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#328(2009.4.18 OA)

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次回のニュースキーワードも待ってます、タカアンドトシ!

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新セットでリニューアル!タカアンドトシのおふたりをお迎えして『知らないと恥ずかしい春のニュースキーワード』をオンエア!

新入園、新入学、新入社…門出の春にふさわしく、スマステーションもセットを一新!生まれ変わったスマステーションが最初にお迎えしたゲストは、タカアンドトシのおふたり。特集は『2009年4月 知らないと恥ずかしい春のニュースキーワード13』です。100年に一度の不況ともいわれる世界的な経済危機の中、ここ日本でも国民の多くが先行きの見えない不安を抱えている昨今。今回のニュースキーワードも、お金に関する話題がいくつも登場しました。環境への配慮が基準以上の車に対し、自動車取得税や、自動車重量税が50%以上安くなる(電気自動車やハイブリッド車などに関しては免税)という『エコカー減税』、定額給付金に続いて政府が打ち出した、「エコ家電を買うと5%のエコポイントが還元される」「3歳〜5歳の子供にひとりあたり3万6000円支給(今年度限り)」といった制度を盛り込んだ『新経済対策』、自民党の一部議員が麻生総理に提言書を手渡した『政府紙幣』、そして「将来年金がいくらもらえそうか」「これまでに支払った保険料の額はいくらか」など、『ねんきん特別便』よりもかなり細かい情報が記されている『ねんきん定期便』などは、私たちの生活にも直接関係する事柄ですよね。ほかにも、『JRホーム禁煙化』『火災警報器の設置義務化』『裁判員制度スタート』『総選挙の時期は?』といった、非常に重要なニュースキーワードをジャーナリストの田原総一朗さん、経済アナリストの森永卓郎さんら専門家の解説を交えながらわかりやすくお伝えしました。タカさんは、今回も香取編集長の期待に応えて?すべてのキーワードでボケをかましてくれました。が、肝心の香取編集長は、その出来に満足していないようす(『火災警報器の設置義務化』のときの『BOOWYのポスター!』『昔か!』などはかなりお気に入りだったそうです)。それにしても、『ニュースキーワード』の度に、タカトシのおふたりに対する編集長の判定(!)が厳しくなっているような気もしますが…。
次週4月25日は、『月イチゴローGWスペシャル』&『わけありグルメ』の2本立てでお送りします。ゲストは江口洋介さんです。お楽しみに!!

スマステ恒例の人気企画「ニュースキーワード」の春バージョンをお届けします。100年に一度といわれる不況だからこそ、少しでもお得に暮らせる生活応援情報から、将来を見据えて考えなければいけない年金の問題まで。今知っておきたい、フレッシュな13のキーワードを解説していきます。


スマステーション特別企画
知らないと恥ずかしい  春のニュースキーワード13


(1) JRホーム禁煙化

JR東日本は今月から、首都圏の201の駅ホームでの喫煙を禁止としました。東京駅を中心に50キロ圏内にある201の駅で、今月から新たにタバコを吸うことができなくなったのです。ただし、東京駅の新幹線ホームなどにある「喫煙ルーム」は完全に分煙されているため、今後もタバコを吸うことが出来るといいます。すでに関東の大手私鉄9社は駅構内を禁煙にしていることから、首都圏のほとんどの駅が全面禁煙に。愛煙家はますます肩身がせまくなりそうです。




(2) 火災警報器設置義務化

みなさんは自宅の部屋に火災警報器を必ず設置しなければならなくなることをご存知ですか? 火災警報器をいつまでに、どの部屋につけるかは地域の条例によって異なり、たとえば東京都内に住んでいる人の場合は来年4月1日までに、すべての部屋と台所、そして階段に火災警報器を設置する必要があるのです。ちなみに火災警報器は家電量販店などで1つ4000円〜1万円ほどで売られています。火災警報器の設置は、再来年6月までに全国で設置が義務化されます。今のところ、設置をしないからといって罰則はありませんが、自らの命を守る警報器ですから、一日も早く設置しましょう。




(3) クローン牛肉市場に・・・?

