2016年2月

2月27日放送 「ひゃくえんだま」

作 者:ねじめ 正一 作
荒井 良二 絵
出版社:すずき出版

もらった100円玉を握り締めて寝た男の子。うれしくて、うれしくて、ぎゅっと握ったままねむったら…。100円玉の跡がついて…。さらにさらに!その100円玉の跡から、100円玉がわいてきて、どんどんうずたかく積まれて滑り台のように…そして、ぴょんと滑って着地した先は?お金をもらって、うれしさをかみしめながら寝る男の子の気持ちが素直に表現されていて、こんなこと、ほんとうにあったらいいなあって思う読者が多いとか。ねじめ節ともいえるテンポのよい詩が、荒井良二さんのファンタジーあふれる楽しい絵とともに展開されます。お小遣いをもらってうれしい子どもの気持ちが微笑ましい絵本です。 朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)

2月20日放送 「こうさぎと4ほんのマフラー」

作 者:わたり むつこ 作
でくね いく 絵
出版社:のら書店

「明日このマフラーをして外へいきたいな」。おばあちゃんが編んでくれた新しいマフラーをまいて、こうさぎ達は冬の森へでかけていきます。こごえそうな冬の森にたたずむ、ぶなの木“ぶなじい”が心配になり、4兄弟で会いにいきます。松の林を通りぬけ、氷の湖を通り、はぐれないように雪道をすすみ、あきらめかけた時、ついに、ぶなじいを見つけます。自分達のマフラーでぶなじいを暖めようとするこうさぎ達が出会ったふしぎな出来事とは…。
寒い冬の日に親子で読みたい、心温まる一冊です。
朗読:
かかず ゆみ(アトミックモンキー)

2月13日放送 「オオカミのはつこい」

作 者:きむら ゆういち 文
田島 征三 絵
出版社:偕成社

森の中を歩いていたオオカミが、すてきなメスのオオカミに出会いました。
“なんてかわいいんだ!”と、ときめくオオカミ。話しかけて友達になりたいけど、断られたらどうしよう。でも、話しかけないと後悔するかも。でも、嫌われたら…。いいところを見せようと頑張ります。でも、獲物には逃げられ、ライバルに向かっていくと石につまずき、遠ぼえは裏返りと、失敗ばかり…。はたしてこの恋の行方はどうなるのでしょうか?日本絵本賞を受賞した『オオカミのおうさま』に続く、人気コンビのシリーズ第5弾!
朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)

2月6日放送 「くるりん
 はじめてのおつかい」

作 者:とりごえ まり 文・絵
出版社:文溪堂

恥ずかしがり屋の「くるりんシリーズ」。お母さんに頼まれて、初めておつかいに行くお話。小さなことでも、すぐ恥ずかしくなって、くるっと丸まってしまうくるりん。それでも、勇気をもって、おつかいにでかけます。地面から突然現われたモグラくんやきつねさんに出会いますが、なんとか丸くならずにがんばります。さくらんぼを買って、おばあちゃんの家に届ける途中、ハプニングが!“くるりん”と丸まらないでおばあちゃんの家までたどりつけるでしょうか?はじめてのおつかいのドキドキさがかわいらしい絵本です。 朗読:
かかず ゆみ(アトミックモンキー)

2016年1月