今度は奥さんと来てください!
ハイブリッドカー、インフルエンザ対策グッズ、ドラクエ、格安ジーンズ、ビートルズ… 劇団ひとりさんをゲストにお迎えして、2009年の大ヒット商品を一挙紹介!
早いもので、2009年も残すところ1ヵ月足らず。そこで今夜のSmaSTATION!!は、2009年を象徴する、大ヒット商品の数々をご紹介しました。ゲストは、"ITボーイ"の異名を持ち、デジタル家電系はもちろん最新の流行アイテムには滅法強い劇団ひとりさん。2年ぶり、3回目のご登場です。
2009年も、さまざまなヒット商品が誕生しました。燃費の良さに加え、エコカー減税と補助金がその人気を大きく後押ししたプリウス、インサイトなどのハイブリッドカー、すでに日本国内だけでも1000万人以上が感染し、いまもまだ猛威をふるっている新型インフルエンザの対策グッズとして爆発的に売れたマスクや空気清浄機、ことし3月に始まった土日祝日限定の高速料金割引制度で爆発的な売り上げを記録したETC、2011年に迫った地デジ放送への切り替えとエコポイント制の導入で、昨年の1.5倍もの販売台数を記録した薄型テレビなどは、まさにことしを象徴するヒット商品。また、ファッション界に衝撃を与えた格安ジーンズのヒット、円高で人気となった韓国旅行、不況&エコで売り上げを伸ばした水筒なども、まだまだブームは続きそうです。一方、エンターテインメント系では、突然の訃報に世界中が悲しみにくれたマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画『THIS IS IT』、SMAPのみなさんのCMでもおなじみ、シリーズ最高売り上げも達成間近という『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』、CD不況の中、驚異的な売り上げを記録したビートルズのデジタルリマスター盤(マニアはモノBOX&ステレオBOXの両方を購入したそう)、ことし最大のベストセラーとなった村上春樹さんの長編小説『1Q84』等が大きな話題となりましたよね。VTRの最中に出題されるクイズでも正解を連発したひとりさんは、なんと今日、ことし大流行したアイテムのひとつ、格安ジーンズをはいてのご登場。「わざわざイオンで買ってきました。880円でテレビに出られるんですよ!」なんておっしゃっていました。
さて、次週12月12日の放送は、『最終回が泣けるアニメベストセレクション』をお送りします。ゲストは岸惠子さんです。お楽しみに!!
長引く不況で、「物が売れない」という嘆きの声が定番となりつつあるなか、時代の流れと人々のニーズに乗って、グングンと売り上げを伸ばす商品があります。スマステーションでは、そんな快進撃を続けるヒット商品を「ベストセレクション25」としてご紹介!一体、人気の秘密はどこにあるのでしょう。早速、チェックしてみてください。
スマステーション特別企画
『2009年ヒット商品 ベストセレクション25』
1 格安ジーンズ
今年3月、ファッション界に衝撃が走りました。ユニクロを手がけるファーストリテイリングが常識破りの超格安ジーンズを売り出したのです。それがg.u.(ジーユー)の990円ジーンズ。ヒットの理由は、値段以上の品質。この秋発売のカラージーンズは、なんと22色展開。そしてこの動きは大手スーパーにも波及し、イオンは8月にg.u.より安い880円ジーンズを売り出し、70万本以上を売り上げ、西友も10月に850円ジーンズを発売しています。これだけ安くできたのは、カンボジアなど人件費の安い地域で生産しているため。さらにジーンズは季節に関係なく売れることから、大量に材料を仕入れられるのも大きいといいます。また同じく10月には、ドン・キホーテが690円ジーンズを販売。その安さに、発売わずか5日間で3万本が売れたといいます。
2 ふんわり食パン
今年はじめから、13倍という、異例とも言える伸びを見せ、今では月間売り上げ1億円を突破するほどの人気食品となった、ふんわり食パン。ヒットの理由はなんといってもその名のとおりのふんわり感。耳までしっとりやわらかい食感で、トーストをせずに食べてもおいしく、耳を切らなくてもサンドイッチにしやすいのも人気の理由だといいます。
3 薄型テレビ
