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#284(2008.04.12 OA)

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久しぶりだな、山本耕史!

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整形は本当?肌の色は何故白くなった?ダンスや歌唱力の本当の実力は?
マイケル・ジャクソンの真実・本当に知りたい6つの謎を大検証!!

「今夜のSmaSTATION!!は、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン!今年で『スリラー』の発売から25年ということで、2月に記念アルバムが発売されたんですが、いま聴いても…きっと10年後に聴いてもカッコイイ!! そんなマイケルの謎を、SmaSTATION!!なりに徹底調査しました!」。新年度最初のSmaSTATION!!は、ゲストに山本耕史さんをお迎えして、特別企画『マイケル・ジャクソンの真実!本当に知りたい6つの謎』をお送りしました。「6つの謎」として取り上げたテーマは、「いままでにどれくらい稼いでいるの?」「マイケルのダンスはどのくらい凄いの?」「マイケルの歌はどれくらい凄いの?」というエンターテイナーとしてのマイケルの凄さを改めて検証するものから、「子どもは誰の子?」「整形しているの?」「いまどこにいるの?」というマイケルのプライベートに関する謎に迫るもの。テーマにあわせて、いまから10年前にあのネバーランドを訪ねたことがあるという小室哲哉さんを始め、ダンスに関してはEXILEのHIROさん、歌唱力に関してはテノール歌手の秋川雅史さん、整形の噂に関しては高須クリニックの高須克弥院長らの証言も交えながらお送りしました。中でも香取編集長や山本さんを驚かせていたのが、マイケルの子どもの父親は彼の親友でもあるマコーレ・カルキンである可能性が極めて高い、とする雑誌ジャーナリストの証言や、マイケルの肌の色に関する高須先生の証言。肌の色に関しては、白斑症という、色素が抜けて白くなる皮膚病なのだそうですが…。裁判で無罪を勝ち取った後、ネバーランドを出たマイケルは、現在、ラスベガスにいるといわれています。編集長&山本さんもおっしゃっていましたが、いつの日か音楽活動を再開したあかつきには、また日本でもコンサートを開いてほしいですよね。そのときは、是非、山本さんと一緒に行ってあげてくださいね、編集長!?

山本

King of Pop マイケル・ジャクソン 本当に知りたい6つの謎

キング・オブ・ポップ…マイケル・ジャクソン(49)。
歴史的大ヒットを記録した伝説のアルバム『スリラー』のリリースから今年で25周年。2月にはマイケルに強く影響を受けたアーティストたちが参加した、豪華アルバムが発売され3週間で全世界で200万枚を売り上げるなど、マイケル人気は衰えるどころか、今再び熱い盛り上がりを見せています。その輝かしい足跡の一方で、少年への性的虐待容疑など、事件やゴシップで注目される面も。果たして、その素顔はどんな人物なのでしょうか? そこでスマステーションが、本当に知りたいマイケル・ジャクソンの真実を大特集します!

マイケル・ジャクソンの謎 その1
「今までにどれくらい稼いでいるの?」

マイケルが現在までに作った10のギネス記録の中でも、最も輝かしい記録のひとつが「史上最高額の所得を得たエンターテイナー」(1989年)。では、実際にこれまでにマイケルが稼いだ金額は、一体どれくらいになるのでしょうか。

■アルバム売り上げによる収入

マイケルは数多くのヒット曲を持ってますが、実はオリジナルアルバムはわずか5枚(現在のレコード会社に移籍以降・ベスト盤含まず)。各アルバムごとの収入(アルバム発売年の平均為替レートで計算)を見てみると…。

『オフ・ザ・ウォール』(1979年)
全世界で2000万枚の売り上げを記録し、マイケルが得た収入は82億円。この『オフ・ザ・ウォール』は、マイケルがジャクソン5から独立し、本格的にソロでの活動を始めた最初のアルバム。ここからは全米ナンバー1となった「今夜はドント・ストップ」や「ロック・ウィズ・ユー」など4曲がシングルカットされ、いずれも大ヒットを記録しています。少年ボーカリストのイメージから、大人の男性アーティストへと進化を果たすことに成功したアルバムでもあります。

