TOP Page
トップニュース
世界のニュース
特集
ゲストトーク
ベラベラステーション
SS Mail!!
エッセイスト
ヒラめきP
編集後記
スマギャラリー
メールマガジン
掲示板
モバイルサイト
ご意見、投稿
最新号のTOP






 
来年5月31日に開幕する日韓共同開催のサッカー2002年ワールドカップ。12月1日、注目の組み合わせ抽選が韓国・釜山で行われました。その結果、開催国としてH組にシードされた日本の対戦相手は、ベルギー、ロシア、チュニジアになりました。さっそく、各国のデータを分析してみましょう。


(ヨーロッパ地区代表・6大会連続11回目・FIFAランキング20位)
 ワールドカップでは、90年のベスト4が最高で、通算成績は9勝16敗7引分。去年のユーロはオランダとの共同開催ながら1次リーグ敗退の不振ぶりでした。しかし、ワセイジュ監督は、堅実な守備力とFWエムペンザら個人技に長けた攻撃陣を軸にチームを立て直しました。ワールドカップでは、6大会連続出場と「隠れた常連国」。FIFA創立メンバーでもあり、「赤い悪魔」の異名を持つ古豪ベルギーですが、前回のフランス大会では、3試合いずれも引き分けと白星が挙げられなっただけに、今大会へかける国民の期待は当然大きいです。中盤の速いパスワークから、抜群の飛び出しを誇る、ムペンザがこのチームの大きな攻撃の柱ですが、日本との実力差はほとんどないといっていいでしょう。


ベルギー代表参考データ
98年ワールドカップ △0−0オランダ
△2−2メキシコ
△1−1韓国
99年6月 キリン杯 日本0−0ベルギー
EURO2000 △0−0オランダ
△2−2メキシコ
△1−1韓国



(ヨーロッパ地区代表・2大会ぶり9回目/旧ソ連時代の成績を含む・FIFAランキング22位)
 ワールドカップでは、66年の4位が最高で、通算成績は、16勝12敗6引分。「眠れる強国」といわれるロシアが遂に「代表史上最強」と評判のメンバーをそろえました。この国の技術的レベルは高く、スピーディかつリズミカルなパスによって相手を切り崩してゆく小気味いいスタイルのサッカーです。力任せに突き進むソ連時代のイメージは拭い去ったほうがいいようです。エースはウラジミール・ベスチャツ二フ(27歳)。好不調の波が激しい選手ですが、10試合で7ゴールをマークしている実力者です。90年ワールドカップイタリア大会では、元ガンバ大阪ストライカーのプロタソフ、そしてディフェンダーのツベイバがメンバーに名を連ねていました。94年のアメリカ大会では、カメルーン戦に1試合5ゴールという記録を打ち立てたサレンコというストライカーもいましたが、決勝トーナメントに勝ち上がることはできませんでした。果たして、今回日本にやってくる「史上最強チーム」とは一体どんなチームなのでしょうか?


ロシア代表参考データ
94年ワールドカップ ●0−2ブラジル(優勝国)
●1−3スウェーデン
○6−1カメルーン(予選敗退)
95年8月 日本五輪代表3−2ロシア五輪代表(城2ゴール・松原)



(アフリカ地区代表・2大会連続3回目・FIFAランキング28位)
 ワールドカップの通算成績は1勝3敗2引分。初の決勝トーナメント進出を目指すアフリカの古豪です。前回のフランス大会では、20年ぶりのワールドカップ出場を果たしたチュニジア。日本では、あまりなじみのない国ですが、6年前、ヴィッセル神戸に所属していたジアードは元チュニジアのエースストライカーでした。96年に チュニジア代表が来日した時には、前園にゴールを許し、1対0で日本に敗れています。98年のワールドカップでは、「金髪のルーマニア」から1点を取るのが精一杯。しかしながら、今回のメンバーは、テクニシャン揃いのダークホースと下馬評が高いようです。

