太田さんは氷水!
スタジオで漫才ライブも!
香取編集長VS爆笑問題のトークバトルが実現!!
「今夜のSmaSTATION!!は、爆笑問題のおふたりをお招きしました!今日は、SmaSTATION!!のためだけに、生漫才を披露してくれるということで、お客さんが入っています!普段はお客さんが入っていないんですけど、凄い異様な雰囲気になっています(笑)。本番前に、爆笑問題のおふたりにお会いしました。何と、太田さんが氷水を飲んでいました(笑)」。今夜のSmaSTATION!!は、爆笑問題の太田光さん&田中裕二さんをゲストにお迎えして、視聴者の方から寄せられた、爆笑問題のおふたりにいま聞いてみたい10の質問をぶつけました。「お互い、最初に会ったときの印象は?」「解散しようと思ったことは?」「SMAPについて、どう思う?」「本当の太田さんってどんな人?」「相方の好きなところ、嫌いなところは?」「将来、政治家になりたいですか?」といったきわどい質問に、ところどころ本音も交えつつ?漫才さながらのテンションと切れの良さで答えてくれた太田さん&田中さん。「政治家になりたいですか?」という質問に、「総理大臣になります。木村くんの後に」なんて答えるあたり、サスガSMAP好きの太田さんですよね。さらに、1位になった「もし相方をチェンジするとしたら誰?」という質問には、「ウドちゃん」(田中さん)、「猫ひろし!」(太田さん)なんて答えも飛び出したりして…。SmaTIMESでは、香取編集長&爆笑問題のおふたりのトークを紙上再現していますので、是非もう一度チェックして、笑ってください! そして最後を飾ったのは、爆笑問題の漫才LIVE。なんと、太田さんがこのために昨夜書いたというネタを初披露してくれました(太田さんも田中さんも、終わった途端に、「緊張した!」と声をそろえて言っていたのも印象的でした)。次週、6月7日放送は、青山テルマさんをゲストにお迎えして、マドンナ特集をお送りします。お楽しみに!
今年、結成20周年を迎える爆笑問題。スマステーションでは、全国500人の方にアンケートを実施!爆笑問題に今、聞いてみたい質問ベスト10を大発表!おふたりからはどんな答えが飛び出すでしょうか?
スマステーション特別企画
爆笑問題に今 聞いてみたい質問ベスト10!
1965年、東京オリンピックの翌年、ふたりは生を受けます。ひとりは、東京都中野区で生まれた田中裕二さん。小さい頃はかなりのイケメンだったといいます。そして、もうひとりが埼玉県ふじみ野市で生まれた太田光さん。太田さんは、小さい頃は女の子に間違われることもよくあったそうです。高校生になると、田中さんは人気者に。校内ラジオのパーソナリティを務め、『ミスター井草高校』にも選ばれています。一方の太田さんは、孤独な高校生活を送っていました。友だちはひとりもできず、旅行にもひとりで出かけていたといいます。「明と暗」対照的な高校生活を送ったふたりは、日本大学芸術学部に入学。運命的な出会いを果たすこととなります。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第10位:お互い、最初にあったときの印象は?
田中:最初に会ったのは、大学の受験のとき。そのときに、こいつは試験会場で大騒ぎしてたんですよ。教官とかを、突っ込んだりしてたんですよ。だから、絶対に落ちると思ってたんですよ。
太田:試験について説明している試験官とかに、「つまんないぞー」とか言ったりしてね。
田中:学校に行って一番驚いたのは、こいつがいたこと。受かっちゃったんだーって。名前も知らないですけどね、当然。
爆笑問題のデビューは1988年3月、渋谷のライブハウス『ラ・ママ』で開催された「新人コント大会」。面白くなかったら強制終了という厳しいルールの中、爆笑問題は見事15分間、コントを最後までやり通し、その場で芸能プロダクションにスカウトされたのです。デビューからわずか半年後には、フジテレビのコント番組『笑いの殿堂』でテレビデビュー。以降順調にレギュラーを増やし、若手芸人のホープとなったのです。そして、デビューから2年後の1990年、所属事務所から独立。しかし、今までの人脈を失ったふたりは仕事がなくなり、テレビからも姿を消すことに。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第9位:仕事がなかった時期は何していたの?
