使用できます。
(2)東京の街が変わる?渋谷・銀座に異変が!?
渋谷駅に程近い宮下公園が生まれ変わるのをご存知ですか?完成すれば、広々とした緑の空間の一角には、スケートボード場、人工の壁を登るフリークライミングの施設なども設置されます。実はこのリニューアル工事、スポーツメーカーのナイキジャパンが支援しています。スポーツを身近に楽しむ機会を多くの人に提供する、という理念のもと、宮下公園が生まれ変わるのは来年春の予定。さらに、先月11日には、「銀座三越」がリニューアルオープン!初日には18万人もの人が駆けつけ大賑わいとなりました。東側に13階建ての建物が増設され、店舗の面積はこれまでの1.5倍に。今もなお、1日平均約8万人もの人が訪れているといいます。そんな銀座三越の人気の秘密を探るため、その内部に潜入しました!
銀座三越 人気のヒミツ(1)
売り場で大きく変わったのは、例えば婦人バッグ売り場。そこには、ブランドごとにコーナーを仕切る壁がなく商品は統一された空間に並んでいます。ブランドの垣根をなくすこの手法は、伊勢丹新宿店のもの。おととし経営統合した伊勢丹のノウハウが、銀座三越にも生かされているのだといいます。
銀座三越 人気のヒミツ(2)
11階と12階にまたがるレストラン街には、18軒の飲食店が並んでいるのですが、この全てのお店が百貨店初出店。さらに、このうち5店が日本初上陸店なのです。そのひとつ、「ル・ブール・ノワゼット」が、フランス・フィガロ誌でも高い評価を受けたパリの名店といったように、老舗百貨店のリニューアルで、銀座の街にまた新しい魅力が加わったようです。
(3)話題の新店舗、続々登場!
今月1日、大阪に新しいスタイルの店がオープンしました。店内を覗くと、デパート風にブランド品が並ぶゆったりしたレイアウトですが、実は、このお店、あの「ドン・キホーテ」の新しい形の店舗なのです。「WR岸和田店」の売り場は、まるでデパートのよう。しかし、ドン・キホーテがはじめたお店だけあって、通常、あまり値下げがされない高級ブランド品も、平均して3割〜4割引きという価格で売られています。それにしても、なぜ、そんなに安くできるのでしょうか。そのヒミツは、会員制システムにあります。ここでは入会金2100円を払い、会員になった人だけ買い物することができるのです。会員制にすることで、売れ行きの予測がつきやすく、無駄な在庫を抱える心配が少ないため、思い切った安さが実現できるのです。さらに同じく今月1日、大阪にオープンしたのが、「ユニクロ心斎橋店」。ここは、通常店舗ではなく、グローバル旗艦店、つまりブランドを世界にアピールするための店舗で、ニューヨーク、ロンドン、パリ、上海に続いて、世界で5番目にオープンした店なのです。品揃えは世界中で販売されている全商品という、約600種類。さらに、外国人に応対するため、英語や中国語を話せるスタッフも常駐しています。
(4)均一居酒屋が大人気!
今、格安の均一居酒屋が大ブーム。その格安のヒミツを探るべく、スマステーションでは人気の3店舗を取材することに。
「鳥貴族」は均一居酒屋のパイオニア的存在。その値段は、一番人気の「もも貴族焼」をはじめ、食べ物から飲み物まで、全て280円均一。その安さのヒミツは、メインのメニューが全て鶏料理だから。大量仕入れで安く調達することで、格安価格を実現しているのです。また、全商品が270円(店舗により異なります)という「金の蔵Jr.」の安さのヒミツは、人件費の削減にあります。店員がオーダーを取る手間を省くため、お客がテーブルにあるタッチパネルでメニューを選んで注文するのです。さらに、厨房では自動調理器具が運転中。これにより、厨房の店員数も削減しています。さらに、今年8月にワタミグループがはじめた「仰天酒場 和っしょい2」は、メニューの7割、ドリンクの8割が税込み250円という驚きの安さ。一方で、お客は料理を自分で取りに行かなければなりません。この店では、まずプリペイドカードを購入し、テーブルにあるタッチパネルでオーダーをしていきます。そして、出来上がりの合図が出たら料理の並んだカウンターへ取りに行きます。これによりフロアにいる店員は、料理を下げるためのひとりだけ。これほど安いのなら、料理を取るくらい問題ないですよね?
