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#321(2009.2.14 OA)

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祝・1万人アンケート!

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サザン、BOØWY、Mr.Children…宮藤官九郎さん&ユースケ・サンタマリアさんをお迎えして、『1万人に聞いた!好きなニホンのバンドベスト30』を発表!

宮藤官九郎さん(初登場!)&ユースケ・サンタマリアさん(4回目)をゲストにお迎えした今週のスマステーション。特集は、ともにミュージシャンの肩書きも持つゲストのおふたりにぴったりな『ベストヒットスマステーション・1万人に聞いた!好きなニッポンのバンドベスト30!』です。1980年代〜1990年代のバンドブームで一世を風靡したバンドはもちろん、1970年代から活躍している超大物バンドまで登場した今回のランキング。いずれ劣らぬ名バンドばかりの中でベスト10にランクインしたのは、スピッツ(10位)、アリス(9位)、ザ・ブルーハーツ(8位)、プリンセス・プリンセス(7位)、米米クラブ(6位)、RCサクセション(5位)、オフコース(4位)、Mr.Children(3位)、BOØWY(2位)。そして1位に輝いたのは、昨年バンド結成30周年を迎えたものの、突然の活動休止発表で日本中に衝撃を与えたサザンオールスターズでした。小林克也さんもおっしゃっていましたが、30年間日本の音楽シーンのトップを走り続けたサザンオールスターズが1位というのは誰もが納得の結果ではないでしょうか。VTRを最初から最後まで大盛り上がりでご覧になっていた宮藤さんとユースケさん。その中からユースケさんが思い入れがあるバンドとして選んだのはシャ乱Q。理由は「同じコンテストで優勝してメジャーデビューしたから」だとか。一方、宮藤さんが選んだのはRCサクセッション。「自慢するわけじゃないですけど、(RCサクセションの代表曲のひとつ)『雨上がりの夜空に』を清志郎さんとやったことがある!」そうです。宮藤さんが監督・脚本を手がけ、ユースケさんも出演している『少年メリケンサック』もパンクバンドを題材にした映画ですので、興味がある方は是非!
次週2月21日放送は、『日本の絶品手土産ベストセレクション』&『月イチゴロー』の2本立て。ゲストは森公美子さんです。お楽しみに!

いつの時代でも音楽シーンに輝きを与え若者たちを熱狂させるのがバンドです。80年代のバンドブームから現在まで、みなさんはどんなバンドに心を熱くさせてきたのでしょうか。スマステーションでは、1万人のみなさまにアンケートを実施。今でも心に残る好きなバンドを選んでもらいました。あなたの好きなあのバンドは何位にランクインしていますか?


SmaSTATION!!特別企画
『1万人に聞いた!好きなニッポンのバンドベスト30』


第30位
男女のツインボーカルが織り成す情熱サウンド
「バービーボーイズ」

1988年、ロックバンドとして初めて東京ドームでライブを行ったのが彼ら。1992年に解散するも、2009年2月13日からデビュー25周年を記念して全国ツアーを展開中。




第29位
青春ロックの定番バンド
「JUN SKY WALKER(S)」

“ジュンスカ”の愛称で親しまれ元気が出る“タテノリビート”で80年代後半のバンドブームを牽引した彼らは、デビュー前には当時バンドマンたちの聖地とも言われた原宿のホコ天(歩行者天国)で活動していました。そのホコ天は、“ジュンスカ”をはじめ、THE BOOMなど多くのバンドを輩出し70年代から様々な文化の発信地となっていましたが、1998年に惜しまれながらも、その歴史に幕を降ろしました。




第28位
ニューミュージックの草分け的バンド
「チューリップ」 

1971年に福岡で結成、72年のメジャーデビュー以降、ライブを中心に活動を続けたチューリップ。彼らは、日本で初めて単独の野外ライブを行ったバンドでもあるのです。その野外ライブで今でもファンの間で伝説となっているのが1980年の鈴蘭高原でのライブ。あいにくの雨の中、実に1万5000人を動員したライブは開始時間が大幅に遅れるというハプニングの中、メンバーと観客が一体となり最高のライブとなりました。




第27位
ポップかつ重厚なサウンドで魅了
「ゴダイゴ」

1970年代後半、一世を風靡したゴダイゴは、なんと言ってもドラマ『西遊記』のテーマ曲「モンキー・マジック」や「ガンダーラ」のヒットで、その人気を不動のものにしました。