太田:3年くらいはなかったですね。ラ・ママというライブハウスには月に一回出て、ネタやるだけ。
田中:僕は、その間、コンビニでバイトしてて。
太田:「チビ・ストップ」っていうところで。
田中:ミニ・ストップだよ!
太田:人気者だったんですよ。
田中:よく働く子だっていうことで。
太田:レジから手だけが見えるっていうので、名物だったんですよ。
香取:太田さんは何をしてたんですか?
太田:僕は、船乗りを。
田中:こいつはドラクエです。
太田:ドラゴン・クエストというゲームで、旅をしてたんですよ。大冒険ですよ。5万ゴールドくらい集めたんですから。
仕事のない期間を3年ほど経験した爆笑問題は、1993年、個人事務所「タイタン」を設立。翌94年には勝ち抜きお笑い番組『GAHAHAキング爆笑王』に挑戦! 初の10週勝ち抜きという快挙を成し遂げ、完全復活を印象付けました。さらに、『ボキャブラ天国』にも出演し、「不発の核弾頭」のキャッチフレーズで初代名人に。ネプチューン、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)をはじめとする若手芸人の出世頭となりました。その後、爆笑問題は多くのバラエティ番組で司会を務め、2006年には、お笑い界からは初の快挙となる「文部科学大臣賞」を受賞!受賞の理由を文化庁は「タモリさん、(北野)たけしさん、(明石家)さんまさん、(島田)紳助さんの存在が圧倒的な中、10年以上も常に成長しながら抜群の安定感を見せている」と説明しています。デビューから20年。いつでもふたりで歩んできた爆笑問題。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第8位:今まで、解散しようと思ったことは?
太田:これは意外でしょうがね、僕はないんですよ。一度もないんです。でも、こいつは数限りないくらい…。
田中:年2回くらいね。
太田:キレやすいんですよ。すぐ、キレちゃうの。
田中:ケンカをするんですよ。なんでかというと、こいつが説教をするんですよ、生き方とか。そういうの嫌じゃないですか、自由に生きたいじゃないですか。
太田:結成して1ヵ月くらいで、もう解散って言ってましたから。
田中:それは、何回やっても同じところで噛むんですよ、僕が。そうすると、そんなんだったら、止めちまえとか。
太田:止めちまえというか、お前、なんであそこで噛んだんだっていう。要するに反省会ですよ。そしたら、キレちゃって、「じゃあ、解散だ」って。「次、もし俺が噛んだら解散な」とかって。お前にそういう権利があるのかって。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第7位:相方の奥さんをどう思っている?
田中:こいつの奥さんは、事務所の社長ですからね。でも、社長だから結婚したわけじゃなくて、もともと…。
太田:社長に取り入ってね。出世しようと思って。
田中:イヤ、そうじゃないでしょ。順序があるじゃない。もともと、同じ事務所のタレントさんだったんですよ、彼女は。言ってみたら、仕事仲間ですよ。それで、彼と付き合うことになって、いわゆる相方の彼女になって。それが、社長になっちゃったから、微妙な感じになっちゃって。
太田:島耕作以上の出世ですよ、言ってみたら。
田中:だから、一番頭が上がらないの。社長を目の前にすると、僕らふたりとも息子っていうか、兄弟みたいになっちゃう。
香取:社長は、ずい分お酒を飲むそうですね。
太田:もの凄いですね。浴びるほど飲むっていう。
香取:お酌も?