『スリラー』(1982年)
全世界での売り上げ1億400万枚で、マイケルが得た収入は288億円に上ります。いまや伝説ともなったアルバムで、ここからは数多くのヒット曲が生まれました。アルバムタイトル曲であり、14分にも及ぶミュージック・ビデオ(MV)での斬新なダンスが世界中で話題となった「スリラー」。黒人アーティストによるMVをMTVで流すきっかけを作ったと言う「ビリー・ジーン」。そして、83年のグラミー賞で「最優秀シングル」にも選ばれ日本でマイケルの名が知れ渡るようになった代表曲「今夜はビート・イット」、「アフリカ」を大ヒットさせていたTOTOが楽曲提供し、後に数多くのアーティストにカヴァーされた名曲「ヒューマン・ネイチャー」など。ちなみにこのアルバムの1億400万枚と言う売り上げは史上最多。発売から25年経った今でも破られていません。

『バッド』(1987年)
全世界での売り上げ3000万枚で、マイケルが得た収入は82億円。『スリラー』から5年を経ての新作は、世界中で再びマイケルフィーバーを巻き起こしました。アルバムタイトル曲の「バッド」のMVはスリラーよりも長い16分にも及ぶ大作ですが、実は、このMVの監督を務めたのはハリウッドの大物映画監督、マーティン・スコセッシ。名作『タクシー・ドライバー』や『レイジング・ブル』などのヒット作をもち、当時大人気演出家だったスコセッシをマイケルの強い要望で起用したのです。ちなみにMVの制作費は220万ドル(3億円)でした。そしてこのアルバムからも、「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」、「ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ダーティー・ダイアナ」、「アナザー・パート・オブ・ミー」、「スムーズ・クリミナル」、「リベリアン・ガール」など多くのヒット曲が生まれました。

『デンジャラス』(1991年)
全世界での売り上げ3100万枚で、マイケルが得た収入は77億円。このアルバムでは、かなり凝ったMVが作られ話題となりました。「ブラック・オア・ホワイト」のMVは、当時『ターミネーター2』など映画で使われ始めたばかりの「モーフィング」という画期的な手法を取り入れ、実に5億人が見たと言われています。「ジャム」では、あのマイケル・ジョーダンと共演、「リメンバー・ザ・タイム」では、エディー・マーフィーが、「イン・ザ・クローゼット」では、スーパーモデルのナオミ・キャンベルが出演していました。

『インヴィンシブル』(2001年)
全世界での売り上げ800万枚で、マイケルが得た収入は18億円。前作から実に10年ぶりとなるオリジナルアルバム。この作品ではほとんどMVが作られることはありませんでしたが、それでも大ヒットを記録しました。

そして、これら5枚のオリジナルアルバム以外にも、ベスト盤やリミックス曲に新曲を加えたアルバムが6枚発売されています。これら6枚の売り上げは全世界で5080万枚。マイケルが得た収入は合わせて106億円。この中でも、95年発売のベスト盤『ヒストリー』に収録された、妹のジャネットと共演した「スクリーム」は大ヒットを記録。MVはCG合成を多用し14日間かけて撮影されました。制作に費やされた費用はなんと7億円。MVの制作費として今でも史上最高額といわれています。ほかにも、「ユー・アー・ノット・アローン」では、当時の妻のリサ・マリー・プレスリーと共演したMVが話題となりました。

■ツアー、CMなどの契約

アルバム売り上げ以外にマイケルの大きな収入源となっているものに、ツアーがあります。ではツアーでマイケルが得た金額はいくらになるのでしょうか。プロモーターによると、マイケルはコンサート収益の90%を受け取る契約を結んでいて、たとえばヨーロッパでは、1公演あたりおよそ1億円を受け取っていたと言います。マイケルがこれまでに行ったワールドツアーは3回。これらのツアーでマイケルが手にした金額は、およそ120億円とも言われています。さらにマイケルはCMやキャラクター商品など、数多くの契約を結んでいます。CM契約、ビデオや映画の契約・キャラクター商品の販売、レコード会社との契約金など合わせて得た金額は715億円(レコード会社の契約金・版権売却費を含んだ額)。今回紹介した売り上げを合計しただけでも、マイケルが稼いだ金額は実に1488億円にもなるのです。しかし、今年2月、マイケルが所有する「ネバーランド」が売却されるという報道が全世界を駆け巡りました。CNNなどの報道によると、マイケルは現在3億ドル、およそ300億円もの借金を抱えていて、その返済が滞っているために、「ネバーランド」が差し押さえられ、競売にかけられる、というのです。一体約1500億円と言う大金はどこへ消えてしまい、なぜ借金を抱えるにいたったのでしょうか。マイケルがどんなものにお金を使っていたのか、その支出を見てみましょう。まずは、1989年に買った「ネバーランド」=2800万ドル(約39億円)。千代田区とほぼ同じという1000ヘクタールの広大な敷地面積を誇るこの「ネバーランド」の中はさながら遊園地で、多くの動物も飼われていたといいます。そのなかは、どうなっているのでしょうか。今から10年前、「ネバーランド」にマイケルを訪ねたことがあるという小室哲哉さんはこう話します。

