世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2020年7月29日(水)の放送内容

エストニアを代表する保養地ハープサル。19世紀、ロシアの軍医がこの一帯の海の泥に新陳代謝を促す成分が含まれていることを発見し、ロシア皇帝が保養に訪れたことで知られるようになった町です。午後のひと時を過ごす人がチャイコフスキーのベンチを教えてくれます。チャイコフスキーはここに腰掛け、海を眺めながら曲想を練ったとか。 
熟年夫妻が、「今日はアート・フェスティバルの日。かつて要人たちが集ったサロンでは音楽会が開かれる」と顔を綻ばせていました。音楽が夕陽に溶け込んでいきます。
こちらは、この地を代表する画家、エヴァルド・オカスの美術館です。様々な国を旅して描いた作品が並びます。父は日本を訪れたこともあると、館長を務める娘さんが教えてくれました。中庭では、ガラス・アーティストが、生花をガラスに焼き込むパフォーマンスを繰り広げています。ハープサルの夏の夜は芸術に彩られ更けてゆきました。

♪ Tchaikovsky:ハープサルの思い出 / Vladimir Ashkenazy