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#323(2009.2.28 OA)

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今日もキレイだった…

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竹内結子セレクションも登場!『フランダースの犬』『ベルサイユのバラ』『エースをねらえ!』などなど、誰もがハマった女の子向けアニメベストセレクションを紹介!

「今夜のスマステーション!!は、『みんながハマった女の子向けアニメベストセレクション20』! もう、いっぱい出てきますよ!みなさんが涙したあの名作、真似した“テクマクカヤコン”、スポ根まで、70年代から80年代を中心にドッと集めてみました!」。ゲストに竹内結子さんをお招きした今回は、スマステーション特別企画『みんながハマった女の子向けアニメベストセレクション20』をお送りしました。竹内さんは、初登場のときも何故かアニメ特集(『アニメヒロイン特集』)でしたが、そのとき以来、およそ1年ぶりのご登場です。
今回ご紹介した作品は、『世界名作劇場』で放送された『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』といった大ヒット作、女の子版スポ根ものの2大作品『エースをねらえ!』『アタックNo.1』、そして“魔女シリーズ”の名作『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』『魔女っ子メグちゃん』『花の子ルンルン』『魔法の天使クリィミーマミ』などなど、いずれも名作中の名作ばかり。そして今回は、“竹内結子セレクション”として、『私のあしながおじさん』『ベルサイユのバラ』から、竹内さんのリクエストした名場面もご紹介しました。そしてラストに登場したのは、テレビ東京系で放送された『赤ずきんチャチャ』。主人公は魔界の王家の血を引く、魔法使いの卵・チャチャ。そのチャチャの幼なじみ兼ボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤの声を担当していたのは、当時16歳だった香取編集長なのです。『編集後記』では、編集長が当時の思い出を語ってくれていますので、そちらも是非、チェックしてください!
次回、3月7日放送は、緊急特別企画として、香取編集長&大下アナがスタジオを飛び出し、若い世代に人気のスポットを初体験!○○を○○れたり、○○を○○られたりしちゃいます!必見です!!!

今や世界に誇るアニメ王国の日本には、60年代、70年代からハイクオリティーなアニメ作品がたくさん存在します。そんな中から今回、ご紹介するのは、特に女の子が大好きだったアニメ作品の数々。あなたが夢中になった1本も、きっとあるはずです。懐かしい記憶とともに、早速チェックしてください!


SmaSTATION!!特別企画
「みんながハマった女の子向けアニメ ベストセレクション20」


【SELECTION(1)】「アルプスの少女ハイジ」(1974年)

アルプス・アルムに住む祖父「おんじ」の元に預けられた明るく元気な女の子・ハイジの物語。「アルプスの少女ハイジ」といえば、ハイジと心を通わせたクララが立つシーンはあまりにも有名ですが、そのシーンより前に、実はクララが自分の足で立っていたシーンがあったのです。それは、突然、現れた牛に驚いたクララが、思わず立ち上がってしまったというものでした。とろとろのチーズに、ふかふかの干草ベッド。女の子の心をつかんだこの作品の平均視聴率は20.7%。この作品の大ヒットにより、海外の優れた児童文学をアニメ化するという、「世界名作劇場」が日曜よる7時半にスタート、ここから女の子の心をとらえる数々の名作が生まれることになるのです。

「アルプスの少女ハイジ」
(C)ZUIYO




【SELECTION(2)】「フランダースの犬」(1975年放送)

両親を亡くし、貧しいながらも画家への夢をあきらめない少年・ネロと、大型犬・パトラッシュの物語。「世界名作劇場」史上最高となる、視聴率30.1%を記録したのが最終回でした。夢にまで見た、ルーベンスの画を偶然、教会で見ることが出来たネロ。しかし、寒さと飢えのため、ネロとパトラッシュの体力は限界を迎え、やがて、ふたりは天に召されていき…。




【SELECTION(3)】「母をたずねて三千里」(1976年放送)

出稼ぎにいったまま連絡の途絶えたお母さんを探しにひとり、イタリアからアルゼンチンまで旅を続ける少年・マルコの物語。会えそうで会えない、そのじれったさに子供たちは釘付けになりました。その最高視聴率は27.8%。そして、この作品の名シーンといえば、もちろん、お母さんとマルコの再会のシーン。何ヵ月もかけてようやくたどり着いたのに、母は思い病気で臥せっていて…。

「母をたずねて三千里」
(C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.