田中:お酌とか下手にしてもね、酒の注ぎ方が悪いって怒られる場合もあるからね。何がスイッチで怒られるかわからないから。
太田:いろんなスイッチがある。スキマスイッチって言われてる。こいつの奥さんは、かえるだったんですよ。
田中:かえるじゃねえよ!
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第6位:これまで毒舌で怒られたことはないの?
田中:(怒られたことが)ないわけないじゃない! この人は、子供の頃からずーっと怒られっぱなしなんです。怒られて、怒られてきたんです。それは、40歳過ぎた今でも変わらない。奥さんには、毎日のように怒られています。
太田:怒られます。それで、こいつはキレるでしょ。どこにいっても、居場所がないんです。慎吾ちゃんだけですよ、俺のことわかってくれるのは。SMAPに入れてください。こいつは怒ると、めちゃくちゃ怖いですよ、目が凄く釣りあがっちゃいますもん。それで、背より高くなっちゃう。
田中:だったら、俺はずーっと怒ってるわ。
太田:バカでしょ、おれで大きくなったと思うんですか?
田中:目だけでも170pになりてえもん。
香取:怒られることもいっぱいありますか?
田中:つい、言っちゃうわけですよ。
太田:だから、最終的には自分が怖いです。
香取:今までボクも、何度か番組なんかで「つい、言っちゃったんだろうな」というところを見てきましたけど、そういうときは、「つい、言っちゃった」と思ってるんですか?
太田:思ってます…。
香取:言っちゃったあとも、ちょっと勢いがある感じで言ってるけど、言ったあとに「あ!」って思うんですか。
太田:思うんですよ、本当に。だから、生放送を僕にやらせないでください。お願いします。
香取:そういうとき、田中さんも同じように「あ!」って思うんですか。
田中:思います。だから、こいつを突っ込んだふりしながら、半ば本気で怒ってるんですよ。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第5位:SMAPについてどう思う?
香取:SMAPについてどう思うか、聞いて見たいそうです。
太田:これはもう、尊敬してますよね。僕らは。コイツからちょっと言わせますから。いかにSMAPが好きか、俺が。
田中:俺が言うの?
太田:だって、俺が言うと嘘だと思うでしょ。第三者から噂で聞いた方が説得力あるでしょ。
田中:まあとにかく、木村くんのことをホントに好きで、アガっちゃうんですよね。
太田:いや、慎吾くんのときもそうです。
田中:とにかく、SMAPの歌とか、本気で練習してたりすんのね。
太田:俺、慎吾ちゃんに教わったんだから!「トライアングル」ね。慎吾ちゃんも歌えなかったんだけど。これが困ったんだよね。
香取:太田さんは、他の番組で忘年会が大きくみんなでやったときなんかに、熱くSMAPのことを話してくれて…。『「トライアングル」はいい歌だ!』って。
太田:あのときね、紅白前で…。で、「出だしがちょっと難しいんだけど教えてくれる?」って言ったら、「…ちょっとわかりません」って。「えっ!?」っていうの、あったよね?
香取:そうです…。SMAPのことはどう思ってますか?
太田:日本一のエンターテナーだと思っています!
田中:そうだね。羨ましいね…あ、俺、羨ましいといえば、俺の誕生日のときにSMAPの5人が、俺のためにバースデーケーキを持ってきてくれたことがあったの。それは、『スマスマ』の収録のとき…。覚えてないでしょ?
香取:知らない、そんなの(笑)。
田中:ビストロに呼ばれて出たときがあってね、その日がたまたま俺の誕生日だったんですよ。前室のところにいたら、急に電気がちょっと暗くなって、「何かな?」って思ったら、バースデーケーキにローソクの火をつけて、5人が「ハッピバースデー〜♪」って来た。めちゃめちゃ羨ましいでしょ。あれ、一番嬉しい誕生日! でも、覚えてないでしょ?
香取:あれですよ、スケジュールに入ってた!