第26位
日本の夏の定番として愛され続けるバンド
「TUBE」

「夏といえばTUBE」と言われるほど、日本の夏の風物詩ともいえるバンドがTUBE。1990年代は、ほとんど夏限定でバンド活動を行ってきましたが、近年では一年を通じて活動しています。




第25位
奇抜なファッションと歌謡メロディで魅了
「シャ乱Q」

1995年リリースの「ズルい女」が、145万枚の売り上げを記録したシャ乱Q。昨年には、バンド結成20周年を記念した日本武道館ライブを行いました。




第24位
エネルギッシュなJポップ・ロックバンド
「リンドバーグ」

1991年リリースのシングル「BELIEVE IN LOVE」が、伝説のバラエティー番組『夢で遭えたら』のテーマ曲として使用されブレイク。2002年に解散するも、今年でデビュー20周年を迎え、今月末には渡瀬マキがソロライブを行うことが決定しています。




第23位
社会現象となったアイドル的ビッグ・バンド
「チェッカーズ」

藤井フミヤがボーカルを務めた7人組のロックバンドで、全盛期にはトップ10ランキングに3曲が同時にランクインするなど、アイドル級の人気を誇りました。また、その個性的なヘアスタイルやファッションも、若者に大きな影響を与えました。




第22位
個性派メンバーが生み出すロックサウンド
「ユニコーン」

1987年のデビュー以来、奥田民生を中心にメンバー全員が曲を作り、ボーカルもつとめるという自由なスタイルを持つユニコーン。1993年に惜しまれつつ解散するも、今年16年ぶりに再結成。3月には全国ツアーもスタートさせます。




第21位
3人の個性が生み出すハーモニー
「THE ALFEE」

異なる個性の3人が織り成す絶妙のハーモニーと重厚なサウンドで、幅広い年代にファンを持つTHE ALFEE。今年でバンド結成から35年を迎えます。




第20位
世界を虜にしたニッポンのテクノポップ
「YMO」

1980年代初頭、シンセサイザーとコンピューターを駆使した斬新なテクノミュージックで、日本だけでなく世界を席巻したYMOこと、イエロー・マジック・オーケストラ。1979年、海外での初公演となったロサンゼルスで行われたライブでは、なんと観客がスタンディングオーベーションでアンコールを求めるなど大絶賛を受けました。




第19位
大人の愛を歌いあげる歌謡ロック
「安全地帯」

北海道・旭川市で結成されたロックバンドは、大人の愛を歌いあげる、歌謡ロックで多くの人々を魅了しました。そんなバンドは、1981年に井上陽水のバックバンドを務めるために上京。約1年のサポートの後、メジャーの舞台にデビューを果たしました。




第18位
NOKKOの躍動的なヴォーカルで魅了
「レベッカ」

1984年のデビューし、約7年間にわたる活動後に終止符を打ったレベッカ。1999年に「フレンズ」がドラマ主題歌になったことで新しいファンを呼び込み、2000年に再結成されました。




第17位
ヒット曲連発のロックバンド
「L'Arc〜en〜Ciel」

1998年、「HONEY」「花葬」「浸食」の3枚のシングルを同時発売し、オリコンチャートの上位を独占しました。




第16位
吉井和哉率いる魅惑のロックバンド
「THE YELLOW MONKEY」

独特の歌詞とキャッチーなサウンドで多くのファンの支持を集めながらも、2004年に解散。ボーカルの吉井和哉は、ソロ名義で活動中です。




第15位
進化し続けるモンスターバンド
「GLAY」

1999年、野外ライブに20万人を動員し、「国内単独ライブの観客動員数記録」を更新。現在もなお高い人気を誇っています。




第14位
数々の伝説を生み出した永遠ロックヒーロー
「甲斐バンド」

1970年当時、年間100本を超えるライブを敢行するなど、日本を代表するライブ・バンドとしての地位を確立していった甲斐バンド。13枚目のシングル曲、「安奈」は、彼らのバラードの代表的となりました。




第13位
元祖ヴィジュアル系・伝説のバンド
「XJAPAN」

派手なルックスで、ヴィジュアル系と呼ばれるロックの先駆者的存在とされ、後のバンドに大きな影響を与えたXJAPAN。97年に解散後、2008年に再結成されたときには、98年に亡くなったギターのHIDEが映像となって舞台に浮かび上がりました。今年は香港を皮切りに初の海外公演を行い、その不動の人気を証明しました。そんな彼らのライブ中、会場のファンがジャンプするパフォーマンスは、「Xジャンプ」として有名ですが、この春、東京ドームで行われるライブでは、ジャンプによる振動を危惧した会場サイドから「Xジャンプ」を誘導してはいけないという要請が。リーダーのYOSHIKIは、この誓約書にサインをしたと言われています。




