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#345(2009.9.5 OA)

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戦国版『タイタニック』『バラッド 名もなき恋のうた』

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草なぎ剛さん、新垣結衣さん、大沢たかおさんをお招きして、何度でも観たい、ハリウッド恋愛映画ベスト15をオンエア!『タイタニック』『プリティ・ウーマン』『ロミオ&ジュリエット』etc.の名場面を一挙紹介!!

9月最初のスマステーションは、5日に劇場公開されたばかりの話題作『バラッド 名もなき恋のうた』から、草なぎ剛さん、新垣結衣さん、大沢たかおさんをゲストにお迎えしました。特集は、『何度でも観たい!ハリウッド恋愛映画ベスト15』です。古今東西、名作と呼ばれる恋愛映画はたくさんありますが、今回は、1980年代から2作品、1990年代から9作品、2000年代から4作品が選ばれました。ランクインしたのは、ヒラリー・スワンクの主演で2007年に公開された『P.S.アイラブユー』、主題歌も大ヒットを記録したケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストンの『ボディ・ガード』、クリント・イーストウッドが監督・主演を務め、熟年の男女のピュアなラブストーリーを描いた『マディソン郡の橋』、7度もエミー賞に輝いた大ヒットドラマを映画化した『セックス・アンド・ザ・シティ』、壮絶な夫婦ゲンカ(というよりは殺し合い)が話題になったブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの『Mr.&Mrs.スミス』、「思い合っているのに、何か理由があって離れなければならない、そのスレスレの感じがいいです」と新垣さんもおっしゃっていたレオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ&ジュリエット』などなど…いずれも名作ですよね。その中でベスト5に入ったのは次の5作品。第5位は「この番組でいろんなランキングをやっても必ず入っている!」と香取編集長に言わしめた『トップガン』(大沢さんも高校時代にトム・クルーズの真似をしたそう)。第4位はジョニー・デップ主演の『シザーハンズ』。第3位はリチャード・ギア&ジュリア・ロバーツの『プリティ・ウーマン』。第2位はデミ・ムーア主演のせつないファンタジー『ゴースト/ニューヨークの幻』。そして第1位はアカデミー賞11冠、興行収入は全世界で2100億円というギネス記録も持つ『タイタニック』でした。
次回、9月12日の放送は、『知らないと恥ずかしい!ギャル検定』と『月イチゴロー』をお送りします。ゲストは木下優樹菜さんです。お楽しみに!!

季節が秋めくにつれ、心にジーンとくるラブ・ストーリーが見たくなりますよね。そこでスマステーションでは、何度見ても、ドキドキするハリウッド発の恋愛映画のベスト15をお届けします。今やトップスターとなったあの俳優の出世作や、映画のなかでリアルな恋が芽生えた作品など、エピソードにも事欠かない作品ばかりです。あなたのお気に入りは?


SmaSTATION!!特別企画
「何度でも見たい!ハリウッド恋愛映画ベスト15」


第15位 P.S.アイラヴユー

ヒラリー・スワンク演じるホリーは、旅行先のアイルランドでジェリーに出会います。やがて、恋に落ちたふたりは結婚し、幸せな生活を送っていました。しかし、ジェリーは病気のため亡くなってしまいます。その死を受け入れることができず、絶望に打ちひしがれるホリー。そんな彼女の元に、ある日、1通の手紙が届きます。その差出人は、亡き夫だったのです。驚きながらも、次々と届く夫からの手紙の指示通りに行動していくホリー。そして、最後の手紙につづられていたのは、こんな言葉でした。ホリーを演じるヒラリー・スワンクといえば、アカデミー賞を受賞している大女優ですが、彼女は有名になる前に、日本でもおなじみの大ヒットドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」に出演していました。