(5)格安航空会社(LCC)が続々日本上陸!
みなさん、今話題の格安航空会社をご存知でしょうか。なかでも、茨城と上海、成田と上海を最安値4000円(片道料金。毎便18席限定。成田−上海間は10月25日まで)で飛ぶ中国の春秋航空が話題です。このような格安運賃の航空会社は「Low Cost Carrier」(低コスト飛行機)と呼ばれ、現在日本には春秋航空のほか、海外6社が参入。その価格も、例えば、エアプサンの福岡−釜山間往復9900円(最安値)、ジェットスター・アジア航空の関空−台北間往復12000円(最安値)といった驚きの安さです。それにしても、どうしたら、これほどの低価格が実現できるのでしょうか。春秋航空を例に見てみると…。まず、チケットは航空会社のウェブサイトのみで販売。こうすることで、旅行代理店などに払う手数料を省けます。そして、機内では前後の座席の間隔を5cmずつ詰めることで、一度に運べる乗客が20人多くなりました。そして、機内サービスは、水も含めて全て有料となっています。
どうして日本でLCCが、急に増えたのでしょうか?
経済評論家の勝間和代さんの解説
なぜ今LCCが増えてきたかというと、実は日本でLCCがはじまったのは3年前なんです。当時、フィリピンや韓国の航空会社が参入しましたが、ポイントは何かといえば、2008年4月まで、日本での国際航空券の運賃の割引率に規制があり、航空会社が好きなように値段を下げることはできませんでした。ところが、2009年に政権交代がありました。以降、新しい民主党政権は、成長戦略として航空の自由化、LCCの参入といった形で新しく様々な航空路を活発化させることによる、日本全体の活性化というのを大きく掲げているのです。
今年5月、国土交通省は、海外の格安航空会社の参入をさらに進めたいという方針を発表。そして実際に、関空や成田空港で格安航空会社専用ターミナルを作ることが検討されています。格安航空会社の参入は、今後さらなる広がりを見せそうです。
(6)今、高速バスがスゴイ!
飛行機や新幹線に比べ時間はかかるものの、値段の安さで人気を集めているのが、高速バス。今年1月、東京−大阪を結ぶ高速バスに、究極の料金が登場しました。ワンコイン、なんと、500円だというのです!この料金を考案したのは、パウダールームまで完備した、ゆっくりくつろげる待合所で知られる「VIPライナー」。ワンコインシートは、VIPライナーの公式サイトから申し込み可能。バス運行日のおよそ2ヵ月前から不定期で販売されるので、気になる方はこまめチェックを。一方で、ゴージャスに進化する高速バスも登場。「ウィラートラベル」で採用されているコクーンシートは、貝殻のような独特の形で、自分だけの空間が確保できます。そこで、ゲームや音楽番組、映画も楽しめるのです。また、プレミアムシートを採用した「プレミアムドリーム号」の場合、1階にある座席はたった3席。最大156度まで倒すことができるうえ、幅もたっぷりサイズの60cm!寝返りを打つことだってできるのです。
(7)超お得なクーポンサイト!