太田:そういうことでしょうね。
田中:まあ、SMAPのスケジュールを変えた男、っていうことでしょうね。
太田:めちゃくちゃ凄いじゃない。
香取:スタッフが多分用意した…。
田中:いやいや、5人で用意したんじゃないの?俺はそう思ってるよ!
香取:すいません、まったく覚えてないんで…。
爆笑問題といえば、太田さんの毒舌が有名ですが、普段の姿からは想像できないこんな感動エピソードが。1999年、設立当時からの事務所の後輩・キリングセンスの萩原正人さんが高熱で緊急入院。検査の結果は末期の『肝硬変』。余命6ヵ月と宣告されました。残された道は肝臓移植しかない中、当時、B型肝炎の患者への肝臓移植は不可能というのが通説でした。萩原は死を覚悟した。そんなある日、事務所の先輩の太田さんが病室に息を切らせて飛び込きて、「ハギ、お前の助かる道が見つかったぞ!海外移植だよ!」と言うのです。 その肝臓移植の方法は、病院の先生も知らない当時としては最先端の医療。実は太田さんは、仕事が終わると毎日徹夜で、肝臓移植の事を調べていたのです。さらに太田さんは「お前はバカで死ぬんだよ、肝硬変で死ぬんじゃない。調べれば助かる可能性が無いわけじゃないんだ。ハギ、バカで死ぬなよ!」と激励したのです。当時のことを、萩原さんはこう振り返ります。
「『まだ生きなくていいのかよ、お前は!それでいいのか?』と言ってくれるんで、そうなると僕も、『本当は生きたいんです。助けてほしいんです』と言えて。あのときに、太田さんが一生懸命にやってくれなかったら、自分は多分ここにはいないかな、と。命の恩人ですよ、まさしく」しかし、海外での移植手術にかかる費用は少なくとも5000万円。ここでも太田さんは、公開募金や、移植を助けてくれるボランティア事務所との交渉にと走り回りました。その後、アメリカでの移植手術は成功し、萩原さんは見事に回復したのです。
★爆笑問題に今、聞きたい質問
第4位:本当の太田さんってどんな人?
香取:いいお話が…。
太田:いやいや、あれね、公開募金とかああいうのは僕はやってないです。あいつの仲間が…。
田中:ただ、移植を最初に調べたのはこいつなんです。お医者さんがサジ投げたんですもん。
香取:へぇ…。だって、半年だって言われてたんですもんね。
太田:そのあと、助かったんだけど、売れやしねえしね。いまだに貧乏なままで…どうしようもないな、離婚はするしね。息子ひとりで、『クレイマー・クレイマー』状態でね、何にもいいとこないんですよ。
田中:生きてんの!
太田:テレビに出る顔じゃない。
田中:それはいいだろ!
香取:本当の太田さんってどんな人なんですか、っていう質問…田中さん?
太田:田中くんに聞いてみたいですね。
田中:だから、いつも言ってるんですけど…ネコ飼ってるんですよ。ネコの子かわいいと思ってるはずなのに、「俺は全然かわいくねぇ!」みたいなことを言う。要は、わざと悪いことを言いたがる。でも、本当は優しい子だと思う。
香取:アハハハ。
太田:ちょっとぉ…。何よ、それ?
香取:本当は優しい子だ、と。
田中:根はいい子なんですよ。ただ、ちょっと「ウワーっ!」ってやって…。
太田:彼よりは全然優しいと思います。彼は凄く冷たい人間ですから。偽善者ですから。
香取:そうなんですか?
田中:まあ、そういうとこあるかもわかんないけど…。
太田:ホントにそうですよ。冷酷人間ですから。
★爆笑問題に今、聞いてみたい質問
第3位:相方の好きなところ、嫌いなところは?
香取:田中さん、太田さんの嫌いなところは? 太田さんはいつも「コイツは冷酷人間ですから」みたいなこと言うじゃないですか。田中さんは、太田さんの嫌いなところ。
田中:しつこい。とにかくしつこい!