第12位
超キュートなポップ&ロックバンド
「JUDY AND MARY」

ボーカルYUKIの歌唱力と個性的なファッションで、デビューから数々のヒットを飛ばした“ジュディマリ”こと、JUDY AND MARY。2008年にオリコンが行った「再結成してほしいバンド」のランキングでは、総合1位となりました。




第11位
魂を揺さぶるサウンドで魅せるロックバンド
「ウルフルズ」

1996年、シングル「ガッツだぜ!!」でブレイクしたウルフルズ。通算30枚目となるシングル「泣けてくる」も、心に染みる応援ソングとして人気となっています。




第10位
切なく美しい独自の日本語ロック
「スピッツ」

11枚目のシングル「ロビンソン」で一気にその人気を不動のものとしたスピッツ。ちなみに、バンドの結成当初は、現在のスタイルからは想像が付かないパンク系の音楽を中心に行っていました。




第9位
伝説のフォークロックバンド
「アリス」

堀内孝雄、谷村新司の力強いボーカルに矢沢透のドラムで多くのファンの心をつかんだアリス。これまで3度の再結成がありましたが、メンバー3人が60代となる今年、再び結成が噂されています。




第8位
唯一無二のエネルギッシュバンド
「ザ・ブルーハーツ」

1995年に解散してもなお、幅広い層から熱い支持を集めているザ・ブルーハーツ。彼らのシングル「夢」は、香取編集長主演のドラマ「人にやさしく」のテーマソングにもなりました。また、ボーカル甲本ヒロトの実弟・甲本雅裕は、俳優として活躍中。香取編集長も、「新選組!」で共演を果たしています。




第7位
奥居香率いるガールズロックバンド
「プリンセス・プリンセス」

ガールズバンドの先がけとして、「世界でいちばん熱い夏」「ダイアモンド」といったヒット曲を連発した“プリプリ”ことプリンセス・プリンセス。1996年に解散するも、メンバーはそれぞれ音楽に関する活動を続けています。




第6位
日本を代表するエンターテインメントバンド
「米米クラブ」

カールスモーキー石井を中心にファンク、ニューロマンティックなど、様々な要素を融合した音楽を展開する米米クラブは、シングル「君がいるだけで」が自身最大となる290万枚のヒットを記録しました。その個性的なプロモーションビデオやライブパフォーマンスは高い評価を得ています。




第5位
日本音楽史上最高のR&Rバンド
「RCサクセション」

1970年デビューのRCサクセションは、ボーカル・忌野清志郎を中心に奇抜なファッションとサウンドで、若者を中心に支持を集め、時代を席捲しました。




第4位
ニューミュージックを代表するポップバンド
「オフコース」

小田和正の透明感あるボーカルで、現在も様々な曲が愛されているオフコース。1982年、日本武道館で行われたコンサートでは、10日連続で会場を満員にするという華々しい記録を打ち立てました。




第3位
桜井和寿率いる最強ロックバンド
「Mr.Children」

今年で結成20周年を迎えたMr.Children。これまでのCD総売上枚数は、5410万枚を記録。 昨年は紅白歌合戦にも初出演し、話題をさらいました。




第2位
80年代最強のバンドヒーロー
「BOOWY」

1981年結成のBOOWYは、日本のロックシーンに多大な影響を与えたバンドとして音楽史に輝いています。BOOWY解散後、1988年にギターの布袋寅泰が吉川晃司とユニット「COMPLEX」を結成しました。




第1位
湘南が生んだ国民的バンド
「サザンオールスターズ」

1978年のデビュー以来、日本のミュージックシーンの第一線で活動を続けてきたサザンオールスターズは、これまで多数のヒット作を世に送り出してきました。2000年にリリースした「TSUNAMI」は、294万枚の売り上げを記録。昨年、バンド結成30周年を迎えながらも、未だ幅広いファンに愛され続ける、まさに国民的ロックバンドです。


SMAPはバンドではないのか?

