2012年9月

9月30日放送「14ひきのおつきみ」

作 者:いわむら かずお

出版社:童心社

いわむらかずおの「14ひき」シリーズの第6作目。
今夜は十五夜。みんなで、木の上にお月見台を作って、ごちそうも並べて、お月見です。
色づいた葉と、どんぐりの実の揺れる太い樫の木を登り、ねずみながらの小技を使ってお月見台作りに奮闘する子供たちの姿が、実に生き生きとしています。
ススキを飾り、月見だんごをお供えするお月見の風習を知ることが出来るとともに、自然と共存する美しさが描かれた、日本の秋がいっぱいの作品です。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)

9月23日放送「エイミーとルイス」

作 者:リビー・グリーソン 文
フレヤ・ブラックウッド 絵
角田 光代 訳
出版社:岩崎書店

エイミーとルイスはいつも一緒。
ママに教えてもらった、特別なことばでいつもお互いを呼び合います。けれどある日、エイミーは、遠くに引っ越すことになりました。ずっと、ずうっと遠いところに。地球の裏側くらい、遠いところに。
友だちを思う気持ちがあふれる心あたたまるお話。2007年オーストラリア児童図書賞、全米保護者が選ぶ絵本賞・銀賞受賞作品。作家・角田光代さんが翻訳を手掛けた作品です。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

9月16日放送「かみさまからのおくりもの」

作 者: ひぐちみちこ

出版社:こぐま社

あかいほっぺの赤ちゃんには、「よく わらう」を、おおきい赤ちゃんには、「ちからもち」を、 泣いている赤ちゃんには、「うたがすき」を、よく動く赤ちゃんには、「よく たべる」を、すやすやねている赤ちゃんには、「やさしい」を天使が届けてくれました。
誕生のとき、神様が一人一人の赤ちゃんにくださる贈り物。それはその子の個性。子どもは自分のもらったものに気づき、親は子が授かった感謝の気持ちに立ち返る印象的な絵本です。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)

9月9日放送「くれよんのくろくん」

作 者: なかやみわ

出版社:童心社

くろくんシリーズ第1作!
クレヨン達は、真っ白な画用紙を見つけて大喜び!チョウ、お花、木…。みんな、つぎつぎと描いています。ところがくろくんだけは仲間に入れてもらえません。でも…。
仲間はずれになってしまったくろくんのせつない気持ちに共感し、そして迎えるハッピーエンドに安堵することでしょう。大人は子どもの頃の気持ちをちょっぴり思い出すことが出来る、そんな素敵な作品です。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

9月2日放送「歯がぬけた」

作 者:中川ひろたか 作
大島妙子 絵
出版社:PHP研究所

歯が生え変わるということをテーマに描いた絵本。
ごはんを食べていたら歯がぬけた。歯が抜けたところにコーンを挟んでみたり、ストローを入れてジュースを飲んだり…。お母さんが小さい時は、歯が抜けたら下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に捨ててたんだって。
外国では、ぬけた歯をまくらもとに置いておくと、妖精がコインにかえてくれてるんだってさ。
そこで、思いついたアイディアとは?
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)

2012年8月