◆田村正和さんは、本当にステキでした。もちろん、大好きな俳優さんで、カッコよく、大・大・大先輩でもあるわけですから、尊敬する気持ちはもちろんたくさん持っていたわけですが、今回の対談をやらせていただいて、ますます大好きになりました。俳優さんとしてだけでなく、人間・田村正和を好きになった感じがします。みなさんが知らないような部分に関しても、たくさんお話できましたし…。いい対談だったと自負しています！緊張していた部分ももちろんあったんですけど、それでもいろいろなことが聞きたくなって聞いてしまう…そんなボクって、「お前、何なんだ？」って感じです(笑)。いつもいつも、終わったときにそう思うんですけど、それって、ボクじゃない、もうひとりのボクが聞いてくれたおかげで、ボクは見ることができた、という感覚です。「伝説、凄いですよねぇ」とか聞いちゃってるんですけど、でも言っちゃったのはボクなんですよね。だから、いい仕事したな、と(笑)◆伝説って、こうやって生まれるんですね。おそば屋さんのお話のときに、「ひとりでおそばを食べるために、お店を貸し切りにしたって本当ですか？」って聞いちゃいましたけど、あのときのリアクションが一番大きかったですね。「嘘だー！知らないよー！」みたいな感じになったときに、いろんなお話をさせてもらった中で、実は、一番深いところの田村正和を見ることができたような気がします◆カッコいいのはもうズバ抜けているんですよ。63歳ですよね。その年齢であのカッコよさは理解できない。もちろん、見た目もカッコいいし…。体のことを考えて食事にも気を遣っているだろうし、運動とかもされているんでしょう。そういう部分も含めて、パーフェクトだと思えるカッコよさ。それプラス男として人間としてのオーラを感じました。「ボクが60歳になったときに、こんな風になれたらいいな」って、思えない！あり得ないくらいのカッコよさだから。それくらいでした。「これが田村正和なんだ…」って。でも、欲張りなことを言うと、正和さんの年齢くらいになったときに、香取慎吾ならではのカッコよさみたいなものを持っていられたらいいな、と思います。 (編集長：香取慎吾)

Copyright(C)2007 tv-asahi All Rights Reserved.