内閣府の食品安全委員会は先月、体細胞クローン技術で生まれた牛や豚について、「従来の繁殖技術で生まれたものと差はない」…つまり「安全」との結論を出しました。今回安全性が検討されたのは、親の遺伝子を100%コピーする、「体細胞クローン」という手法。この技術を使えば、例えば賞を取るような、おいしい肉質の牛をたくさん作ることができるのです。ただし、こんな問題点を指摘する声も。このクローン技術で作られた牛の場合は、死産や生まれてすぐ死亡する例は通常の6倍以上、誕生しても健康に成長する子牛は半分にも満たないのです(農水省調べ)。そしてその理由もはっきりしていません。さらに、ほとんどの自治体で現在はまだクローンであることの表示義務がないため、クローンと知らずに食べてしまう、そんなことが起こりうるのです。




(4) エコカー減税

今月から車にかかる税金が大幅に減ることになりました。その対象となるのが、燃費や排ガスの性能に優れたエコカー。エコカー減税とは、環境への配慮が基準以上の車に対し、自動車取得税や、自動車重量税が50%以上安くなる、という制度。中でも、電気自動車やハイブリッド車などに関しては免税。なんとゼロ円となるのです(免税となる期間は3年間)。たとえばハイブリッドのトヨタ・プリウスSなら12万2000円が免税。同じくハイブリッド、ホンダインサイトLなら11万2900円、クリーンディーゼル車、日産エクストレイル20GTなら20万4100円となります。さらにエコカーを買う人には補助金も出る見込みとなりました。登録から13年を超えた車を廃車にし、新車に買い換えれば、最大25万円の補助金がもらえるのです。エコカー減税とあわせれば、40万円近くお得となるのです。エコカーへの買い替えは、今がチャンスかも・・・。




(5) 高齢ドライバー運転免許更新で記憶力検査

今年6月から、75歳以上のお年寄りが運転免許証を更新する際に、「今日は何年何月何日」などの簡単な検査を受けることが義務付けられます。この検査は高速道路で逆走してしまう、赤信号をつい見落とす、などお年寄りの認知能力低下による事故が相次いでいるため取り入れられることになりました。ちなみに、検査で実際に出されるのは、誰もが答えられる質問を聞いた簡単なテスト。ライオン・ぶどう・オートバイなどのイラスト16個を記憶し、なにがあったか答える、といった質問が出されることになっています。




(6) 裁判員制度いよいよスタート

いよいよ日本の司法制度が大きく変わります。新しい裁判の制度、裁判員制度が導入されるからです。早ければ7月にも実際に裁判員が参加する裁判が始まる見込み。裁判当日はおよそ50人が呼び出され、そのうちくじなどで6人が選ばれる仕組みとなっています。ではここで、裁判員のお仕事についてクエスチョンを出題します。○か×かでお答えください。
解説はテレビでおなじみ、弁護士の本村健太郎さんです。

Q1:呼び出された当日、裁判所に行けば、裁判員の6人に選ばれなくても日当はもらえる。

A1:○
<解説>
裁判員の候補者は一日8千円、裁判員は、一日1万円が支給されることになっていますが、この額は「上限」のため、実際にもらえる金額は少々少なくなる見込みだといいます。


Q2:裁判中、トイレだけは自由に行ってもいい?

A2:×
<解説>
裁判員がひとりでも欠けると法廷は一時休廷になってしまうので、行けません。


Q3:翌日裁判がまだあっても仲良くなった裁判員同士、飲みに行ってもかまわない

A3:○
<解説>
もちろん、これは常識の範囲内での飲み会。例えば相手を脅したり、買収しようなどした場合は罰せられることになるのでご注意を。
(2年以下の懲役または20万円以下の罰金)


