欧米か!円高!ドル高!
病院の新ルールとは? 新○○○○○が建設開始!?
知らないと恥ずかしい2008年春のニュースキーワード!
「今夜のSmaSTATION!!は、“2008年春のニュースキーワード”と題しまして、聞いたことはあるけどちゃんと説明できないようなキーワードを、わかりやすくまとめてみました。これを知っておかないと、社会人として、新社会人として…ちょっとコレ、どうですかね(笑)」。ニュースキーワードといえば、ゲストはもちろんタカアンドトシのおふたり。今回も、最新のニュースキーワードをどこよりもわかりやすく(&笑いも交えながら)解説しました。ことしから東京23区で燃えるゴミとして回収されるのはプラスチック。ほかにも、発泡スチロール製品やゴム製品、革製品も燃えるゴミになります。焼却炉の性能向上に伴い、プラスチック製品を燃やしても有害物質が出なくなったためだそうですが、この焼却で発生する熱を利用して発電し、なんと年間11億円の利益が見込まれているんだとか。一方、タカさんが最も注目していた?のは、ことし4月から健康診断を受ける40歳から74歳の男女を対象に義務付けられる通称“メタボ健診”。厚生労働省は、メタボを改善し、将来の活習慣病を減らすことで、高齢化で増大する国民医療費を抑えるのが狙いとしています。そのために導入されるのがペナルティー制度。これは、会社の保険組合や市町村に課せられる制裁金のようなもので、5年後にメタボ改善率などが低かった場合、ペナルティーとして医療負担が増えるのです。場合によっては、会社が個人に自己負担を求めるケースや、社内的な評価にかかわるケースも考えられるので注意が必要でしょう。「個人にまでくるかもしれないっていうのは、デブキャラとして売っているボクとしては…どうなるんでしょう?」なんてタカさんはおっしゃっていましたが…。このほか、2011年完成予定の『新東京タワー』や禁煙用飲み薬『チャンピックス』、『高齢者の運転免許返納制度』『中国・チベット問題』『ブルーレイディスク』なども取り上げました。いずれも、知っておいて損はないキーワードばかりですので、是非、SmaTIMESで復習しておいてくださいね。次週4月26日の放送は水谷豊さんをゲストにお迎えして、知られざるその素顔に迫ります!
進学・就職・転勤なども多いこの季節。学校や新しい職場でもあなたの常識度が問われます。
そこでスマステーションは、これを知らないと恥ずかしい、この春、必ずニュースになるキーワード15を大特集!
ちょっぴり難しいニュースは、わかりやすいニュースでおなじみ、池上彰さんが徹底解説します!
スマステーション特別企画 「知らないと恥ずかしい! 2008年 春のニュースキーワード15」
キーワード@ プラスチックが燃えるゴミに!?
東京23区では今年4月から順次、プラスチックが「燃えないゴミ」から「燃えるゴミ」に 区分されます。23区ではこれまでペットボトルなど一部を除き、家庭から出るプラスチックのゴミは「燃えないゴミ」として回収され、埋立地に処分されていました。ところが、現在のペースでいくと、30年後には東京湾の埋め立て予定地はいっぱいになってしまうというのです。そこで、燃えないゴミの半分以上を占めるプラスチック製品が、4月から順次、「燃えるゴミ」として回収され、焼却されるようになるのです。ほかにも発泡スチロール製品、ゴム製品、そして革製品も燃えるゴミとなります。ところで、これら大量のプラスチック製品を燃やしてしまって、環境への影響はないのでしょうか? 清掃組合の方によれば「近年は、焼却炉の性能がよくなり、プラスチックを燃やしても有害物質が出なくなっている」とのこと。さらに、プラスチックを焼却した際に発生する熱で発電し、年間11億円の利益が見込まれているといいます。
キーワードA 病院で5分ルール採用
これまで、再診で病院に行ったとき、薬をもらうだけ程度のあっという間の診察、いわゆる“3分診療”だったことはありませんか?厚生労働省は、この“3分診療”を減らし、患者の話をゆっくり聞いてもらうために、今月から全国一斉に新ルールを導入するといいます。それが“5分ルール”です(ただし、200ベッド以上ある大病院は除く)。これまでは再診の時、どんなに短い診察でも「外来管理加算」という名目で520円がかかっていました。しかし、“5分ルール”が導入されると、診察時間が5分未満だった場合、「外来管理加算」がかからなくなるのです。医師にじっくり診てもらえるようになるメリットがある一方で、診察時間が長くなれば、それだけ患者の待ち時間も長くなってしまうのでは? と懸念する声も。また、医師からは、「診察は長ければいいわけじゃない。必要なやりとりを、手を抜かずに早く終えるのも熟練した技術ですよ」という意見も出ています。
キーワードB “メタボ健診”が義務化!