「ロックバンドの定義は?」というような話は専門家にもファンにもいろいろな意見があったりもしますが、今回の格言はもちろんそんな面倒なくさい話ではなく…。「SMAPは何がバンドじゃないんだろう?やっぱり、楽器が必要なのかな?じゃあ楽器がなく、グループでいるボクらって何なんだろう?よく考えてみると不思議な気もします。自分たちで作詞作曲した曲をラストコンサートとかで演奏しているシーンも出てきましたけど、そう言えばウチらSMAPは曲作りとかしない人たちだな、って(笑)。曲作らない、楽器ない、この人たちは何者なんだろう(笑)。アルバムでソロの曲とかは作ったりもしてるけど、シングル曲とかではやったことがないですよね。やろうと思えば好きなメンバーとかもいるはずなのに、何故かやってこなかったですね。楽器を持つ、っていうのもあんまり考えたことないし。今度シングルで、作詞は2人くらい、作曲は3人くらいでやって、楽器を持ってちゃんと弾いて…そんなSMAPも見てみたいな、と(笑)」。確かに、それはそれでと〜っても聴いてみたいです!(編集長のパートはなんでしょうね?)

宮藤官九郎さん ユースケ・サンタマリアさん
「カンくんとユッチ」やりましょう!(ユースケ)
テレビがこんなにラクだったのは初めて(宮藤)


映画『少年メリケンサック』の舞台挨拶を終えて、おふたりで登場されましたがいかがでしたか?

ユースケ:官九郎さんが生放送を心配していたんですけど、こんな楽しそうな官九郎さんは初めてみました。

宮藤:ホント、初めてです。テレビに出てこんなにラクだったことは。楽しかったです。ユースケさんがいてくれたお陰もあって、本当に思ったことを言っていただけで終わってしまって。

ユースケ:VTRあっという間でしたよね。2時間くらいはやってもいいでしょ、今日の企画なら。

それにしても、バンドについてよくご存知でしたね。

宮藤:バービー(ボーイズ)がいきなり出てきたのには驚きました。だけど、みんな再結成しますね。

ユースケ:そうなの。再結成すると、盛り上がるの! 当時を知らない若い人たちは、「(バービーボーイズのボーカルの)KONTA、こんなにかっこよかったの?」ってなるの。

ユースケさんが在籍されていたバンド「ビンゴボンゴ」の映像もありましたね。

ユースケ:あれで、ドッと脂汗が出てきました。あの映像は、本当に封印していたものなんですよ。まさか、ここで出されるとは。(宮藤の在籍する)「グループ魂」はカッコイイからいいですけど、「ビンゴボンゴ」はダメ(笑)。特に、金髪時代は止めてほしかったな……。

宮藤:なんで、金髪にしたんですか?

ユースケ:どうかしてたんでしょうね。なんか、「飛んでみたい」って思ってたんでしょうね。

宮藤:ユースケさんがずーっとしゃべってるから、全然、音楽が聴けなかったです。

ユースケ:聴こえないように、大声でしゃべってたんですよ。そのくらい恥ずかしいんですから。

ユースケさんは、バンドがやりたくなったとおっしゃっていました。

ユースケ:官九郎さんがうらやましいんですよ。本を書きながら、お芝居もやりながらバンドもやっているっていうのが、凄くうらやましいんです。官九郎さんに突き動かされましたね。

では、今年あたりいかがでしょうか?

ユースケ:ちょっと一発、花火をぶち上げてみようかな。飛びたくなってきました。

宮藤:あ、はい。

ユースケ:ちょっと、ちゃんと聞いてくださいよ。そろそろ切り上げたくなってきたんじゃないですか?

宮藤:いえいえ。そういえば、この間、堂本剛くんの番組で歌ってるを見ましたけど、かっこよかったですよ。

ユースケ:本当に? オンエアされてました?

宮藤:されてましたよ。素で歌ってたんですけど、上手かったです。

ユースケ:本当ですか? 誰かがギターとか弾き出しちゃうと、昔取った杵柄っていうんですか、これ最近のお気に入りのフレーズで、今日の舞台挨拶でも何度も言っていましたけど、歌わずにはいられないんですから。

宮藤:うん、凄いなと思いました。

ユースケ:あのね、「カンくんとユッチ」っていうふたりのユニットができるかもしれません、今日を機に。

宮藤:はい、わかりました(笑)。

ユースケ:ねえ、やる気ないでしょ。プロジェクトというのは、こういうことから始まっていくんですから。「カンくんとユッチ」、お願いしますよ。

最後になりましたが、改めて映画『少年メリケンサック』についてメッセージをお願いできますか?

ユースケ:こんなにかっこいい映画は最近ないと思います。なにせ、間口が狭そうで実は広いんですよ。幅広い世代の人がこの映画を見たいと思ってくれているらしいですし、実際に見てもどの世代の人も楽しめるんですから。パンクを題材にしてとんがったところもあるのに、ここまでみんなに愛されるという映画は、そうそうないですよ。宮藤官九郎ここにあり!っていうかね。「この映画が、俺の遺言状だ」って言ったんだから。

宮藤:それじゃあ、死ななきゃいけないじゃないですか。

ユースケ:否定してくださいよ、文章になりますよ、そのまま!