Q4:自分が裁判員になったことを漫才のネタにしてもかまわない

A4:○
<解説>
裁判中はダメですが、終わったらネタにしても構いません。ただ、守秘義務はありますので、評議の内容などを言ってはいけません。






(7) ねんきん定期便

みなさんは封書で送られてきた「ねんきん特別便」を覚えていますか。そこには、これまでの年金加入履歴が書かれていて、「保険料を支払ったのにその記録がどこかにいってしまった」という、年金記録問題を解決するためにすべての年金加入者、およそ1億人に送られたものです。そしてこの4月からは現役年金加入者(現在、保険料を納めている加入者)を対象に毎年1回、誕生日の月に「ねんきん定期便」が送られることになりました。これは「将来年金がいくらもらえそうか」、「これまでに支払った保険料の額」など、「ねんきん特別便」よりもかなり細かい情報が記されているのが特徴です。では「ねんきん定期便」が届いたとき、どこに注目してチェックすればいいのでしょうか。まず、確認しなければいけないのは、封筒の色。青とオレンジ色があり、オレンジの場合は記録に「もれ」や「間違い」がある可能性が高いのです。オレンジの封筒を受け取った場合、まずは「これまでの加入履歴」に空白期間がないか、学生時代や結婚前の記録も書かれているか、などしっかり確認しましょう。また、サラリーマンの場合、絶対チェックするべき項目があります。それが、「標準報酬月額」、つまり、月々の給料の額。例えば、年々上がっていたはずの給料が突然下がっていた場合などは要注意。厚生年金のデータ改ざん、その被害にあっている可能性があるのです。これはどういうことなのでしょうか…。厚生年金の保険料は会社と個人が半分ずつ支払っています。しかし、給料が高ければ高いほど保険料が高くなるため、経営の苦しい会社が保険料を安くすませたい、と実際より給料を少なく申請する、というデータを改ざんしたケースが去年、数多く見つかったのです。もちろん、これを放置しておくと、将来受け取る年金が減ってしまいます。オレンジ色の封筒を受け取った人は過去の給与明細や通帳などと比べて、自分がもらっていた給料と大きな差がないか、しっかり確認する必要があるのです。青い封筒で届いた場合でも念のため中身を確認しましょう。これだけ詳しい情報が送られてくるのは初回となる今年だけ。自分の年金の記録となるので大切に保存しましょう。




(8) MJラスト公演

今年、7月からファイナルコンサートを行うことを発表したアーティストがいます。世界でCDを7億5000万枚売り上げた、マイケル・ジャクソンです。ファイナルコンサートは、当初は10回公演の予定でしたが、あまりの人気に来年2月まで、50公演を行うことが決定しています。これまでに発売された50万枚のチケットはわずか5時間で売り切れていて、最終的には100万人の動員が見込まれています。では、マイケルはなぜこの時期にライブを行うのでしょうか? そして、本当にこれが最後のコンサートとなるのでしょうか?スマステーションではおなじみ、マドンナの離婚をどこよりも早く言い当てた、ジャネットさん、お願いします!

<芸能ジャーナリストのジャネットさんコメント>
マイケルがコンサートツアーをする理由はただひとつ、お金が欲しいからよ。多額の借金を抱えていて、その額は100億円以上とも言われているの。これが最後のコンサートだと言っているけれど、観客を増やすためにそう言ってるだけじゃないかしら。可能なら、今後もコンサートをするはずよ。

ちなみにイギリスのデイリーメール紙などによると、マイケルのギャラは1公演あたり150万ポンド、およそ2億円! 50公演を無事にこなせばちょうど借金100億円を返済できる金額となるのです。






(9) 3D映画

今年7月に公開される、あのハリー・ポッターシリーズ最新作『ハリーポッターと謎のプリンス』。この作品では3D技術が施されている特別なメガネを使うと、映像から画面が飛び出して見えるといいます。『ハリーポッターと謎のプリンス』では約25分ほどが3D。途中でメガネをかけてみることになります。そのほかにも、今年は3D技術を使った映画が数多く公開されます。7月公開予定で全米ナンバーワンを記録したヒット作『モンスターVSエイリアン』、さらにはCGアニメの人気作『アイスエイジ3』、そしてU2のコンサートを3D映像で記録した、『U2 3D』など。迫力の3D映像は映画館に行ってこそ体験できる楽しみ。映画館まで足を運ぶ人が増えることをねらった映画業界で今3Dが大注目の技術となっているのです。ちなみに料金は通常1800円が2000円と、若干高め。現在国内ではわずか60館の3D対応映画館も、夏までには100館まで増える予定だといいます。




(10) 世界遺産登録

京都、屋久島、白川郷…現在日本に14ヵ所ある世界遺産。そして今年、ついに、首都・東京に世界遺産が誕生するかもしれません。それは、上野にある国立西洋美術館です。この国立西洋美術館を設計したのは、フランスの世界的建築家、ル・コルビュジエ。今、フランスを中心に日本など6カ国が、世界22ヵ所のコルビュジエの建築物をまとめて世界遺産に登録しようと働きかけているのです。コルビュジエとはどんなにすごい建築家なのでしょうか。世界で活躍する日本建築界の巨匠、安藤忠雄さん、解説をお願いします。

<安藤忠雄さんの解説>
コルビュジエという人は、本当に多才な人でした。人によりますと、ミケランジェロ以来の巨人だと、大きな創造者だといっています。私もそういう風に思います。そのコルビュジェが一番果たした役割はやはり、なんといいましても近代建築をひとつ確立させたこと。これがのちに代表になりますサヴォア邸という建物です。コルビュジエが作った建築は、今までの建築と全く違いまして、まず5本の柱が建っておりまして、今までになかった長い窓ができます。そして屋上に庭ができます。そのコルビュジエの提唱した建築が、ずーっと世界中蔓延していくわけですね。近代建築のひとつのスタイルをコルビュジエは作りました。