2011年にせまった、地デジ放送への切り替え、そしてエコポイント制導入で売り上げを大きく伸ばした、薄型テレビ。この不況下にあって販売台数は実に去年の1.5倍だといいます。なかでも、最近売り上げを伸ばしているのが、HDD・ブルーレイなど録画・再生できる機能がついた、いわゆるレコテレ。面倒な配線やコードの処理が必要なく、操作もリモコンひとつで簡単、と機械の苦手な女性や中高年を中心に人気を集めています。
4 ホットプレート
不況の影響などで去年から続いている、内食ブーム。そんななか、今年人気を集め、多くの家電量販店の売り場を大きく占めたのが、ホットプレート。特に、たこ焼き用や焼肉店の雰囲気をあじわえる、穴あきプレートなど、様々なプレートが使えるタイプが人気です。なかには、プレートを外すと、鍋として使えるお得感のある2ウェイタイプのものもあります。
5 ドット入り罫線ノート
一見普通のノートながら、よく見ると点(ドット)が入っている罫線ノート。実は、ドットがあるだけで、行の頭をそろえて書きやすい、線が引きやすいなど、格段に使いやすくなるとして大ヒット。わずか半年で年間目標の50倍、1000万冊以上を売り上げるという、異例のヒットとなりました。また、通常のB5サイズよりもちょっとスリムなノートも登場。「端までビッシリ書くことがなく、なんとなく右が余ってしまう」という学生たちの声を受け、無駄なスペースを省いてコンパクトにしたもので、こちらも人気に。さらに、プリントを貼りやすくした、一回り大きなノートも人気商品に。これまでは、B5のノートにB5のプリントを貼ろうとすると、はみ出しが生じていたのが、このノートならプリントを切ったり、折ったりすることなく貼り付けられます。
6 ハイブリッドカー
今年5月に発売された、トヨタのハイブリッドカー・新型プリウス。発売以来、新車販売台数で(輸入車・軽自動車を除く)6ヵ月連続で売り上げトップを記録。10月までに14万台以上を売りあげました。ちなみに、今注文しても納車は来年の6月上旬以降になるといいます。また、ホンダのハイブリッドカー・インサイトも、発売1ヵ月で目標の3倍以上の売り上げを達成するなど、人気となっています。ハイブリッドカーの人気の秘密は、燃費のよさに加え、エコカー減税と補助金があるため。最高で40万円以上、安くなるのです。政権交代はありましたが、来年度もエコカー減税を続けようという動きも出ていて、当分ハイブリッドカー人気は続きそうです。
7 蒸気でホットアイマスク
目が疲れたときにはタオルなどで冷やす――そんな常識を覆し、「疲れ目は温める」ことを定着させたのが、蒸気でホットアイマスク。長時間パソコンなどで駆使した目は血行が悪くなっていて、血行をよくするためには、実は冷やすより、温めるのが有効。血液の流れが良くなることで、疲れ目だけでなく、目からくる肩こりなども改善できるのです。このアイマスクは袋から出すだけで40度に発熱、10分ほど継続します。手軽に使える、と人気を集め、これまでに400万個を売り上げました。そのヒットの理由は、マスクから発生する水蒸気の量。3倍にアップさせたことで、さらに人気を不動のものとしました。
8 ナイトスチーマー ナノケア
アイロンやドライヤーなど、美容家電の当たり年だった2009年。そのなかでも大ヒットを記録したのが、ナイトスチーマー ナノケア。この1年間で23万台の売り上げが見込まれるといいます。ヒットの理由は寝ている間に美しくなれるその手軽さ。枕元においておくだけで蒸気と共に、ナノイーと呼ばれる、水をたっぷり含んだイオンが出て、肌や髪を潤してくれるのです。さらに、最近ではオフィスでも使える小型タイプが登場。オフィス用からは化粧が崩れないように、スチームを排除、ナノイーと呼ばれるイオンだけが出るように工夫されています。
9 ドラゴンクエストIX 星空の守り人
