世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2020年7月8日(水)の放送内容

リトアニア第2の都市カウナスは、中世から交易の中継地として発展し、20世紀には首都だった事もある、誇り高き町です。婦人が、この地に足跡を残した日本人の名を口にしました。
杉原千畝。第二次世界大戦中、領事としてこの町に赴任していた外交官です。日本語が堪能な職員がその功績を語ってくれます。杉原はナチス・ドイツの迫害を逃れてきたユダヤ人に、渡航ビザを発給し、およそ6000人の難民の命を救ったと言います。彼の行いは、この町の、ひいてはこの国の誇りとして、今も語り継がれているのです。
女性が、町が輩出した芸術家の美術館を教えてくれました。19世紀末、画家・作曲家として東ヨーロッパで名声を得た国民的芸術家チュルリョーニスの美術館です。「ひとりの人間は、ひとつの名札では測れない」と語ったチュルリョーニス。幻想的な絵画は、カンディンスキーに大きな影響を与え、音楽はストラヴィンスキーに高く評価されました。人々の誇りと繋がりが、カウナスの歴史に重なっていきます。

♪ チュルリョーニス:夜想曲 嬰ハ長調 作品6 / Nikolaus Lahusen