重厚な建築物が良く似合う町、テムズ川の畔の首都ロンドンにやって来ました。
ロンドンっ子が誇る名探偵シャーロック・ホームズが迎えてくれます。「彼の部屋が残っている。ベイカー街221Bだ」と、人々が誘ってきます。
架空の人物の住所とは？と思いながら、番地を頼りにベイカー・ストリートへやってきました。通りの向かいに、青い看板があります。確かに221B！「家を悪漢から守っているのさ」と、警官姿の男性が言いました。
19世紀末に作家コナン・ドイルが生み出した探偵シャーロック・ホームズは、このベイカー街の住人です。彼がさも実在したかのように、居間が再現されているのです。ホームズと言えば、この鹿撃ち帽。ドイルはホームズがこの帽子を被っていたとは書いておらず、一度挿絵で登場しただけ。これぞミステリーだ、とショップの店長が語りました。「クールなイメージだけど、なぜかは・・・？」、と当惑の親子づれ。クエスチョンマークが白昼の下に漂い始めました。

♪　London Calling / The Clash