今年7月、5年ぶりに発売されたドラゴンクエストの新作は、今年最高の400万本を突破するという、圧倒的強さを見せつけました。ヒットの理由は、ゲームの完成度はもちろん、なんといっても任天堂・DSソフトとして発売したこと。その利点を生かしたのが、「すれ違い通信」といわれる機能。バッグのなかに入れておくだけで、近くにいるドラクエユーザーと勝手に通信、お互いのキャラクターやデータをやり取りできるのです。レアな「宝の地図」も出回り、通勤途中で見知らぬ人とこっそり通信して楽しむ人が続出しました。 そしてもうひとつ、コアなユーザーから熱い支持を集め、ヒットを記録したのが恋愛ゲーム「ラブプラス」。ヒットの理由は、「恋愛疑似体験」を楽しめること。ゲームの中に自分だけの彼女ができ、リアルタイムで恋愛が進行していくのです。また、タッチペンを使って女の子に触れることができたり、つきあう期間が長くなると、服装や髪型も自分好みに変化していくのも人気のポイントです。
10 韓国旅行
羽田からわずか2時間半。気軽に行ける外国として人気の高い韓国が、今年大人気に。理由はなんといっても、急激な円高とウォン安。これまではおよそ100ウォン=10円でしたが、今年はじめにはなんと100ウォン=5円に!つまり、日本人にとってはすべての商品が何もしなくても半額。その後、若干ウォンも高くなってはきたものの、それでも飛行機代を出しても韓国で買い物したほうがまだ安い、と多くの日本人が押し寄せました。そんななか、観光地は一切無視、2泊3日、ひたすら免税店をまわるというツアーも登場しました。
11 水筒
東急ハンズでも売り上げを爆発的に伸ばしている水筒。最近の水筒は、片手でふたを開け、そのまま飲むことができるうえ、軽くて持ちやすく、保温・保冷性に優れたタイプが人気だといいます。そして売れ方の特徴は、男性ユーザーが多いこと。今年は「弁当男子ブーム」もあって、多くの男性が購入しているといいます。
12 ハイボール
このところビールなどに押され気味だった、ウイスキー。しかし今年、11年ぶりにウイスキーの売り上げがプラスに!そのきっかけとなったのが、小雪さんとおぎやはぎさんら男性キャストが出演のCM。そのなかでハイボールが紹介され、人気が再燃しました。ハイボールとは、ウイスキーをソーダで割る昔からの定番の飲み方ですが、「飲み口がすっきりさわやか」と人気を集めているのです。ちなみに、おいしいハイボールの作り方は、ウイスキー1に対し、ソーダは3。マドラーで1回、軽く混ぜたら出来上がりです。混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうのでご注意を。
13 液みそ
だし入り味噌が発売されて以来、味噌の世界における30年ぶりの革命的商品。それが、液みそ。その名のとおり、味噌を液状にしたもので、これまでの「みそをとって、溶かす」という、主婦にとっては地味に面倒だった作業を、一気に簡略化させたのです。その便利さから発売わずか9ヵ月で240万本を出荷するという、異例のヒットに。さらに、液体にしたことで、炒め物などの調味料としても使いやすくなったと大好評。焦げ付きやすい炒め物にも、安心して使えるといいます。
14 インフルエンザ対策グッズ
今年5月、日本で初めての感染者が確認され、これまでに1000万人以上がかかったという、新型インフルエンザ。今年はその対策グッズが数多く登場しました。一時は店頭から姿を消すほどの売り上げを記録したマスク。10枚で3000円以上、よりウィルスを通しにくくしたという防護マスクまで飛ぶように売れました。そして、家庭でのインフルエンザ対策として大ヒットを記録したのが、空気清浄機。なかでも、大きく売り上げを伸ばしたのが、シャープのプラズマクラスターです。去年に比べ、3倍以上の売り上げを記録。プラズマクラスターとは、プラスとマイナスのイオンによって空気中のカビやウィルスを分解・除去する技術のこと。実験では10分で、99.9%のウィルスを除去する力が確認されています。最近では空気清浄機能がなく、プラズマクラスターだけをだす、除菌機能に特化したタイプも人気。寝室や子ども部屋に置いたり、さらに小型のものをクローゼットやキッチンに置いたり、と一家に2台、3台置く家も増えているといいます。今月には車やオフィスでも使える、ペットボトルサイズも登場予定です。
15 THIS IS IT