【SELECTION(4)】「あらいぐまラスカル」(1977年放送)

動物好きのスターリング少年は、森で猟師に撃たれたアライグマの子供を助け、ラスカルと名づけて育て始めます。ちなみに、ラスカルとは英語で「いたずらっ子」という意味。そんな「あらいぐまラスカル」の名シーンといえば、都会へ引越しをすることになったスターリング少年がラスカルを森に返すという、別れのシーンです。ちなみに、「あらいぐまラスカル」をはじめ、「アルプスの少女ハイジ」、「フランダースの犬」、「母をたずねて三千里」は、いまや日本を代表するアニメ界の巨匠・宮崎駿氏が場面設定、場面構成、作画などを手がけています。

「あらいぐまラスカル」
(C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.




【SELECTION(5)】「小公女セーラ」(1985年放送)

インドにあるダイヤモンド鉱山オーナーの娘で大金持ちのセーラは、父の死と破産によって人生が一変します。寄宿学校で下働きとしてこき使われ、教師や生徒からも辛くあたられる日々の連続。過酷なイジメのシーンも話題となり、最高視聴率は27.8%を記録しました。辛い日々の中、実はセーラに莫大な遺産が残されていたことが発覚します。セーラの父親の共同経営者・クリスフォードは遺産を渡そうと必死にセーラを探していたのですが、すぐ隣に住んでいながら、なかなか気づかないふたり。しかし、ついに、クリスフォードがセーラを見つけ出すのです。

「小公女セーラ」
(C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.




【SELECTION(6)】「私のあしながおじさん」(1990年放送)

孤児のジュディは名前も知らない後見人・あしながおじさんの援助で高校へ進学、孤児であることを隠しながら、作家になる夢のため勉強に励みます。この作品が大好きだったという本日のゲストの竹内結子さんは、「この番組で『シルクの靴下』というものを初めて知りました。靴下を自慢するシーンが印象に残っています」と、その印象を語っています。そして、最後、ジュディはあしながおじさんと結婚するというサプライズが待っていました。

「私のあしながおじさん」
(C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.




【SELECTION(7)】「エースをねらえ!」(1973年放送)

60年代後半から70年代にかけて男の子が夢中になったのが「巨人の星」などのスポ根アニメ。そんな中、女の子向けのスポ根モノも登場し、瞬く間に大人気となりました。それが、主人公の岡ひろみがライバルたちのイジメやねたみに耐えながら、一流選手へと成長していく「エースをねらえ!」です。日本にテニスブームを巻き起こした作品ですが、原作にはいわゆる「魔球」が一切登場しません。しかし、アニメ版には、「竜巻サーブ」など魔球が付け加えられています。

「エースをねらえ!」
(C)山本鈴美香・TMS




【SELECTION(8)】「アタックbP」(1969年放送)

東京オリンピックでの「東洋の魔女」の活躍をうけ、登場したのが、「アタックbP」。最高視聴率は27.1%を記録しました。そんな「アタック1」の名物ともいえるのが「魔球」。「木の葉落とし」「ダブルアタック」「マシンガンアタック」「ダブル回転アタック」「大ボールスパイク」「風船アタック」「竜巻おとし」などと呼ばれる、さまざまな「魔球」が登場し話題になりました。

「アタックNo.1」
(C)浦野千賀子・TMS




【SELECTION(9)】「トムとジェリー」(1964年放送)

もともとはアメリカの映画館でフィルムを架けかえる時間などに流されていた短編作品のため、1話が6〜7分と非常に短いのが特徴です。何度もくりかえし再放送されていたことから、古い作品にもかかわらず、根強いファンが多いのです。これまでにアカデミー短編アニメ賞に13作品ノミネートされ、なんと7作品で受賞しています。

「トムとジェリー」
ワーナー・ホーム・ビデオ




【SELECTION(10)】「昆虫物語みなしごハッチ」(1970年放送)