太田:(客席から)「ああ〜!」って言われちゃった(笑)。
田中:お客さんも知ってるんですよ。
太田:この局で『検索ちゃん』っていう番組やってるんですけど、30分番組、2時間半収録かかるんですよ。僕がずーっとしゃべり続けて、出演者も目が怒ってきて、最後、お客さんが怒り出す。「まだ話すの?」みたいになって、ようやく終わるんです。
香取:しつこいのは、お仕事以外でも?
太田:へび年だからね。
田中:俺もへび年だし。
香取:ボクもへび年です。
田中:ひと回り違うんだもん。
太田:ひと回り違うの?
田中:みんなへび年。
太田:トライアングル!
★爆笑問題に今、聞いてみたい質問
第2位:将来は政治家になりたいですか?
太田:当たり前じゃないですか。なりますよ、僕は。「どげんかせにゃいかん!」と思ってますからね。総理大臣なります!
香取:凄いですよ。あんまりいないですよ。
太田:木村くんの後に。朝倉啓太が先に…。最近、寺尾聰から打診がありましたから。
大下:他局ですから!
香取:いいですか? よろしいでしょうか? 政治家の方とお仕事をしていたりとか、そういうお仕事も多かったりするじゃないですか。「いまの日本はこうだ」ってコメントを言ったりとか…。それってやっぱり、興味があるからなんですか?
太田:いや、興味があるっていうか…無理矢理、目の前で偉そうに言われるとムカつくじゃないですか。だから、言い返すっていうことですね。
香取:そこから発展して、自分の中で将来は、って…。
太田:それはありますよ、僕は。日本、変えます!(観客席から大きな拍手)
田中:本気にするでしょ?本気にした週刊誌や新聞が…。
太田:なんとか県知事に出馬します、って新聞載っちゃって(笑)。
田中:栃木、栃木! それこそ東さんがね、宮崎でバーっとなったときに「太田さんは知事とか立候補しないんですか?」って聞かれたら、口からでまかせで…何の縁もゆかりもないですよ、栃木県。「いや、栃木県知事になります!」って。現職の栃木県知事がちょっとイヤな顔をした、って…。本気にしたんだって。そんな気ないんですよ。
香取:でも、総理大臣に…。
太田:まあ、当たり前ですよ。
爆笑問題の太田光を「笑いの天才」と高く評価している落語界の大御所・立川談志さんは、爆笑問題のデビュー当時、太田さんにこう忠告したという。「何があっても田中だけは切るな。こう出来た奴もなかなかいないもんだ」と。その言葉を守り、爆笑問題はついに今年で結成20周年。
★爆笑問題に今、聞いてみたい質問
第1位:もし、相方をチェンジするとしたら?
香取:もし…ですよ。田中さん、もし相方をチェンジするとしたら誰ですか?
田中:ウドちゃん。
香取:えぇーっ!
田中:要は、徹底的にボケ。ちょっと対照的じゃないですか。政治とか社会風刺とか関係なく、めちゃくちゃにボケるウドちゃん。
香取:ヒドイですからねぇ。太田さん?
太田:猫ひろし。
田中:大して変わんねぇじゃねえかよ!