今年6月に亡くなったマイケル・ジャクソン。その幻のステージの裏側を追ったドキュメンタリー映画『THIS IS IT』が日本で、世界で大ヒットを記録。作品・ステージの完成度にこだわり、裏側を見せることがほとんどなかったマイケル。そんなマイケルの素の姿が見られるとあって、熱心なファンのみならず、死後改めてマイケルの音楽を見直した、というさまざまな世代の客層を集めました。興行収入は、全世界でなんと2億4000万(およそ210億円)。日本でも公開期間を2週間から1ヵ月間に延ばすほどの人気で、観客動員数、351万人、興行収入44億円を記録しました。
16 ルクエ スチームケース
これまでに12万個以上を売り上げたというスペインのブランド・ルクエが売り出したシリコン製のスチームケース。使い方はとても簡単で、なかに材料と調味料を入れ、電子レンジに入れるだけ。これで、あっという間に一品できてしまうのです。油を使わなくても料理できるため、とってもヘルシー。内食ブームもあって、大ブレイクしました。例えば、パスタなら、パスタとソースになる材料をすべて入れて、電子レンジで8分加熱。一度ざっくりと混ぜ、さらに2分加熱。最後に粉チーズをかければできあがり、という手軽さ。そして、同じく人気を集めたのが、タジン鍋。これはアフリカのモロッコで伝統料理に使われているもので、水が貴重な砂漠地方で、最小限の水分で蒸し料理や煮込み料理を作るためのもの。これには栄養が失われにくいという利点が。さらに素材の味もいきる、と健康・内食ブームに乗ってヒットとなりました。
17 ETC
今年3月に始まった、土日祝日限定の高速料金割引制度。ETCを付けないと割引にならないため、ETCが爆発的な売れ行きを記録したのです。首都高速や阪神高速など都市部を通らなければ、どこまで行っても高速料金1000円!この恩恵を受けるため、多くの人があわてて車にETCを取り付け、売り切れる店が続出しました。しかしこの騒ぎも夏までのこと。政権交代によって、高速道路無料化が現実味を帯び、一気に熱が冷めています。
18 フリクションシリーズ
以前スマステーションでも紹介した、消せるボールペン、フリクションボール。今年はその最新バージョン、0.4ミリという細いタイプが大ヒット。人気の理由は、手帳などへの書きやすさ。細いボールペンなら小さなスペースにもらくらく書き込め、さらに予定が変わったときは消すことも。また、ビジネスマンはもちろん、参考書の余白にも書き込みやすい、と学生にも人気となりました。ちなみに、このフリクションシリーズ、現在は通常のボールペン以外にも色鉛筆、ラインマーカーが発売され、シリーズ合計で1億本を売り上げるという、文具界では異例の大ヒットとなっています。
19 1Q84
村上春樹7年ぶりの長編小説「1Q84」がこれまでに220万部を超える売り上げを記録、今年最大のベストセラーとなりました。ヒットの理由は、情報の少なさ。発売にあたり事前に公表されたのは、タイトルなど極わずかな情報のみ。期待感が高まり、発売直後は品切れ状態が続く、という結果を生みました。さらに、発売前にイスラエル文学賞を受賞したときのスピーチが報道されたことも相乗効果となりました。ガザへの攻撃を痛烈に批判し、世界に衝撃と感動を与えたスピーチで、また村上春樹の名を上げることとなったのです。そのほか、今年ベストセラーとなったのは、「読めそうで読めない間違いやすい漢字」。麻生前総理の読み間違い問題で話題となり、138万部を記録しました。そして図鑑というジャンルで30万部という異例の大ヒットとなったのが「くらべる図鑑」。例えば、動物が徒競走をしたら、何が一番速いのか?そんな素朴な疑問が一目瞭然。子どもたちにもわかりやすい図鑑としてヒットとなりました。
20 バンテージダイエット
数あるダイエット・美容法のなかで、今年多くの女性が挑戦し人気を集めたのが、本に付属のバンドを使ってエクササイズをするという、バンテージダイエット。有名モデルや女性タレントから熱い支持を受けている清水ろっかん氏が考案した革新的な方法です。とはいえ、方法はとても簡単で、股関節のところにゴムバンド、バンテージを巻き、足を広げて、腰を回すだけ。清水氏曰く、2週間は続けてほしいといいます。
21 キリン フリー