「ディズニーランドのなかに、お客さんはマイケルひとりと思えば分かりやすいかな。中には映画館もありましたし、ポップコーン売り場とかもあって。1000人くらい入るんじゃないですかね。そして驚いたことに、SPみたいなゲートがありまして、そこで契約書にサインするんですね。内容は何かというと、『ネバーランド』について、何をしゃべっても基本的には構わないんですね。ただ、全部そこで見たもの聞いたものは夢だと。だから、今僕がしゃべっているのも夢ですけどね(笑)」

広大な施設を管理するために、ピーク時にはスタッフを100人以上抱え、維持費として年間3億〜4億円を費やしていたと言います。さらにマイケルはわかっているだけでも、以下のような買い物をしています。

●エジプトの少年のミイラ…7億円
●映画『フリー・ウィリー』で主役を務めた体長8メートルのシャチ…1億円
(当時の妻、リサ・マリーへのクリスマスプレゼントにしたと言われています)
●映画『風と共に去りぬ』が獲得した作品賞のオスカー像をサザビーズで落札…2億円

ほかにも、アインシュタインの両目を7億円での購入をしようとしたり、映画『エレファントマン』のモデル、ジョン・メリックの頭蓋骨を1億円で購入しようとし断られたという逸話も。さらに、1985年にはビートルズの270曲の版権をおよそ112億円でオーストラリアの大富豪から購入。ちなみにその後、この版権の75%をソニーレコードに売却することでおよそ450億円を手に入れています。もちろん日常生活で使う額も尋常ではなく、2004年のニューヨークタイムズの報道などによると、当時のマイケルの1ヵ月の生活費は2億円とされています。おもちゃ好きで知られるマイケルはおもちゃ代だけで、ひと月に3000万円も使うのだと言います。さらに、身の回りの世話をするスタッフも多く、89年の「バッド」のツアーでは医師のほか、歯科医、のどの専門医、ネイルアーティスト、ヘアメイク、コックなど20人の「マイケル専属世話人」がいたと言います。こうした人々に支払う金額はひと月に4000万円を越えたと言います。そして、マイケルの財政をもっとも苦しくしたとされているのが裁判。93年の少年への性的虐待疑惑の際には、30億円もの和解金を支払ったと言われ、2005年の裁判では最終的に無罪を勝ち取ったものの、21億円という莫大な弁護士費用がかかったといわれています。そのほかにもマイケルは1500以上のさまざまな訴訟を抱え、支払いがかさみその都度、数多く所有していた自宅が減っていったと言われています。マイケルは現在も曲の版権などで年間20億円の収入があるといわれていますが、浪費生活と数々の裁判がマイケルの巨額の財産を食いつぶす結果となったのです。今では「ネバーランド」と、手元に残ったビートルズの版権を売却しなければ借金返済ができないのではないか、とも言われています。

マイケル・ジャクソンの謎 その2
「マイケルのダンスは、どのくらいすごいの?」

マイケルのダンスのなかでももっとも有名なのが、「ムーンウォーク」。誰もが度肝を抜かれたあのダンスは一世を風靡。独特の掛け声と共にマイケルのトレードマークともなっています。マイケルが「ムーンウォーク」を初めて披露したのは、1983年5月16日のモータウンレコードの記念コンサートでのこと。このステージのために、マイケルは前日徹夜して「ムーンウォーク」を完成させていたと言います。幼い頃から、一度見たダンスステップをそのまま再現する事ができたというマイケル。ダンスで一番影響を受けたのが、1960年代に絶大な人気を誇り、ソウルの帝王と呼ばれたジェームス・ブラウンでした。幼いマイケルは彼のステップを真似しながら、ステージングを身に着けていったのです。そんなマイケルのダンスのどこが凄いのか。EXILEのHIROさんに、ベストダンス3を選んでもらいました。