第14位 ボディガード

ケビン・コスナー演じる寡黙なボディガード・フランクと、ホイットニー・ヒューストン演じる、シンガー兼女優・レイチェルとのラブストーリー。レイチェルの元には幾度となく脅迫状が届き、命の危険を感じていたのです。そんな中、ふたりはいつしか恋に落ちてしまいます。そして、世界中が感動したクライマックスシーンといえば…。アカデミー賞の授賞式で、犯人に命を狙われていることに気づかず、表彰台へと向かうレイチェル。そのときフランクは大勢の観客の中、犯人を発見します。ステージに上がるレイチェル、そのとき、犯人を確信したフランクは、自らの身を挺して、レイチェルを守ったのです。負傷したフランクは、新たなボディガードを紹介し、レイチェルの元を去ります。しかし…。このラストシーンに流れた主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」は全世界で4000万枚以上、日本だけでも250万枚というメガ・セールスを記録しました。




第13位 ジョー・ブラックをよろしく

衝撃的な事故のシーンから始まるこの作品。その後に登場する、ブラッド・ピットが演じたジョー・ブラックの正体は、何と死神。冒頭のシーンで事故にあった青年の体を借りた死神のジョーは、人間界を気が向くままに楽しみます。そんななか、スーザンという女性に出会い、生まれて初めての「恋」という感情が芽生えていくのです。共に時間を過ごすうちに、惹かれあっていくふたり。そして、死神のジョーは、生まれて初めてキスを経験します。ブラッド・ピットの表情にご注目ください。ブラッド・ピットが、怪しくもピュアな死神の役を好演。その美しさに、多くの女性が虜となりました。




第12位 ラブ・アクチュアリー

物語の舞台となるのはクリスマス直前のロンドン。そこに登場するのは、再起にかける老いぼれた元ロックスター。言葉の通じない家政婦に恋をした小説家。同じ学校の女の子に片思いする少年など、男女19人の恋愛模様が同時進行で描かれるラブ・コメディです。そんななか、恋愛映画には欠かすことのできないヒュー・グラントが演じたのは、イギリス首相。国民に大人気の若きイギリス首相・デヴィッドは、下町出身の新人秘書・ナタリーに恋をします。そして、迎えたクリスマスイブ。下町のクリスマスパーティーにこっそりと訪れたふたりは、ほかの観客に気づかれないように、初めてのキスをします。しかし…。




第11位 ユー・ガット・メール

ニューヨークに住む、メグ・ライアン演じるキャスリーンには、密かな楽しみがありました。それは、インターネットで知り合った男性とのEメールでのやり取り。会ったこともないこの相手にキャスリーンはいつしか恋心を抱いていきます。一方、トム・ハンクス演じる、大型書店の御曹司ジョーからも熱烈なアプローチが。最初は嫌っていましたが、彼女も次第にジョーに惹かれはじめます。ふたりの男性の間で心揺れたキャスリーンでしたが、ついに彼女は、顔も知らないEメールの相手と初めて会うことに。すると、そこに現れたのは、何とジョーだったのです。こうしてふたりは、結ばれたのです。ちなみに、メグ・ライアンとトム・ハンクスは、93年の『めぐり逢えたら』でも共演しています。




第10位 マディソン郡の橋

全世界で5000万部を売り上げた世界的ベストセラーをクリント・イーストウッドが監督・主演したこの作品。イーストウッド演じる、世界中を回るカメラマン・ロバートは、アイオワ州マディソン郡へとやってきます。そこで、道案内してもらったことをきっかけにメリル・ストリープ演じる主婦・フランチェスカに出会うのです。ふたりは、許されない不倫と知りながらも惹かれあい、恋に落ちてしまいます。しかし、ふたりだけの時間を過ごせるのは、夫と子供が外出している4日間だけ。4日後、ふたりは別れてしまいます。その数日後、夫と街へ買い物に出かけた彼女は、降りしきる雨の中、立ち尽くすロバートを見かけるのです。車を飛び出し、愛する彼の元へ駆けよろうと、車のドアノブに手をかけるフランチェスカ。しかし、家族を捨てることができない彼女は、どうしてもドアをあけることができませんでした。




