カゼじゃないと思えばカゼじゃない!
ゲストにつるの剛士さんをお迎えして、いまさら人に聞けない、2008年のニュースキーワードを解説!
月日が経つのは早いもので、2008年も残すところあと3週間あまり。今週のSmaSTATION!!は、ニュース番組や新聞などで大きな話題になったニュースを、おなじみの解説陣が分かり易く教えてくれる『よく耳にするけど、いまさら人には聞けないニュースキーワード12』をお送りしました。ゲストは、ことし最も活躍したユニット『羞恥心』のリーダーであり、3人のお子さんを持つ父親でもあるつるの剛士さんです。今回取りあげたニュースキーワードは、社会問題となった「年金記録の改ざん」や、産地偽装などとともに食の安全に関する重大な問題のひとつとして大きく報じられた「メラミン」、アメリカのサブプライムローン問題に端を発する「世界的金融不安」といった私たちの生活にも直結している重要なニュースはもちろん、「マドンナ離婚の真相」「『ドラゴンクエスト\』、ニンテンドーDSで発売」などのエンターテインメント系ニュース、さらには「フィギュアスケートの採点方法」まで、バラエティーに富んだラインナップとなりました。つるのさんは、VTRの中で度々出題されたクイズにも、かなり正解していました。が、「サブプライム問題」「日経平均株価」も余裕で答えたつるのさんに対して、香取編集長からは「何か、ヤな感じ!(笑いをとる答え)何かないんですかぁ?」「“日経”とか当てちゃダメですよ!」なんて、無茶なツッコミもあったりして…。つるのさんいわく、「クイズをやりすぎて、頭の中にジグソーパズルのピースをはめこむ枠ができてきたんですよ!だから、ニュースを見ていても、パズルのピースをはめ込むことができるようになってきたんですよ」とのことでした。そんなつるのさんは、メールコーナーでも「(羞恥心としてブレイクしたことは)いままの芸能生活で培ってきたことをすべて出せる年だったんです」「(子育てのモットーは?と聞かれて)子どもと関わるだけが子育てじゃないと思うんです。子どもを育ててくれているママのフォローをすることも子育てだと思うんです」と、素晴らしいコメントをして編集長を感心させていましたが、本当にステキな方でしたよね。
次週12月13日の放送は、北京オリンピック競泳の金メダリスト・北島康介さんをお招きして、『2008年検定』をお送りします。お楽しみに!!
今年起こったさまざまな事件、社会問題の中で、「これだけは押さえておかないと恥ずかしい!」というニュースに関するキーワードを厳選。スマステらしい丁寧でわかりやすい解説でご紹介します。
スマステーション特別企画
知らないと恥ずかしい! 2008年ニュースキーワード(12)
【キーワード(1):○○権って何?】
元音楽プロデューサー・小室哲哉、突然の逮捕。先日、保釈金3000万円で保釈されたときも多くの報道陣が詰め掛けました。この事件は、歌についてのある権利をめぐって起きたもの。音楽や美術・文学など創造したものに自然と発生する「著作権」です。作詞・作曲、さらには本を書いたり絵を描いたときなどに発生する著作権。その著作権は、ふたつの要素を含んでいます。まずは、「人格権」。これには作者の許可なしに、例えば勝手に曲を短くしたり、本の結末を変えたり、といったことをさせないための権利などが含まれています。そしてもうひとつが、「財産権」。これには、いわゆる印税を受け取る権利などが含まれています。小室被告が逮捕起訴されたのはこの財産権をめぐる問題でした。この財産権は、お金で人に譲ることができ、あのマイケル・ジャクソンは1985年、ビートルズの270曲分の著作権を手に入れています。ちなみにそのお値段は、およそ112億円といわれています。
【キーワード(2):○○○○○って何?】
物が売れない、と言われている中、最近大幅に売り上げを伸ばしている家電商品があります。それが、「ブルーレイディスクレコーダー」です。ブルーレイディスクは、普通のDVDと大きさ・見た目はまったく同じ。しかしそこに記憶できる容量がブルーレイは、DVDの約5倍。よりきれいな映像を長時間記録できるようになったのです。では、その違いはどこにあるのでしょうか。秘密は、ブルーレイ、つまり「青い光線」。今までのDVDでは、赤い光を使ってディスクに情報を書き込んだり、読み取ったりしていました。ところが、最近今まで技術的に使えなかった青い光が使えるようになったため、ブルーレイではこの青い光を使って情報を読み書きしているのです。実は青い光は赤い光よりも多くの情報を書き込むことができます。というのも、青い光は赤い光より波長が短いため、細くすることができるのです。いわば、これまでの太いマジックに対して、細いボールペンで書き込むことができるようになったというイメージです。そのおかげで、ディスクの大きさは同じでも、より多くの情報を書くことができるようになったのです。
【キーワード(3):○○○○○に選ばれたことを人に自慢していいの?】
先週末、一斉に送付された裁判員制度の通知。有権者からくじで選ばれた、およそ29万5千人の裁判員候補者に封書が届けられました。中には、裁判員制度のパンフレットのほか、裁判員として参加できない事情などを尋ねるアンケートやマークシートの回答票などが入っています。しかし、今週、この封書が届いたことを自分のブログに実名で書く人が続出。大きな問題となっているのです。しかし、どうしてブログに書いてはいけないのでしょうか?