第1位:スムーズ・クリミナル

斜めになるダンスが、すごい。全体のもったいぶり、溜めもマイケルならでは。構成も素晴らしい。

第2位:リメンバー・ザ・タイム

ダンサー心に突き刺さるダンス。当時のNYのストリート系のダンサーを起用しているのがかっこいい。

第3位:「ビリー・ジーン」を歌ったあとのソロ・ダンス(ライブDVD収録)

「まさにマイケル!」という踊り。普通の人が踊ったら、ギャグになっちゃう。

マイケル・ジャクソンの謎 その3
「マイケルの歌はどのくらいすごいの?」

マイケルといえば、特徴的なのがハイトーンボイス。6歳の頃から、ジャクソン5のボーカルとしてクラブで歌っていたマイケル。ジャクソン5がメジャーデビューするや、マイケルの可愛らしさと抜きん出た歌唱力でいきなり4曲連続全米ナンバー1を達成、一躍人気ミュージシャンの座を手に入れます。果たしてマイケルの歌手としての力量はどれほどのものなのでしょうか。テノール歌手の秋川雅史さんに聞きました。

「歌は、低い声から高い声に出していくとき、チェンジボイスといって、途中でポジションを変えるポイントがあるんです。でも、マイケルの声は、そのギアチェンジがまったく分からないんですよね。僕は音色が変わらないようにつなげていく訓練をしていますが、マイケルはそれが変わらないままいけてしまう。いつ声変わりしたのかわからないような声ですね」

まるで変声期を迎えていないかのようなマイケルのハイトーン・ボイス。声が低くならないよう女性ホルモンを打っているのではないか、という噂がでたこともありましたが、マイケルはこれを否定しました。

声はもちろんのこと、忘れてはならないのが曲作りに関すること。アルバム『オフ・ザ・ウォール』以降、多くの曲の作詞・作曲を担当しています。「ビリー・ジーン」や「今夜はビートイット」はもちろん、アフリカの飢餓救済のチャリティーとして作られた「ウィー・アー・ザ・ワールド」でも作曲を担当しています。そんなマイケルの作曲能力について小室哲哉さんは、「全部ダンスからきてると思うんですけど、ビートを作るのがうまい」と絶賛。天才的な音感、そして常人には無い声と喉までも、神から与えられていたのでしょう。

マイケル・ジャクソンの謎 その4
「子供は誰の子?」

マイケルには現在、長男・プリンス・マイケル(11歳)、長女・パリス(9歳)、次男・プリンス・マイケル?世(6歳)と3人の子供がいます。このうち、長男、長女の母親は、マイケル2度目の結婚相手で99年に離婚した、デビー・ロウ。次男の母親は不明で、代理母から生まれた子供だと言われています。子供が生まれて以来、マイケルはパパラッチから子供を守るためと、常にマスクや頭巾を子供たちにかぶせてきました。2002年、ドイツ滞在中に、ホテルのバルコニーから次男をぶら下げて大批判を浴びた時も、顔はしっかりタオルで隠していました。そんな子供たちの素顔が今年2月、ついに明らかになったのです。マイケルにはまったくといっていいほど似ていない子供たちに、「本当に父親はマイケルなのか?」と疑問視する声も。当初、マイケルとデビーは、「セックスしてできた子供」とコメントしていましたが、離婚後、デビーは親権裁判の場で、「ふたりともマイケルの精子では無く、精子バンクから提供を受け、人工受精で出産した。提供者は誰かわからないが白人」と証言しています。

マイケル・ジャクソンの謎 その5
「整形しているの?」

マイケルに常に付きまとう整形に関する数々のウワサ。整形のしすぎで顔が崩れている、漂白剤で肌を白くしている…そんな記事が常にゴシップ紙をにぎわせてきました。マイケルは自伝「ムーンウォーク」で、整形についてこう書いています。「頬や目は手術していません。唇を薄くしたり、皮膚をこすってはがしたり、むいたりもしていません。鼻は2回手術しましたし、最近あごに割れ目を入れました。でも、それでおしまいです」と。2回の鼻の手術とあごの手術については、マイケルも認めているのです。そして顔が変わった一番の原因は、ベジタリアンになってやせたためだとマイケルは主張します。マイケルの整形は本当にこの2箇所だけなのでしょうか。高須クリニックの高須克弥院長に聞きました。

「大きい手術は2種類です。鼻の手術と顎の手術です。彼も自分で整形したと言ってますし、やったドクターの誰が何をやったって大体わかってますから、これは公然の秘密というより、公開された秘密ですから。正確に言えば、鼻とあごの手術だけです」

では肌はどうなのでしょうか。ジャクソン5としてデビューした当時のマイケルの肌は黒いのに、それが『バッド』あたりから徐々に白くなっていき、2005年頃には、日傘が欠かせなくなってしまっています。この変化に「白人に憧れたマイケルが美容整形で肌の色を白くしたのではないか」との憶測を呼びました。その真実は…?