今年4月から健康診断を受ける40歳から74歳の男女を対象に、ある検査が義務付けられることになりました。それが、「メタボリック・シンドローム」、通称“メタボ健診”です。おへそ周りのサイズが男性で85p以上、女性で90p以上、さらに「脂質異常」「高血圧」「高血糖」の基準のうち2つの項目に該当すると「メタボリック・シンドローム」と見なされます。そもそも、“メタボ健診”が義務化されることとなったのはなぜなのでしょうか? 厚生労働省は、メタボを改善し、将来かかる生活習慣病を減らすことで、高齢化で増大する国民医療費を抑えるのが狙いとしています。そのため、ある制度が導入されることとなりました。それが、「ペナルティー制度」です。これは会社の保険組合や市町村に課せられる制裁金のようなもの。5年後に、メタボ改善率などが低かった場合、ペナルティーとして医療負担が増えるのです。個人には罰則がないからと言って、安心してはいられません。場合によっては、会社があなた個人に自己負担を求めたり、社内的な評価に繋がるケースも考えられるのでご注意を。
キーワードC 新東京タワーが建設開始!
今年7月、東京の新しいシンボルとなる「新東京タワー」の建設がはじまります。墨田区押上地区に建設予定の新東京タワーは、今年7月から工事を開始する予定で、2011年春の完成を目指しています。その高さは、「東京タワー」のおよそ2倍の約610m。電波塔としては、カナダCNタワーを抜き、世界一となります。地上450mには、高層ビルがはるか下に見えるという特別展望台が作られる予定です。しかし、そもそもなぜ新しいタワーが作られることになったのでしょう?
池上彰さんの解説
「現在の東京タワーが建てられたのは1958年。333mという高さはパリのエッフェル塔を抜き、世界一高い建物でした。当時は、周囲に東京タワーより高い建物がありませんから、電波は東京はもちろん、関東広域にも届いていました。しかし、ビルの耐震技術が進歩してくると、高いビルが東京中に立ちはじめます。こうなると、ビルが邪魔をして一般家庭に電波が届き難くなってきます。こうして高いビルの陰になる家庭では、テレビの画像が乱れたりする電波障害が起こってしまうのです。さらに携帯などでもテレビを見れるワンセグ放送は、携帯やカーナビなどアンテナがある屋根の上より低い位置で電波を受信しますから、より電波が届き難いのです。そこでもっと高い電波塔が必要となり、新東京タワーが作られることになったのです」
キーワードD 禁煙のための「チャンピックス」解禁!
今年1月、厚生労働省が日本初となる、ある薬に認可を出しました。それが、禁煙用飲み薬の「チャンピックス」です。この薬の特徴は、従来の禁煙用ガムやパッチと違い、ニコチンが含まれていないこと。では、この薬でなぜタバコをやめることができるのでしょうか。そもそも「たばこがおいしい」と感じるのは、脳の中にあるニコチン受容体にタバコのニコチンが結合すると、神経伝達物質が放出され、満足感を味わうから。このチャンピックスを飲むと、薬の成分がニコチンの代わりにニコチン受容体に結合し、タバコを吸った時に近い満足感が得られます。さらに、新たにニコチンが入ってきても、受容体と結合することができないので、タバコを吸っても「おいしい」と感じなくなるといいます。これまでに世界60ヵ国以上で承認され、アメリカでは400万人以上が服用しています。ただし、このチャンピックスを服用するには医師の処方箋が必要。来月以降に発売予定となっています。
キーワードE 橋下知事の“ケチケチ作戦”!
今年2月、大阪府知事に就任した橋下徹知事。就任早々、府庁職員を前に「今の大阪府は破産状態にあるということを意識していただきたい」と話しました。大阪府の財政は、5兆円もの借金を抱え、まさに火の車。そこで、経費削減を目指して取り組むことにしたのが、「ケチケチ作戦」というもの。小さな無駄をなくしていこうというこの作戦は、まず府知事の退職金を半額にしました。これで、2090万円を削減! 次に、大相撲春場所の副賞の米と牛肉を実際に半減し、25万円を削減! さらに府庁内のカラーコピー禁止!や府庁内で定期購読する新聞・雑誌の見直しで年間5000万円を削減! ほかにも、中国視察の飛行機をエコノミークラスに変更など、あの手この手でケチケチ作戦を敢行しているのです。そしてなんと、「スポーツで活躍した人への激励金2万円を廃止!」という作戦まで。全国大会で活躍した学校が、知事を表敬訪問した時などに贈呈していた激励金をカット。それに代わり、「知事のサイン色紙」を贈呈することにしたそうです。
キーワードF 18歳から成人に!?