「ブログで公にするということは、不特定の方、多数の方に自分は候補者に選ばれたことを公にすることになりますので、それは禁止されています。罰則はないのですが、明らかにすることで色々な人が接触してこようとしてきたり、裁判の公平性に対する信頼も害されることになりますので、避けていただきたいと思います」(法務省 裁判員制度推進室・鈴木氏)
裁判員候補者になったことを本名などと共にブログに書いてしまうと、例えば、被告の刑を軽くしてほしいと思う人から「圧力」や「脅迫」を受けることなどが考えられ、公平な裁判に支障が出る場合が考えられます。そのためブログに公表するのは禁止されているのです。ただし、裁判が終わった後ならば、公表してもいいことになっています。
【キーワード(4):なぜ電気料金が上がるの?】
今年、小麦粉やチーズ、大豆など様々な食品が大幅に値上がりし、家計を圧迫しました。しかし、それだけではありません。来年1月からは、さらに電気料金が値上がりすることが決定しているのです。これらの値上げはすべて、原油の値段が上がったことが原因となっています。原油の値段はこの夏1バレル133ドルまで高騰、その影響でガソリンも180円台にまで値を上げました。これが電気料金値上げの理由なのですが、ここ最近は原油の値段も下がってきたはず。それにもかかわらず、なぜ電気料金は値上げされるのでしょうか。
経済ジャーナリストの荻原博子さんの解説
それは、電気料金には原油などの燃料費の変動を半年後に反映させる「燃料費調整制度」というのがあるからです。つまり、一番高かったこの夏の原油価格が来年の1〜3月の電気料金に反映されてしまうということなんです。今年の10月〜12月の安くなった分は、来年の4月以降に反映され、電気料金は下がってくると思います。
【キーワード(5):○○○○って何?】
2008年を語る上で欠かせないキーワードのひとつが「食品の安全」です。産地偽装に消費期限の書き換え、そして使い回し…。中でも中国からの輸入食品問題は連日大きく報道されました。そんな中、日本だけでなく、世界中で大問題となったのが、「中国産牛乳製品へのメラミンの混入」でした。通常、メラミン樹脂として皿やコップの製造に使われるはずのメラミンが、中国では牛乳製品に混ぜられていたのです。その結果、牛乳や粉ミルクを飲んだ子供、およそ30万人が腎不全などの病気になり大きな社会問題となりました。しかし、そもそも中国の業者はどうして牛乳にメラミンを入れたのでしょうか? ここ数年、中国では食生活の西洋化が進み、牛乳不足が起きていました。そこで中国の業者は量を増やすため、水で薄めた牛乳を売ろうとしたのです。しかし、そこに立ちはだかったのが、牛乳に含まれるたんぱく質の量を測る検査。この検査をすり抜けるために悪徳業者が編み出した方法が、メラミンを加えることだったのです。
ジャーナリスト・池上彰さんの解説
では、なぜメラミンを入れると検査をパスできるのでしょうか?検査で、たんぱく質の量を測るとき、実際には窒素の量を測っているんです。水で薄めると、牛乳の中の窒素の割合が少なくなってしまうのです。そこで、メラミンを入れますと、窒素が増えるんです。つまり、メラミンには窒素が多く含まれているので、牛乳に入れるとたんぱく質がいっぱい入っていると誤解されてしまうのです。
しかし、メラミンには窒素以外の有毒な物質も含まれているため、体の小さな子供たちに深刻な病気を引き起こしてしまったのです。
【キーワード(6):年金の改ざんってどういうこと?】
今年、みなさんのもとに年金に関する封書、「ねんきん特別便」が届けられましたよね? これはあなたがいつから、どんな年金に入っていたのかを確認するためのもの。しっかり確認をして送り返さないと、もらえるはずの年金がもらえない、という最悪の事態となってしまう可能性もあるのでご注意を。そして、今年は更なる年金問題が明らかになりました。「年金記録の改ざん」です。年金記録の改ざんが行われたのは、サラリーマンが加入する厚生年金。厚生年金の保険料は、給料が多い人ほど高く支払う仕組みになっていて、その保険料の半分は勤めている会社が払うことになっています。例えば月給30万円のAさんの場合、保険料は4万6050円。その半分の2万3025円をAさんと、Aさんの勤める会社がそれぞれ支払うことになっているのです。これを経営が悪化した会社などと年金を預かる社会保険事務所とがグルになって操作したのが、改ざん問題。例えば、このAさんの月給を、実際より少ない20万円、と書類を改ざん、つまり書き換えるのです。こうすることで、保険料は3万700円になり、会社が支払うべき保険料も1万5350円、と7千円以上も安くなるからです。会社は、Aさんの給料から毎月2万3025円を引いているにもかかわらず、実際には1万5350円しか社会保険事務所に支払わないのです。これで会社は支払う保険料も安くなり、さらにはAさんから差額を得ることもできるのです。そして、保険料徴収のノルマを達成したい社会保険事務所もこうした改ざんに組織的に関与したことが明らかになっています。このようにして勝手に改ざんされたAさんは、将来受け取る年金が大幅に減ってしまうのです。厚生労働省によると、こうした改ざんの可能性があるものは、100万件を越えるといいます。
