世界の街道をゆく

毎週月曜〜金曜よる8時54分から放送

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2020年1月22日(水)の放送内容

上・下エジプトの境目にあたる一帯は、4500年あまり前の古王国時代に建造されたピラミッドが集中して発見されていることからピラミッド・ゾーンと呼ばれており、その数は60を超えるといいます。
目を凝らせば、次から次に姿を現すピラミッドに驚かされます。「崩れピラミッド」は傾斜角が急だった為、外側が崩れたといわれていますが定かではありません。
サッカラにあるのはエジプト最古のピラミッドと言われる階段ピラミッド。紀元前27世紀頃、古王国時代のジェセル王が建造したもので、周辺に葬祭殿や王宮を持つ複合体です。
管理人の話では高さ60メートルの階段状の外観は、マスタバと呼ばれる墳墓を6段に重ねたもの。
地下からミイラの一部が発見されたことから墓であったと推測されているが、ミイラが王のものである確証はないといいます。この地では、新たな発見を求めて発掘調査が続きます。
男性が目を細めるのは、スネフェル王が建立した形の異なる二つのピラミッド。一人のファラオが複数の墓を持つとは推測できないことから用途は謎です。
女性が遥かな時代に想いを馳せ、近くに臨めるナイル川の緑地帯を見つめていました。

♪ Earth Calls / Rameses B