客入れ
香取編集長&爆笑問題のおふたりのトーク、さらに爆笑問題さんの漫才LIVEと、笑いの絶えない1時間だった今週のスマステ。本来は「される側」である香取編集長のインタビュアーぶりも、その雰囲気作りからして本当に自然かつ巧みで凄いのですが、そんな編集長も、今日ばかりはいつもとは違う汗をかいたとか。「お客さんがいるSmaSTATION!!って、ほとんどないですよね。今日は、爆笑問題のおふたりの勢いとか、生漫才とか、いろんなことがあったけど、実は、お客さんがいる、っていうのがかなりの割合を持っていたんじゃないかな、って思います。緊張感もそうだし、普段と違う感じとか、パワーとか…。なんですかね、あの感じは? 視線というか…。誰かがいることによって…お客さんいて、ひと笑い、ふた笑いあって…っていうときの話す間と、お客さんがいない中で話しているいつもの空気って、絶対大きな違いがあると思うんです。しかも今日はとてもいいお客さんばかりで…こんな遅い時間の生放送に、あれだけたくさんの方が来てくれたのも嬉しかったですね。今日みたいな感じって、例えば、同じ生放送でお客さんもいる『いいとも』とも全然違うんですよね。それもまた不思議な感じなんですけど…」。
(香取慎吾編集長)
爆笑問題
太田さん「過去のVTRが意外と面白かったね」
田中さん「珍しいもの見たって感じで楽しめたね」
おふたりでの登場は、3年ぶりになるのですが、今日はいかがでしたか?
田中:いやぁ、面白かったですね。あんまり、見たことないようなVTRとか、結構あったんで。
太田:俺らが一番、楽しんだんじゃない?
田中:そうね。「なんだこれ?」って思って、「そっか、こんなのあったわ!」っていうのが、結構あったんですよ。
特に印象的だったVTRは?
田中:そうですね。『GAHAHAキング爆笑王』というテレビ朝日の番組ですけど、15年以上前の僕らが勝ち抜いたときのネタとかを見て、「そういえば、あったね、こんなネタ〜」って。珍しいもの見たなって。
太田:『黄金ボキャブラ天国』で、「水割り」と「目障り」をかけてたヤツですね。すっかり忘れてたから、「どう言うんだろう?」って見ていたら、「目障り」って。
田中:あれは、満点だったね。
過去のご自分たちをご覧になって「やっぱり、面白いな!」なんて思われましたか?
太田:意外と面白かった。見るまでは、『ボキャブラ』は今見ても、面白くないだろうと思っていたのが、お客が受けたんで、今でも大丈夫なんだって。意外でしたね。
田中:ラモスのネタとかもね。
太田:ラモスは、いいネタだったね。あれは、いいわ。
田中:受けてたね。10何年も前のネタなのに。Jリーグがどうのって、いかにも時代も古いし、「午後のラモス」とか「ツブツブラモス」とかね…。
太田:俺、本当に覚えてないんだよな。
田中:未だに思い出せない?あんなネタ初めて見たっていうくらい?
太田:何となく、その手のことはやってたなくらいは…。俺ら、「ツブツブ」シリーズは何個かあるよね。
VTRもさることながら、漫才ライブ、素晴らしかったです!
太田:受けてよかったよね、ホッとした。ネタやるのが気になって、番組中、ほとんど上の空でしたから(笑)。
慎吾さんもおふたりとの共演を楽しんでいらしたようですね。
田中:慎吾ちゃんはほかの番組で一緒になっても、凄く俺らのことを立ててくれるというか、いろいろ振っててくれる人なんです。今日もそうでしたから、凄くやりやすかったです。なんか、やさしいんですよ、俺らに(笑)。
太田:僕はもっと慎吾ちゃんの話が聞きたかったですね。ゲストとして出てても、SMAPも20周年なわけですからね。もっと、聞きたかった…。
さて、最後になりますが、お互いに対する今後の要望をそうかがいたいのですが…。
田中:とにかく、仕事が好きなんですよ。だからなるべく仕事場にいようとする。それに僕だけじゃなく、ほかの出演者も付き合わされてようなところがあって。よく疲れないねぇ、って思います。最近、声がね…。
太田:かれてるね。
田中:最近、20周年ということもあって、ちょっと忙しくて、いろんなところでずーっとしゃべってるんですよ。それで、俺も声がかれ気味なんですけど、最近、こいつが凄いんですよ。いわゆる、芸人みたいな声になっていて。だから、まあほどほどに、たまには休みましょうってことかな。
それでも、太田さんはセーブしようとされないんですか?