【キーワード(7):○○給付金って何なの?】
先日、麻生太郎総理が、2兆円もの予算を投じ、すべての家庭に現金を支給することを発表しました。みなさんご存知の「定額給付金」です。金額はひとり1万2千円。18歳以下の子供と65歳以上のお年寄りにはさらに8000円が上乗せされます。奥さんと、子供が3人いるつるのさんの家の場合、合計8万4千円が支給されることに。しかし、なぜ国はそんな大胆な政策に踏み切ったのでしょうか。
経済評論家の森永卓郎さんの解説
今、圧倒的に足りないのが需要なんです。企業が物やサービスを作っても、買ってくれる人がいないんです。そこで、庶民にお金を渡そうということで、この発想が出てきたんですが、小額なので大きな物を買おうという気にはならないんですね。普段の生活費に消えるか、貯蓄されてしまう可能性が非常に大きいですね。今回の規模でやっても、そんなに大きな経済効果は期待できないと思います。
さらに、この定額給付金、その支給方法や所得制限の有無などを巡り議論が紛糾。最終的には、実際給付の窓口となる地方自治体に判断を任せる、としたため、現場はさらに混乱をきたしています。早ければ、来春にも支給される見込みとも言われていますが、具体的なことはまだ何も決まっていません。
【キーワード(8):マドンナ離婚の真相は?】
先日、クイーンオブポップ、マドンナがついに映画監督の夫、ガイ・リッチーとの離婚を発表しました。マドンナの約430億円にもおよぶ資産がどうなるのかと注目を集めていましたが、結局、夫は受け取りを拒否。それでもマドンナは「プレゼント」としておよそ3億円を渡したといいます。8年間にわたって3人の子供たちと仲良く暮らしていたように見えたマドンナ夫妻。その離婚の真相について、以前、スマステーションで2人の離婚を予言していた芸能ジャーナリストのジャネット・チャールトンは、マドンナが夫に自宅で肉を食べさせなかったことも離婚の原因のひとつだと言います。さらに、マドンナには新恋人とされるA.ロドリゲスとの噂も浮上しています。
【キーワード(9):フィギュアスケートの点差はどこでつくの?】
先週、浅田真央選手が見事な優勝を果たし、盛り上がりを見せている「フィギュアスケートグランプリシリーズ」。浅田選手は今シーズン最高となる、191.13ポイントをマークしました。ところが、その採点方法がよくわからない……そんな声をよく耳にします。そこで、2006年トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんにうかがいました。
プロフィギュアスケーター・荒川静香さんの解説
フィギュアスケートの点数は、大きくふたつに分けられます。ジャンプやスピンなどの個別の技の点数を足した「技術点」です。これは、難しい技を決めるほど点数はどんどん高くなりますので、満点はありません。ふたつ目がスケーティングの質や音楽の表現など、演技全体に関する点数の「構成点」です。これらのふたつの得点に、転倒などによる減点が加えられたものが選手の得点となります。
【キーワード(10):国民的ゲームが何で○○で発売されるの?】
発売日には長蛇の列ができるなど、過去には社会問題にまで発展したこともある、国民的ゲームソフト「ドラゴンクエスト」。その最新作「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」が、いよいよ来年3月に発売されることになりました。キャラクターの格好を好きにアレンジしたり、多人数プレイができるなど、今までにない新機能が随所に盛り込まれる予定だといいます。この「ドラゴンクエストIX」は、ニンテンドーDS向けのソフトとして発売されるのですが、「ドラゴンクエストVIII」は、プレイステーション2用だったのに、どうして「IX」は、DSなのでしょうか? 秋葉系の文化にも詳しい森永卓郎さん、解説お願いします!