1920年代にコルビュジェの設計で建てられたフランス・パリ郊外にあるサヴォア邸は、レンガ積みの壁に囲まれた家が当たり前だったヨーロッパで、鉄筋とコンクリートを使った強度に優れた建物を発表、それまでの建築の概念を大きく変えたのです。この手法によって今では当たり前の、大きな窓、そして壁や柱の少ない、広い部屋を作ることが可能になったのです。国立西洋美術館が世界遺産に選ばれるかどうかは今年6月末、スペインのセビリアで開かれる、第33回世界遺産委員会で決定します。






(11) 新経済対策

現在着々と各家庭に配られている、定額給付金。そして先月から始まった、全国どこへ行っても1000円という、休日のETC割引。これらは今始まっている経済対策のごく一部です。そんな中、麻生総理は先週、これだけでは足りない、と新しく追加経済対策を発表しました。それが「エコ家電を買うと5%のエコポイントが還元される」というシステムで、テレビ・冷蔵庫・エアコンが対象。エコマークつきの家電の中でも、省エネ性能を示す星が4星以上であれば対象となる見込みです。そして、注目は地デジ対応テレビ。この場合、なんと最大13%のポイントが還元されるのです。還元されたポイントを使って、新たにエコ家電を購入できるようになる見込みなのですが、実施時期、具体的なポイント還元の方法などはまだ決まっていません。

そのほかの主な経済対策はご覧の通り。

* エコカーへ買い替えた場合、補助金最大25万円
* 3歳〜5歳の子供に一人当たり3万6000円支給(今年度限り)
* 乳がんなど検診費用の自己負担免除
* 高速道路整備
* 公共事業など地方自治体の負担を減らすための交付金

そこに費やされるお金は、なんと15兆4000億円!その財源のほとんどは国が新たに借金をすることでまかなわれるといいます。




(12) 総選挙はいつになるの?

今年9月に任期満了を迎える、衆議院議員。それまでには必ず衆議院議員選挙、総選挙が行われることになります。そんな中、3月はじめ予想外の衝撃的な出来事が。民主党・小沢一郎代表の秘書が逮捕されたのです。この逮捕劇をきっかけに、じわじわと支持率を上げてきている、麻生総理。では、結局いつ解散となりそうなのか…政治といえばこの方、ジャーナリストの田原総一朗さん、解説をお願いします!

<田原総一朗さんの解説>
世論調査を見ても分かるように、民主党の支持率が落ちてきて、自民党の支持率が上がっている。さらに小沢さんが代表を辞める、辞めるべきだという、世論調査で声が大きい。となると、麻生さんはひょっとしたら勝てるんじゃないか、と。負けるに決まってると思われていた選挙が勝てるとすれば、いつなら勝てるのか。自民党の多くの人は、補正予算を出したところから、あるいは民主党が渋ったところで解散したいと考える人が多いんだけれども麻生さんは今非常に決めかねている。

4月の終わりに国会に提出される、15兆4000億円もの追加経済対策。自民党の中では、国民へのアピール度が高い、この経済対策を含む補正予算を武器に選挙を戦うべきだ、という声が多くあがっています。しかし、田原さんによると、麻生さんには別の考えがあるといいます。

麻生さんの今一番やりたいことはこの7月のイタリアサミット、G8に出ること。麻生さんは、本当は僕はそんなでもないと思うんだけど外交には自信があると本人思い込んでる。だからイタリアサミットで、ここで活躍すれば、また支持率が上がるんじゃないか、と。それなら、これが終わってからやったほうがいいんじゃないかと本人は思ってます。自民党の多くは顔をしかめてますが。

解散は7月のサミット以降、さらに7月中旬には重要な東京都議選があるため、ここを避けて、8月以降になる可能性もある、というのが田原さんの見解。ただし、西松建設をめぐる違法献金事件の動き次第では、さらに解散時期が変わる可能性もあるといいます。今後、麻生さんがイタリアサミットに行くかどうか、そして違法献金事件に動きがあるか、そこに注目してみましょう!






(13) 政府紙幣

100年に1度とまで言われるこの不況。そこで自民党の一部の議員たちは先月、「政府紙幣」と呼ばれる特別なお札の発行などを求める提言書を麻生総理に手渡しました。不況を乗り切るために発行が取りざたされているこの紙幣とは一体何なのでしょうか。また、効果はあるのでしょうか。経済アナリストの森永卓郎さん、解説をお願いします!