今、お得なサイトが人気なのをご存知でしょうか。例えば、「グルーポン」というサイトでは、銀座のお店の高級串揚げコース6490円が、なんと54%引きの2980円と、驚きの割引率のクーポンが売り出されました(※このクーポンは販売終了しています)。実はこれが今、話題となっているクーポンの販売手法なのです。サイトを見てみると、残り時間と、「クーポン成立まであと10人」という表示が。これを申し込んでみると、14分後に「クーポン成立」の文字が。実際、お店に行ってみると、大葉で巻いたエビ、よもぎの生麩をはじめ15本の串揚げをメインにしたヘルシー串揚げコース6490円を本当に2980円で食べることができました。このサイトでは、レストランのほかに、美容室、エステ、スポーツジムなどさまざまなお店の格安クーポンが手に入ります。しかし、お店にはどんなメリットがあるのでしょうか。実は、「制限時間内」と「一定の申し込み数が必要」、というしくみが大きなポイントだといいます。
経済評論家の勝間和代さんの解説
例えば、自分の友だちに、「このステーキハウスに行きたいんだけど、あと20人申し込まないと終わっちゃうから、20人に申し込むよう宣伝してくれない?」というような形で、自分のツイッターのフォロワーや、ユーザーに情報をまくことができるんですね。そうしますと、お店はひとりに宣伝したつもりなのに、この人が自分の利益のためにさらに宣伝してくれるということになりますから、これは(お店の情報が)一気に広がるような傾向になるわけです。
短時間で取引を成立させるため、申し込みをした人が周囲にお店を宣伝していく、このしくみで、店側は莫大な宣伝費用をかけずにPRができるのです。
(8)格安ネット生保に注目集まる
今、「格安の生命保険」が話題になっているのをご存知でしょうか。それが、インターネット生命保険、通称「ネット生保」です。注目される理由は、その安さ。例えば、死亡した時に1000万円受け取れる保険期間10年の定期保険の場合、大手生保と比べて3割から5割安いといわれます。ネット生保は、2008年にインターネットでのみ販売を行う保険会社が2社登場。その後、30代を中心にその契約件数は、右肩上がりで増加しています。なぜ、ネット生保はこんなにも保険料が安いのでしょうか。
経済ジャーナリストの荻原博子さんの解説
生命保険の保険料の中身というのは、「純保険料」と「付加保険料」というのに分かれているんですね。これはどういうものかといえば、「純保険料」とは、死亡時に受け取るお金や、病気になったときに受ける給付金や満期のときに受け取るお金のことです。実は、「純保険料」は、どの保険会社も金額に大きな差はありません。ネット生保の安さに関係があるのが「付加保険料」なのです。これまでの保険の場合、保険会社の職員が家庭や会社を訪問し保険を販売、そのため全国にたくさんの職員がいて、人件費が発生していました。一方、ネット生保では疑問点はコールセンターに問い合わせて聞くことになるので、保険会社の人が家や職場に行かなくていい分、人件費が少なくて済みます。それから、大手生命保険会社の場合には全国に事務所があってそれを維持するためのお金がかかりますが、ネット生保の場合には、こういった事務所がいりません。この経費がかからない分、従来型の生命保険会社に比べると付加保険料がグッと安くなるということですね。
さらに荻原さんによると、ネット生保とこれまでの生保には、こんな違いも。ネット生保では、インターネットで自分で申し込みをするため、商品はシンプルで分かりやすいものに絞られ、その種類は少なくなります。一方、従来型の生保は複雑で種類も多いけれど、保険会社の職員が相談に乗ってくれるため安心が得られます。それぞれのニーズによって、選ぶ時代がきているといえるでしょう。
(9)猛暑の影響、、、野菜高騰
この夏の記録的な猛暑の影響で、野菜が軒並み高騰しています。東京都中央卸売市場では、今月5日、タマネギ、白菜がいつもの年の1.7倍、ピーマンが1.8倍、レタスにいたっては、4倍という高値をつけました。そんななか、天候に左右されない栽培法として注目を集めているのが、野菜栽培装置。丸ビルにあるサンドイッチチェーン店・サブウェイでは店内にあるこの装置でレタスの栽培をスタート。養分を含んだ水と、蛍光灯の光だけで育てたレタスが先週初めて22個収穫され、商品にも使われました。「土で育たず太陽の光も浴びていませんが、実は、与えている水のなかにいろいろな栄養価が吸収できるシステムがありますので、通常と何ら変わらない商品ができると実証されています」(日本サブウェイ株式会社 代表取締役社長・伊藤彰氏)。このシステムは、今のところ割高ですが、天候不順に強い栽培法として関心は高まっています。
(10)中国産にんにくが大幅値上げ
中国産のにんにくが値上がりしているのは、今、中国で「にんにくバブル」が起こっているから。昨年、中国ではにんにく生産量が少なく品薄になり値段は高めでした。そこに、「にんにくはインフルエンザ予防に効く」という噂が広まり、さらに価格が上昇。その結果、にんにくが投機の対象になってしまったのです。つまり、株や不動産のように、にんにくを売り買いして儲けようという人が続出し、にんにくバブルが起こったのです。現地での値段はこれまでの10倍にまで高騰しているといいます。
(11)日銀がゼロ金利政策決定
近頃のニュースでよく耳にする「ゼロ金利政策」という言葉。一体これは、どういう政策で、そして私たちの生活にどう関係するのでしょうか?