経済評論家の森永卓郎さんの解説
それは、ニンテンドーDSが圧倒的なゲーム機市場の支配力を持っているからです。その販売数は2400万台に上り、日本人のおよそ5人にひとりが持っている計算となります。昔、ファミコンで遊んだ20代〜30代の方にも大きな需要が見込めるとされていて、シリーズ最高の500万本が売れる可能性もあるといわれています。
【キーワード(11):大型ショッピングセンターが増えてるのはなぜ?】
先月19日、国内5店舗目が埼玉県三郷市にオープンしたとある家具店。まるで倉庫のような店内、そして家具なのにその場で持ち帰ることができる、という独特のシステム、そして格安の値段で知られているこの家具店が、「IKEA(イケア)」です。東京ドームより広い店内には家具のパーツが倉庫のように置かれ、組み合わせながら購入することができ、家具以外にも、食器や雑貨なども充実しています。最近、話題になっている注目スポットが、こうしたリーズナブルな価格がウリの大型店。IKEA以外にも今年4月にオープンした三井アウトレットパーク入間など郊外に多くの大型ショッピングセンターが誕生しています。しかし、なぜここ数年で急に大型のショッピングセンターが増えたのでしょうか?
ジャーナリスト・池上彰さんの解説
それには、「大店法」という法律が関係しているのです。以前は、この法律により郊外での大型店出店が規制されていました。ところが、海外の企業からの要望があり、2000年に「大店立地法」と呼ばれる法律が施行されたのです。基本的に、大きさによる出店の規制をなくしたんです。それで、一気に郊外に大型のショッピングセンターが増えました。
その一方で困ったことも起きています。それが、シャッター街の増加です。お客さんの多くが大型店に行ってしまったため、街の商店街がさびれてしまうのです。そこで、去年11月、その対策として都市計画法が改正。この改正で大規模商業施設の郊外への出店が再び制限されたのです。
【キーワード(12):世界金融不安って何?】
今年はいつになく「経済」が大きなニュースとなりました。世界は深刻な経済危機に陥り、日本も大変な影響を受けていると言われていますが、最近の世界金融不安のきっかけといわれているのが、アメリカのサブプライムローン問題。そもそもサブプライムローンとは何なのでしょうか? アメリカの住宅ローンは大きく分けてふたつの種類があります。優良なお客向けの「プライムローン」と、所得が低かったり、過去に借金を抱えた経験があるなど、信用度の低い人向けの「サブプライムローン」です。このサブプライムローンは、審査が甘い分、金利が高いのが特徴なのです。実はアメリカではこのところ、住宅の値段が上がり続けるという、住宅バブルが続いていました。そのためお金を貸す側も借りる側も、「返済できなくても、家の値段は上がり続けているので、売れば儲かる」と考え、ローン会社は、所得の低い人達にもサブプライムローンを組ませどんどんお金を貸していたのです。実際、貸した金額以上の値段で担保の家が売れたため、ローン会社は儲かったのです。しかし、ある時、ローン会社は気づきます。「いつまでもこんなバブルが続くはずはない」と。そこで、ローン会社は、自分たちが持っている「お金を返してもらう権利」を売ってしまおうと考えたのです。そこに飛びついたのが、リーマンブラザーズなどの大手証券会社。まだまだ住宅の値段は上がり続けると信じられていたため、証券会社はこの権利を世界中に売って儲けようと考えたのです。実際、この「お金を返してもらう権利」は飛ぶように売れました。しかし、やがて住宅バブルははじけ、証券会社は数十兆円規模の大損失を被り、やがて世界的経済不安へとつながったのです。その影響で、日本の株価も大暴落しました。株価といえば、経済のニュースに必ず出てくるのが「日経平均株価」ですが、これはどんなものなのでしょう。ベストセラーとなった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」でおなじみ、公認会計士の山田真哉さんにうかがいました。