<森永さんの解説>
みなさんが普段手にするお金は、日本銀行が発行しているお札なんですね。一方、政府紙幣というのは政府が発行する紙幣なんです。例えば、政府が50兆円の政府紙幣を印刷するとします。もちろん、印刷費用はかかりますが、50兆円から印刷費用を引いた分がすべて政府の収入になるというルールになっているんです。印刷費用はわずかですから、ほぼ全額が政府収入になります。総理大臣が自由に使えるお金が出てくるわけですね。それを国民のみなさんに配ったとすると、ひとり当たり40万円を配れることになります。

こんなことできるはずがない、と思われがちですが、実際、過去にも戦後まもなくなど、政府紙幣が発行されたことはあるのです。しかし、経済対策のためには貯金をせず、このお金を使ってもらう必要がある。そのために期限付きにするなど、様々な方法が検討されています。さらに、政府紙幣を発行することでもうひとつ心配されているのが、お金の価値が下がりインフレがおこらないかということ。しかし、森永さんは「50兆円程度であれば大丈夫」だといいます。100年に一度といわれるこの不景気。このくらい思い切ったことをするのもアリなのかも。




半分で諦めるな!いっぱいで諦めろ!

毎回、ニュースキーワードのすべてにボケてくれるタカさんとそれにツッコむトシさん。今週の格言は、そんなおふたりに向けた、香取編集長からの温かい?メッセージです。「半分の時点で諦めちゃうと、残りの半分のときのコメントが凄く怪しくなってきちゃうと思うんです。いっぱい言い切って、それでもダメだったときは諦めてもいいと思うけど(笑)。今回は、ボクが少し追い込みすぎたせいか、最後の方は、言ってる最中にもう諦めてたんで、その諦めがみんなに伝わって、ちょっとあんまりな感じだったと思うんです(笑)。でも、大好きです、タカトシ!メールのコーナーで取り返そうとして取り返せなかった…でも、『ファイヤー!』『大仁田かっ!』は結構好きなんですよ!1個前くらいだったらもっとよかったのに…。『BOOWYのポスター!』『昔かっ!』は、ふたりのコンビネーション最高だったと思うし。次のときも頑張ってほしいですね」。

タカアンドトシさん
タカ:香取さんの「100点!」が嬉しかった。
トシ:これからも我々をさらに鍛えてください。

「ニュースキーワード」といえば、タカトシのおふたりです。今回で4度目の登場となりました。

トシ:新セットに変わった最初の回に呼んでいただけるとは。そんな記念すべき日に我々でよかったのか、と不安になるくらいでした。

タカ:スマステーションは、格式が高いといいますが、出演させていただくことで僕らの価値まであがりそうな番組なんです。しかも、ニュースを扱ったテーマのときに呼んでいただけて、親が見たら喜ぶだろうなって。

クイズに答えるタカさんの見事なお答えも、この特集の楽しみです。ご本人にとってはハードルが高くなるばかりかもしれませんが。

タカ:最初に出ていったときの「セットどうですか?」「グー!」「欧米か!」が異常にすべりましたからどうなるかと思いましたけど、香取さんがいい展開を作ってくださったので、前回出演させていただいたときとは比べ物にならないくらい笑いが取れたなっていうのはありますね。香取さんにうまくコントロールしていただいたという感じで、凄くやっていて楽しかったですね。最後に言った「ファイアー!」も、香取さんの追い込みがなかったら生まれていなかったでしょうし…。

トシ:ま、別に生まれなくてもよかったですけどね。そんなにマストなものじゃないですよ。

タカ:でも、僕の中ではやりきった感があるんですよ。3回目の「ファイアー!」のあと「意地です」って言ったときに、香取さんが「それ100点!」と言って本当に笑ってくれたんですよ。それが本当に嬉しかったです。

トシ:多分、大きい声を出したから出し切ったと思ったんでしょうね。

タカ:スッキリしてますね、今。

トシ:僕も「昔か!」というところを褒めていただきました。あれは僕らの中では、「欧米か!」の前にやっていたオーソドックスなものなんですが、香取さんの前では初めてだったんですかね。褒めていただいて嬉しかったです。

タカ:前回、唯一受けたのが「タコ社長」というヒドイ出来だったんですが、そのときにそこを香取さんに拾っていただき助けられたんです。やはり、香取さんは僕たちを育ててくれているという…。調子がよかったり、うまく行っていると、テングになりがちなんですが、そんなところも押さえてくれて、凄いやさしくイジってくださっているんだなって感じました。

トシ:ありがたいご指導です、本当に。



ちなみに、ニュースキーワードで印象的だったものは?