これまで成人といえば20歳でしたが、近年、この年齢を18歳まで引き下げようと言う動きが出ています。18歳では精神的に未熟であるという意見がある一方、車の免許の取得、結婚は認められているのだから、十分に責任を取れる年齢だという声も。しかし、なぜ今、成人年齢を18歳に引き下げるという議論がされているのでしょうか。理由のひとつが、「凶悪犯罪の低年齢化」です。いわゆる「少年」を17歳までとすることで、18歳、19歳の凶悪犯罪に対する刑罰を厳しくするという狙いがあるのです。そしてもうひとつは、選挙権を18歳に引下げることで、若者の政治参加を促すという目的もあると言われています。もし、成人年齢が18歳に引き下げられた場合、選挙権以外にも、飲酒、喫煙など、検討が必要な法令は308にも及ぶともいわれます。ちなみに世界の成人年齢はどうなっているのかといえば、189の国と地域のうち、18歳を成人としているのは、じつに166カ国。なかには、イランのように15歳で成人という国もあるのです。
キーワードG 高齢者の運転免許返納制度
近年、高齢者ドライバーによる交通事故の増加が問題となっています。ブレーキとアクセルの踏み間違い、高速道路を逆走など高齢ゆえと思われるミスが多く報告されています。そんななか、運転に自信がなくなった高齢者が自主的に免許を返納できる制度があることをご存知ですか? 東京都の場合、運転免許を返納すると、様ざまな特典が受けられます。例えば、「帝国ホテルで、直営店の飲食代が1割引」、「浅草花やしきで、1000円の乗り物券が700円に」、「ドミノピザで、ピザを頼むと1割引」、「巣鴨信用金庫で、定期預金の金利優遇」といったもの。さらに、三越デパートでは、「配送料が無料になる」という特典も。すでに今月1日から適用されているこのサービス。警視庁では「メリットを設けることで、返納が進んでほしい」と、今年は昨年の3倍の運転免許返納を目指しています。
キーワードH 首都高が距離別料金制に!?
今年10月から、これまでは同じ路線なら何km走っても一律700円だった首都高速道路の料金が走った距離だけ料金を支払う、距離別料金制に変わります。現在考えられている料金プランでは、「銀座」から首都高に乗った場合、どこで降りても今まで700円だったのが、「上野」までだと500円。「渋谷」「新宿」、「北池袋」で降りた場合、料金はいずれも700円で今と変わらず。しかし、東北道の入口「川口ジャンクション」まで乗った場合は、1150円かかるというもの(2007年9月発表の意見募集案より)。このように距離が長いほど料金が上がるのは合理的だとの評価がある一方、長い距離を走る運送業者やタクシー業界には反対の声も。ちなみにこの首都高速、42年後の2050年には無料になる予定だといいます。
キーワードI 北京五輪で洋式トイレ不足
いよいよ、8月8日に開幕を控える北京オリンピック。しかし、開催直前にして、五輪会 場周辺にあるものが足りないことが問題となっています。それが、洋式トイレ。オリンピックの期間中、北京にはおよそ170万人の外国人が訪れると予想されていますが、会場に設置されたほとんどのトイレが、日本で言う「和式トイレ」。欧米からの観客への配慮が足りないとの批判を受け、急遽、改装が進められています。そもそもトイレ事情の良くない中国。中国では、数年前からホテルや観光地の公衆トイレを星印で格付けする制度を導入。最高級の4つ星トイレの入り口には、トイレの中は花で彩られ、壁に絵がかけられていたり、テレビモニターもついてるなど、かなり贅沢な作りとなっているのですが…。
キーワードJ チベット自治区で暴動!
