2014年10月

10月26日放送「ゆみちゃんとえんぴつさん」

作 者:かたおか けいこ 作
たるいし まこ 絵
出版社:ひさかたチャイルド

ゆみちゃんは、お母さんから一本の鉛筆をもらいました。「えっへん、ぼく えんぴつ」「ぼくをつかって、すきなえをかいてくれない?」そのえんぴつさんは、おしゃべりができるのです。ゆみちゃんとえんぴつさんは、お友達になりました。ゆみちゃんが絵を描くと、えんぴつさんはうれしそうに紙の上をすべっていきます。でも、しだいに鉛筆は短くなっていきました。そこで、“えんぴつさん”がなくならないように、もう絵は描かないと決めたゆみちゃんでしたが…。 朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

10月19日放送「シルクハットぞくは
よなかのいちじにやってくる」

作 者:おくはらゆめ 作
出版社:童心社

シルクハットぞくは、夜中の1時にやってくる。
空をとんで、窓のすきまをするりとぬけて、ぐっすり寝ている人のまくらもとに立つ。
そうして、ふとんのはじっこをそっと持つと…。いったい、何をするのかな?
「(シルクハットは)うちにもくるの?」「ほんとにいるの?」「いないよー」「いるかもしれないよ」と、子どもたちに大反響!だとか。ちょっぴり不思議な、おやすみ前の絵本です。
朗読:
かかずゆみ(アトミックモンキー)

10月12日放送「アンジェロ」

作 者:デビッド・マコーレイ 作・絵
千葉茂樹 訳
出版社:ほるぷ出版

壁ぬり職人アンジェロじいさんのしごとは、古い教会の壁をぬりかえ、古びた彫刻に新しい命をふきこむこと。ある日、仕事中によわったハトを見つけたアンジェロは、しかたなく家につれてかえり、手当てをした。はじめはぶつぶつ文句をいっていたのに、しだいに看病にうちこむようになり、やがてハトとアンジェロは大の仲良しになって…。
別れをつげる最後の瞬間まで相手を思いやるアンジェロじいさんとハトとの心あたたまる交流を通して、さりげなく、さわやかに死を描いた絵本です。
朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)

10月5日放送「ときめきのへや」

作 者:セルジオ・ルッツィア 作
福本友美子 訳
出版社:講談社

アメリカの人気絵本作家・モーリス・センダック最後の弟子によるアメリカParents' Choice Award金賞受賞作。
「ときめきのへや」には、ねずみのピウスがこれまでにあつめたものが、ぜんぶかざってあります。このすばらしい宝物を見せてもらおうと、あちこちから、いろいろな人がやってきますが…。小さなねずみピウスが本当のときめきを見つける物語。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

2014年9月