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ケイジバン
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――初のスマステはいかがでしたか?
 本当にとても楽しくて、ためになる番組でした。自分でも英語がよくわからなかったところもあったくらいで。改めてリスニングって難しいなって思いました。僕だってハンガリー人だから、英語は母国語じゃないし。初めてアメリカに行った時には、向こうで映画を見たら全然わからなかったりしたんですよね。方言があったり、すべてをキレイに話してくれるわけじゃないから。

――ピーターさんは11カ国語を話せるそうですが、そんなにもどうやったらマスターできるんですか?
 まぁ、コツコツやることですね。ひとつずつ勉強するのが一番いいと思います。多くの人は同時に3つとか勉強してますけど、そうすると頭の中でぐちゃぐちゃになってしまう。だから、ひとつの言語を例えば一年間、毎日朝から晩まで集中して学んでマスターしたら、次の言語を勉強する――そうすれば、前に学んだことが役に立つし、ごちゃ混ぜにもならないんですよね。別に留学しなくてもいいんです。自分で本を持って、ちゃんと読めば、日本でも十分に英語くらいはマスターできると思います。

――香取編集長の英語はいかがでしたか?
 外国人とも解け合って、いろいろ話も出来て…まぁ、中には通じてないところもあったけれども、勇気を持って話せるところが良いですよね。知ってる単語だけ並べても、通じるんですよ。僕はいつも思うんですけど、日本人は外国人と話すことを試験のように捉えてるんですね。だから、緊張してしまうんですね。でもコミュニケーションはギブ・アンド・テイクであって、お互い協力して譲歩し合うことなんです。それは楽しい作業なんですよね。相手は英語が上手いか下手かなんて関係なくて、言ってることが面白いのかどうかだけに関心があるんです。だから、内容に集中して、正しい文法なんて気にする必要はない。香取さんのコミュニケーションのとり方は、まさにそのスタイルなんですね。こういうやり方だとコミュケーションが楽しくなるし、それによって英語もどんどん上達することができると思いますよ。

――なるほど。ところで、番組中に「外国人は最初、日本を天国のように感じる」とおっしゃってましたが、ご自身は最初の時にどうお感じになられましたか?
 まさにその通りでした! ちょっとしたドキュメンタリーを見たことがあったくらいで、大したイメージは持ってなかったんですよ。でも実際に来てみたら、何よりもとっても優しい日本人がいるということが感動的でした。自分が道に迷ったりすると、喜んで道を教えてくれたりして。とても親切にされたんです。それに、日本にはとっても美味しい日本食がある上に、安い店もたくさんある。建物を見たりすると、すごくキレイな日本家屋があって、今まで見たこともなかったような障子や襖、屏風、縁側があったり…。だから、僕は最初日本に来た時はホテルには一切泊まらず、旅館か民宿に泊まっていました。浴衣で寝ることがすごく気に入って、3カ月後にフランスに戻った時の自分へのお土産は浴衣だけだったくらい。パリでも、ベッドではなく布団の上で寝て、毎日浴衣を着てね(笑)。あと、日本はとても治安がいい。日本の道路の真ん中で大道芸をやった時に、自分のバッグをその場に忘れたことがあったんです。2時間後にダメもとでバッグを探しに行ったら、どこかの優しい日本人がそのバッグを歩道の上に置いてくれてたんです。だから、僕はバッグを見つけることができた。とても感動しましたね。
(ピーター・フランクルさん・談)
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