公認会計士・山田真哉さんの解説
「日経平均株価」は、約4000社ある上場企業の平均ではなく、たった225者の株価の平均なんです。これは、日経新聞という会社が選んでいるので「日経平均株価」と呼んでいるんです。
では、株価が下がると、私たちにどんな影響が出るのでしょうか。もちろん個人で株を買っている人は大きな損をし、高級品を買わなくなるなど、影響がありますが、それ以外にも意外なことがあるのです。実は、社会保険庁は、私たちから集めた年金の保険料で株や国債などを買って運用しているのです。ちなみに世界金融不安に伴う年金運用による損失は今年7月〜9月、この3ヵ月間だけで実に4兆2383億円にも上っています。(年金積立金管理運用独立行政法人より)
ボクは紅白出場歌手!
つるの剛士さん率いる羞恥心が『紅白歌合戦』に出場決定、ということで完全に祝福モードだった香取編集長。でも、同じ舞台には当然、編集長もいるわけで…。今回の格言はそんなお話です。「ホントに、いろいろなことをやらせていただいているので…。今日は、『つるのさん、紅白出場おめでとうございます!』っていう気持ちでいっぱいだったんですけど、自分も出るんだ、ということにビックリして…。改めて『ああ、紅白っていう凄く大きな番組に、歌手として出場するんだなぁ』って思いました。改めて気づいたりする生活、ってステキだな、って思います(笑)。年末だと特番とかもいろいろあり、大変だな、って思いますけど、何だかんだ言っても、好きですね。そのせわしない感じというか、強引に1年を締めくくってくれる感じが…。『さんま&SMAP〜』からスマステ、っていう話を聞いたりすると、『ああ、もうそんな?』って思いながらも、ちょっとワクワクします。紅白も、終わった後に楽屋の時計で、衣装を脱ぐくらいのところで12時になって、廊下とかから『おめでとう!』っていう声が聞こえて、ツヨポンと『おめでとう!』って言ったりしてて、気づいたらもう他のメンバーは帰ってる、みたいな(笑)。『またここかよ!』とか言いながらも、それは嬉しいですよ。好きな場所です!」。
つるの剛士さん
来年は、もっと掘り下げたものを見ていただきたい。そして、日本を元気にしたいと思っています!
今年もっとも飛躍されたおひとりのつるのさんが、満を持しての初登場となりました。ご感想をお願いします。
スタジオが本当にアットホームな感じで、楽しかったです。ニュースの言葉は、聞いたことがある単語も多かったんですが、なかなか掘り下げて調べることもなくて。今日、この短い時間の中であそこまで勉強をさせてもらって、ありがたかったです。2008年を振り返ることができたのもよかったです。
クイズの正解率も高かったですね。
自分でも意外とできたので驚きましたね。いつも出演しているクイズ番組は、意外とレベルが高かったんだとも思いました。
ニュースキーワードで特に印象的だったものは?
サブプライムローンと裁判員制度ですね。特にサブプライムローンはよく聞いていたのに、あの仕組みは知りませんでしたから「そうだったのか」って。解説も凄くわかりやすかったですけど、イラストで羞恥心が出てきたじゃないですか?「あれは一体誰何だろう?」って。え、僕ですか? でも、髪型がモヒカンだったんですけどね…(笑)。
香取さんとも楽しそうに話されていましたね。
今年はいろいろなところでご一緒させていただいて、そのたびにアドバイスもいただきお世話になりました。「今、大変でしょ? でも、もう少ししたらラクになるから頑張ってね!」とか声をかけていただいたのが為になりました(笑)。今日も、「紅白よろしくね」と言っていただきました。
今年大活躍のつるのさんでしたが、2008年はどんな1年でしたか?
