剛、いつでもかかってこい!
懐かしのテレビゲームベスト20!
香取編集長VS草ナギ剛のゲーム対決も遂に実現!!
今週のSmaSTATION!!は、久しぶりに準レギュラーの草ナギ剛さんをスタジオにお招きしました!特集は、『ベストヒットSmaSTATION!!思い出に残る懐かしのテレビゲームベスト20』。芸能界屈指の(芸能界一の?)ゲーマーを自認する草ナギさんにぴったりの企画です。「昔はそれこそ2、3日ずっとゲームばっかりやってたこともある」という香取編集長&草ナギさん。登場したゲームは、おふたりをそんな時代に一気に引き戻してしまうような、大ヒットゲームばかりでした。ゲームに効果音ではなく、「音楽」がついた最初の作品のひとつといわれている『マッピー』、シューティングゲームの世界に、右へ右へと進んでいく横スクロールを持ち込んだ画期的作品『グラディウス』、ゲームに興味のなかった女の子をファミコンに夢中にさせた『ツインビー』、『ドラゴンクエスト』で知られる堀井雄二氏原作のアドベンチャーゲーム『ポートピア連続殺人事件』、美しいグラフィックに壮大なストーリーでゲーム界を牽引する大人気ソフトの第1作目『ファイナルファンタジー』と、ファミコンブームを支えた名作がずらり。5位『ゼビウス』、4位『テトリス』、3位『ストリートファイターII』、2位『ドラゴンクエスト』、そして1位『スーパーマリオブラザーズ』という順位も、誰もが納得するところではないでしょうか。ランキングが発表されるたびに「これ、超やったよ!」と大はしゃぎだった香取編集長と草ナギさん。そんなおふたりが、遂に生で対決をすることになりました。『ストII』での勝負は、かなりきわどい展開にもなりましたが、最終的に勝ったのは香取編集長。草ナギさんは「コントローラーが古い」なんていいながらも悔しそうで…。きっと、昔もおふたりはこんな風にゲームをして盛り上がっていたんでしょう(その辺のお話は、香取編集長が『編集後記』でも触れています)。まるで子どものようにはしゃいでいるその姿がとっても可愛らしかったです。
さて、次週9月6日の放送は、ゲストに松田翔太さんをお迎えして『秋に行きたい日本の観光地ベスト10』をお送りします。お楽しみに!!
音楽、ファッション、カルチャーなどにおいて最近ブームなのが「1980年代」。80年代といえば、あるエンタテイメントの出現で当時の子供たちを熱狂させました。テレビゲームです。そこで今夜のスマステーションでは、80年代から90年代はじめに流行ったテレビゲームをランキング形式で紹介します。
※FCは「ファミリーコンピュータ」、MDは「メガドライブ」、SFCは「スーパーファミコン」の略。
スマステーション特別企画!
懐かしのテレビゲームベスト20!
香取編集長VS草ナギ剛のゲーム対決も遂に実現!!
■20位『マッピー』(1984年/FC)
ゲームに効果音ではなく、「音楽」がついた最初の作品のひとつと言われている『マッピー』。ファミコンが登場した翌年に発売されたこの作品はネズミの警官・マッピーがトランポリンとドアをうまく使い、天敵の猫たちをよけながら金庫やテレビなど、盗品を次々取り返していくアクションゲームです。しかし、クリアに時間がかかりすぎると、突然猫たちの動きが高速に。さらには、何をどうしても倒せない「ご先祖様」と呼ばれるキャラまで登場するのです。実はマッピーは、もともとナムコが開発した実在する高性能ネズミ型ロボット。迷路を自動で脱出することができ、お値段なんと2000万円というものでした。
■19位『魔界村』(1986年/FC)
このゲームで初めて「挫折」を味わった子供も多いという、ファミコン世代にとって難関ゲームの代名詞が『魔界村』です。主人公の騎士・アーサーはさらわれた姫を助けるべく魔界に一人乗り込み、魔物を次々と蹴散らしていきます。しかし、容赦なく現れる敵の数々。当時としては、まさに前代未聞の難しさでした。また、主人公のアーサーは、敵の攻撃に一度当たると鎧が脱げてパンツ一枚になってしまうというコミカルな面も。さらに、その状態で敵の攻撃を受けると、骨だけの姿になり、死んでしまうのです。
■18位『グラディウス』(1986年/FC)
