大混戦の2005年J1を制し、アジアの舞台に初めて挑戦する、ガンバ大阪。見る者を魅了する、超攻撃的サッカーが持ち味。その象徴だった2005J1得点王のアラウージョ、さらに大黒が昨シーズン終了後に移籍し、得点力の低下が懸念されていたが、FW マグノ アウベス、日本代表DF 加地 亮、MF 明神 智和、FW 播戸 竜二らが加入し、大幅な戦力補強に成功した。
昨シーズン、就任4年目にして初のタイトルを手にした西野監督。かつて率いた、ユース代表や五輪代表では、アジアでの厳しい戦いを経験してきた。そんな西野監督は、「AFCチャンピオンズリーグで、国内だけでなくアジアでもガンバの力をアピールしたい。日本代表として、ガンバが参戦しているのだから、Jのチャンピオンにふさわしい内容と結果を残す。」と語っている。
Jリーグでビッグクラブへと進化を遂げたガンバ大阪が、次なるステップに挑む。 |
グループF
東京ヴェルディ1969
監督: ラモス 瑠偉 |
2004年度天皇杯制覇を果たした、東京ヴェルディ1969。しかし、2005年シーズンに待ち受けていたのは、厳しい現実だった。下位に低迷すると、なんと、かつての名門チームがJ2へ降格。まさかの事態に襲われたヴェルディの指揮官に白羽の矢が立ったのは、黄金時代のヴェルディを選手として牽引した、ラモス瑠偉氏。監督就任会見では、「緑の血が流れているんじゃないかというくらい、ヴェルディを愛している。」と語った。そして、ラモス監督の盟友、都並 敏史コーチ、柱谷哲二コーチ、菊地 新吉GKコーチらが、がっちりと脇を固める。
J2に降格したことで、AFCチャンピオンズリーグへの出場資格が議論されたが、チームとしてこの大会に出場する意向を示し、J2の厳しい日程の中アジアの舞台に挑戦することを決めた。そんなヴェルディに追い風となったのは、グループFのインドネシア、タイからの出場クラブが失格となったことで、韓国の蔚山現代との一騎撃ちとなったこと。ホーム&アウェーの2試合でその行方が決定する。 |