先週木曜日、北京に向かう聖火リレーが10万人の亡命チベット人が住むインドを通過。1万5千人の警備員を配置し、コース両脇をバリケードで封鎖。距離も大幅に短縮され、スタート時間も秘密という、ものものしい厳戒態勢の中行われました。ロンドン、パリなどでも妨害行為が相次ぎ、アメリカでは、スタート直前でコースを変更するなど、チベット自治区暴動に対する中国政府の対応に世界各地で抗議活動が起こっています。そもそもチベット自治区とは、チベット仏教を信仰するチベット民族が居住してきた地域で独自の文化を形成してきました。18世紀の清朝以降、国際社会で中国の領土の一部として認められているのですが、チベットの人々は独立を求める運動を繰り返してきました。チベット仏教の最高指導者・ダライ・ラマ14世は、チベット人による自治が必要としているものの、国家としての独立は求めていません。しかし、中国はなぜチベットを独立させたがらないのでしょう?
池上彰さんの解説
「それには大きく3つの理由があります。ひとつは、『ほかの地域の独立問題』です。中国にはチベットのほかにも、新疆ウイグル自治区と台湾という独立を求めている地域があるのです。仮に中国がチベットの独立を認めると、これらの地域でも独立運動が活発化することを中国政府は心配しているんです。ふたつ目の理由は、『軍事目的』。チベット自治区はインドとも国境で接していますが、かつて中国は、この国境付近でインドと戦争をしています。それ以来、中国はインドをけん制する目的で、チベット自治区にインドに向けて核ミサイルを配備しているんです。ここならインドの全域にミサイルが届きますからね。チベット自治区は中国にとって軍事的に重要な拠点なのです。そして、三つ目が、『地下資源』です。国土のほとんどが険しい高原というチベットですが、実はダイヤモンドや鉄など70種類以上の地下資源があります。その中でも中国政府が一番“おいしい”と思っているのが、ウラン。原子力発電や核兵器にも転用できるウランがあるチベットは、中国政府にとって、まさに「宝の山」なんです」
キーワードK X−JAPANが再結成!
先月28日、東京ドームであのX−JAPANが10年ぶりに再結成ライブを行いました。初日には開演が2時間以上遅れるハプニングがあったものの、3日間で15万人を熱狂させました。そんななか、昨年から今年にかけて伝説のアーティストの再結成が相次いでいます。昨年7月には、「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」が、9月には「JUN SKYWALKER(S)が10年ぶりに再結成! また、12月にはLUNA SEAが一夜限りの復活ライブを開催! そんななか、あの伝説のグループ「キャンディーズ」がフィルムコンサートという形でよみがえりました。キャンディーズ解散コンサートから30周年となった今月4日、会場だった後楽園球場跡地に立つホールで「大同窓会」が開かれたのです。アーティスト本人は出演しないイベントにも関わらず、40代から50代の男性を中心に2000人以上ものファンが結集。スクリーンに映る3人に向け、それぞれの思いを込め、紙テープを投げ込みました。
キーワードL 次世代DVD「ブルーレイ」
今年2月、次世代DVDの規格争いから、「HD DVD」を推進していた東芝が撤退する方針を固めました。そこで、真なる次世代DVDとして勝利したのが「ブルーレイディスク」といわれるもの。現在のDVDとはどう違うのでしょうか。「ブルーレイ」とは、英語で「青い光」という意味で、青色レーザーでデータを読み取ることに由来しています。ブルーレイは、現在のDVDに比べ、6倍の容量のデータを記録でき、ハイビジョン番組もそのままの高画質で録画できるのが特徴。しかし、このブルーレイを見るためにはブルーレイプレイヤーが必要なため、現在のDVDプレイヤーでは見ることはできません。しかし、反対にブルーレイプレイヤーがあれば、ブルーレイもDVDも見ることができるのです。
キーワードM 円高で安くなる!?
昨年秋以降、ニュースや新聞でよく目にする「円高」の文字。先月17日には、12年7ヵ月ぶりに1ドル=95円台に突入するなど、大きな波紋を呼んでいます。しかし、円高は私たちの生活にどんな影響を与えるのでしょう?
池上彰さんの解説
「まずは、円高のメリットから。例えば、10ドルのアメリカ産ワインは、1ドル=120円
なら1200円ですが、円高が進み1ドル=100円になると同じものが1000円で買え
るようになります。つまり、円高ドル安になると、アメリカ製品が安く買えるわけです。
また、今回の円高でガソリンも安くなるかも知れません。日本の石油は、約9割を中東諸国からの輸入に頼っているのですが、それでなぜガソリンが安くなるんでしょうか? 実は中東から石油を買う時、ドルで支払いをしているのです。そのため、石油の値段が下がるというわけです。一方、円高のデメリットですが、直接、私達の生活に影響してくることはないものの、製品をアメリカに輸出している企業にとっては大きなデメリットとなります。例えば、1万ドルの日本車をアメリカで売る場合、1ドル=120円なら120万円日本の企業には入ってくるのですが、円高が進み1ドル=100円になると1万ドルの車を売っても100万円しか入ってきませんから日本の企業にとっては利益が減ってしまう、という事態が起きてきます」
キーワードN オバマvsヒラリー最終決戦!