シューティングゲームの世界に、右へ右へと進んでいく横スクロールを持ち込んだ、画期的作品が『グラディウス』です。宇宙に火山、そしてモアイが登場するなど、独特な世界観で人気を集めました。当時としては珍しかった画面が横にスクロールすることで、洞窟や要塞の中を進むといったこのゲームならではの世界を表現することが出来たのです。そして、今では当たり前となっているが、当時画期的だったのが、“カスタマイズシステム”。敵が落とすアイテムを集めることで、キャラクターを自分好みにパワーアップすることができるのです。そして、このゲームで初めて登場したのが、「コナミコマンド」。「コナミコマンド」とは、ゲーム中にポーズをかけ、上、上、下、下、左、右、左、右、B、Aと入力。すると、これでいきなりパワーアップさせることが出来るのです。実はこれ、コナミの社員が自分が楽にプレイできるようにこっそり作った、とまことしやかに言われています。
■17位『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1991年/MD)
任天堂のマリオに対抗するために生み出された、セガの刺客が『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』です。ゲームの常識を超えるスピードでステージを駆け抜け、プレイヤーの度肝を抜いた、爽快アクションゲーム。操作性のよさと、Dreams Come Trueの中村正人さんが担当した爽快な音楽、さらにソニックのかわいらしさから日本のみならず世界でも人気を集めました。ゲームの人気と共に、ソニックはたちまちセガの象徴的存在となり、オリジナルアニメが制作されるなど、たちまちセガを代表するキャラクターに。去年11月には、長年のライバルであったマリオと何と北京オリンピックで初競演! 多くのファンを驚かせました。今年の冬発売される最新作、『ソニック・ワールド・アドベンチャー』でも相変わらずの音速スピードを披露しています。
■16位『高橋名人の冒険島』(1986年/FC)
当時ゲームの神様として、子供たちに絶大な人気を誇っていた人物が主人公として活躍するのがこのゲーム。高橋名人の名を一躍有名にしたのが、コントローラーのボタンを1秒間に16回押すという16連射。全国を回ってのイベントでは子供たちが殺到、誰もがその技を盗もうとしました。そんな高橋名人が主人公となって活躍するこのゲームでは、じっとしていてもどんどん体力が減っていくため、フルーツを食べ体力を回復しながらクリアを目指すと言うものでした。しかし、ナスを食べると逆にパワーダウンしてしまうというワナも。このゲームによって高橋名人の人気はさらに高まり、レコードデビュー、そしてゲームの対戦を描いた映画まで公開されました。
■15位『アイスクライマー』(1985年/FC)
友達と協力し合うのか、敵として戦うのか、子供たちが究極の選択を迫られた名作アクションが、この『アイスクライマー』。木槌を持ってブロックを割りながら、ひたすら雪山の頂上を目指すアクションゲームです。人気の一番の理由はふたり同時プレイ。本来は協力しあうのが正しい遊び方ながら、相手を邪魔して追い落としながら進んでいく逆の盛り上がり方が大はやり! 相手を攻撃することは出来ないものの、片方が登るのが遅れ、画面から消えると戦闘不能になってしまうのです。
■14位『エキサイトバイク』(1984年/FC)
プレーヤーが自分でオリジナルコースを作ることができ、当時としては画期的なデザインモードが話題になったのが、『エキサイトバイク』。とにかく速いタイムでゴールを目指すバイクレースで、ブレーキはなく、アクセルとターボを使いこなしてタイミングよくジャンプするというゲームです。人気のポイントは、自分でオリジナルのコースを作れるところ。坂やジャンプ台など様々な障害物を自由に設計できるのです。ファミコン初期の非常に単純なゲームながらコアなファンが多く、2000年にはNINTENDO64でリアルな続編も作られています。
■13位『ツインビー』(1986年/FC)
それまでゲームに興味のなかった女の子を、ファミコンに夢中にさせた画期的な作品が『ツインビー』です。これまでの宇宙・洞窟など男性よりの武骨デザインが多かったシューティングの世界に、メルヘンの要素を取り入れたことで、女性にも大人気に。特にふたりプレイの場合、並んで手をつないだり、縦になってツンツンとつつくとスペシャル攻撃を繰り出すことができたことから、カップルでのプレイが定番ともなりました。爆弾を落とすための「手」が生えているツインビー、敵の攻撃によって手を失った場合は、救急車と合体することで修理することができました。“ピーポーピーポ”というサイレンと共に、やってくる救急車。しかし、一機につき、一度しか登場しませんでした。