太田:そうですね。俺は、それがストレス発散だったりするんですよ。のどはね、あんまり気にしないんですよ。声はかれてもいいや、ってね。歌手じゃないし。
では、太田さん田中さんへの要望をお願いできますか?
太田:誰に?
田中:誰にって俺しかいねえだろ!
太田:要望って、そりゃ、たくさんありすぎますよ。1番の要望? そうね……キレないでほしい。これが1番かな。何か注意するときでも、僕もやり方を変えているんですけど、どうやってもキレるんですよ、これが。わかるでしょ?
田中:そんなわかんないでしょ?
太田:ホント、勘弁してほしいです。
田中:はい。
太田:ほら、今のでキレたね。
田中:キレてないって!
このまま何歳になっても、ずっと爆笑問題でいてください。
ネタというのは、舞台でこなしていって慣れた頃にテレビでやるというのが一般的だそうなんですが、今回は昨晩、考えられたという新ネタをテレビの生放送で披露してくださって。しかも、それを間近で見ることができるなんて! 本当に贅沢で、至福の時間でした。最近は、MCのお仕事が多く、テレビで漫才をやられる機会が少ないからか、余計に楽しかったです。生で見るおふたりの漫才は、とにかく凄い迫力でしたね。スピード感とテンポ間でグイグイ迫ってくるようで。しかも、ネタは先週くらいのニュースからじゃないですか。もの凄くフレッシュですよね。改めて、実力派なんだということを思いました。 それにしても、ケンカしつつもおふたりはとても仲がいいですよね。お互いの実力を認め合って、信頼もし合っているのが、よくわかりました。そんな関係性は、同じく20周年を迎えられるSMAPのみなさんにも通じるものがあるような気がしました。 確かに毒舌なんだけれども、聞いているとなんだかあったかい気持ちになれる太田さんのトークと、それに抜群のセンスでフォローする田中さんの突っ込み。ほかの誰とも似ていない存在感がまた、凄いと思いました。このまま何歳になっても、ずっとずっと爆笑問題として活躍し続けてくださることを祈っています。
今日は、1時間スポーツをしたような感覚でした!
◆今日は最高でしたね。楽しかったです!今日は、テレビ番組で、トークたっぷりなんだけど、1時間、スポーツをしたような感覚でした。とても勢いのあるおふたりを相手に、その勢いに飲み込まれそうになりながら足を踏ん張り…時には飲み込まれてみたり…。でも、数学的な空気もあるんですよ。それも楽しいんですけど、生放送なんでね。生放送のわりに多くの情報量の中でやりたい、というスタンスでいるSmaSTATION!!ですが、あれだけ爆笑を生み出す爆笑問題は…数学スポーツみたいな感じでしたね。だから楽しかったですけど、汗をかきましたもん。途中で、いつもと違う汗が…それこそ、走ったりしてるくらいの汗が流れました。別に、今日スタジオが暑かったとかそういうんじゃなくね
◆生放送のときの太田さんのテンションって凄いんですけど、最後、生で漫才を披露してくれて、終わった後にふたりとも「緊張した…」って言ってくれたのが、凄く嬉しかったですね。何か、作りたてのネタを、ライブとかでやった後、収録のテレビで披露する、っていうのはよくあるらしいんですけど、作りたてのネタを一発目に生放送で披露する、っていうのは「ほぼ初めてじゃないかな?」っておっしゃっていました。「だから緊張した…」って、20年もトップでやってきた芸人さんである爆笑問題が言った現場が、ボクのこのSmaSTATION!!だった、っていうのはホントに嬉しかったです
◆おふたりの空気って、ボケとツッコミ、みたいな風にしているんだけど、そこが何か、『すっげー仲いい中2』みたいな感じに見えるんですよ。それが好きです! 別に表には表さなくても、お互いに心の底でお互いが支えになってる、みたいなところが隠せてない感じが…で、表では、「キライだ!」みたいな感じが、やっぱいいですよね。