世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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地中海文明の交差路・チュニジア

2018年8月1日(水)〜8月31日(金)放送

チュニジア共和国。北アフリカ、地中海に面した北海道の2倍程の国土に、およそ1140万人が暮らす。豊穣の海・地中海は、遥か紀元前からこの地に多彩な歴史を育んできた。3000年以上に渡る歳月の間に、フェニキア、ローマ、アラブ、オスマン・トルコ、そしてフランスと統治が移り変わる中で刻まれてきた、細密なアラベスク模様を思わせる文化。内陸部に広がるオリーブの畑。海岸線から砂漠へと続く道。アラビア語で『マグリブ/陽の沈む場所』と呼ばれる大地を、首都チュニスから南へ向かい、砂漠の民ベルベル人が暮らすタムズレへ・・・。幾つもの文明が交差した道を、夕陽の彼方目指して進む。