■12位『桃太郎電鉄』(1988年/FC)
テレビゲームで双六をするという画期的発想で「一家揃ってテレビゲーム」という新しいスタイルを生み出したのが『桃太郎電鉄』です。“桃鉄”の愛称で、今なお人気のゲーム。双六のようにサイコロを振りながら、全国各地の物件や鉄道路線を買い集め、日本一の大社長を目指す、というものです。これで日本中の地名や特産品を学んだ子供も多かったはずです。これまでにシリーズ23作品が発売され、なんと1000万本を売り上げるという大人気ソフトとなりました。
■11位『ロードランナー』(1984年/FC)
任天堂以外の会社がはじめてファミコン用ゲームソフトを作った記念すべき第1弾の作品が『ロードランナー』。ファミコン登場の翌年に発売され110万本を売り上げた名作ゲームです。このゲーム最大の特徴は、多くのステージを備えていたこと。当時は3〜4ステージクリアするとまた最初から、という繰り返しが当たり前でした。そんな中このロードランナーは、まったく構成の違うステージをいきなり50も搭載したのです。そのバリエーションの多さに子供たちは驚き、「どこまでクリアしたか」を競い合いました。
■10位『ポートピア連続殺人事件』(1985年/FC)
ファミコンで初めて「大人向け」に発売された、アドベンチャーゲームが、『ポートピア連続殺人事件』です。警察官の主人公が謎めいた殺人事件を調査、数々の調査で得られたヒントを元に真犯人を見つけ出すというゲームで、原作はドラゴンクエストの堀井雄二氏。想像を超える衝撃の結末は今も語り継がれています。
■9位『スパルタンX』(1985年/FC)
142万本を売り上げた、元祖格闘アクションゲーム。さらわれた恋人シルビアを助けるため、敵のアジトに乗り込んだトーマスが、パンチ、キック、ジャンプを駆使して敵を倒していきます。当時、大ヒットしたジャッキー・チェンの映画『スパルタンX』と登場人物の名前は同じながら、ストーリーはまったくの別物です。
■8位『ボンバーマン』(1985年/FC)
対戦モードで人気が爆発した名作アクションパズルゲームが『ボンバーマン』です。その名のとおり“ボンバーマン”と呼ばれるキャラクターが、爆弾で敵を全てやっつけ脱出するというものです。その人気を決定付けたのは、当時ファミコンと並んで人気の高かった、PCエンジン版。90年に発売されたこちらは5人で対戦できるようになったため、学校帰りの子供たちが集まり、対戦に没頭しました。ちなみに、96年にセガサターンで発売された『サターンボンバーマン』では、何と10人での対戦が可能でした。
■7位『ファイナルファンタジー』(1987年/FC)
美しいグラフィックに壮大なストーリーでゲーム界を牽引する大人気ソフトの第1作目。ロールプレイングゲームといえば「ドラゴンクエスト」という時代に、それに対抗するかのような影のある主人公、そして映画のような演出とストーリーが人気を呼びました。中でもロールプレイングゲームファンを驚かせたのは、キャラクターの職業が選べるジョブシステム。戦士やシーフ、黒魔術士など6つの職業から自由に選ぶことができました。この後、次々とシリーズが制作され、全世界で988万本以上を売り上げた『ファイナルファンタジーZ』では、当時としては画期的な3次元ポリゴン画面を実現! 新たなゲームの時代を予感させました。さらに、『ファイナルファンタジー]I』は、オンラインゲームとして発売、世界各国のプレイヤーと一緒に冒険に出ることも可能となるなど、常にゲーム界を牽引するソフトとなりました。そして現在開発中の最新作『ファイナルファンタジーXIII』では、ゲームとは思えないほど、リアルなCGがふんだんに使われています。
■6位『ゼルダの伝説』(1986年/FC)
