大会概要
アジアサッカー連盟(AFC)が主催する、アジアの最強クラブを決める国際大会。ヨーロッパのUEFAチャンピオンズリーグ、南米のリベルタドーレス杯に並ぶ、大陸のクラブチャンピオンを決める大会である。また、昨年度から各大陸のクラブチャンピオンによって世界一のクラブを決める、FIFAクラブワールドカップが開催され、AFCチャンピオンズリーグの優勝チームがこの大会への出場権を獲得する。
AFC加盟国の中で上位14位までの国・地域のそれぞれ2チームのクラブが出場することができる。基本的には、国内1部リーグの優勝チームと国内カップ戦の優勝チームが出場している。日本からは、J1優勝チームと天皇杯の優勝チームが出場する。
グループステージでは、東アジア地区の12チーム(3グループ)、および西アジア地区の16チーム(4グループ)でそれぞれホーム&アウェー方式で総当りのリーグ戦を行い、各グループ上位1チームのみが決勝トーナメントに進出できる。 そして、各グループ1位の7チームと前回大会優勝のアル イテハド(サウジアラビア)を加えた8チームで、ホーム&アウェー方式のトーナメント戦で優勝チームを決する。
これまでの日本の出場クラブ
2003年度 2004年度 2005年度 2006年度
鹿島アントラーズ
清水エスパルス
横浜F・マリノス
ジュビロ磐田
横浜F・マリノス
ジュビロ磐田
ガンバ大阪
東京ヴェルディ1969
2003年度に開催された第1回大会から日本のチームは出場しているが、これまでいずれもグループステージ敗退に終わっている。
過去の大会結果
年度 2003年度 2004年度 2005年度
優勝 アル アイン(UAE) アル イテハド(サウジアラビア) アル イテハド(サウジアラビア)
準優勝 テロ・サーサナ(タイ) 城南一和(韓国) アル アイン(UAE)
3位 大連実徳(中国)
パクタコール(ウズベキスタン)
全北現代(韓国)
パクタコール(ウズベキスタン)
深圳健力宝(中国)
釜山アイパーク(中国)
アジアから世界へ
Jのクラブがアジアの頂点に挑む
AFCチャンピオンズリーグ2006に日本代表として出場するのは、2005年J1優勝のガンバ大阪、そして2004年度天皇杯優勝の東京ヴェルディ1969。ともに、AFCチャンピオンズリーグは初挑戦。真のアジア最強クラブの称号を手に入れるため、厳しい戦いに挑む。
日本から出場するのは、この2チーム!
グループE
ガンバ大阪

監督: 西野 朗
 大混戦の2005年J1を制し、アジアの舞台に初めて挑戦する、ガンバ大阪。見る者を魅了する、超攻撃的サッカーが持ち味。その象徴だった2005J1得点王のアラウージョ、さらに大黒が昨シーズン終了後に移籍し、得点力の低下が懸念されていたが、FW マグノ アウベス、日本代表DF 加地 亮、MF 明神 智和、FW 播戸 竜二らが加入し、大幅な戦力補強に成功した。
 昨シーズン、就任4年目にして初のタイトルを手にした西野監督。かつて率いた、ユース代表や五輪代表では、アジアでの厳しい戦いを経験してきた。そんな西野監督は、「AFCチャンピオンズリーグで、国内だけでなくアジアでもガンバの力をアピールしたい。日本代表として、ガンバが参戦しているのだから、Jのチャンピオンにふさわしい内容と結果を残す。」と語っている。
 Jリーグでビッグクラブへと進化を遂げたガンバ大阪が、次なるステップに挑む。
グループF
東京ヴェルディ1969

監督: ラモス 瑠偉
 2004年度天皇杯制覇を果たした、東京ヴェルディ1969。しかし、2005年シーズンに待ち受けていたのは、厳しい現実だった。下位に低迷すると、なんと、かつての名門チームがJ2へ降格。まさかの事態に襲われたヴェルディの指揮官に白羽の矢が立ったのは、黄金時代のヴェルディを選手として牽引した、ラモス瑠偉氏。監督就任会見では、「緑の血が流れているんじゃないかというくらい、ヴェルディを愛している。」と語った。そして、ラモス監督の盟友、都並 敏史コーチ、柱谷哲二コーチ、菊地 新吉GKコーチらが、がっちりと脇を固める。
 J2に降格したことで、AFCチャンピオンズリーグへの出場資格が議論されたが、チームとしてこの大会に出場する意向を示し、J2の厳しい日程の中アジアの舞台に挑戦することを決めた。そんなヴェルディに追い風となったのは、グループFのインドネシア、タイからの出場クラブが失格となったことで、韓国の蔚山現代との一騎撃ちとなったこと。ホーム&アウェーの2試合でその行方が決定する。
グループE グループF
ガンバ大阪
(日本・2005Jリーグ 優勝)
大連実徳
(中国・2005スーパーリーグ 優勝、FAカップ 優勝)
全北現代
(韓国・2005FAカップ 優勝)
ダナン
(ベトナム・2005Vリーグ 2位)
東京ヴェルディ1969
(日本・2004年度天皇杯 優勝)
蔚山現代
(韓国・2005Kリーグ 優勝)
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