世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2020年7月2日(木)の放送内容

リトアニアの首都ヴィリニュスから旅を始めます。バルト海に面した三国の中では唯一、内陸部に拓かれた都です。街並みに残る歴史の面影に惹かれ、通りを進んでいきます。男性が広場の眺めに、13世紀リトアニア大公ミンダウガスが宮廷を置いた事が町の始まりだと、目を細めていました。
女性が旧市街に残る「夜明けの門」を教えてくれました。14世紀、聖母像が祀られて以来、人々の心の支えとなって来た礼拝所です。1989年8月23日、多くの人はここで祈りを捧げ、独立運動『バルトの道』へと向かったといいます。
新市街の一画にモニュメントがありました。製作者の彫刻家、タ・ダスさんが、30年前独立への願いのもと大人も子供も手を繋ぎ、ラトビア、エストニアまで結んだ『人間の鎖』を、参加した人々の名前を刻んだブロックと、リトアニア国旗で表した、と教えてくれました。「バルトの道が未来への道標となってくれるのを願っている」と、タ・ダスさんは目を輝かせました。

♪ Ciurlionis: String Quartet in C minor: III. Menuetto / Vilnius String Quartet