アクションに謎解き要素を取り入れた、画期的作品。シリーズ通しての完成度の高さは伝説ともなっています。主人公、リンクがさらわれたゼルダ姫を救い出し、大魔王・ガノンを倒すという物語。剣を振るって敵を倒すだけでなく、石像を動かして新たな扉を出現させたりと、仕掛けや動きの全てが斬新でした。86年に発売されたこのゲームは、任天堂の新しいゲームシステムである「ファミコンディスクシステム」の第一作として登場しました。ソフトが従来のカートリッジではなく、フロッピーディスクのような形をし、500円程度で別のソフトに書き換えることができたり、セーブができるなど、これまでのファミコンの常識をことごとく覆すものでした。その後、『神々のトライフォース』など、シリーズ18作品が発売、中でも98年に発売された『時のオカリナ』は最も売れたアクションアドベンチャーゲームとしてギネスにも登録されています。
■5位『ゼビウス』(1984年/FC)
ゲームセンターで大人気だった作品をファミコンに移植、ファミコンの売り上げに大いに貢献した革命的シューティングゲームです。上へ上へと画面が進んで行く、いわゆる“縦スクロール”を初めて取り入れた作品といわれていて、空中だけでなく、地上も攻撃できるのが新鮮でした。そんな中、緑豊かな背景に巨大な敵戦艦と戦う様は、ストーリーを感じさせその世界観でプレーヤーは虜になったのです。そして今では当たり前ともなった、隠し要素や裏技のさきがけでもあり、それらを探すのに血まなこになったプレイヤーも。
■4位『テトリス』(1988年/FC)
「落ちモノパズル」の原点となる名作。単純ゆえに誰もがはまり、88年に。ゲームセンターで大ブレイクしたあと、ファミコンで発売されると181万本という大ヒットを記録しました。このゲームはもともと、旧ソ連の科学者が開発した作品。そのため、オープニング画面やBGM、クリア後のダンスなど、随所にロシアンテイストが盛り込まれています。そして、『テトリス』の後、落ちモノパズルとして大ブームを巻き起こしたのが『ぷよぷよ』です。キャラクターのかわいらしさもあって、女の子が好きなゲームの代表作ともなっています。
■3位『ストリートファイターII』(1992年/SFC)
俺より強いやつに会いに行く。対戦型格闘ブームを巻き起こした革命的ゲーム。「ストツー」の呼び名で親しまれ、世界中で630万本を売り上げる大ヒットとなりました。プレイヤーが選べるのは8名の格闘家。電撃攻撃が得意なブラジルの野生人・ブランカ。手足が異常に伸びるインドのダルシム。豪快なプロレス技が持ち味のザンギエフ。すばやい動きで敵を翻弄、中国のチュンリー。相撲技で勝負・日本のエドモンド・本田。サマーソルトキックとソニックブームのアメリカ軍人・ガイル。アメリカの格闘家・ケン。空手・柔道・テコンドーの技を使いこなす日本のリュウといった面々です。そんな中、リュウが放つの必殺技が「昇龍拳」。上空からくる敵を攻撃するには最適の必殺技でした。現在は、続編の最新作『ストリートファイターIV』が、アーケードで対戦ブームを再び巻き起こしています。
■2位『ドラゴンクエスト』(1986年/FC)
自分がゲームの主人公になる。これまでにない、画期的発想でロールプレイングブームを巻き起こした世紀の傑作。ドラゴンボールの鳥山明氏がデザインした愛嬌のあるキャラと「主人公を育てる」という楽しさ、そしてなによりも卓越したストーリー展開でゲームの歴史を変えるソフトとなりました。『ドラゴンクエスト』では、ゲームを中断するときは王様に話しかけ、「ふっかつのじゅもん」という再開のためのパスワードをもらう必要がありました。城にいる王がくれる「復活の呪文」は最大20文字におよぶパスワード。しかし、当時のテレビは画質も悪く、画面も小さいため正しくパスワードをメモできず、涙を飲む子供が続出しました。そして、88年に発売された『ドラゴンクエストIII』は、シリーズ最高となる380万本を売り上げる大ヒットに。徹夜で並ぶ長蛇の列ができたり、学校を休んでプレイする、さらにはドラクエ狩りが発生するなど、社会問題にまで発展しました。さらに今年発売が予定されている最新作、『ドラゴンクエスト\』の新作発表会には、本日のゲスト・草ナギもファン代表として参加しました。
■1位『スーパーマリオブラザーズ』(1985年/FC)