第9位 セックス・アンド・ザ・シティ

ニューヨークに暮らす女性4人の本音を赤裸々に描き、7回もエミー賞に輝いた大ヒットテレビドラマが映画化。テレビシリーズのその後を舞台に、靴をこよなく愛す、セックスコラムニストのキャリー、純愛を求めるお嬢様のシャーロット、プライドが高く、男に対していつも辛口なミランダ、性に対して積極的で大胆、最年長のサマンサの4人が映画でも恋愛に仕事に奔走します。そんななかキャリーは、ついに長い間付き合ってきた恋人・ビッグと結婚することに…。友達にも祝福され、幸せの絶頂にいたキャリー。しかし、結婚式当日、急に結婚への不安を感じたバツ2の新郎・ビッグが式場に現れないのです。怒りのおさまらないキャリーは…。やがて、ビッグと別れ、落ち込むキャリー。いつもの仲間は彼女をリゾート地への旅行に誘い気分転換をはかり、彼女らの支えによってキャリーは次第に元気を取り戻していきます。そして数ヵ月後、キャリーが結婚したらビッグと住むはずだった家に立ち寄ると、そこにビッグの姿が…。ビッグは気持ちが離れていたわけではなかったのです。こうしてふたりは無事ゴールイン、というハッピーエンドとなりました。




第8位 Mr.&Mrs.スミス

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが交際するきっかけとなった作品。ふたりが演じたスミス夫妻は、一見どこにでもいそうな普通の夫婦。しかし実はこのふたり、それぞれ敵対する組織のスゴ腕の殺し屋だったのです。ふたりは、お互いが殺し屋であることを隠して夫婦生活を送っていました。しかし、ある日、相手がライバル組織の殺し屋であることに気づいてしまうのです。そして、超過激な夫婦喧嘩が勃発!激しいバトルを繰り広げたあとは、激しいラブシーンで仲直りをしていました。




第7位 ロミオ&ジュリエット

シェイクスピアの悲劇の名作を、マフィアの抗争劇に設定を変えて描いたリメイク作。ロミオとジュリエットは対立しあうマフィアグループの子供でありながらも、一目で恋に落ちてしまいます。しかし、マフィアグループの対立に巻き込まれ、ふたりは引き裂かれてしまうのです。ロミオと一緒に街から逃げ出そうとするジュリエットは、仮死状態になる薬を飲んで死んだふりをしますが、しかし、不運にもその計画はロミオに伝わっておらず…。やがて、ふたりには悲劇の結末が待っていたのです。ジュリエットが死んだと思い込み、絶望するロミオの手には一瞬で死に至る毒薬が。ジュリエットが仮死状態から目を覚ました、まさにその時、ロミオは絶命。ロミオを失ったジュリエットは原作同様、自ら命を絶ってしまうという、悲劇のラストとなっています。




第6位 愛と青春の旅だち

今なお広く愛され続けるリチャード・ギアの代表作。アメリカ海軍士官学校に入学したギア演じるザックは、厳しい訓練の毎日を送るなか、近くの町工場に勤める女性・ポーラに出会い、ふたりはたちまち恋に落ちます。そんなこの映画の何度でも見たいクライマックスシーンといえば…。士官学校を無事卒業したザックは、ポーラを迎えに彼女の勤める工場へと向かうのですが、彼女に会ったザックはそこで、ポーラをお姫様抱っこするのです。映画のヒット共に、このお姫様抱っこに多くの女性が憧れました。




第5位 トップガン

全米で12ヵ月上映の超ロングラン・ヒットを放ち、その人気を不動のものにしたトム・クルーズの出世作!!誰もが劇中のフライトジャケットやサングラスを真似するなど一大ブームを巻き起こしました。トム・クルーズ演じるパイロットのマーベリックが想いを寄せたのは、女性教官のチャーリー。しかし彼女は、大勢の生徒の前でマーベリックの無謀な飛行を徹底的に批判。その批判に納得がいかず苛立ちをあらわにするマーベリック。チャーリーは弁解するため彼を追いかけ…。ちなみに、トムの友人の妻役として、後にラブコメの女王と呼ばれるメグ・ライアンが出演しています。デビューからしばらく役に恵まれずにいた彼女ですが、この映画で人気に火がつきました。