ちなみに、同じく開催国シードの韓国は、D組でポーランド、アメリカ、ポルトガルと同じグループ。前大会優勝チーム・フランスは、A組でセネガル、ウルグアイ、デンマークと対戦します。ほかの組み合わせは、下の表のです。日本は、6月4日(火 18:00)に埼玉でベルギーと、6月9日(日 20:30)に横浜でロシアと、そして6月14日(金 15:30)に大阪でチュニジアと戦います。過去のワールドカップでは、開催国は必ず予選を突破しています。日本にとって、こんなに最高の組み合わせは考えられない、と思えるほどの幸運ともいえる組み合わせの一次リーグで、悲願のワールドカップ初勝利を、そしてその勢いのまま、一気に決勝トーナメントまで行きたいところです。


チュニジア代表参考データ
96年5月 チュニジア遠征 ●1−2日本(三浦・城)
○2−4日本(秋葉・中田)
96年10月 キリン杯 ○0‐1日本(前園)
98年ワールドカップ ●0−2イングランド
●0−1コロンビア
△1−1ルーマニア(予選敗退)

グループ表一覧
GROUP A GROUP B GROUP C GROUP D
フランス
セネガル
ウルグアイ
デンマーク
スペイン
スロベニア
パラグアイ
南アフリカ
ブラジル
トルコ
中国
コスタリカ
韓国
ポーランド
アメリカ
ポルトガル
GROUP E GROUP F GROUP G GROUP H
ドイツ
サウジアラビア
アイルランド
カメルーン
アルゼンチン
ナイジェリア
イングランド
スウェーデン
イタリア
エクアドル
クロアチア
メキシコ
日本
ベルギー
ロシア
チュニジア

   
 
日本国の象徴である「天皇」。世界の国々には「天皇」のような立場の人がいます。それは「王様」。そこで、今週の香取編集長のギモンは『世界にはどんな王様がいるのか?』。世界の王様の人数、仕事内容、そして資金源とその額は…?
あまり知る機会のない王様たちの実態に迫りました。


現在、世界の国々で「王」として君臨する者は日本の天皇陛下を除き、28名います(表を参照)。こうした王様たちは、普段どんな仕事をしているのでしょうか?
世界の王の中で最も有名なイギリス大英帝国のエリザベス2世女王陛下の場合――。エリザベス女王の最も重要な仕事は首相任命と、内閣の助言を得ての国事行為。ほかに国賓が訪れた時の主宰や、国を代表しての各国歴訪などがあります。これらの仕事はほとんどの国に共通していますが、 国によっては軍最高司令官を務めるなど、全権を掌握している王様もいます。

では、そんな王様たちの資金源、いわゆるお給料はどうなっているのでしょう?
王室を持つ多くの国には王室維持費というものがあり、基本的に国民の税金で賄われています。日本の皇室では、皇室経済法に基づいて宮廷費や皇族費が設定されており、その額は年間およそ70億円となっています。一方、英国女王の場合はその額が年間およそ20億円。しかし、エリザベス女王はこの他にも莫大な資産があると言われています。その額は明らかにされていませんが、東京都の半分にも達する約25万エーカーの広大な領地や、多数所有しているロンドン市内一等地の借地料だけでも、推定約450億円にも達するのです。