全世界で、4024万本、、最も売れたゲームとしてギネスにも登録された、世界を代表するアクションゲーム。ストーリーは配管工の兄弟マリオとルイージが、クッパにさらわれたピーチ姫を助け出すという単純なもの。凝った地図もなく、ただただ右に進んでいくというわかりやすさ、さらにバリエーションに富んだ画面構成や敵キャラが人気の理由といわれています。さらには。ソフトと同時に攻略本もベストセラーになるなど、社会現象となりました。また、『マリオ』は画面の上を通る“ワープ”など裏技が多く存在することでも有名でした。さらに限定品として高い人気を誇るのが、『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』。こちらは、当時の人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」の20周年を記念してリスナーにプレゼントされたもので、当時パーソナリティーを務めていた、中島みゆきさん、ビートたけしさんらがキャラクターとして登場しています。約300本限定と少数であったことから、今ではプレミアがつき、お値段なんと6万9800円!(※スーパーポテト秋葉原店) そして2007年には、「Wii」で続編が作られるなど、マリオは今も世界中で大活躍を続けています。
★★ランキング外の名作ゲームセレクション★★
では、今回のランキングからは漏れたものの名作として名高いゲーム、一風変わった作品、そしてクリアが難しいとして有名だった「珍作・“激ムズ”ゲーム」をスマステが独断と偏見でセレクトしてみました。
■『ダービースタリオン全国版』(1992年/FC)
一大競馬ブームを巻き起こした、競馬育成シミュレーションゲームが、『ダービースタリオン全国版』です。ひたすら最強の競走馬を育てるため、調教とレースを繰り返し、徹夜でプレイする人が続出しました。
■『MOTHER』(1989年/FC)
現代のアメリカを舞台にした珍しいロールプレイングゲーム。作ったのはコピーライターの糸井重里氏。買い物する場所はデパート、そしてセーブは父への電話と、ファンタジー全盛の時代にあって、徹底してリアル感にこだわった内容で大評判に。続いて作られた続編のCMには、SMAPの木村拓哉さんが出演しました。ちなみに、こちらのゲーム、名前入力で「おまかせでいい」を3回押すと、主人公の少年の名前が、「たくや」、めがねの友達が「つよし」、格闘家の友達が「しんご」、女の子の友達が「ごろこ」そしてペットの犬の名前が「まさひろりん」とSMAPの名前になる裏技までありました。
■『ロックマン』(1987年/FC)
人気アクションゲームのシリーズ第1作。中でもマニアに高い人気を誇るのが、パッケージが通常版のオレンジとは、異なる特別な金色の『ロックマン4』。お値段、何と59万円!(※スーパーポテト秋葉原店) 世界に8本しか存在しないため、プレミアとなっています。
★★珍作・“激ムズ”ゲームセレクション★★
■『たけしの挑戦状』(1986年/FC)
ビートたけしさんがプロデュースした、超理不尽なゲーム。宝の地図を手に入れるためには、1時間コントローラーを一切触らず、ただじっと待たなければならない、といった、たけしさんらしい理不尽な謎が…。その上、ヒントがまったくなかったため、なかなか解けず、多くのプレイヤーを混乱させました。
■『スペランカー』(1985年/FC)
主人公のあまりの弱さから、一躍、“激ムズ”ゲームの代名詞となったアクションゲーム。ちょっとした高さから飛び降りても「死亡」、武器のマシンガンも撃ちすぎるとエネルギー切れになり「死亡」、こうもりの糞に当たっても「死亡」と、とにかく弱い主人公は、「最弱の主人公」「虚弱体質の主人公」と呼ばれていました。
■『バンゲリングベイ』(1985年/FC)
ヘリコプターの操作が恐ろしいほど難しく、多くの人が泣かされました。ゲーム史上最も難しいとの呼び声も高い作品ですが、特殊技が存在しました。ふたりでプレイする場合は敵と味方に別れて闘うのですが、2コントローラーのマイクに「ハドソン!!」と叫ぶと、味方の戦闘機が出てきて、あっという間に相手を倒してくれるのです。
■『ドルアーガの塔』(1985年/FC)
全60階を敵と戦い宝箱をとりながら塔の頂上をめざすアクションゲーム。制限時間に加え、「スタートボタンを押さなければならない」「敵を1匹も倒してはいけない」など、宝箱の出現条件があまりにも難しく、子供たちを悩ませました。
人生のゲームに負けない!