経済アナリストの森永卓郎さんの解説
金利とは、「お金を借りた人」が「お金を貸してくれた人」に対して払う利息のことなんですが、何の金利をゼロにするかというと、「銀行同士のお金のやりとり」についてなんです。例えばA銀行はたくさんお金を持っていますが、B銀行はたまたま手元にお金がちょっとしかないとします。このB銀行で例えば、お客さんが1億円の預金を引き出したいと言われたのにB銀行に手持ちのお金が足りない場合、A銀行からお金を借りてくるんです。もちろんお金を借りるわけですから、そこには金利が発生します。で、この金利をゼロにしましょう、というのが実は日銀のゼロ金利政策なんです。
そう、日銀がこの銀行同士のお金の貸し借りで発生する金利を、限りなくゼロに近づける、これがニュースになっているゼロ金利政策なのです。しかし、このゼロ金利政策、私たちにはどんなメリットがあるのでしょうか。銀行間のお金の貸し借りで金利が下がれば、銀行は安く資金を調達できるようになり、企業にお金を貸し出す時の金利も低くなります。安く資金を調達できるようになった企業は、お金を借りて新しい事業をはじめるなど、盛んに活動できるようになります。すると、雇用が増えたり、お給料アップが期待できるのです。
経済アナリストの森永卓郎さんの解説
私たちも銀行からお金を借ります。そういうときにも銀行間でゼロ金利であれば、私たちが低金利でお金を借りることができるようになるわけです。例えば、家を買います。この住宅ローンの金利というのも当然下がりますから、結果的に住宅投資というのも増えていって企業のほうは設備投資が増えていく、つまりそうやって物や家が売れれば景気がどんどんよくなっていく。そして最終的に私たちの給料も増えていくというのが、この本来のゼロ金利政策の目的なんです。
今回日銀は、ゼロ金利政策をはじめとする景気回復策のため、新たに5兆円を準備するといいます。
(12)中国からのレアアースが輸出停止!
最近、よく聞く「レアアース」という言葉。日中関係の悪化などによって、中国からの輸入が滞っていると報じられていますが、これはいったい何に使われているのでしょうか。
経済アナリストの森永卓郎さんの解説
まずレアアースがどんなものに使われているかといえば、携帯電話、冷蔵庫、エアコン、ハイブリッド車、医療機器、原子力発電までありとあらゆる産業で使われています。ですから、日本の製造業にとってなくてはならないものとなっています。
それほどまで貴重なレアアースですが、日本は輸入の9割以上を中国に頼っていたため、中国からの輸入が止まったときに大問題となったのです。それでは、いったい今後どうなるのでしょうか。実は、日本政府が大きくふたつの方針を出しています。
経済アナリストの森永卓郎さんの解説
ほかの国からでも調達できるのであれば、輸入を増やせるようにして輸入先の分散をしましょう、安定供給をできるようにしましょうというのを、考えています。もうひとつ、政府がやろうとしていることは、リサイクルなんです。例えば、現在、携帯電話から貴金属や金を回収するようなことは盛んに行われていて、これと同じようなことをレアアースでもやりましょう、と。このふたつによって中国にずっと依存し続けてきた依存度というのを下げていこう、というのが今の政府の方針になっているわけです。
レアアースの安定調達のため、政府は今月1000億円を投じることを決定。豊富な埋蔵量があるとみられるモンゴルからの調達などを目指すといいます。
緊張感が1時間で消えるスマステーション
今週の格言は、スマステ初出演の上川隆也さんに関するお話です。「上川さんが、まず一番最初にスタジオにいらっしゃったときに、『ふぅー!』って大きな深呼吸をされて。ウワサで、7時ごろに入っているのも知っていたので、『ああ、とても緊張なさっているんだな』と思いながら始まり…。あまりこういう番組にご出演されることもないし、しかも生放送ですけど、『いや、もうホントに、家でテレビを見ている感じであっという間に終わっちゃいますよ!』というお話をしたら、『いやいや、そんなことはないです』っておっしゃって始まったんですけど、徐々に徐々に緊張がほぐれたのか、最後には『本当に家でテレビを見ているような感じで終わっちゃったけど、大丈夫でしたかね?』と言ってくれて、『お疲れ様でした!』と帰って行く上川さんの後ろ姿を見ていたら、この番組をやっててよかったな、と思いました。自分もゲストで行ったりすることもありますけど、緊張して始まって緊張したまま終わったりすることもあるんですよ。だから、いい1時間を過ごしていただけたのかな、と嬉しくなりました。いい番組だな、と改めて思いました。上川さん、とても真面目な方で素敵でした。もう1個ウワサだと、『出来れば昼に入りたい』とおっしゃっていたそうですが(笑)。次はお芝居で共演したいです!」。
上川隆也さん
野菜やお米の値段なんかは、肌感覚でわかる部分だったりします。
普段、こういった生放送にはご出演されないとのことでしたが、初出演はいかがでしたか?