スズメバチの大群に襲われたことで離れ離れになってしまった母親を探して旅に出る、ミツバチのハッチ。敵と戦い、時に友達を失いながらもけなげに母親を探し続ける姿は涙を誘い、最高視聴率は26.5%を記録。ちなみにハッチの名前は、「フジテレビ」(8チャンネル)で放送されていたことが由来といわれています。そんなハッチの忘れられない名シーンといえば、最終回、宿敵・スズメバチと戦うハッチをこれまでに出会った友人たちが自分の仲間を連れて助けに来てくれるというシーン。そして、ハッチはようやく母親に会うことができたのです。

「昆虫物語みなしごハッチ」
(C)タツノコプロ




【SELECTION(11)】「キューティーハニー」(1973年放送)

アンドロイドのハニーが悪の組織と戦うときに見せる、ちょっとエッチな変身シーンが話題に。あるときはカメラマン、あるときはレーサー、そしてまたあるときはロック歌手と、さまざまに変化する7変化が女の子たちのハートをつかみました。そして、2004年には実写版も登場。主人公ハニーを佐藤江梨子さんが演じました。

「キューティーハニー」
(C)ダイナミック企画・東映アニメーション




【SELECTION(12)】「はいからさんが通る」(1978年放送)

武家の娘、花村紅緒(べにお)と伯爵家出身の許婚、伊集院忍がシベリア出兵、関東大震災を経て結ばれる、壮大なストーリー。しかし、物語が完結していないためDVDなどは発売されておらず、ファンの間では「幻の作品」といわれています。1987年には南野陽子さん主演で実写映画化もされ、主題歌と共に大ヒットを記録。ちなみに、このとき伊集院忍を演じたのは、阿部寛さんでした。

「はいからさんが通る」
(C)大和和紀/講談社・日本アニメーション




【SELECTION(13)】「ベルサイユのばら」(1979年放送)

フランス革命の時代を舞台に、男装の麗人・オスカルと幼なじみのアンドレ、そしてフランスの王妃・マリー・アントワネットらの人生を描いた作品。マンガ、アニメ、ミュージカル、グッズのいずれも記録的ヒットとなり、女の子の誰もが影響を受けたといって過言ではない作品といえます。史実をベースにダイナミックに描いたストーリーはもちろん、気高く美しいオスカルの人気が爆発。なんと、1979年放送のアニメ「ルパン三世」にも出演。マリー・アントワネットの王冠を手に入れるためルパンと協力するオスカルとして出演しています。

「ベルサイユのばら」
(C)池田理代子・TMS




【SELECTION(14)】「おはよう!スパンク」(1981年放送)

パパはヨットで行方不明に、ママはデザイナーでパリ在住。そんな家庭環境の女の子・愛子が二足歩行するナゾの犬・スパンクに励まされながら元気に暮らしていくというストーリー。女の子ならひとつはキャラクターグッズを持っていたというほど超人気作品でした。最高視聴率は20.4%を記録しました。

「おはよう!スパンク」
(C)たかなししずえ・雪室俊一/講談社・TMS




【SELECTION(15)】「それいけ!アンパンマン」(1988年放送)

1988年の放送開始以来、20年以上にわたって子供たちに愛される人気アニメ。そんなアンパンマンは、生みの親であるジャムおじさんが工場でアンパンを焼いているとき、かまどに流れ星が落ちたことで誕生しました。




【SELECTION(16)】「魔法使いサリー」(1966年放送)

記念すべき日本最初の女の子向けアニメ作品がこれ。主人公は、魔法の国からやってきた小学5年生の女の子、サリー。サリーは魔法の国の王女だけあって、自由に魔法を使う事ができますが、変身道具などはありません。そんな「魔法使いサリー」には、第18話からある大きな変化が起こりました。放送が白黒からカラーになったのです。当時、「ジャングル大帝」(1965年放送)が初のカラーアニメとして登場したことに刺激を受けて、カラー放送に切り替えたといわれています。そんな「魔法使いサリー」の名シーンといえば、やはり最終回。それまで魔法使いであることを隠していたサリーが、最後、みんなに自分が魔女であることを告白するのです。最初は誰も信じないものの、魔法で。火事を消し止めたことで、みんなサリーが魔法使いだとわかるのです。