「今後、他のゲームでツヨポンと勝負しても勝てる自信はあります(笑)。ツヨポンはどっちかっていうと家ゲーじゃなくってアーケード版なんですよね。ふたりで行ってた時期もあるんだけど、あるとき、どうもツヨポンに会えないな、と思って知っているゲーセンに行ったら『おお、慎吾!』って声をかけられたこともありました(笑)。格闘ゲーム、彼の反対側には行列ができるくらいだったんです」。それほどのゲーマーである草ナギ剛さんを撃破した香取編集長。今週の格言には、勝者の風格も漂います。「人生もゲームみたいなところがありますよね。人生は、アクションゲームになったり、シューティングゲームになったり、RPGになったり…いろんなキャラクターに変化しながら、ときには主人公だけじゃなく、サブキャラになってみたり、大ボスになってみたり…っていうくらい変化する大きなゲームだと思ったときに、そのゲームには絶対に負けたくない。そのゲームが日本一上手いヤツになりたいです。いや、世界一上手いヤツになりたいですね」。
草ナギ剛さん
慎吾はやっぱりうまいですね。朝まで特訓していただけのことはある。
スマステ301回目が、ご自身20回目の出演回となりました。「テレビゲーム」特集、楽しそうでしたね。
今日は仕事をしないでテレビに出てゲームをしていただけって感じですね。申し訳ないくらいなんですけど、いやぁ、楽しかった(笑)。ホント、いつも以上にあっという間でしたね。熱くなっちゃいました。
それにしても、饒舌でした。
だって、出てくるゲームを全部知っていたので、止まらないんですよ。本当に80年代から90年代って、みんなの間で流行っていて、僕も凄く熱中していました。だから、子供時代にやっていた自分のことを思い出したりして、それも楽しかったんですよね。ゲームの名前とかも、ずっと忘れていたのに、一瞬にしてよみがえってきましたからね。そのときの記憶は鮮明なんですよね。それは、ちょっとビックリしました。でも実は、僕の中でゲームって、バイブルみたいなものなんですよ。大げさじゃなくて、今の僕の一部を形成していると言ってもいいくらいに。「ドラクエ」とかのロールプレイングゲームをやって、そのストーリーの深さに感動したこととか、間違いなく自分の中に残っていますから。
あの20本の中で一番好きだったものは何ですか?
慎吾とふたりでよくやったなっていうのは、やっぱり「ストリートファイターII」ですね。今日の対戦みたいな感じで、ずーっとやってましたから。勝敗を紙に書いて朝までやってたもんなぁ。懐かしいよな。あとは、「マッピー」も「スパルタンX」も好きでしたね。
現在は、「ドラゴンクエスト\」のファン代表でもいらっしゃいますが、ゲームのほうは?
凄くやりたい気持ちはあるんですけど、やったら最後、生活が全部そこに集中してしまうのがわかっているのでね(笑)。今日もやりたい気分ですけど、コンサートのこととかいろいろ考えなきゃいけないことがあるので、我慢しなきゃですね。今もゲームはいろいろもってますけど、封印したままで置いてあります。いつか、時間ができたときにやりたいなと思っています。だけどね、ゲームって本当にいろいろ勉強になるんですよ。物事の見方をあれこれ考える勉強にもなるし、勝負というか相手との駆け引きも学べるし、技を研究するという持久力も養えるし、ゲームには、いいところがいっぱいあるんですよ。ああ、やりたいなぁ(笑)。
今日は、久しぶりに香取さんとも対戦されましたね。
10数年ぶりですよね。でも、慎吾もうまいね、やっぱり。朝までやって訓練していただけのことはあるなって思いましたね(笑)。楽しかったです。
301回を迎え、ますますパワーアップされている香取さんにメッセージをお願いします。
そうですね。301回という新たなスタートを迎えたときに呼んでもらって、しかもこんなに楽しい思いをさせてもらって、感謝したいですね。僕も出演20回という史上最多出演記録ができていますので――まあ、準レギュラーなので当たり前ですけど(笑)。でも、今後もどんどん声をかけていただいて、また一緒に何かをやらせてほしいです。
ゲームにはしゃぐふたりは、少年のようでした。