第4位 シザーハンズ

両手がハサミの人造人間エドワードを演じたのは、個性派俳優として絶大な人気を誇る、ジョニー・デップ。とある孤独な発明家の手によって生み出された、両手がハサミの人造人間のエドワードは、城を出て町で人間たちと暮らすうちに、いつしか彼は人気者になっていました。そして、彼は、少女・キムに恋をするのです。しかし、純粋な心を持つ彼は、だまされたことをきっかけに、町の人たちからのけ者扱いされるようになってしまいます。この作品で、多くの人の涙を誘ったシーンといえば…。エドワードに惹かれはじめるキムがエドワードを抱きしめようとするときに、自分のハサミがキムを傷つけてしまうことを恐れたエドワードは、抱きしめることができなかったのです。しかし、そのとき…。




第3位 プリティ・ウーマン

ジュリア・ロバーツが演じるのは、ハリウッドの路上に立つコール・ガール、ヴィヴィアン。リチャード・ギア演じるウォール街きっての実業家エドワードは、偶然出会った彼女を気に入り、6日間3000ドルの契約でそばに置く。しかし彼女は、その見た目ゆえに、訪れた洋服店で屈辱的な差別を受けてしまいます。そこで、彼女は、エドワードに釣り合う女性になるため、ファッションやマナーの習得に奮闘し、いつしか、誰もが振り向く立派なレディとなっていたのです。多くの女性の心を鷲づかみにしたクライマックスのシーンといえば…。契約の6日間が過ぎ、別れることになったふたり。ヴィヴィアンは人生をやり直すため、街を出ようとし…。当時、ほぼ無名だったジュリア・ロバーツは、この作品で一躍スターとなったのです。




第2位 ゴースト/ニューヨークの幻

同棲をはじめ幸せをかみ締めるデミ・ムーア演じるモリーとパトリック・スウェイジ演じるサムのふたり。しかし、ある日突然暴漢に襲われ、サムは死んでしまいます。突然の恋人の死で、モリーは悲しみにくれますが、実は彼女の側には幽霊となったサムがいたのです。そしてある日、ついにモリーは幽霊となったサムの存在を確信し、喜びの涙を流します。しかし、そんなサムに、ついに天へ召されるときがやってきます。その最後の瞬間、モリーにははっきりとサムの姿が見えていました。この映画は、当時大物スターの出演もなく、製作費的にも低予算ながら全世界で500億円以上の興行収入をあげる予想外の大ヒットとなりました。




第1位 タイタニック

レオナルド・ディカプリオ演じる画家志望の青年・ジャックは、ケイト・ウィンスレット演じる上流階級の娘・ローズと、タイタニック号の甲板で運命的な出会いを果たします。そして、互いに急速に惹かれあっていくふたりは、いつしか身分の違いを忘れ、激しく愛し合うようになるのです。しかし、そのとき、氷山に衝突したタイタニック号は静かに沈み始めていました。誰もが涙したこの映画のクライマックスシーンといえば…。海へと沈んでいくタイタニック号に、しがみつくジャックとローズ。船の残骸につかまったまま、冷たい海の中、救出を待つふたり。しかし、ローズの無事を確かめたジャックは、力尽き海に沈んでいくのです。自分の命を犠牲にしてまで、愛する女性を救おうとするディカプリオ演じるジャックに多くの女性が涙しました。アカデミー賞、最多タイ記録となるの11冠、全世界収入は、実におよそ2100億円のギネス記録を持つ、究極のラブストーリーです。


恋愛映画の法則…

今週は、香取編集長による恋愛映画論です。「何か上手くいかなくて、上手くいって、怒鳴り合って、キスシーン――それでもう成立しますよね。奇想天外なストーリーで、『えっ、こんなことになるの!?』っていう映画は面白いな、って思うけど、恋愛映画はそこまでの大逆転はないじゃないですか。それでも見たくなるこの法則は何なのか…。その法則を打ち破って、『ユー・ガット・メール』とかで、トム・ハンクスが来ない、っていうような映画もちょっと見てみたいですけどね(笑)。来たのはまったく別の人で、その人と良い感じになって、その後のトム・ハンクスも別に登場せず、急にラスト30分、その違う人との恋愛が描かれる、っていう。最初の1時間半のトム・ハンクスとのくだりは何だったんだろう?っていうような映画も見てみたいですけど、それじゃあいけないんですよね。その法則を上手く活かしたのは『Mr.&Mrs.スミス』かもしれないですね。あんなになってハチャメチャになって銃を取り合っても『…撃てない』って(笑)」。