トシ:火災警報器の設置ですね。あれは、本当に知らなかったですね。今のところ義務ではないということでしたけど、付けてください、ってことなんですよね。うちには付いていないので、買いに行かなきゃいけないなと思いました。

タカ:僕は年金の問題ですね。「ねんきん定期便」、来てもどこを見たらいいのか確かにわかりませんよね。それを、ポイントで教えてくれているところが、役立つなって思いましたし、本当に今日、出演できてよかったなと思いました。

では、最後に香取さんにメッセージをお願いします。

タカ:前回は「タコ社長」をお褒めいただき、今回は一番最後に出た3発目の「ファイアー!」「意地です」を褒めていただいたんで、次回は、クエスチョンの中で「これは!」というものを出したいと思います。よろしくお願いします。

トシ:また、近いうちに呼んでいただいて我々をさらに鍛えていただければ。僕も「昔か!」以上のツッコミを披露したいと思います。

タカ:そうだ、記事にも「ファイアー!」って、大きく書いといてください。

トシ:うるせえよ!

安藤忠雄さんの登場にビックリ!

2週間空いていたのと、新セットということで、久しぶりに緊張しました。セットは以前より直線的になったので音の抜けがよく、広くもなったので、よりスッキリして大人っぽい感じでした。また新たな気持ちで番組に臨みたいと思いました。そんな新しいセットでお迎えしたゲストのタカアンドトシさんは4回目のご登場で、もちろんテーマはニュースキーワードですよね。毎回、見事なお答えをしてくだるのが楽しいのですが、あれを思い付くのは大変なことですよね。また、香取さんがタカトシさんのときは、普段とは全然違うSっぷりを発揮されて(笑)。汗をかきながら必死にお答えを考えているタカトシさんを見ると、ちょっと可愛そうになっちゃうくらい。でも、思いっきり笑わせていただきました。それにしても毎回思いますが、ニュースキーワードは本当にいい企画ですよね。今まさに旬なニュースはもちろん、「世界遺産」「政府紙幣」「火災警報器」といった、これから話題になるであろうニュースをいち早く知ることができるのがいいですよね。役に立つなぁ、と思いながら見ていました。あと、個人的に驚いたのは、建築家の安藤忠雄さんがコルビュジエの解説をしてくださっていたこと。毎回、豪華な解説陣も楽しみのひとつですが、安藤忠雄さんにはビックリしました。さすがは、スマステ。次回にも期待したいですね!

今日は、新居に引っ越した1日目、みたいな感じでした

◆新セットは…難しいですね。8年になるんで、8年間住んでた家からいきなり新居に引っ越した1日目、みたいな感じでした。どこか、よそよそしい感じというか…。「ここを開けると風呂場だっけ?」「あれ、トイレは?」みたいな感じがありながらだったので、その中でのタカトシのおふたりの解答は相当難しかったと思います(笑)

◆ボク自身も、今日は、新セットの影響で、いつもよりちょっと緊張感を持ってやってたんです。だから、タカトシのおふたりにもその緊張感が伝わってしまったような気がして、申し訳なかったです。でも、そんな中でももちろん甘くはできないので、厳しく判断させてもらいました(笑)

◆ニュースキーワードの中で気になったのは…火災警報器の義務化とか、ちょっとビックリしましたね。義務化だけど義務化じゃない、みたいな感じもあって…。罰則はないけど、それぞれが気をつける、っていうのは、本当に大事だと思うんですよ。最近、火事のニュースが本当に多いじゃないですか。

◆あと、政府紙幣。まだどうなるかはわからないけど、あるかもしれない政府紙幣。50兆円なら国民ひとり当たりに配ると40万円になる、っていう…。新経済対策のときにも、3歳から5歳の子どもに、ひとり当たり3万6000円を支給なんて話がありましたよね。それから、もう支給が始まっている定額給付金もそうなんだけど、どれだけお小遣いをくれるのか、っていう感じがします(笑)。何でこんなにくれるのか、っていうのも単純に考えて不思議ですよね。選挙が近いからなのか、不景気のせいなのか…。今回は、やっぱりお金の話が多かったですよね。不況なのにお小遣いをいっぱいくれる…不思議な時代ですね。