貯金を下ろした年でしたね。(芸能活動)15年間で貯めた物を一気に下ろしたような気がしています。まだまだ、残金はあると思いますが(笑)、来年からもさらにいろいろな貯金をしていきたいなと思っています。今年はたくさんの方に知っていただいた年だったので、来年は今年お見せした以上のものをさらに深く追求して、みなさんに提供できたらいいですね。
1年が過ぎるのが凄く早かったのでは?
逆に遅かったです。1日1日が長かったですし、たくさんの方にお会いできましたので、10年くらい生きた感じがしています。密度が濃かったなぁ。
そして、大人気の「羞恥心」が来年1月2日で活動休止になるというニュースも。衝撃的でした。
みなさんからは「寂しい」という声をたくさんかけていただいているのですが、僕ら的にはここで一旦止まって、よりよりものを作るため、次のステップへ行くための期間だと思っているので前向きに受け止めているんです。僕としては、来年はソロで歌をやってみたいし、バンド活動も再開したいと、やりたいことはたくさんあるんです。
最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。
2008年は、羞恥心、音楽、舞台、本の出版、映画の出版、役者業とやってないことはないっていうくらい、いろんなことをやらせていただきました。それで、羞恥心3人のそれぞれの魅力もわかってもらったと思うんですけど、来年は、それぞれの力を掘り下げてもっといいものをみなさんに見ていただきたい。そして、日本を元気にしたいなと思っています。
普通であることがいかに貴重か、そんなことを感じた1年でした。
「ニュースキーワード」の特集は、いつも楽しみにしているんですが、今回も勉強になりました。ワイドショーなどでニュースをお伝えしている割に、言葉では覚えていても理屈がわかっていないということもありまして。今年何度も耳にした「サブプライムローン」にしても、恥ずかしながら「そういうことだったのか」と理解した気がします。また、私は機械類が苦手なんですが、「ブルーレイ」の説明もわかりやすかったですよね。今までのDVDが太いマジックで、ブルーレイが細いボールペンって教えてもらったのは、もう忘れないと思います。それにしても、池上(彰)先生を始めとする錚々たる解説陣の方の解説は素晴らしくわかりやすかったです。みなさん、ご自分の言葉で話されているから説得力がありますよね。上っ面ではなく、理解して話すことが大切なんだなってことも改めて思いました。 今年もいろいろなニュースがありましたが、私の印象に残っているのも、不景気とか値上がりとか暗いニュースが多いですね。実態経済というか私たちの生活にひたひたと迫る暗い影を感じた年でした。来年は、少しでも明るいニュースが多くなるといいんですけれど。個人的には、大きな風邪もひかず健康に過ごせた年でした。最近、年を重ねたせいか、幸せのハードルが低くなっているというか、ちょっとしたことがありがたいと思えるようになっているんです。普通であることがいかに貴重なことか、そんなことを感じた1年でもあったような気がしています。
ボクがことしを締めくくる漢字一文字を書くとしたら…
◆早いものでもう12月になり、SmaSTATION!!でも『2008年のニュースキーワード』のような特集があり…。ホントに時間が過ぎるのは早いですね。あっという間です
◆そのニュースキーワードに関しては…ボクが、よくテレビでよくやっているみたいに、もしことし1年を締めくくる漢字一文字を書くとしたら『嘘』ですね。食品の産地偽装もそうですし、年金記録の改ざんとかもそうでしょ。だから、ことしの一字は『嘘』ということで。ホントにひどいですよね
◆あと、ブルーレイの話が終わったときに流れたのが、ボクと吉永小百合さんのブルーレイのCMだったのも面白かったです(笑)
◆VTRのクイズでわからなかったのは、定額給付金とかでした。それ、つるのさんも不正解でしたよね?
◆つるのさんはステキな方ですよね。日経平均株価とか、サラッと正解したりしたのは羞恥心としてはダメですけど(笑)。でも、お子さんとか奥さんの話をしているときとかも本当にしっかりしててステキで…。これでまた、奥さま好感度が一気にグンとハネ上がったんじゃないでしょうか
◆つるのさんは、前に番組でご一緒させていただいたりしたときも、収録の合間からしてホントにいい人だったんですよ。ホントに優しいし…。それも、頑張って優しい人とかじゃないですし…。それから、優しすぎて自分が疲れちゃいそうな人っているじゃないですか。そういうところもなくて明るいし…。ホントに優しい人なんで、好きです。