草なぎ剛さん「今日は、慎吾の“S”の部分を見ました(笑)」
新垣結衣さん「仲のいいふたりを見て緊張がほぐれました」
大沢たかおさん「みんなでVTRを見るのが、凄く楽しかった」


ご出演の感想をお願いします!

草なぎ:もうちょっと新垣さん、大沢さんとトークでからみたかったんですけど、自分のことで精一杯でした(笑)。でも、VTRが凄く楽しくて、やっぱり恋愛映画っていいなと思って見ていました。

新垣:私は普段、ハリウッド映画はあまり見ないので、今日は凄く勉強になりました。1位の『タイタニック』は見ていたので、やっぱりそうかと思いました。

大沢:凄く楽しかったです。ああやって、みんなでしゃべりながらVTRを見るのって、凄く楽しいものだと思いました。

今日、紹介された15本のなかで、見てみたいと思った作品はありましたか?

草なぎ:僕は、ほとんど見ていて、「あれ? こんなに映画好きだったけ?」って思うほどだったんです。そんななかで『シザーハンズ』はもう一度見たいと思いました。あと、『ジョー・ブラックをよろしく』もそうですね。

新垣:私は、激しい銃撃戦が苦手なのでハリウッド映画はあまり見ないんですが、『Mr.&Mrs.スミス』は、銃撃戦も面白そうだったので、見てみたいと思いました。

大沢:僕も、ほとんど見ているんですけど、でも、もう一回、全部見てみたいですね。なかでも、『シザーハンズ』は見直したいですね。凄くいい映画ですからね。

それにしても、今日は、香取さんの草なぎさんへのツッコミが鋭かったですね。

草なぎ:そうなんですよ!大沢さんと新垣さんの前で、僕を困らせたかったんでしょうね。今日は、ちょっと慎吾のSの部分がチラッと見えました(笑)。でも、『バラッド 名もなき恋のうた』も見て、「よかった」と言ってくれたんで、いいですけど…。

新垣:私も、いきなり「(草なぎさんの)舞台挨拶、大丈夫でしたか?」と聞かれるとは思っていなかったので、ビックリしました。でも、初出演で緊張していたんですけど、草なぎさんとの仲のよさを見て、緊張がほぐれました。

草なぎ:仲良くないんですよ(笑)。

新垣:いえいえ。仲がいいから言えるんじゃないですか。

草なぎ:まあ、そうなんですけど(笑)。だけど、僕がもうちょっと頑張って、新垣さんと大沢さんを前に出せればよかったと…。

大沢:『バラッド』の紹介コーナーもありましたし、大丈夫でしたよ。

最後になりますが、9月5日から公開となった『バラッド 名もなき恋のうた』の見どころを、改めてお願いできますでしょうか。

草なぎ:小さい子供から大人の方まで、幅広い世代の方に見ていただける作品だと思います。劇場に足を運んでいただけたら絶対に損した気持ちにはならないと思いますし、必ず何かしら持って帰っていただけるものがあると思いますので、ぜひ、見ていただけたらうれしいです。そして、見てくださった方は、その感想をみんなに言ってください。そうしたら、『バラッド』の輪が広がっていくと思いますので。よろしくお願いします!

新垣:本当に大切な異性や家族、仲間を思う気持ちや、自分自身の意志を強くもつことの大切さといった、本当に多くの要素が含まれていて、いろいろな角度から楽しんでいただける作品だと思います。ぜひ、劇場で見ていただきたいです。

大沢:凄くスケール感もあるし、迫力もあるし、出演者がみんな生き生きとして生命力にあふれているし、音楽も凄くいいし、劇場で見るべき作品なんじゃないかなと思う。草なぎさんが言った通り、老若男女に見ていただける作品ですので、見て損はないと思います。ぜひ、劇場で!