アメリカ大統領選挙で民主党代表の座を、ヒラリー・クリントン候補と争っているバラク・オバマ候補。現在は、オバマ候補が有利と言われていて、「ヒラリーの勝つ可能性は5%」という新聞記事が出るほど。早ければ、今月中にもオバマの勝利が確定するかも知れません。どちらにしろ民主党の代表を決めたあとに待ち受けているのが、共和党代表のジョン・マケイン候補。11月4日に行われる最終決戦で事実上、大統領が決まるのです。現在、アメリカ大統領にもっとも近い、と言われているのは、オバマ候補でもヒラリー候補でもなく、実はマケイン候補。世論調査では、民主党の代表がオバマ候補かヒラリー候補に関わらず、マケイン候補が勝利するという結果が出たのです。3月早々に共和党代表に決まったマケイン候補は既に本選に向けたテレビCMを流しはじめるなど、11月の決戦に向け着々と体勢を整えています。一方、民主党のオバマ、ヒラリー両陣営は泥沼の中傷合戦を続けるうちに、どちらが勝っても、落選したほうの支持者の多くが、共和党のマケイン候補に投票するのではないか、と言われています。オバマとヒラリーの戦いが長引けば長引くほど、共和党のマケイン候補が有利となるのです。
3年間
3年間――この数字は何を意味しているかわかりますか?「2011年には新東京タワーができている、っていうことですけど、3年間という時間は、果たして短いのか長いのか…。近未来的な、アニメの世界のような610メートルのタワーが3年後にはできるわけですけど、3年後、みなさんはいくつですか? 10歳の子はまだたった13歳。でも、中学校3年間、高校3年間、っていう風に考えると、ちょっと長い感じもします。いずれにせよ、いまから3年後には610メートルのタワーが完成して、そこの展望室を目当てに凄い行列ができているわけです。『1番の人は何日前から並んで…』みたいなニュースが流れて(笑)。ちょっと信じられないですね。2011年、っていう響きも凄くないですか? あ、でも逆に3年前って考えると…そのときボクは何をやっていたかな?思い出せないですね(笑)」。3年前、みなさんは何をしていたか思い出せますか?
(香取慎吾編集長)
【タカアンドトシさん】緊張してクイズに正解できませんでした(タカさん)香取さんのお陰で2度目の出演ができました(トシさん)
1月の同じ特集に続き“ニュースに超強い”キャラクターとしてのご登場でした。
タカ:そんなふうに呼んではもらったようですが、全然、期待に応えられずに終わってしまったので、次回呼んでもらえたときには、1問くらいは正解したいなと思います。
トシ:前回も、そんなにニュースに強いというキャラクターではなかったと思うんですが、なぜか香取さんが“ニュースに超強い”とご紹介してくださって。だからか、こんな短期間に2度目の出演をさせていただいて、本当にありがたいことです。
タカ:それは、本当にありがたいです。でも、緊張してしまいました。普段のようにリラックスして考えればわかったものを、緊張してしまったばっかりに……。
トシ:だいぶ、とんちんかんな答えをしましたね。
前回ご出演されて、ニュースに興味がわいたとおっしゃっていましたが、今回はいかがでしたか?
タカ:前回もそうでしたが、本当に内容がわかりやすくて、凄く面白かったです。普通の
ニュースは、もともとある程度の知識や情報がある人はわかるんでしょうけど、何も知らない人にはわからないんですよね。例えば、「今は円高です」って言われても、それがいいことなのか悪いことなのか、自分にどういう関係があるのかがわからなくて。でも、今日のように例を出して、一から解説してもらえるとわかりやすいし、興味が持てました。わかってくると、面白いんですよね。
トシ:僕は、禁煙用の新しい薬とかメタボ健診とか、自分に直接関係がありそうなものは、特に興味深かったですし、それ以外にもいろいろ知ることができて勉強になりました。
タカ:僕も、メタボも気になりましたけど、ほかもいろいろ気になりました……。
トシ:それを言えっていうんでしょ!
タカ:そうですね。プラスチックが燃えるゴミにしていいっていうのも、驚きました。分別しなくていいうえに、焼却するときに生まれる電気で11億円の利益が出るっていうのも凄いなって思いました。
今日、取り上げた以外で個人的に気になるニュースといえばなんですか?