アルコールを含まないのに飲み口はまさにビール。このフリー、4月の発売以降、年間販売目標をわずか1ヵ月半でクリアするほどの爆発的な売れ行きをみせました。これまでの売り上げは実に350万ケース、缶にすると1億2000万缶!これまでも、ビールテイストのノンアルコールドリンクはありましたが、微量のアルコールを含んでいました。しかし、フリーは、世界初の世界初の0.00%。この0.00%をあえて表記したことが、ヒットにつながったといわれています。ドライバーがパーキングエリアなどで飲むのはもちろん、お酒の飲めない妊婦、さらには仕事中のサラリーマンまで、「飲みたいのに飲めない」人たちの人気を集めました。
22 アタックNeo
洗濯用洗剤・アタックNeoはこれまでの商品の半分以下の大きさ。それでも使える回数はこれまでのものと変わらないのです。ヒットの理由は、泡切れがいいため、すすぎが1回で済むこと。これまでの洗剤と比べて、時間短縮はもちろん、電気代・水道代も節約になるとして人気を集めています。これからの1年で、200億円の売り上げを見込んでいるといいます。
23 ビートルズリマスター版
今年9月に発売された、ビートルズのデジタルリマスター版。CDが売れない、といわれているなか、なんとアルバム換算で250万枚という大ヒットを記録しました。なかでももっとも売れたのが、ビートルズ作品14タイトルすべてが入ったBOXセットで、お値段、なんと3万5800円。高額ながら、40代以上のビートルズ世代の心をくすぐり、まさに「大人買い」現象を生み出したのです。
24 マクドナルド
外食産業が冷え込むなか、今年過去最高の売り上げ高を記録した、マクドナルド。絶好調の秘密は、クォーターパウンダーの人気と、24時間営業の店舗を増やしたこと。さらにこの夏には、朝来店した客に無料でコーヒーを提供、といった業界の常識を覆すサービスを実施、お客を大きく増やす結果となりました。11月からはカフェラテ、カプチーノなど本格カフェメニューを充実、こちらも大ヒットとなっています。
25 LED電球
エコ意識の高まり、そして急激に値段が安くなったことで今年一気に広まったLED電球。今使っている白熱電球の代わりとして使える、LED電球の特徴は、なんと言っても消費電力が少なく、電球そのものも長持ちすること。1日10時間使っても10年以上は持つものもあります。また、白熱電球の場合、電気代が1時間当たりおよそ1円かかるのに対し、LED電球なら、同じ1円で11時間以上つけることができるのです。さらに、リモコンひとつで、明るさ・色味を自由に変えられるというものも。調光器など特別な設備がなくても、電球を買って、ソケットにさすだけで色々な照明のバリエーションを楽しめるとあって、人気を集めています。
ヒット商品とからむ人生を送りたい!
ことし7月、5年ぶりに発売されたシリーズ最新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』。ファンの期待に応えるクオリティーはサスガ!すれ違い通信も楽しかったですね。というわけで、今週の格言です。「2010年のヒット商品を紹介するときには、『ああ、これボクが…』って言いたいですね(笑)。あ、2009年は『ドラクエ』がありましたね。そうそう、そういう感じのものが2010年はもうちょっとあるといいですね。『これと、これと、これと、香取慎吾はからんでます』的なものが入ってきたら嬉しいかな、と。今回の『ドラクエ』は、ボクが釣りで釣り上げられて、みんなで『慎吾、行くな〜!』みたいな感じだったんで、普通に今日とかでも、『ドラクエ』の話題になるとそれを思い出してしまう自分がいます(笑)。幸せですよね、それって。"ヒット商品と自分"というところが。もうちょっとからめるように、というのを2010年の目標にしたいです。『ああ、これは…。そうですね、ボクが○○してて…』とかって言えるような2010年にできれば最高に幸せです」。
劇団ひとりさん
安くていいモノに出会うと興奮しちゃうんです。
今年のヒット商品を総ざらいした特集は、流行りモノの劇団ひとりさんにピッタリでした。
僕は、とにかく流行りモノ、といいますか、モノが大好きなので、見ていてとても楽しかったです。個人的にうれしかったのは、格安ジーンズがセレクトに入っていたこと。それと、気になっていた「ラブプラス」、キリン「フリー」があったのも興味深かったですね。
今日は、イオンで購入されたという880円ジーンズを履いてのご登場でした。わざわざ、安いジーンズを買うのはなぜですか?