今日の「テレビゲーム」特集、香取さんに「乗っていなかった」と言われてしまいましたが(笑)、私は本当にゲームを知らなくて。人生のうちで一度か二度、「テトリス」か何かをやったことがあるくらいで。それも、下手だったのでハマることもありませんでした。そんな私ですけど、今日の香取さんと草ナギさんリアクションを見ていたら、それだけで楽しめました。失礼ながら、とても30歳を過ぎた男性とは思えなくて。本当に少年のようでしたよね。あんなに饒舌な草ナギさんを見たのも初めてでしたし。それにしても、おふたりとも異常にお詳しかったですよね。VTRに画が映ったとたん、ゲームの名前を叫んでいらして。10年以上前のものなのに、凄い記憶力だなって。それだけ、熱中していたってことですよね。それにしても、当時であんなにたくさんの種類のゲームが出ていたなんて!その上、何百万本も売り上げて、世界でも大人気だったりするんですから、改めて「日本は凄いな」と思いました。そして、またしても80年代でしたよね。世代的に自分にジャストなものが全世代的に流行っていたり、評価されるというのは凄く嬉しいですよね。最近、またいろいろなゲームが出ていますよね。体を動かしたりもできるゲームもあって、ハマッている女性も多いと聞きますけど、私は草ナギさんには申し訳ないくらい本当にアナログ人間ですし、きっと反射神経も悪いから、なかなかゲームにはいけないんじゃないでしょうか。本当は乗り遅れないようにしないといけないですけど、ちょっと無理かなって思いますね(笑)。
アイツは、昔からコントローラーのせいにしていました!
◆こんなにはしゃいでいる草ナギ剛はめったに見られないと思います。それくらい、テンションが上がるものなんですよね、ゲームって。今回紹介したゲームの中で敢えて1本を選ぶとすると、やっぱり『スーパーマリオブラザーズ』でしょうね。スーパーマリオっていうのは象徴であり、良きゲーム時代のヒーローだと思うんです。個人的には番外編に出てきた激ムズの『スペランカー』とか…ランキングに入ってないやつでツヨポンとも言っていたのは、『ナッツ&ミルク』とか『熱血硬派くにおくん』『アーバンチャンピオン』とか…本当にファミコンの初期の作品に思い入れがあります。ファミコンっていいなぁ、と。素晴らしかったですね
◆今日、草ナギと対戦しましたけど、昔も、あんな感じで何時間も一緒にやっていました(笑)。「オレ、日本一うめえよ!」「いや、マジでオレの方が日本一うめえよ!」とか言いながら…。で、負けたら、相手の凄いところはホメつつも、「オレが一番だ!」という気持ちは譲らすに(笑)。でも、譲らずにいたんだけど、それでも仲良くやれたのは、お互いにどこかリスペクトする気持ちがあったからなんでしょうね。「うぉ、いまのタイミングでその技!?ツヨポン、スゲーじゃん!」「でしょー!!マジでオレいま、世界一うめえからさ」みたいな感じで(笑)
◆今日の『ストII』対決では、全体的にボクが勝ったイメージが最後に残ったんじゃないかと思います。ツヨポン、悔しそうにしてました。コントローラーのせいにしていました。まあわかるんですよね。今日使ったのも、あの時代から残っている中古品だとは思うので、調子悪くなってくるとボタンがヘコみっぱなしになっちゃたりするので…。だけど、昔もアイツはコントローラーのせいにしていました。いまに始まったことじゃないんですよね(笑)
◆ゲームの魅力? 「ここじゃない場所」に連れていってくれること、じゃないですか? ホントに、その世界にいる最中は、気づいてもまだその世界、みたいに、深く連れていってくれるんですよね。ふと我に返ってもまだその世界にいて、「あれ?何だろう…」って思ったら、「ヤバイ!弾、飛んできた!」みたいな(笑)。で、最後までやりきって、深呼吸をしたときにやっとこっちの世界に帰れる、みたいな感じだと思うんです。それでいて、何だかリフレッシュしたな、っていう思いにさせてくれるのがゲームの魅力です!やり過ぎると、夢で見たりしますからね。目が覚めてゲームをつけると、夢の中で行ったところまでまだ行ってなかったりしてビックリしたこともありました(笑)。