澄み切った青空と、雄大な自然に抱かれた南半球の島国ニュージーランド。北島の南端、首都ウエリントンから、マーティンボロ近郊の農園地帯、開拓時代の面影を残すパーマストン・ノース、標高400mからの風景が美しいテ・マタ・ピーク、古くからマオリ族が多く暮らすタウポ、歴史的建物と街並みが美しいケンブリッジを経てコロマンデル半島までの街道をゆけば、見る者を魅了する景観と、そこに寄り添い暮らす人々の営みが見えてくる。豊饒な海と大地が齎す至上の恵み。豊かな自然と戯れる人々の大らかな笑顔。夏の日差しが降り注ぐニュージーランドの恵み溢れる大地と人々の街道を辿る。

◆写真　James Yang