「これは白斑症といいまして、色素が抜けて白くなる皮膚病なんです。限局しているうちはメイクでごまかせるんですが、うんと広くなって白い面積が増えてきたら、黒いところを白く塗ってごまかしたほうがいいので、突然メイクが変わって白くなってる。その後、白斑を治療する目的で、紫外線に当たるとまだらになっちゃうものですから、マスク、サングラスをかけて、直接紫外線も浴びないようにという医者の指示でああいう格好になったわけです」

白斑症がやけどなどの肌への刺激やストレスが原因と言われていて、白人よりも黒人に多い症状。マイケルの肌の色の変化も、この病によるものだったのです。実際、日に当たるとすぐにやけどができてしまうといい、マイケルが常に日傘や帽子は欠かさないのもそのためだったといわれています。

マイケル・ジャクソンの謎 その6
「今は何をしてるの?」

裁判で無罪となった後、ネバーランドを出たマイケルは、中東のバーレーンやドバイに住んでいると噂され、実際「女装して買い物をしているマイケルを見た」などの目撃報道もされていました。しかし、マイケルのスポークスマンによると、実際には数回訪れただけで1年半もの間、アイルランドに住んでいたといいます。そして現在は「アメリカに戻っていて、ラスベガスに住んでいる」と証言。マイケルは最新のインタビューの中で、こんな事を話しています。「ステージではなく、もっと映画をやりたい。監督もやってみたい。自分自身の監督を。コンサートではすべてがあっという間に過ぎ去っていく。映画なら時間をとめることができる…」

果たしてマイケルはこれから何を見せてくれるのでしょうか。

「今後も新たな世代の人が、僕の曲を聞き続けてくれるように願っています。音楽に対する情熱は今も変わっていません。これからもさらに頑張ります。愛するファンの皆さんには心から感謝しています。早くみなさんに会いたいです」(マイケル談)

キング・オブ・Jポップ!

今週の格言は、改めてマイケルのカッコよさに刺激された香取編集長の正直な思い、という感じでしょうか。「これ、前のときも言ったような気がしますが(笑)。『薔薇のない花屋』をやっているときに新聞を見たら、載っていました。『そのまま/White Message』を出したときだったと思うんですけど、『SMAP、シングル主要部門制覇』みたいな記事。ドラマのメイクをしているとき、朝、ロケバスの中で新聞を読んで知ったんですけど…。そのときのシーンは、川原で舜に雫の話をしたところです(笑)。ボクの知らぬところで刻まれる記録は好きなんです。それに気づく暇もないくらいに、走り続けている自分が好きです(笑)。普段から、チャートとかはまったく意識していないですし、自分たちも周りの人たちも、走っているとそこを見つめる時間がないのか、とにかく次へ次へと…。でも、ボクはいいことだと思っているんです。目指せ、キング・オブ・Jポップ!」

(香取慎吾編集長)

【山本耕史さん】僕にとってマイケルとチャップリンは永遠のエンターテナーです。


お久しぶりのご出演でしたが、大好きなマイケル・ジャクソンの特集はいかがでしたか?

 結構、知らないことがたくさんありました。噂が噂を呼んで、そうだと思っていたことが実は違ったんだってことがありましたね。特に肌の色のことは、ビックリしました。黒い肌にコンプレックスがあって白くしているって聞いたことがあったので。いろいろと深く知ることで、哀愁というか憂いというか、切なさを感じました。より、応援したくなりました。

物心ついたときから好きだったというマイケルは、山本さんにとってはどんな存在ですか?

 僕にとって、チャップリンとマイケル・ジャクソンは永遠のエンターテナーなんです。これから100年以上経ったとしても、マイケルに変わる人は現れないんじゃないでしょうか。そんなふうに好きな人なんです。

お好きな曲は?