それこそ、はじまる前はすごく緊張していて、何かの判決を待っているかのような気分だったのですが、はじまってしまうと、香取さんに穏やかに迎えていただき、本当に自宅のリビングで番組を拝見しているような気分になれるほどリラックスしていられました。心地よく、小林(克也)さんのお声を聞きながら、楽しい1時間でした。
今日は、クイズにもほとんど正解されていましたが、旬な経済ニュースが満載の特集はいかがでしたか?
高速バスにしても飛行機にしても、居酒屋さんにしても、基本にあるのは価格破壊なんだなってことを思いました。あれほどの価格に至るまでには、いろいろな方が知恵を絞ったり、企業努力があるんでしょうけど、先ほど香取さんもおっしゃっていましたが、その一方で、人件費削減から派生する雇用の減少もありますから、一長一短なんでしょうね。でも、物を買うという行為が活性化するのはいいのかな、とは思います。お金が回っていかないことには、経済ははじまりませんからね。
先ほど、普段、よく本を購入されるとおっしゃっていましたが、街の書店に行かれたりするのですか?
そうですね。ほかの店をいろいろ見て歩くということはしないのですが、書店に限っては移動の途中なんかで、ふらっと立ち寄ることが多いですね。買う目的で入ったわけではないのに、あれこれ気になってまとめ買いをしてしまうことが多いですね。
身近で「価格破壊」を感じられることはありますか?スーパーなんかに行かれないですよね?
それが、結婚してから行くようになりました(笑)。ですから、今日の特集にもありましたけど、野菜の値段とかは、肌感覚でわかる部分だったりするんです。野菜はまだ高くて、この秋から冬にかけてどうなっていくんだろうか、とか、お米は大変そうだな、とか経済というよりは、生活に密着したもののなかで感じることは多いんじゃないかと思います。
さて、本日、香取さんと共演したことでSMAPのみなさんとの共演がコンプリートしたとおっしゃっていました。香取さんの印象を教えていただけますか?
人間力があるといいますか、人と相対することにとても長けている方なんだな、と感じました。SMAPのみなさんにもそういう部分を感じたのですが、香取さんはそういう部分を持ちながらも、みなさんと違った空気感もある方だと思いました。人を迎えるにあたり、しゃべり口調や声のトーンといった細かい部分にまで、穏やかさとあたたかみがある方でしたので、とても居心地よくいられました。
最後に、絶賛公開中の上川さん主演映画『ゲキ×シネ 蛮幽鬼』について、見どころなどを教えていただけますか?
ある主人公が、友人に裏切られたことをきっかけに、復讐だけを糧に生きるというストーリーでして、堺雅人さん、早乙女太一さん、稲森いずみさんという素晴らしいキャストと一緒にやらせていただきました。アクションあり、笑いあり、涙も、ちょっと歌もあり、というふんだんにエンターテインメントが詰め込まれた、どんな方にも十二分に楽しんでいただける作品になったと思います。ぜひ、ご覧いただいて、さらに、舞台に親しんでいただくきっかけになったらうれしいです。そして、10月30日(土)から演劇集団キャラメルボックスの公演(「サンタクロースが歌ってくれた」)にも出演しますので、そちらもよろしくお願いします!