「魔法使いサリー」
(C)光プロ・東映アニメーション




【SELECTION(17)】「ひみつのアッコちゃん」(1969年放送)

魔女シリーズの人気を不動のものにした作品で最高視聴率27.6%を記録した超人気アニメ。原作はもちろん、赤塚不二夫氏です。主人公の加賀美あつ子は、もともと魔女ではなく、鏡の精にコンパクトをもらったことで好きなものに変身できるようになったという経緯があります。ちなみに今では定番となっている、主人公が使う「道具」の商品化の最初が、アッコちゃんが使うコンパクトでした。実際、このコンパクトは爆発的な売り上げを記録しました。

「ひみつのアッコちゃん」
(C)フジオプロ・東映アニメーション




【SELECTION(18)】「魔女っ子メグちゃん」(1974年放送)

主人公は魔界の次期女王の座をめざす、神崎メグ。キューティーハニーのスタッフが参加しているためか、主人公のお色気シーンが度々登場するのも密かな話題となりました。また、最終回の最後には、「あっ…ととと。大事なこと忘れてた。 皆さん、長い間ありがとう。お礼に、あなたに魔法をかけてあげるわ。テクニク テクニカ シャランラ!」「ほら、もうあなたは私を忘れないわ。どこかで会ったら、声をかけてね。 じゃ、そのときまで、さようなら!」とメグが言うおまけの映像が付きました。

「魔女っ子メグちゃん」
(C)東映アニメーション




【SELECTION(19)】「花の子ルンルン」(1979年放送)

七色の花を探すため、ヨーロッパの街々を旅しながらさまざまな事件を解決していくストーリー。主人公は花の精の血をひく、ルンルン・フラワーです。小道具は花の鍵。呪文は、「フレール フレール フレール」。念じることであらゆる職業に変身できる、というささやかな魔法が好評を博します。そして、番組の最後に必ず紹介されたのが、花言葉。このアニメによって花言葉の存在が広く知られるようになりました。

「花の子ルンルン」
(C)神保史郎・テレビ朝日・東映アニメーション




【SELECTION(20)】「魔法の天使 クリィミーマミ」(1983年放送)

10歳の女の子、森沢優が主人公。妖精を助けたことから、1年だけ魔法を使えるようになるのです。小道具はコンパクトと“クリィミーステッキ”と呼ばれる魔法の杖。そして、魔法を使うと16歳に変身。その姿で歩いていたところをスカウトされ、人気アイドル歌手としてデビューするという夢のあるストーリーが受けて、最高視聴率は22.2%を記録しました。

「魔法の天使 クリィミーマミ」
(C)ぴえろ




※特別SELECTION「赤ずきんチャチャ」(1994年放送)

主人公は魔界の王家の血を引く、魔法使いの卵・チャチャ。そのチャチャの幼なじみ兼ボーイフレンド兼ペットがリーヤという狼男です。実は、このリーヤの声優を務めたのは、香取慎吾さんなのです! テレビ東京系列で放送された番組は、最高視聴率15.8%を記録するヒットアニメとなりました。

「赤ずきんチャチャ」
(C)彩花みん/集英社・NAS


アニメからも学べる!

本日のゲスト・竹内結子さんが「アニメというものは、繰り返し繰り返し見て、感動がある」とおっしゃっていました。名言です!年齢を重ねることによって、作品に対する理解も深まっていく…それがアニメの魅力でもあるのではないでしょうか。というわけで、今回の格言です。「『世界名作劇場』とかもそうなんですけど、アニメからも、きっといろんなことを学べるんじゃないかな、って思いました。それこそ、勉強とか一切しなくても、順を追って子どもに、『この時期はこれを見せておこう』ってやっていっても、ちゃんとした大人に育ちそうな…。ユーモアのためにおふざけのものとかも入れて、それを勉強としてアニメを見せ続けても成立するくらい、アニメっていろんな要素が入っていて深いんじゃないかな、って思うんです。子どものころに見るものから受ける影響ってきっと大きいと思うんです。見ていたアニメの種類によって、大人になったときの成長の仕方が違うんじゃないか、っていう研究結果を発表したいです(笑)」。極論といえば極論ですが、日本人ならどんな人でも、何らかの影響を子どものころに見たアニメから受けているのも事実ではないでしょうか。みなさんの心に残るアニメ、是非、教えてくださいね。