宮藤:だいたい、そんな感じでいいと思います(笑)。だけど、今日、舞台挨拶して思ったんですけど、結構、ご年配の方がいらしていたんですよ。ですけど、そういう方もみなさん楽しんでご覧いただいたようなんですよね。それはよかったなって思いました。

レッド・ウォーリアーズと聞いただけで…。

私は、ゲストの宮藤さん、ユースケさんと同い年ですので、もう、今日のバンドはどれも世代的にジャストでした。ほとんどすべての曲を知っていてそれだけでも楽しいのに、みんなで盛り上がって見ていたから、何倍も楽しくて。おふたりは好きなバンドが紹介されるたびに「出たー!」とか「来たー!」とかおっしゃるんですが、それも本当に楽しかったです。それにしても、さすがはバンドマンだけあって、おふたりはめちゃめちゃ詳しいですね。いろいろな情報を教えてくださいましたし、おふたりも「楽しい」と連発されていたので、こちらもとってもうれしい気分でした。そこに、どこか冷静にツッコミを入れる香取さんもおかしかったですよね。仲良しのユースケさんだから、「うるさい!」なんておっしゃって(笑)。今日は、スタジオのテンションがいつも以上に高かったですね。それにしても、70年代、80年代のバンドは名バンドが多いし、いい曲が本当に多いですよね。私もバンドをやっていたこともあって、コピーしたBOOWY、レベッカ、プリンセス・プリンセスなんかを懐かしく聴きましたけど、中でも、レッド・ウォーリアーズ、THE YELLOWMONKEYは、名前を聞いただけで高校時代の思い出がパーッとよみがえってきました(笑)。もう、たまならいですよね。それと、RCサクセションは、出てきた当時は衝撃的でしたけど、ファッションもメイクも、今見てもカッコイイと思いましたし、チューリップとかオフコースは、姉が好きだったので一緒に聴いていたのを思い出しました。それにしても、みんな歌がうまいし、個性があるし、曲がいい! ああ、本当に懐かしい。今夜あたり、80年代ヒッツでも聴いてみようと思いました。

ベスト10のバンドには重みを感じました

◆今日はバレンタインデーでしたがとても男な感じで(笑)。宮藤さんもユースケさんも、凄く喜んでくれてよかったです!初登場の宮藤さんも、あんなに「楽しい!」って言ってくれて嬉しかったですし、ユースケさんもまたハイテンションで番組を盛り上げてくれて…。「詳しいですね」って言ったら「うるせぇ!」って勘違いする、そんなユースケさんが好きです。

◆ユースケさんのバンド、BINGO BONGOも登場しましたね。かろうじてボクは、BINGO BONGOを知っているので。BINGO BONGOだったユースケさんがひとりで深夜番組やったりしてて、気づいたら俳優さんになり、映画俳優ユースケ・サンタマリアとして映画の公開日に登場し…という流れを見てきたので、改めて一緒にBINGO BONGOの映像を見ることができたのが凄く嬉しいです。金髪のユースケさん、いいですねぇ(笑)

◆今日は、本当に凄いバンドばかり登場しましたけど、その中でもやっぱりベスト10に選ばれた10組には、重みを感じました。そして、その中でもさらなるオーラを発した1位のサザン。何ですかね、『勝手にシンドバッド』のときの客席と一体になったあのパワーっていうのは…。今日の特集のトップ10、間違いないな、って思いました。

◆でも、さみしいな、っていう思いもありました。そんなサザンが活動休止。あまりにもパワーが凄くて、1位で間違いないな、って納得の順位なんだけど、ふと考えてしまうと、「休止かぁ…」って。で、2位のBOØWYももう解散しているでしょ。そんな感じで考えていくと、清志郎さんのようなパワーを持った人物がいま現れてほしいな、って思ったんです。いまの清志郎さんももちろん大好きなんだけど、新人にも「何、コイツら!?」みたいな感じのバンドが出てきて欲しいと思うんですよね。何か、最近のバンドはキレイ過ぎるっていうか…。正統派過ぎる感じがしませんか?それもいいけど、それよりも『い・け・な・いルージュマジック』的な感じというか(笑)。RCサクセションは、『雨上がり〜』とかもそうですけど、本当にいい曲いっぱいありますからね。ハチャメチャなパワーといい曲――そんな新しいバンドがそろそろ見たいですね。