このように不動産による資産を持つ王様は多く、ベルギー王国のアルベール2世はオフィス賃貸業や映画館、高級美容院の経営などを行っています。また、カジノで知られるモナコ公国のレーニエ3世国王は君主というよりはむしろ、カジノを扱う観光業の会社社長と評されているほど。スウェーデンのカール16世グスタフ国王も株式取引などを自ら行い、その資産は国王個人だけで約27億円にものぼります。そんな中で、目を引くのがオランダ王室。国内外に数多くの不動産を保持しているだけでなく、大手企業の株式も保有しているため、資産は約3500億円だと言われているのです。
これらの王様の資産だけでもすごい額ですが、さらにそれを大幅に上回る資産を有する王様たちがいます。それが、石油会社などを経営している中近東の王様たち。実は、世界の王様の資産額ベスト5は中近東の王様が占めているのです。そんな中で、第1位に君臨しているのがサウジアラビアのファハド・イブン・アブドル・アジズ国王。その資産額は実に3兆円。ファハド一族になると、なんと5兆円もの資産を有すると言われています。
続く第2位はアラブ首長国連邦のザイド大統領(アブタビ首長)で、その資産額は約2兆3000億円。第3位以下は、クウェートのジャビル・アル・アハマド・アル・サバハ首長(資産額=約1兆8000億円)、ブルネイのハサナル・ボルキア国王(資産額=約1兆6000億円)、カタールのハマド・ビン・ハリファ・アル・サーニ首長 (資産額=約5000億円)となっています。

ところで、最近ニュースにたびたび登場する1人の元・国王がいます。それはアフガニスタン・イスラム国のザヒル・シャー元国王。1973年のクーデターにより王制が廃止されたため、国を追われイタリアへと亡命しました。 しかし現在、混迷を続けるアフガニスタン情勢を正常化するために、ザヒル・シャー元国王を新政権の柱的存在にしようとする動きが出てきました。ここ数日ドイツで、その身の振り方について話し合いが行われています。果たして、ザヒル・シャーは国王として返り咲くことになるのでしょうか。


(1) ザイド・ビン・スルタン・アン・ナハヤン大統領
アラブ首長国連邦(アブタビ首長)/1971年就任
(2) エリザベス2世女王
英国(大ブリテンおよび北部アイルランド連合王国)/1952年即位
(3) カブース・ビン・サイド国王(首長)
オマーン・スルタン国/1970年即位
(4) ベアトリックス女王
オランダ王国/1980年即位
(5) ハマド・ビン・ハリファ・アル・サーニ首長
カタール国/1995年即位
(6) ノロドム・シアヌーク国王
カンボジア王国/1993年復位
(7) ジャビル・アル・アハマド・アル・サバハ首長
クウェート国/1977年即位
(8) ファハド・イブン・アブドル・アジズ国王
サウジアラビア王国/1982年即位
(9) マリエトア・タヌマフィリ2世大首長
サモア(旧西サモア)/1962年就任
(10) カール16世グスタフ国王
スウェーデン王国/1973年即位
(11) ファン・カルロス1世国王
スペイン王国/1975年即位
(12) ムスワティ3世国王
スワジランド王国/1986年即位
(13) プミポン・アドンヤデート国王
タイ王国/1946年即位
(14) マルグレーテ2世女王
デンマーク王国/1972年即位
(15) タウファハウ・ツポウ4世国王
トンガ王国/1965年即位
(16) 今上天皇(明仁)
日本/1989年即位
(17) ギャネンドラ・ビル・ビクラム・シャハ・デブ新国王
ネパール王国/2001年即位
(18) ハラルド5世国王
ノルウェー王国/1991年即位
(19) ハマド・ビン・イサ・アル・ハリファ首長
バーレーン国/1999年即位
(20) ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王
ブータン王国/1972年即位
(21) ハサナル・ボルキア国王
ブルネイ・ダルサラーム国/1967年即位
(22) アルベール2世国王
ベルギー王国/1993年即位
(23) (故)サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー国王
マレーシア/1999年就任(2001年11月22日死去)
*新国王は後日決定
(24) レーニエ3世国王
モナコ公国/1949年即位
(25) シディ・ムハンマド(モハメド)6世国王
モロッコ王国/1999年即位
(26) アブドラ・ビン・フセイン国王
ヨルダン・ハシェミット王国/1999年即位
(27) ハンス・アダム2世国王
リヒテンシュタイン公国/1989年即位
(28) ジャン大公
ルクセンブルク大公国/1964年即位
(29) レツィエ3世国王
レソト王国/1996年復位


Copyright(C)2001
TV-ASAHI
All Rights Reserved.