タカ:オリンピックで誰が代表選手に選ばれるっていうことが気になりますね。あとは、
ネット犯罪が増えているのも嫌だなって思います。便利なものができるたびに、それを悪用する人が出てきて……。そんな暗いニュースを聞くたびに、嫌な気分になります。
トシ:僕は、車に乗るのでガソリンの税率がどうなるのかってことが気になりますね。安くなったり、高くなったり、どうなるんだって。円高で、ガソリンが安くなるかもしれないってことは、今日、初めて知りました。
最後になりますが、香取さんにメッセージをお願いします。
タカ:本番中に、僕が太ってるっているという話が長かったとご指摘いただきまして、ありがとうございました。あれで、ハッと我に返りました。
トシ:誰も聞きたくないんだから、そんな話は。だけど、本当に「僕はですね〜」とか、楽しそうにしゃべってたよね。
タカ:そうなんですけど、香取さんのお陰で軌道修正できたのが、嬉しかったです。ご指摘、ありがとうございました。間違ったところに行ったら戻してもらえる、さすがは香取さんは冷静な方です。
トシ:これからもご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします!
ニュースは細かく見ていくことが大切ですね。
知らないと恥ずかしい「ニュースキーワード15」、今回も結構、知らないことが多かっ たですね。私はお昼の生放送でニュースをお伝えしているので、知っているつもりになっていましたが、例えば、首都高速の料金が距離別になるってことも初めて知りましたし、最近、盛んに報道されているチベットの独立問題でもなぜ中国が独立させたがらないのかということも詳しくは知りませんでした。今日、チベットを独立させたがらない理由が少なくても3つあるんだと知って、とても勉強になりました。それにしても、どの解説も簡潔でわかりやすかったですよね。ああやって、一から丁寧に解説してもらえると、ニュースがより身近なものに感じられる気がします。そうそう、オンエア中にはフォローできなかったんですが、中国の4つ星トイレには、テレビモニターなどの豪華な施設に加えて、なぜか、お裁縫セットや工具セットが備え付けられているところもあるそうですよ。トイレといえば、中国の洋式トイレの整備が早く進むといいですよね。私たちでさえ、最近、和式はほとんど使いませんから欧米の方たちは大変でしょうからね。 大々的に報道されているニュースの陰で、いろんなニュースがあるんですよね。ニュースは細かく見ていくことが大切なんだなと改めて思いました。
新東京タワーを見て、アニメに出てくる未来の絵に近付いたような気がしました
◆2008年春のニュース・キーワード、面白かったです。でも、不思議です。毎日ニュースを見ているのに、どうしてちゃんとわかってなかったりするんだろう、って。VTRと池上彰さんの解説で凄くわかりやすく教えてもらって「へぇ〜…」って見てたけど、その後『毎日ニュースを見て、新聞を読んでいるのに、オレは何でわかってなかったんだろう?』って思いました
◆中でも個人的に注目したのは、新東京タワー。ボク、東京タワー、好きなんですよね。番組で東京タワーの着ぐるみを着たりとかしてきたんで、応援している方の人間なんですよね。どうもまだ、いまの東京タワーの役作りが抜けないようで(笑)、こうやって新東京タワーの完成予想図とかを見ると「コイツかぁ…」って思っちゃいます。それにしても、新東京タワーの展望台からの眺め…あれはもう飛行機から見た絵ですよね。イタチごっこ、っていう言葉があるけど、超高層ビルが増えて600メートルの新東京タワーが作られて、次は1キロメートルのビルが建ったりするのかな? エッフェル塔って案外小さいんだな、って思いませんでした?パリに行ってエッフェル塔見ても、「小さいなぁ…」って思わないけど、エッフェル塔よりも高い東京タワーがあって、それよりも倍近い新東京タワーができて…ってなると、1キロメートルくらいのビルができてもおかしくないですもんね。どうなっちゃうんだ?でも、あの新しい東京タワーを見ると、やっとアニメとかにでてくる未来の絵にちょっと近付いてるような感じもしますね
◆タカトシさんはメタボネタが…あのくだりは少し多過ぎたかな、と(笑)。CM入ったとき、珍しくタカさんが「ちょっと多過ぎたかな…」って反省していました(笑)。禁煙すると太る、なんて話もありましたけど、あの禁煙の薬も気になりますね。『チャンピックス』。「65%の成功率、ってどうなんだ?」思いました。せめて70%はいってほしいような…。