単純に、安くていいモノが好きなんです。高いモノがいいのは当たり前ですけど、安くていいモノに出会うと、「えっ、この値段でこの品質?」って興奮するじゃないですか。だから、100円ショップも大好きで、行くたびに企業努力みたいなものを感じて興奮しちゃうんです。ジーンズも、それと同じことです。「880円でこんなジーンズが買えるんだ!」って。ちなみに、これは本当に僕がしょっちゅう履いている私服です。
それにしても、家電やモノの進化は本当に速いですね。
これは何かで読んだんですけど、今は、進化というより逆進化しているんだそうですよ。家電も携帯も、どんどん高機能化してきたけれど、ここへ来ていろんなものが頭打ちになって来てますよね。そんなときに、機能を削ぎ落としたシンプルなモノが登場して人気を集めるという。灯台下暗しじゃないけど、「それがあったじゃん!」って。
勉強になります。では、最後になりますが、香取さんにメッセージがありましたら、お願いします。
オンエアでも言いましたが、僕が結婚したときにお祝いで描いてもらった絵を「そんなのあげたっけ?」って忘れてましたよね。あれは、本心で言ったと思うんです。今度、写真を撮ってきて見せますからね!
壊れるまでは使う、という性格なもので…。
今回のヒット商品セレクションは、ニュースなどでも紹介されることが多かった「ベストヒット」ばかりでしたので、さすがの私も結構、知っているものがありました。不景気でものが売れない時代とはいえ、売れているものはもの凄く売れていますし、普段は買い控えをしていても、「ここぞ!」というときにはポーンとお金を出すわけですから、みなさん賢く選択されているんだな、と思いました。私はといえば、やはり流行りものには疎いんだな、と痛感しました(苦笑)。前回、スマステでも紹介し、私も「使ってみたい」と言った「ナノケア」も未体験ですし、男性の香取さんですら使用されたことがあるという「アイマスク」も使ったことがなかったんですから…。大人気の空気清浄機も持っていませんし。そもそも、家電も「壊れるまでは使う」という性格なので、なかなか買い換えられないんです。もちろん、新しいものに買い換えたほうが、節約にも環境のためにもなるのはわかっていますから、気持ちのせめぎ合いはあるんです。でも、そこから一歩が踏み出せなくて。とはいえ、今度、電球が切れたら絶対にLEDにしようとは思いますが。それと、ジーンズもそうですが、安いのはうれしい反面、デフレという心配があるなか、「一体どこまで下がるんだろう?」「こんなに安くて大丈夫かしら?」という一抹の不安もあります。百貨店から客足が減っていると聞きますが、これだけ安くていいものがほかで買えるなら、そうなってしまいますよね。でも、それでいいのか…ちょっと、考えてしまいます。
劇団ひとりの"傾向"がなんとなくわかってしまった(笑)
◆2009年もあと1ヵ月で終わり…ホントにあっという間ですね。2009年のヒット商品、みたいな企画が登場するようになると、ますますそれを実感します。
◆2009年のヒット商品で気になったのは…バーッといま25個見てみても、結構、世の中と接することができた1年なんだな、という感じはしますね。それぞれ、ちょいちょい…それこそ、自分も持っていたり、使っていたりするものが入っていたり、見たことがあったり、現物は知らなくてもどっかで情報だけは聞いていたり…。まったく知らない、っていうものはなかったんじゃないかな?LED電球くらいかな?自分だけの個人的1年としては、かなりひっきりなしにお仕事したな、っていう感じだったんですけど、そのわりには流行りものを知っていて、「いつの間に、ボクの中にこの情報は入りこんだんだ?」って感じです。
◆ひとりが、『THIS IS IT』と『1Q84』を知らなかった、というのが面白く、ちょっと"してやったり感"が(笑)。彼の感じだと、ホントに『流行もので知らないものはない!』っていうくらいの勢いで、何にでも詳しい劇団ひとりのはずなのに、傾向がなんとなくわかってしまった、っていうのが面白かった(笑)。そうそう、あと『くらべる図鑑』!図鑑とかって、絶対、劇団ひとり的なアイテムじゃないですか。「凄い面白い図鑑あるんですよ!みなさん知ってますか?この動物の中で走ったらどれが一番速いか…」とかって彼が凄く言いそうなのに、「何だこれ?」って言ってた感じとかが凄く面白かったです。「あ、ここは知らないんだ…」ってね(笑)
◆でも、ひとりから得る情報とかがある、っていうこと自体、凄いですよね。今日思ったのは、知ってる部分っていうのが、結構ひとつの方向に偏ってるな、っていうことと、いろんなところで紹介している品々もそんなに幅広くないんだな、ってことだったけど(笑)、カメラのことも、ひとりがいろんなところで言ってるから知ってたし、ルクエのスチームケースも奥さんが紹介してたから知ってたし(笑)。ホントに面白いですね。