上川隆也 主演
ゲキ×シネ「蛮幽鬼」
全国公開中
演劇集団キャラメルボックス25th クリスマスツアー
「サンタクロースが歌ってくれた」
大阪 10月30日(土)〜11月7日(日) イオン化粧品 シアターBRAVA!
北九州 11月13日(土)・14日(日) 北九州芸術劇場 大ホール
東京 11月30日(火)〜12月25日(土) サンシャイン劇場
おネギが10円安いとか喜んでいる場合じゃない!
私は、アナログ人間の上に、情報に疎いので、今日の特集を見て、自分はいろいろな面でかなり損をしているんだろうな、と思わざるを得ませんでした。生命保険だって、新入社員のときに言われるがままに入って見直しもしていませんし、それこそ、インターネットで価格を比較して何かを購入したことなんてありませんから。「今日は、おネギが10円安かったわ」なんて喜んでいる一方で、大きく損をしているんだと思います(苦笑)。私が何千円も払って乗ったバスの後ろの席に座っている人は、同じチケットを500円で買っていたりするんでしょうね。世の中、ものすごいスピードで変化しているし、うまく情報を取捨選択しないといけないな、と痛感しました。それから、250円均一といった居酒屋さんの登場にも驚きました。徹底した企業努力と新しいビジネスの形で、時代にあったサービスを提供して人気を博しているんですよね。タッチパネルで注文ができたり、ロボットが調理をしたりするのは、人件費の削減に役立つし便利だと思いましたけど、本当に人とコミュニケーションを取らなくても生きて行けるんだ、という現実を見せ付けられたようで、考えさせられました。これから、もっともっとコミュニケーションが少ない時代になって行くんでしょうか。ゲストの上川隆也さんは、本をよく読まれるとおっしゃっていたのに、ものすごく納得してしまう、知性あふれる素敵な方でした。主演映画『ゲキ×シネ 蛮幽鬼』も、見ごたえがあって本当に面白い作品でした。3時間を超える大作ですけど、長いなんてまったく感じませんでした。みなさま、ぜひ、ご覧になってみてください。
ネットとタッチパネルに世の中が動かされていきそう…
◆ニュースキーワードの経済編で一番気になったのは…人件費削減ですね。人件費を削減することによって、スゲー安く美味しいものを食べられたりして、「スゴイね!」って思いながらも、仕事がタッチパネルに奪われている、という…。働き口がなく、困っている人もいたはずなのに、人件費の削減に励み、タッチパネルが仕事をして、そして安く食べられることを喜ぶ人がいる…この流れが本当の正解なのかどうかを、政界の方に聞いてみたいです(笑)。
◆生命保険まで安くなっているんだもんね。インターネットも、もうひとつ違う時代に突入した感じがします。もちろん、何でも便利になって何でもできるようになったのが何年か前からのネット社会だと思うんですけど、新たな仕組みがどんどん増えていき…。生保もそうだけど、ああいう風に詳しく説明を聞くと、もういろいろな職種で格安が成立しちゃいそうな感じもしました。そうなってくると、本当にネットとタッチパネルに世の中が動かされていくような…仕事がない人がもっと増えてしまいそうな気もしますけど。
◆テレビの業界でも、エコとして紙の削減とかがどんどん進んでいて、プリントされた打ち合わせ用の資料とかも、何となく見てみたら両面になっていたりとかしていますけど…。グルーポンみたいな方式は、スマステでやりそうな感じもありますね(笑)。「いまネットでこんな感じになっています」「さあ、続いてのコーナーは…いまネットで人数オーバーしました!」「○月○日、○時○分にみなさんが見たいと思っているこの企画です!」みたいな。
◆上川さんは「本にお金を使ってしまう」とおっしゃっていましたけど、ボクは…パッと思うところではやっぱり洋服ですね。まず洋服が頭に浮かんで、「何かもうちょっとないかな?」って探っても見当たらないくらい、もう服です。自分の中でもはっきりしているんだな、と思いました。食事とかでもないし、本をいっぱい買うわけでもないし…。やっぱり、洋服ですね。本当に幸せです、服のことを考えていると(笑)。