「BALLAD 名もなき恋のうた」
出演:草なぎ剛・新垣結衣・大沢たかお 他
全国東宝系にて絶賛公開中

草なぎさんのお芝居に、泣きそうになりました。

恋愛映画ってやっぱりいいなぁ、と思える特集でした。今日紹介された15本のなかでは、『P.S.アイラブユー』などが「月イチ」に入っていたこともあって、思ったよりも見ていましたね。ちなみに、私がもう一度見てみたいと思ったのは、『シザーハンズ』『ジョー・ブラックをよろしく』『ロミオとジュリエット』です。前回見てから10年以上経っていると思いますので(笑)、また違った印象が持てるんじゃないかと思いまして…。それにしても思うのは、みなさん本当にお芝居が上手いってことです。ブラッド・ピットも、ディカプリオも、ケイト・ウィンスレットも、草なぎさんが「この人、上手いよね」とおっしゃっていたメリル・ストリープも、本当に上手い!どんなにお金をかけてCGを入れて作っても、俳優さんの演技がよくなければいい作品にはなりえませんよね。今日は、ストーリーや演出にプラスして、そんな確かな演技力をたくさん見せていただき大満足の特集でした。演技力といえば、今日、ゲストでお越しの草なぎさん、新垣結衣さん、大沢たかおさんの『バラッド 名もなき恋の歌』でのお芝居も素晴らしかったです。特に、又兵衛という武将を演じた草なぎさんは、抑えた演技のなかからも、姫(新垣)への思いがひしひしと伝わってきて、切なさに泣きそうになりました。新垣さんは、清楚で芯の強い廉姫のイメージにピッタリでしたし、大沢さんは敵軍の武将という悪役が新鮮で素敵でした。俳優さんはもちろんですが、演出が『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎貴監督ということもあり、家族や人間同士の絆が感じられる温かい作品になっていますので、みなさんもぜひ、ご覧になってみてくださいね!

草なぎ剛と新垣さん、大沢さんの空気感が凄くよかった!

◆ハリウッド恋愛映画ベスト15、楽しめました!また見たくなった映画がいくつかありました。その中でも『ロミオ&ジュリエット』は、公開された当時から好きな映画でしたけど…いま好きな映画をいくつか挙げて、って言われたらその中には入らない感じだったんだけど、今日改めて見てみたら、やっぱりいいな、って思いました。ロミオとジュリエットの話のリメイク具合が凄くいいですよね。現代に置き換えたあの感じとかがいい。ホントに、もう1回見たくなって…きっと今日は『TSUTAYA』さんでも恋愛映画のDVDがいっぱいレンタルされるんじゃないかな(笑)

◆全体的にそうなんですけど、トップ5くらいになると、本当に凄いですよね。何かの機会に見たくなるような映画ばっかりで。1位の『タイタニック』は、あの世界観も好きだし、実際に起きた出来事を題材にしているという重みもあるし、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットという主役のふたりも素晴らしいですし…やっぱ、アカデミー賞11冠ですよ。興収2100億円…そりゃ100億円かけて映画作りますよね。あと『トップガン』の凄さ。どんなランキングにも必ず食い込んでくる(笑)。80年代を象徴する映画の1本ですね。

◆今日は映画『バラッド〜』から3人が遊びに来てくれましたけど、3人の空気感が凄くよかったです。新垣さんと大沢さん、草なぎ剛と凄く合っているおふたりだな、と思いました。とてもいいチームだな、って。映画の方もそんな感じに仕上がっていて…ボクも見たんですけど、最後に涙しましたし、せつない恋愛映画です。山崎貴監督はデビュー作の『ジュブナイル』でボクも一緒にやらせてもらって…。今回の『バラッド〜』にも山崎監督っぽさも感じましたし…。さっき山崎監督と話したら、「今日の恋愛映画特集は勉強になった」と言ってました(笑)。「いいとこ取りで、ベスト15をこれだけ見せてもらったから、凄い勉強になったなぁ」って。是非、それを生かして、今度はボクと恋愛映画、いかがですか?