竹内結子さん
私、意外に詳しいのかもしれません(笑)。

前回のご出演に続き、アニメ特集にご登場となりました。香取さんからは、「アニメといえば、竹内さん」という発言もありました。

そこまで、アニメに詳しいわけではないんですが、懐かしいものがたくさんありましたね。何度も見返していくことで、理解度が増していくんだってことを、改めて思いました。子供の頃にはよく分からなかった物語の背景なんかも理解できるようになるにつれて、より面白みも増してくるというのもあって。それと、たくさんの方がもう一度見たい言われる作品には、それなりに深い訳があるんだな、とも思いました。

今日の20本の中で、改めて見たいと思った作品はありますか?

オスカルが「ルパン三世」に出ていたっていうのを知ったので、その回は見たいと思いました。でも、そうなれば、ルパンを最初から全部見たくなると思うんですけど(笑)。そのとき、そのときで見たいものは変わりますけど、「昆虫物語みなしごハッチ」とか、「母をたずねて三千里」とか、けなげな少年ものは見たい気持ちありますね。でも、辛いんですよねぇ。「小公女セーラ」とかのように、最後に胸がスッとすく瞬間が訪れないものか、と期待しながら見てしまうと思います。

「フランダースの犬」のように、悲しい結末の作品もありますね。

「パトラッシュ、僕、もう眠くて…」というネロのセリフは、最近、言い訳につぶやいたりします。疲れたときには、「パトラッシュ、僕、もう疲れたよ」、寒いときには、「もう、南に逃げたいよ」とか、結構、いただいています(笑)。

最近、ご覧になるアニメといえば?

最近は、「それいけ! アンパンマン」とか「ドラえもん」くらいですね。あとは、CS放送で「トムとジェリー」とか、ディズニー作品なんかは、流れていれば見ます。

香取さんが「赤ずきんチャチャ」で声優をされていたのもご存知でしたし、やはり、相当お詳しいですよね?

詳しいですかね。そうなのかしら(笑)。でも、主題歌を聴くだけでだいたい作品はわかりますね。意外に、詳しいのか…。それだけ集中して見ていたってことですよね。子供の頃、竹内家は、わりとテレビを見る時間が限られていたので、そこで集中力を発揮していろいろなものを見ていたのかなって思います。

香取さんとはお久しぶりだったそうですが、何かお話をされましたか?

ご挨拶をしたときに、『ジェネラル・ルージュの凱旋』を見てくださった上、「面白かった」と言ってくださって。そう言っていただけるのが、作品に出演した者としては一番嬉しいことですので、何よりのご褒美をいただいた気がしました。

最後になりますが、主演映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』について、改めて見どころをお願いできますか?

舞台が救命救急ということで、前作(『チームバチスタの栄光』)とはまったく違う世界観の作品になったなと思っています。続編と思って見ると、何かが違うとはっきりわかっていただけると思います。それは、舞台も、出演者のメンバーも違うということが大きいと思いますが、前作をご覧になっていない方も、もちろん楽しめるようになっています。ただ、『チームバチスタ〜』を多くの方に知っていただいたお陰で、私が演じる田口や、阿部寛さん演じる白鳥とか、レギュラーの登場人物のについて説明が必要なくなっている部分もあるので、いきなり本題に飛んでいけるような感じもあると思います。さらに、深く、テンポもよくなっていると思いますので、ぜひ、多くの方に楽しんでいただきたいですね。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

