「塩の行進」の終着点ダンディ海岸へ向かいます。「老齢のガンディーが杖を頼りに隊列の先頭を行く姿には感動を覚える」と、老夫婦が言います。
行進は24日、400キロ近い道のりでした。
海岸に着いたガンディーは浜で塩のかたまりを拾い始めました。ガンディーをとりまく群衆を、イギリス警官はこん棒で見境なく殴打しました。でもガンディーは非暴力を貫きます。その光景を、浜を埋め尽くした5万にも及ぶ人々が見守っていたと言われています。
『塩の行進』を巡行してきたという女性が、近くの記念公園を教えてくれました。『塩の行進』の逸話が再現されていました。
一行の中には学者、ジャーナリスト、職人など、年齢もガンディーの61歳から16歳の少年まで様々な人がいました。
インドの国民だけでなく世界中の多くの人々が、彼の行進に声援を送るようになっていたといいます。
インドを、世界を、一つにしたマハトマ・ガンディー。
彼がイギリスを動かし、インドを独立へと導いていきました。

♪　瞬間よ / Vocal 工藤亜紀