 「スリラー」もそうですけど、月並みですが、「ビリー・ジーン」も「ビート・イット」も凄く好きですね。でも、一番ビデオを見たのは「スリラー」かな。何回も見て真似したりしてました。

特に好きなアーティストなんですね。

 といいますか、小さい頃はマイケルしか聴いていなかったんですよ。好きという以前に、自分の両親が好きで聴いていたので、有無を言わさず聴かされていましたから。ステージも見に行きましたしね。ご飯粒みたいな大きさでしたけど(笑)。

ご自身も舞台で歌も歌われるエンターテナーですが、やはり影響を受けていますか?

 自分ができるできないってことではなく、かっこいいなって思うある種の理想像ではありますね。マイケルを真似するってことではないけど、常に自分のなかにはあるじゃないかと思います。

香取さんともお久しぶりとのことでしたが…。

 そうですね。相変わらず、冷たい感じでしたね(笑)。でも、舞台にお花をくださったりするんですよ。うれしいですね。

また、共演できるといいですね。

 そうですね。こういう一回だけの共演もいいですけど、ドラマとか舞台とか、もっと長いスパンで一緒に仕事ができたらいいなと思っています。

そんな香取さんにメッセージがありましたら。

 早く電話をしてこい、と(笑)。最近、僕が番号を変えてメールしたんですけど、それにも返事がなくて。早くください!

山本

子供の頃、ムーンウォークをマネしました(笑)。

ここ最近は、スキャンダラスな話題が先行してゴシップの人というイメージがあったマイケル・ジャクソンですが、その音楽的な足跡と才能は、やはりもの凄いものがありますね。あまり詳しくない私でも、今日、紹介された曲はかなり知っていましたし、プロモーションビデオも見たことがあるものが多かったです。自分で聴こうとしなくても、自然と目や耳に入ってきていたんでしょうね。そういえば子供の頃、学校の廊下とかでムーンウォークをマネしたこともありました(笑)。  肌の色についてのエピソードなど、知らなかったこともたくさんありましたが、なかでも意外だったのが作曲の才能も凄くあるということ。歌唱力、ダンス、そして作曲の能力と、どれも卓越した才能が揃っているからこそ、キング・オブ・ポップ、「マイケル・ジャクソンは、マイケル・ジャクソンというジャンル」とまで言われるんですね。香取さんはもちろん、ゲストの山本耕史さんも大好きだとおっしゃっていたように、アーティストの方も刺激を受けるような特別な才能なんだってことを痛感しました。今年25周年ということで再始動されるようですから、楽しみですね。

いろんなウワサを真実だと思ってしまうこと自体、彼の凄さなのかもしれない…

◆マイケル・ジャクソンはやっぱりカッコイイです!マイケルに関しては、いろいろなことがありますけど…やっぱりカッコイイです。ウワサだったり、「これが真実なのか?」って思うようなことだったりがいっぱいありましたけど、改めて「この人こそがキング・オブ・ポップだ!」っていうことを確信しました。若いアーティストの方の中にも「新しいキング・オブ・ポップはコイツだ!」っていうような人が現れたりもしてるけど、いや、やっぱりキング・オブ・ポップはマイケル・ジャクソンしかいないな、という感じです。彼は、こうなるべくして生まれたのかな、っていう感じすらします

◆次から次へと、あんなに辛い思いをしなければいけないのか、とも思いますけど、いろんなウワサを人々が真実だと思ってしまうこと自体も彼の凄さのような気がします。普通だったらあり得ないようなウワサでも、「絶対そうだよな…」って思ってしまっていたこともボク自身、いくつかありましたからね

◆その一方で、今日これだけいろんなVTRを見ても、「本当に存在するのかな?」っていう感じもしています。ボクも会ったことがあるけど、実はいないんじゃないかな、って(笑)。ジャネット・チャールトンさんが「いまはラスベガスに住んでいるのよ」って言ってましたよね。確かに、ラスベガスは似合ってるし、それこそラスベガスにいたら夢のお話のようですよね。「千代田区にいま住んでいる」って言われたらウソっぽ過ぎるでしょ(笑)。実際、いまどこにいるんだろうな?

◆ボクは、かつてマイケルのステージを見て彼に憧れて、自分も同じステージ立ったときには「ここまで来たよ、マイケル」って思って、それから何年後かに会ったわけですけど…。小室さんが「ネバーランドで見たり聞いたりしたことは全部夢の話」っておっしゃっていましたけど、ボクも夢を見ていたんですよ。会ったけど、会ってないんですよ、きっと(笑)。