「ジェネラル・ルージュの凱旋」
3月7日より全国公開
監督:中村義洋
出演:竹内結子 阿部寛 堺雅人ほか

もうシミーズでは走れませんが…。

今日の女の子向けアニメ特集は、まさに、私もハマッた作品ばかりでした。小学校の頃、学校から帰って夕飯までの間に、よくアニメを見ていた記憶がありますね。「魔法使いサリー」も「ひみつのアッコちゃん」も「魔女っ子メグちゃん」も大好きでしたけど、今思い返して特に印象的なのは、「トムとジェリー」「エースをねらえ!」「花の子ルンルン」そして、「アルプスの少女ハイジ」です。「エースをねらえ!」の岡ひろみが努力してどんどんテニスが上手くなるのに影響されて、私もひとりで壁打ちテニスをやって夢中になっていたのを思い出しました(笑)。「花の子ルンルン」で思い出すのは、関連商品のコンパクトを買ってもらったこと。当時、小学生だったので買い物といっても、せいぜい100円もらって駄菓子を買うくらいだったんです。それが、コンパクトは確か980円だったんですよ。もう、高嶺の花ですよね。母に打ち明けて1000円をもらいデパートに買いに行ったのを覚えています。コンパクトの中を開けると、電飾がキラキラ光るんですよ。嬉しかったなぁ(笑)。そして、何といっても忘れられないのが「アルプスの少女ハイジ」です。深くてやさしい独特の世界観はもちろん、あのスイスの景色の美しさといったら! 子供心に本当に憧れていました。今でもスイスに行きたい気持ちは変わりませんね。もう、ハイジのようにシミーズでは走れませんが(笑)、いつか、あの景色を生で見ることを夢見ています。

生放送で、『ベルバラ』を知らない、とはっきり言えたのは嬉しかったです!

◆竹内結子さんにお会いできて嬉しかったです!あの空気感が何とも言えないんですよ。ボクの凄く好きな空気感です。もしかしたら、似てんのかもしれない。考えたことなかったけど、何か…。そんな竹内さんの美しさの秘訣は“普通”でしたよね。ご褒美にエステ行って…みんなそうです!OLのみなさん、みんなそうです!それなのに、あの美しさですよ。だから、視聴者の心の声を、みなさんに代わってボクが叫んでおきました(笑)。『普通!』って。

◆女の子向けアニメ…『世界名作劇場』のところは、やっぱりいい作品ばかりで確かに感動するけど…アニメですからね。男の子・女の子関係なく、あの辺って見ているような作品ばかりだと思うんだけど、ネロとパトラッシュが死んで、天使が迎えに来て、空を飛んでいく絵にナレーションがかぶさって…。最終回がそれって、もうちょっと救いがほしいな、と(笑)。悲しすぎますよね。アニメって、どっか夢があったり、楽しかったりするものなのに…。まあ、『フランダースの犬』からも、いろんなことが学べたりするんですけどねぇ。

◆ハッチとかも、もう表情がダメ!あいつ、超ダメ(笑)。最後、頑張ったときは『よく頑張ったな…』って思ったけど…

◆魔法ものとかは、結構知ってたのにビックリしました。知ってたことにビックリしたのと、『ベルバラ』を知らない、っていうことを生放送で、みなさんにはっきり言えたのが嬉しかったですね。すっきりしました。

◆あとはやっぱり、自分が出てきてビックリしました。あれはやられましたね。16歳ですよ。大変でした。1年半くらいやってたと思うんです。早いんです、朝。スッゴイ早くから…それこそ9時とかには、もうマイクの前で声を出す、みたいな感じで、それを毎週…。代々木アニメーション学院のスタジオに、名だたる声優さんが…三ツ矢 雄二さん、『金田一少年の事件簿』とかの松野太紀さん、冨永みーなさん、日高のり子さんとかがいて、あの年齢だから感じたのか、もうボクは塾に行く、みたいな感覚でした(笑)。ちょっとイヤでしたよね(笑)。スタジオまで階段を昇るんですよ。2階分くらいの長〜い階段を昇っていくんです。その階段の下に古着屋さんがあって、入り時間にもうついているのに、そこでじっと下を向いてたりして、「……よし!」って覚悟を決めて階段を昇っていくような感じでした。でも、そのおかげで、ドラマとか映画のアフレコとか、音がしっかり録音されなかったり雑音が入ったりしたときの声録りをするときとか、よく監督さんから「何か上手いですね!」って言われるようになりました。それは、あのときの経験があったからだ、っていつも思っています。あとは、それこそ『孫悟空』とかでもかなりの影響が出ていますしね。やっているときはホントに大変だったけど、とても大きな経験でしたね。